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 お疲れ様です。金曜日の昼下がりであります。横浜は晴れ、気温はやや低めかな? 相変わらずリモートワークの日々です。GWに突入ですが・・・。

 岡江久美子さんが亡くなりました。

 9年前までご近所に住んでいました。前勤務先の放送局でも朝帯の看板番組のメインMCを勤められ、大変お世話になりました。地元の“ハッピーロード”でお目に掛かることもあり、会釈するといつも笑顔を返して頂いたことを昨日のように覚えています。とても気さくな方で、ママチャリで等々力駅から環八に向かう坂道を登ってこられるお姿をお見かけしたことも・・・。とても残念です。訃報を聞き涙がこみ上げてきました。心からご冥福をお祈り申し上げます。

 昨日久しぶりにJA8CCL局と1時間以上話しました。有線で・・笑 スマホでFacebookを眺めていたら、木下OMの顔アイコンが出現したので、“お久しぶりでーす、お元気ですか?”とメッセージしたら、折り返しに有線を頂きました。お仕事の邪魔をしてしまったかも。木下OMといえば、EDC社の社長でおられ、ITU友の会アマチュア無線クラブの会長でもあられます。例によって、ココでは書けない業界裏話トーク炸裂でした。丁度エレクラフトKX4についても伺いたいと思っていたところです。どうやら販売は6月頃にずれ込みそうですね〜。エレクラフト社も新型コロナの影響で開発スタッフ全員がテレワーク状態だそうです。作業はファームのデバグがメインみたいで、着々と進めているそうですョ。あと、最近扱い始めたXIEGUのG90についても伺いました。受信性能はK3並とのことです。小生も気になっていたので、早速一台申し込みましたが、中国がこんな感じですので、納品が大幅に遅延している様です。弊社の調達先も同じ深圳なので状況は十分理解できます。X5105も気になっています。何れもEDCさんはJP仕様を販売していますが、サポートもしっかりしているので、eBayやAlibabaで出所の知れない物を購入するより安心です。ところで、例年やっているITUの記念運用ですが、今年は新型コロナ流行の為、霞ヶ浦シャックは木下さん以外立ち入れません。数名のメンバーのみがリモート運用します。

 明日からGWならぬ「在宅ウィーク」が始まります。大手企業は12日間の連続休暇となるようです。皆で頑張りましょう! 小生も在宅でワークします。


HL-250U ご出場

 怒濤の作業が終わりました。まるまる4ヶ月掛かりました。東京ハイパワーのUHF旧型リニアです。過渡期の製品で設計もやや難有りな感じが否めません。後年リリースされたHL-250UFX、HL-250UDXの源流を垣間見ることができました。構成はドライバ1石、ファイナル4石(2パラ・プッシュプル)で全て2SC3102が使用されています。この石は50Wクラスで、製品定格上は10Wで200W以上(最大250W)が得られることになっています。本個体は全段が損傷し。周辺のバイアス回路や同調回路もズタズタに破壊されていました。一度に壊れたとは考えにくく、オーバードライブで序序に壊れ、最終的には基板損傷まで引き起こしたものと考えます。特にファイナルはPP毎の調整しか行なえない構造のため、特性の揃ったM/P品指定箇所です。国内でMP品を扱っているサプライヤはありません。シンガポールとスペインの業者に数ペア存在するのみ、同等品のCTC製の石でもM/Pは見当たりませんでした。コロナの影響で着荷に2月要しましたが、ストリップラインの異常容量に起因する発振がみられ、無負荷送信状態で1.2MHzの波形が発生します。その状況に気付かず貴重な石を二回も飛ばしてしまいました。(お恥ずかしい)結局、オリジナルの2SC3102は手に入らずMPではないドライバのみCTC製を使用しました。ベース側のストリップラインが僅かに後方に移動しています。熱が均一に伝わらないと発生する事象ですね。東京ハイパワーの初期の製品は基板がダメダメです。本来ここで打ち止め修理中止となるところですが、既に工数10以上を費やしており、石も1ローテーション分は自腹です。回収しないと大赤字です。汗 ベースバイアスのRFCと異常容量が出ているストリップラインが悪さしているのは明らかでした。結局RFCに抵抗を挿入することで発振を抑えましたが、定数を導き出すのに何度も抵抗を交換しました。結果的に入力インピーダンスが下がって安定した動作点を導くことがきました。Icは250mA程度流しているので少々発熱量は多めです。ファイナル側は出力のサプレッサ・バランサが全て焼け落ちていたので大暴れしたのでしょう。基板自体が中心部分から上方に反っている(発熱が原因?)のでストリップラインが正常に機能しているか不安です。こちらもIcq=300mA程度が正常値ですが、発振の恐れがあるため150mA(4個で600mA)に抑えました。結果、20W入力で200W程度の出力に抑えています。Icを300mA(4個で1200mA)流せば300W以上でると思いますが、責任はもてません。尖塔で飛び出るくらいなら良いのですが、FMでコンティニュアスに出せば確実に壊れます。UHFリニアはトラップが多すぎです。汗

交換部品
ファイナル全数交換(2回)
ドライバ交換(2回)
やっと装着検査へ
コンサバな設定でも200W!!
Check Out!

【ご依頼内容】

  1. 送信動作異常

 以上について修理・作業を承りました。

【工数】

 総工数 15.0を要しました。(工数3.0のみご請求)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • 2SC3102MP ×4
  • 2SC3102 ×1 代替品(CTC CM50-12A)使用
  • 送受リレー ×2
  • 500V耐圧 MLCC/SMD ×20個
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 4月になりました。新しいシーズンがスタートしているはずなのに心は真っ暗です。やはり一度封鎖して、徹底的に対処してほしいです!!。

 2月以降アルバイトを含む全スタッフがテレワーク対応していますが、エンジニアの一時疎開でリソースが足りません。(誰一人、感染はしていません!) お手伝い頂けるテレワーク対応が可能なエンジニアさんを急募中です。無線機・オーディオ機器の修理業務を経験されたことある方で、ご自宅に必要な測定器をお持ちの方がおられましたら弊社までご連絡ください。小生のメールアドレス  ※@jarl.com宛、facebook、twitter宛にご連絡頂ければ幸いです。この様な状況で雑務に振り回されており、無線機修理に手が回らなくなっています。納期遅延が発生していますが、どうかご理解頂きたくお願い申し上げます。※コールサインは JG1BVXです。

 尚、先月よりブログの更新頻度を下げさせて頂いております。当面の間この様な状況が続きますことご理解ください。

GR-78 検査終了

 懐かしいHeathkit のGR-78です。プリセレクタがドラム式のBCLラジオです。全体的な感度不足や接点不良が発生しまともに動作していません。値札付き(微笑)でお送り頂きました、15K円で完動品としてご購入された様ですね。残念ながら「完動」とは程遠い状況でした。まず全バンド、殆ど聞こえません。内部CALとSSBのディテクタは動作しているようですが、AMにするとウンともスンともいいません。汗 これはMODEセレクタSWの接点不良みたいで、CAIGで洗浄したら一応復調するようにはなりました。しかし相変わらず全バンド感度不足です。局発よりIF側の不具合とみて調べて行くと、IFTのコアが突き出ている部分を見付けました。コアが5mmほど突き出ていて中に入りません。ボビンがコイル収縮で締め付けられているのかと思い中を覗いたところ別のコアが中に埋まっています。角が割れていて回りません。コアが取り出せなくなって、継ぎ足して特性を補間しようとしたのでしょう。全然補正できていませんけど・・。汗 ここを直さないとヘテロダイン側の修理調整は困難です。勿論IFTに換えはありませんので、コイルを修理するしかありません。シールド撤去→コアボビン撤去、コア粉砕除去、コアボビン取付→シールド取付→新規コア交換という流れですが、この作業だけで半日掛かってしまいます。そして最大のネックは改造箇所です。AC電源の機能を何からの理由で使用不可にされていました。複数箇所で配線が切断されています。また、不明の基板が増設されていました。回路図に無い場所、有るはずの配線が無い場所・・ちょっと工数が読めません。汗汗 インテリアとして素敵な個体ですが、実用機としては今時の短波ラジオに敵うはずも無く、コストを掛けて直す意義の有無についてオーナー様とお電話でお話しさせて頂き、修理中止とさせて頂きました。実はIFTの他に幾つかのバンドで局発が出ていない可能性がありました。水晶を特注するなどするとバンド毎に10,000円程度の費用が掛かってしまう恐れがありました。現状中波については低感度ながら聞こえています。プライベートで少しずつ直す案件でしょうか・・・。

あれ切断されている
AC電源機能解除??
このユニバーサル基板は?? AC撤去されているのにリップル対策????
あれれ・・・
コアが割れてる・・
これは断線か??

AL-811H 検査終了

 Ameritron AL-811Hです。つい最近までMFJで扱っていたアンプですね。こちらは811A×4本タイプになります。製品価格自体が安価だったため、日本国内でも相当数が出回っているのではないでしょうか。今回のご相談内容は、パワー半減と電源スイッチ故障修理のご相談です。外装はとても綺麗なのですが、内部はかなり埃堆積が顕著です。真空管ソケットの真下付近に黒く煤けた部分を確認しました。筐体分解を要するので回路図での確認のみ行いましたが、パスコンが怪しいです。プレート同調点がかなり上ずれしているので当初球ボケを疑いましたが、そうではなく2本が異常発熱を起こしプレート端子が剥離していることが判明しました。即ち2本しか動作していない状態です。パワー半減の訳は理解できました。811A以外では572Bでもよく見掛けるトラブルですが、球が熱くなりすぎてプレート端子が溶けてしまう症状(プレートリードの発熱溶断+エポキシ劣化)かと思われます。恐らく球を交換しても、発熱の原因が特定できないと意味がありません。IPを確認すると低出力時にも関わらず、大電流が流れていることが判りました。しかもディップ点で下がりきりません。やはり同調回路のどこかが故障しているものとみて間違いなさそうです。単純な球交換とはいきませんね〜。電源スイッチには250V/15Aのロッカースイッチが使われています。こちら、Ameritronの継承会社であるMFJに部品在庫を問い合わせましたが、”no stock”  “discontinued”の返答でした。デバイスメーカーの Carling Technologies 社に直接問い合わせたところ、後発品で寸法形状の合致する製品があることが判りました。今回は診断のみのオーダーですの、故障箇所の特定だけでお戻しします。結露ショートの可能性大

開胸!
埃堆積多め
HV確認
300V低下・・ブロックコン異常?
真空管ソケットの真下が黒く煤けている?
あれ?? ぐらぐらだぞ!
あらまぁ・・
ボロボロ・・異常高温に?
こっちも・・
同じです・・・
結露ショートの可能性大ですぅ
ロッカスイッチはディスコン・・後継品で対応可能
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