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 おはようございます。まだ台風の影響が残る南関東です。台風は日本海のド真ん中を北東に進んでいるようですが、暴風圏が関東地方もスッポリ覆っています。 HL-728D ご出場 FT-101ZSD ご入場  台風の接近中、拙宅のデルタループはどんな感じかというと写真の通り無事です。只今のところ最大風速は20m前後ですがこの程度なら問題ありません。秋までにHFアンテナの交換を実施する予定でしたが、デルタループのまま底上げするのもありかな? 6mのHB9CVはコメット製の2エレを調達済で既に一月前から玄関に放置されています。HFはクリエイトの730V辺りにしようかと思っていました。14MHz以上の効率はデルタループの方が優れており、何と言っても、3.5MHz以上のWARCを含む全バンドに出られるのがATUデルタループの利点です。強風の度にヒヤヒヤするのはアンテナを換えても一緒ですね。折れても当て木で直せる釣り竿ベースのアンテナの方が維持コストが低いかな? 悩ましいところです。兎に角、地上高UPが必須な環境です。さ〜て、蝉も鳴き始めました。本題のレポに移りたいと思います。 HL-728D ご出場  夏休み返上の作業レポは、HL-728Dの完了報告からです。当ラボでもお馴染みの144/430MHz の100W越リニアアンプです。両バンドとも出力しなくなったとのことです。回路構成ですが、144MHzはストレートにMRF650のプッシュプルを押す一段構成です。430MHzはドライバ段が一石入る二段構成になります。スルー状態では正常に信号がANT側に流れます。リニアアンプをONにすると、キャリコンは反応するのですが出力しません。二つのMRF650のベース側にRFプローブを充てたところ、入力側端子から流れてきた信号を確認できました。コレクタ側の電圧は極端に低くなっています。(=増幅していない) まずはMRF650の故障を認定しました。さて、何故故障に至ったのかを考察する必要があります。トランジスタを交換しても再び壊れてはたまったもんじゃありませんね。目視で気になった箇所は144MHz側の出力側ストリップライン上のポリトリマーです。顕微ルーペで覗き込むとケースが溶けて変形していました。ポリトリマは熱に弱く、80度程度が規格上の上限です。多少マージンはとってあるはずですが、100℃では確実に絶縁版が溶けてショートします。ここにRFの大電流が流れたということは、インピーダンスの急激な変化が起きたことを意味します。空中線路上のトラブルの可能性もありますが、リニア内部で発生しうる事象について考えてみました。思い当たるのは、ANT側の同軸リレーです。キャリコンによって入出力のリレーが同時に制御されているはずですが、開閉時の挙動が僅かに遅い気がしました。また、明らかに引っ掛かる様な挙動も確認できました。当該部品については既にディスコンの為入手が困難です。HF帯なら規格外リレーを適当なスペースにボンディングしてリードジャンパでRFを引き回すことも可能ですが、流石にV/Uのリニアでは出来ません。この同軸リレーを温存するしかなさそうです。同軸リレーのソレノイド部は誘導障害を避けるため接点部から独立したケースの外側にマウントされて、シャフトアームを介して接点をON/OFFしています。接点部は430MHzという高周波の大電圧に晒されるため、HF帯よりも過酷な環境になっている可能性が否めず、カーボンの附着(ねばり発生)が考えられますが、密閉型のため内部を洗浄することは不可能です。唯一手当てできるのは、シャフトアームへの油挿し程度。シリコングリースをシャフトの回転部に浸潤させました。結果的に開閉がスムースになり、送受リレーが同時に切り替わる様になったみたいです。また、430MHz側のドライバ段コレクタ端子の接合部付近の基板パターンが一部剥離していました。(以前に交換された?)430MHzですから“導通していれば良い”という訳には行きません。こちら基板を修復しました。 驚愕のパワー  本機は10W/25Wドライブとなっています。まずは軽くFT-817(5W弱)で押してみました。すると、両バンドとも80W-90W出てきます。定格入力時の出力は100W…(Read More)

 おはようございます。底冷えの朝を迎えました。もう11月も余すところあと一日、年の瀬のが迫ってきました。弊社にとっては繁忙期の到来です。「繁忙」・・・といっても商売繁盛という訳ではなく、“事務処理”に追われるシーズンという意味です。弊社の決算月は10月故、決算書の提出期限は12月末となります。一個数円の電子部品の棚卸しなんて、小売業ではないし出来やしません。勿論、消耗品扱いですが、種類が多いため仕分けに20日は掛かります。その為、12月に入ると“鉢巻き”巻いて連日徹夜です。 元々弊社は開発主体のテック・ファームでしたが、アイドリング期間に高価な測定器を遊ばせておくのが勿体なくて始めた無線機修理が、いつの間にか本業を凌駕しつつあります(汗)。現在2〜3ライン体制で作業していますが、あと3ラインは欲しいです・・・。ご自宅に高価な測定器を眠らせているOMいらっしゃいませんかぁ? SOHOでOKですから“腕に覚え在り”の方は是非ご連絡下さい!(笑)マジで・・・ HL-728D 作業終了です!  東京ハイパワーが続きます。こちらもV/Uアンプですね。前回の726Dは50Wクラスでしたが、こちらは100Wクラスのアンプですになります。増幅段もドライバ(シングル)+ファイナル(プッシュプル)の二段構成となり、5Wクラスのエキサイタでも70〜80Wを絞り出す能力を有しています。使うとなると保証認定を受ける必要がありますが、軽く使いたい場合でも、これくらいの余裕があると良いですね。ファイナルにはモトローラのMRF650(p-p)が使用されていますが、コイツが壊れると正規のMP指定品で@10K円(中国流通在庫品で@3K円程度)しますから、交換部品代だけで20K円以上掛かってしまいます。「パワー不足」ということでお預かりしたため、プッシュプルのバランス崩壊?・・・。と思いきや、リレー接触不良&再ハンダ処理で復活しました。リレーについては交換も考慮するところですが、今回は洗浄・接点復活処理にて対応しました。勿体ないので使いましょう。(密閉リレーなら交換ですが)両面基板ですので単純な導通チェックだけでは見落としがちですが、UHFの場合キチンとハンダ付けされていないと、数デシベルはすぐに損失します。裏面の怪しい箇所(特にスルーホール陥没)を処理しなおしたところ、以下の通り回復しています。 145MHz 5W入力時 / 75W出力 を確認 (施工前 5W入力時 / 40W)  433MHz 5W入力時 / 80W出力 を確認 (施工前 5W入力時 / 35W)  ということで石は無事でした。受信プリアンプの動作も以下の通りです。こちらも再トラッキングしておきました。 145MHz Thru S1 / AMP ON S8 430MHz Thru S1 / AMP OM S9…(Read More)