G106のネタ【2022/05/25】

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 お疲れ様です。昨夜は前勤務先OBの飲み会に出向きました。やっとコロナも明け街にも活気が戻っていますね。

無線機修理進捗

立て続けに重症級のPLL故障

 横浜のラインを担当しています。先週よりTS-940S、TS-180Vと往年のKenwood機(トリオ)を拝見していますが、何れもPLLアンロックですが、両方とも位相コンパレータ周辺の故障でした。最近CMOSを多用している昭和のPLL回路の故障が頻発しているのは何故なのか・・。足が黒ずんでいます。酸化が内部にも及んでしまい、接触不良が起きているのでしょう。74系のCMOSロジックも一部入手困難な型番があります。定番のMC4044辺りも長期保管の劣化品が大量に出回っているので要注意ですね。ICだけじゃありません。当時のトリオ機は調達の関係で日立製の2SC460を大量に使用していることは有名な話ですが。これも足下が変色していたら即交換です。上記の2機はこれら全てを多用しています。汗汗 何れもOH級の作業となりますが、TS-940Sについては診断のみでお戻しすることになりました。TS-180Vは作業保留中です。

かなりヤバイです。。(TS-180V)
お馴染みの2SC460だが・・(TS-180V)

XEIGU G106 発表間近?

 5月に入ってからSNSなどにXIEGU新製品のリーク画像が流出、話題のX6100とはサイズもデザインも異なります。XIEGUの公式発表は未だですが、サラさんからの情報によると、3.5MHz〜28MHz(WARCを含む)アマチュア無線帯での送信(MAX 5W)に加え、500KHz〜30MHzまで連続受信機能を搭載。モノトーンLCDですが、48KHzのスペアナスコープを搭載しているそうです。モードはSSB/AM/CW/DATA、不評のFMは搭載していません。代わりにFM放送受信機能を備えました。驚くべきはその重量、ナント720gだそうです。恐らくATUは搭載されていないと思われます。位置づけとしてはG1Mの後継機とのこと。気になる価格はは$350付近を狙っているとの噂もありますが未確認です。XIEGUが意図的にリークさせていると思われる画像には、外箱の写真が含まれていて、そこにはSOTAの文字がありました。確かにSOTA向きのトランシーバーですね。バッテリーはX6100と同様の3.7Vセルを搭載していると思われます。リーク写真は前面のショットばかりでリアパネルを移した画像は出回っていません。以下はサラさんが送ってくれた画像です。BCLラジオ替わりにもなりそう。笑 (製品詳細

追記:2022/05/27

 先程G106の詳細情報が届きましたのでシェアしておきます。

— 原文転載 (以下)—

G106

G106 is a 5W portable QRP model with SDR circuit structure which uses 16bit-CODEC sampling and can deliver superior performance.  The whole machine has SSB/CW/AM three modes and extra WFM (88~108MHz) receiving function, allowing you to listen to local FM broadcasts while communicating. Equipped with a CW digital filter with three bandwidths, it can help you connect to more and farther radio stations. With the external DE-19 digital adapter (optional), it can be easily connected to the computer and complete FT8 communication.

As an entry-level portable SDR transceiver, G106 will be a good helper for you to play CW and FT8.

Basic features:

➣  High-performance SDR core circuit

➣  Compact and robust structure

➣  Transmission and receiving of all amateur frequency bands within 3.8~29.7MHz

➣  WFM broadcast receiving

➣  Shortwave full-range continuous receiving

➣  Amateur data communication available

➣  Computer online control available

Please read this Manual carefully for a better experience and full understanding on operation of the G106.

Specifications

Receiving frequency:

0.55~30MHz

88~108MHz (WFM)

Transmitting frequency:

3.5~3.9MHz

10.1~10.15MHz

18.068~18.168MHz

24.89~24.99MHz

7.0~7.2MHz

14.0~14.35MHz

21.0~21.45MHz

28.0~29.7MHz

Operating mode:

SSB/CW/AM , WFM (receive only)

Receiving sensitivity:

CW: 0.25uV @10dB S/N

SSB: 0.5uV @10dB S/N

AM: 10uV @10dB S/N

Frequency stability:

±1.5ppm within 30min after power on

@25°C: 1ppm/hour

Transmitting power:

≥5W @13.8V DC

Transmitting spurious suppression:

≥50dB

Audio output power:

0.3W

Operating voltage:

9~15V DC

Standby current:

0.37A @Max

Transmitting current:

2.8A @Max

Dimensions:

120*40*135 (mm)

Weight:

About 720g (only host)

       

— END(以上)—

 FM放送の受信機能については、日本だと補間FM放送にのみ対応しているのでしょうか。この辺もJA版FWで如何様に対応できそうな気がします。本文に”DE-19″についての記述がありますが、恐らく現行のCE-19に匹敵する機能を持つデジタルアダプターと思われます。USBインターフェースは持たないということなのか? リーク写真にリアパネルを撮影したものが無いので憶測の域を出ません。

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