X6100 最新情報【2022/05/17】

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 GW明けのドタバタからようやく通常業務に近づきつつあるラボであります。南関東は一月以上早く梅雨が訪れたみたいな天気です。

無線機修理進捗

 X6100のニュースからです。JA向けの5MHz送信を禁止したJA版スペシャル・ファームウェアがβ版がリリースされました弊社はXIEGUより直接入手済み、ラボで動作検収を行って結果をXIEGUへフィードバックする予定です。

サラさん、イイ仕事しましたね!!ww」

 個別の保証では既にJARD、TSSをそれぞれ通過した本機ですが、今後日本国内で本格的に販売される個体については、JA版ファームを搭載した製品となりますね。XIEGUといえば、新製品のG106の実機がリークされたばかりです。こちらについても情報が入り次第お伝えしたく思います。デイトンで発表するんでしょうかね〜〜。アイコムさんもSHF機のプロトを公開する様な話が出ていますけど、この2社だけが活発な動きを見せています。YさんやKさんはどうしてしまったんでしょう・・・。

X6100 Ver.1.1.5 バグ情報収集中

 二ヶ月スパンでファームアップしているX6100ですが、Ver.1.1.5でも早速バグが報告されています。USのブログやYouTubeでは既に話題になっている件ですが、前回のVer.1.1.4で改修されたRFゲインに関するエンバグが出ている様です。1.1.5で調整範囲を拡大させたことでフロアーノイズが増大しているという話です。「AGCカーブが不自然」などの指摘もあるようです。1.1.4を長期評価せずに1.1.5へアップしているため、あまり違和感を感じないのですが、RFGが55を超えた辺りから感度上昇と同時にフロアーノイズも盛大に出始めます。なので、55に設定して使っているのですが、過去のアプデ履歴を読み解くと、ユーザー側からの要望に対応する形でRFG調整範囲を開放側に拡大したようですが、詰めの粗さが出てしまったのでしょう。もう一つはFMの復調です。SDR機はもともとFM復調が苦手です。今回はJARD保証が通った個体のテスト運用で51MHz FMを試したことが切っ掛けで事象を発見しました。これも海外の掲示板を読むと、過去のアプデで一時的に解消されたようなのですが、新バージョンでエンバグしているみたいです。ソフトウェアの開発現場にありがちなエラーですね。恐らく、FW開発を特定のエンジニアがブラックボックスでやっているのでしょう。それだけ対応は早いのですが、エンバグのチェックなど、QAの部分が疎かになってしまっている様です。この辺も、XIEGUに定期的にフィードバックしていこうと思います。そもそもFMはHF QRPであまり使いませんので気付く人も少ないのかも知れません。あと、インターナルMicが時々使えなくなる問題です。どうやら、マイク切替を手動で行うと発生する様な気がしますが、再現性が低いため言い切れません。発生時はオールリセットで解消します。この辺もSDRならではのエラーと言えます。KX3も最初の頃は色んなバグがありましたね。アマチュア無線家的にはある意味微笑ましいことかもしれません。ファームが安定するには数年掛かるかも知れません。その間に、新しい機能が追加されると、またエンバグが・・・。苦笑

 ページ下のコメント欄から Ver.1.1.5 についてのバグ情報をお寄せ下さい。小生が纏めてXIEGUに報告します。

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