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 おはようございます。快晴の横浜ですが、かなり冷え込んでいます。北の寒波の影響でしょうか。当地でも風速20mを観測、クランクタワーの上げっぱなしに注意しましょう。拙宅の釣り竿デルタループは風任せ・・・・。  与太話の余裕は全くない金曜日の定期投稿であります。ライン落ちが続いており少々テンションが下がり気味です。 TS-520D コンディション的に修理困難  TS-520シリーズ全体でカウントすれば、恐らく100台近く修理したと思います。外装がダメでもトランスが生きていればなんとか修理してきました。こちらは保管状態が良くなかったのでしょうか、外装は触れるだけで錆がこぼれ落ちる様な状況。外蓋の裏側の腐食は殆どありませんが、シャーシと基板の間のスペーサーには腐食箇所が多数観られます。電源投入前に目視で内部を確認。掃除機で埃を吸い取り手前のIFユニットをひっくり返すと、半田面に復数のクラックを目視しました。この段間でフルレストア級の作業になるであろうことは想像できました。ケミコンから油脂がにじみ出ている箇所も多数有ります。オリジナルのブロックコンが装着されており、こちらも交換必須・・・。トランスの状態を確認するために電源を入れてみると、最初はランプも点灯しませんでしたが、数回オン・オフを繰り返すとランプが点灯・・・。各出力タップの電圧が異常に低く、巻線線材の腐食・コア材の磁器飽和が進行しているものと思われます。念の為、ロータリーSWを含めた接点周りにCAIG剤を大量に吹きかけたところ、錆混じりのドロドロが下詰めしたティッシュペーパーを汚してゆきます。また、各部に改造が施されており、サービスマニュアルに沿ったメンテナンスは不可能。・・・ちょっと厳しい状態と言わざるを得ません。オーナー様と直接お話しさせて頂いた結果、修理作業の中止をご指示頂きました。申し訳ございません。m(_ _)m  JST-245 電源が入らない   最近、何故か電源故障の修理ご依頼が続きます。こちらは突然電源ダウンしたとのことです。JRC製無線機の泣き所は、メーカー特注部品が多く、汎用部品による代替が効かないところです。正面右側にPower Supply Unitが搭載され、スイッチング電源がAC100VからDC60Vを生成し、Sub Power Supply UnitとPA Unitに供給され、前者から13.8V系統、9V系統、5V系統が各ユニットに供給される仕組みです。大元のPower Supply UnitはオーソドックスなPowerMOSFETで構成されるインバータ回路で、150Hzでスイッチングされた方形波出力からトランスとブリッジを介してDC60Vを得るものです。故障箇所はTR 14 (2SK1672)とその周辺で、135℃ 4W 910Ωの温度ヒューズ内蔵型セメント抵抗が溶断焼損、2SK1672自体もアバラッシュ崩壊し、ドレインからソースに大電流が流れっぱなしです。(これが故障の原因)常時VCCを常時生成するM7815の入力側に取り付けられた、サージアブソーバーと思われる回路図記載の無いダイオードが完全に短絡故障していました。2SK1672(Power MOS FET)は三洋電機製で市場流通が皆無、海外サプライヤのデータベースでもヒットしません。類似特性ので該当する部品がありません。また、ヒューズ付きセメント抵抗については磐城無線研究所製の特注品と思われ、同社のTF10シリーズの商品ラインアップには存在しない数値の部品でした。定格4Wのセメント抵抗なので、5Wクラスの横置きセメント抵抗でリプレイスすることも検討しましたが、発熱溶断したさいに短絡しますと、20V耐圧の回路に300V…(Read More)

 おはようございます。薄曇りの横浜は未明に雨が降ったようで気温もやや低めです。朝練はローラー(室内)で済ませました。昨夜もハンテツ、寝不足MAXであります。お盆前のこの時期は毎年こんな感じです。ここで仕事を積み残してしまうとお盆明けの倉庫は大変なコトになります。汗  今週は2ラインでアマ機対応、稼働率200%でレブリミットに突入中であります。どんどん行きます!  2ラインで5台を仕上げました。 IC-775DXⅡ SSB/CW/RTTY 送信アウト  こちらIFアンプの故障でした。Q36はオリジナルの回路図・サービスマニュアル上は3SK101が指定部品です。ところが、量産機は3SK131に換装されているようです。パッケージ形状は異なりますが、特性は酷似しています。時期的に表面実装タイプへ転換されるタイミングだったのでしょうか。前後のアンプやケミコン類に異常はなく、IFドライバのみの交換で済みました。ココはSSB/CW/RTTY送信時にDRIVEツマミで制御する部分です。ドライビングは浅めでも十分パワーが出ますので、高負荷を避けてお使い頂いたほうが宜しいかと思います。 【ご依頼内容】 SSB/CW/RTTY 時に送信出力が異常低下 について修理を承りました。 【工数】 上記作業(診断・調達・交換・検証)に3.0人日を要しました。 【交換部品】 3SK131 ×1 FT-1000MP インバーター故障の修理  定番の故障修理です。MARK Vも同様ですが、LCDバックライトは高電圧ACで点灯しており、DC12Vからインバーターで変換されています。ここが非常にクリティカルでして、オリジナルの回路ではライン・ヒューズとサーマル・ヒューズによるプロテクションが施されていますが、ここが故障しメーカーに入場した個体の殆どがサーマル・ヒューズを撤去(短絡)の処置を施され戻ってきます。このサーマル・ヒューズがディスコンのためメーカー在庫が無いことが最大の理由と思われますが、ここ撤去してしまうと高負荷・高温状態で異常発振を起こしインバーターのコイルを焼き切るリスクをともないます。お預かりした固体はサーマル・ヒューズが撤去されていました。(メーカー修理歴あり)修理方法をとやかく言う立場には無いので、ここは弄りませんが、発振回路のフィルコンがアウトでした。異常発振を起こしたのでしょう。チップのライン・ヒューズも溶断しています。  また、“電源投入後受信状態が(音の出方)おかしい”とのことでしたが、こちらでは症状を確認できませんでした。ダイヤルノブなどのベトツキについては、樹脂塗装の劣化によるものです。原則部品交換での対応となりますが、こちらは入手困難です。クルマ鈑金屋に持ち込めばやってくれる可能性もあります。 【ご依頼内容】 LCDバックライト故障 について修理を承りました。 【工数】 上記作業(診断・調達・交換・検証)に2.0人日を要しました。 【使用部品】 フィルムコンデンサ×1 チップ・ライン・ヒューズ×1  ※LCDバックライト修理のため、動画撮影は割愛しました。 RJX-601 メンテナンスパック施工  手番メニューです。シャフト径の大きい初期ロッドをお預かりしました。バックテンションも少なめですが、VFO位置はかなりズレています。以下の調整を実施しました。個体コンディションは良好です。尚、本個体は主要ケミコンの殆どが交換済みでした。恐らく、前オーナー様が手を入れられたのでしょう・・・。TR・FETのノイズレベルも低く、CAL用水晶とFMナロー化対策用の抵抗のみ交換実施しました。 VFOダイヤル 離調トラッキング調整 RX-IF 全段離調調整 (52MHz AM 最大感度 -125dBm(標準値 -120dBm)、FM 最大感度 -131dBm、(標準値 -130dBm) RX-IF 53MHz IFトラップ調整 TX-IF…(Read More)

 おはようございます。曇り空の横浜です。午後は雨マークが点灯している横浜であります。測定器や半田ゴテの排熱で冬でも暖房の要らないラボ内の温度は、この時期既に30度を超えます。勿論エアコンはフル稼働ですが、今日は窓を開けた方が気持ちよさそう・・。 お知らせ  急遽、神奈川東部地区でJARL武蔵野クラブ(城南地区有志)主催のアイボール会を開くことになりました。“JARL武蔵野クラブ(JA1YSW)”はその名の通り武蔵野を中心に活動する社団局でありますが、メンバーは東京・埼玉・千葉・神奈川・茨城・山梨・その他エリアに跨がり、総勢150名を数えます。記念局運用やフィールドデー運用、技術講習会(JAIA、JARL、JARDの方を講師として招聘)も定期的に開催する他、アイボール会(ただの飲み会)も頻繁に行われています。  現在、城南地区(東京西南地区・神奈川東部地区)の会員拡充を画策しており、この方面に在住のメンバーや非会員との懇親会を開こうという運びになった訳であります。俱楽部にご興味をお持ちの方、単純に無線談義しながら一杯やりたいというOM諸氏も大歓迎であります。“BVXの面でも観てやろう”・・なん〜てのもOKです。気楽にやりましょう。  あざみ野は東急田園都市線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れています。 日時 平成30年5月25日(金) 19時〜  場所 居酒屋「弥太郎」あざみ野店(渋谷から田園都市線急行で25分、横浜から地下鉄で30分) 会費 5,000円程度 幹事 JH1XUP(前田OM)、JG1BVX(田渕 予約係)  参加ご希望の方は小生宛にご連絡ください。アドレスはコールサイン@jarl.com です。またはfacebookでも受け付けます。 課業について  現在スケジュール通りの進行です。“週明け号”で着手予定の修理品をリストしていますが、「ご自身の無線機がそこに記載されてから発送すればOK」と誤解されているオーナー様がおられます。受注・ご相談時の返信メールに記載している通り、修理品着荷後、着手に数週間程度を要する場合があり、作業進捗をみながら順次倉庫からラボに移動させます。修理作業は予定工数通りに進むとは限らず、思わぬトラップが幾つも隠れているため、想定を大きく超えて作業時間が大幅にずれ込む場合があります。その為、次の無線機に着手するタイミング(倉庫から移動させる時期)については、エンジニアの勘に頼るしかありません。5月第2週〜4週着荷予定の修理品の幾つかが着荷しておりませんが、順番が回ってきた時点で倉庫に着荷していない場合、予約はキャンセルさせて頂きますのでご了承ください。また修理をキャンセルされる場合は、メールでお知らせ頂きたく存じます。m(_ _)m FT-1021X 修理完了!  出張前に着手した個体です。お伝えしている様に、PAユニット内のドライバ段周辺の故障で送信出力が得られなくなった個体であります。MRF486×2(プッシュプル)が故障している他、バイアス抵抗(R7006)の表面が焼けただれていました。メーカー・サービスによると、MRF486の片側と抵抗の故障、ファイナルの故障の恐れなどを報告していましたが、小生は抵抗の焼け具合からドライバ段のバイアス・トランジスタ(2SD822)の故障を疑いました。エミッタ・コレクタが完全に短絡しています。焼けた抵抗は1.5Ω 1/2Wであり、これが焼けるとなると相当な電流が流れたことになります。MRF486については、何れもベース・エミッタ間でダイオード崩壊していました。これらの部品を全て交換した後、ドライバ段VCC側のシャント抵抗0.4Ωの両端電圧を測定したところ、0.05V掛かっていました。トランジスのhFE次第ではありますが、本来0.032Vであるべきところです。MRF486のIcqは40mAが推奨値であり、二個分で80mAであることから0.032Vという数値が適正ですが、同程度のhFE…(Read More)

   おはようございます。今朝は気持ちよく晴れましたョ。久し振りに鶴見川サイトを走ってこようと思いきや、前輪がパンクしてました。替えのチューブがありまへん。断念します。。トホホ  ハムワールドの6月売り号で“リモート特集”を組むそうで、当ラボから“RRS-Pi+”1台を読者プレゼント用に進呈致しました。ヤエス FT-991Aとのコラボ記事を予定されているとのことで、発売が楽しみであります。ラボワークの方は慌ただしい一週間となりましたが、久し振りに全ラインともアマ機対応中であります。来週後半は小生が戦力外となるため、“カローワーク”状態であります。汗汗  IC-756 電源投入不可能!!  まずは小生の担務から・・・。う〜む。また厄介な案件であります。アイコムさんの場合、ラインリレーがPAユニット内に隠れていて、ココが切れるケースもありますが、残念ながら今回は単純ではなさそうです。まず、ロジック(プロセッサ)側は通電状態でした。チェックは簡単でして、電源ボタンを押すLEDがちゃんと点灯します。即ち、ロジックには+5Vが掛かっているということです。電源リレーが動かないことからプロセッサをチェックすると、プロセッサのVDDに電位を確認できました。次にバックアップバッテリーを調べましたが、こちらも正常電圧です。壊れる前、“LCDに縦縞が出た”とのご報告を頂戴しており、もしや「プロセッサが逝った?」と疑いました。電源ON/OFFはプロセッサのTTLトリガでデジタルト・ランジスタQ9(UN9211)を押して、コレクタ=エミッタを閉じる一般的な回路です。TTLトリガ(PWRS)を確認すると、電源ボタンON時(LED点灯時)に5Vが見えました。(一安心・・) そうなると、デジトラかリレーか、しかありません。PAユニットのラインヒューズ横に電源リレーがあります。その真横に1mm角のチップ部品が数個表面実装されている場所があります。ここにQ9があるのですが、どうもコイツが怪しいです。前後のGND短絡有無を確認後に、コレクタ=エミッタを意図的にショートさせたところ、見事に電源が入りました。・・・  さ〜て、問題は部品調達であります。このUN9211はバイポーラのデジタル・トランジスタです。単純にNPNのオープンコレクタ回路を構成しているだけなので、極論を言えば2SC1815の様な汎用トランジスタでも代用できる場所です。ただ、こちらは極小のチップ部品であり、こんな狭いランドに適当な代替部品を使用するわけにも行きません。法人契約しているサプライヤー数社に確認したところ、どこも取り扱いがありません。方々を探したところ、一社扱っているサプライヤーを見付けました。テープ売りで100個単位だそうです。他にも用途があるかしら?? 「これからも定期的に発注するので、何とか10個単位にしてください!」と土下座して・・・。(ウソです) 無理を聞き入れて貰いましたぁ。ということで、弊社購買から正式発注。・・・バイク便で即着です!!!   只この場所、すんなり交換できそうにありません。リレーと真横の半固定VRを養生する必要があるいます。一旦周りの大きな部品は着脱して作業することにします。 TM-V7 音が聞こえない・・・  KenwoodのV/Uモービル機です。格好イイですね〜〜。こちらはMAIN/SUBとも受信音が聞こえません。デュアルバンダーで、2波同時受信が可能ですが、どちらもアウトです。外部スピーカーも同様でした。素直に回路を追うしかないですね。AF 再終段はオペアンプ(IC1 LA4446)です。IFでAFに落ちた信号はIC18を経由してココに至ります。ミュート回路も疑ったのですが、本機の場合、フロントパネル側にこれらの機能があります。オーナー様曰く「別個体に着脱式のフロントパネルを移植したところ正常に機能した・・」とありました。両チャンネルとも受信時にSメーターが振れ、スケルチ開放も正常に機能しBUSYも点灯します。IC1の入力ピンにオシロを充ててAF VRを回したところ、電圧が変化することを確認しました。しかし、出力側には何も出てきません。両チャンネルとも結果は同じでした。やはりオペアンプか?   そして、このオペアンプもディスコンです。しかも三洋製です。巷の部品屋に卸されていればいいのですが、これを探すのも至難の業です。海外ディーラーに問い合わせたところ、米国・中国にオリジナルの在庫を確認しました。着荷に20日〜30日程度は掛かるかもしれません。 FT-227A…(Read More)