【2022/02/15】

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 お疲れ様です。今週からブログ表記を変更しました。最近火曜日とか水曜日投稿が多いのに「週明け」ってヘンですよね。シンプルに日付だけで行こうと思います。遡って2022年正月以降のタイトルを「日付」に統一します。

無線機修理進捗

 先週末からラグビー練習を再開しました。3週間休むと体が鈍りますねェー。

 今週の「備忘録」は先週予告したOM0ET MC-20のフィールドレビューについてです。この手のアンテナを沢山所有しているのですが、土日は殆ど家族サービスに潰されてしまうため、全くレビューできていませんでした。何故かMC-20だけは「使ってみたい」気にさせるアンテナなのです。動画でも残せれば良いのですが、交信相手にいちいち許諾を得るという日本っぽい丁寧さが求められるのが面倒です。汗 簡単なレビューだけ残しておきま〜す。

MC-20使い勝手はダントツ

 ということで土曜日のお昼過ぎに「花桃の丘」にJK1IJHと共に上がってみた次第です。持ち出した機材はIC-705、三脚、それにMC-20です。MC-20は三脚にそのまま取り付けるタイプのMLAです。もう組立・分解は慣れました。MC-20には5m程度の同軸ケーブルが最初から付属、コネクター形状はBNCなのでポータブル機に直接繋げます。7MHz〜30MHzをカバー、同調点はかなりシャープです。SWRは全周波数で概ね1.5以下に落とせるため、基本的にATUは不要です。FT-817/FT-818でも使用可能ですね。その気になればピコシリーズでも行けます。耐入力が20WとQRP仕様のアンテナですから、やはりポータブル機との相性は抜群です。同調は至ってシンプル、SWRメーター内蔵の無線機でなくとも、チューニングBOXのバリコンを回してノイズ(受信音)が最大となる点を探る方法でプリセレクター的に使えばOKです。まずは7MHzにQRVしました。7.115MHz付近でCQを出していた7エリアの局を見付けて即コール、相手方は59オーバーで入感していますが、こちらは5W送信、相手方からは56のレポートを貰いました。少し上に強力な局が出ていますが、同調点の狭いMC-20の本領発揮、無線機側のフィルターを使うこと無くQRMを除去できました。これは本当に驚きです。しかも地上高は僅か1mです。とは言え7MHzでは大きなアンテナには叶いません。パイルでは喚び負けます。7MHzでは流石にMLAでは太刀打ちできません。GAWANTと呼ばれるアンテナと比較してみたところ、MC-20の方が受信でS3〜S4程度多くメーターが振れました。RHM-8との比較ではMC-20がS2程度良好に入ってきます。どうやら7MHzではこのクラスのアンテナではMC-20に軍配が上がるようですね。恐らく、RHM-12やGRA-7350Tクラスでは同等でしょう。但し、カウンターポイズを準備する手間を考えると、MC-20でスマートにQRVという選択肢はあるんじゃないでしょうか。続いて18MHzにQSY、この日は6エリア、8エリアから59オーバーで何局も入感していました。福岡の局にコールしたところ小パイルを蹴散らして2回目でピックアップ、先方から59 QSBの高レポートを頂きました。こちらには59+40dBで入感していました。その後、4エリア、8エリア、7エリアと短時間に6〜7局と交信できました。やはりハイバンドの方が調子いいです。14MHzで中国、インドネシアも入感していましたが、RHM-8では全く聞こえませんでした。MC-20は同調点では信号が浮かび上がって来ます。この時、MC-20の高さを変えてみましたが、高くしてもSは上がりません。むしろ下がる傾向にあります。電界動作と磁界動作の決定的な違いの現れですね。OM諸氏が市販MLAのフィールドテストをされ「飛ばない」「聞こえない」を連発されていますが、それらの殆どがアンテナを2m〜3m程度に上げて実験しています。電界動作と磁界動作の違いを理解するところから始める必要がありそうです。

 単一バンドのMLAは使い勝手が宜しくありませんけど、MC-20の様にHFフルカバレッジだと本当に重宝します。本家 OM0ET ポール氏がインドアでの性能テストをYouTubeライブでやりました。その際の収録動画を張っておきます。次回は JPC-7  PAC-12 との比較をやりたいと思います。

追記:2022/02/18

 ポール氏がインドアQRPでMC-20をテストしてます。これも面白い!! SWRが気になるんだけどご愛嬌。

 

第一電波工業のアンテナバック ACB-50

 ところで、ダイヤモンドアンテナからアンテナバック(限定品 ACB-50)が発売されたのはご存知ですか? ナイロン製でサイズはRHM-12や長尺のハンディ・アンテナ、同軸ケーブルにマグネットシートまで納まる便利グッズです。小生はRHM-12、GRA-7350T、GRA/JPC-7用の5.6mロッドを入れてます。取りあえず、これとMC-20をクルマのトランクに放り込んでおけば、如何なる空間環境からもHFでQRVできます。最近ノイズまみれで固定から出る気がしません。汗汗 

 このバックは限定品だそうで、在庫枯渇と共に“絶版”となります。隣の写真をクリックするとCQオームさんのサイトに飛びます。ご購入はお早めに!!

 

 

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