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 おはようございます。冷たい雨が降っている横浜地方です。今朝は気温も低め、日中も10度前後までしか上がらないとのことです。2月が暖かかったので拍子抜けですね。河津桜はそろそろでしょうか?  河津桜と言えば、例年3月2日は「MKインビテーショナル・ゴルフコンペ」へ参加のため、川奈ゴルフ倶楽部へ行くのが恒例行事となっています。今年は“病み上がりの実父看病”“倅の受験準備”などで都合がつかず、残念ながら欠席となりました。本来なら昨日辺りは川奈帰りでヘトヘトだったはず。  さてさて、今週もてんこ盛りです。早速本題に入ります。 FT-847 修理完了  プラスとマイナスを逆に繋いで壊れたFT-847の修理が終わりました。前号にてお知らせした通り、サブ回路のトランジスタ・スイッチを焼損し、撤去済のチップの2SA812(Q1140)とダーリントン接続されるTR(Q1139)の交換を要し部品調達しました。また、付近のPCB表面が火炎焼損による炭化が進行しているため、約0.7m㎡、深さ最大1mm程度を掘削切除しています。付近のパターン再生は不可能と判断したため、Q1140は本来チップ部品のところ写真の様な汎用パッケージの2SA1015で代替置換しています。個ココまでの作業で電流が流れるか試しましたが、何故か新品のQ1139側がオンになりません。エミッタとVCCの間にある1Ωが導通していないことが判明しました。よ〜く観ると、チップ抵抗の表面にヒビが入っています。こちらも通常タイプの1/2W酸化金属皮膜抵抗に置換しました。それでも尚電源は入りません。そもそもVCCが流れが流れてきません・・・。上流のリレーまでは電位を確認しています。どうやらリレーが制御されていないようですね〜〜。プロセッサから出てくるベース・バイアスのトリガが全く見えませんョ〜〜。ここまで苦労して、プロセッサが死んでいたら身も蓋もありません。基板裏面に実装されているチップタイプの78L05の出力側の電位を測定したら0Vになってました。ここは良く壊れる場所ですね。これらを交換したところFT-847が息を吹き返しました。 【ご依頼内容】 電源投入不可 以上について修理を承りました。 【工数】 上記作業に3.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・交換・調整・検証・報告書作成などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 Q1140 の代替として 2SA1015×1 Q1139 として 2SA1870×1 R1514 の代替として 1Ω 1/2W 酸化金属被膜抵抗 Q1134 として NJM78L05×1 熱収縮チューブ 5mm (2SA1015に使用)   IC-775DXⅡ 故障箇所特定!  こちら常連(JI1STU)さんからお預かりしたリグです。“70W程度しか出なくなってしまった”とのことです。筐体をバラしてPAユニットを取り出しました。本機のPAはプリドライバ・ドライバ(PP)、ファイナル(PP)の3ステージ構成です。最初、プッシュプルの片側でも逝かれたのかと思いきや、PowerMOS FETの故障モード確認だけではハッキリ断言できる状態にありませんでしたが、最終的にRFプローブでMRF140の片側がゲイン低下していることを突き止めました。MRF140は在庫がありますので、このまま作業に入りたいと思います。 今後の修理予定について  先週に引き続き、IC-775とVR-5000…(Read More)

 おはようございます。本日も雨模様の横浜地方です。ラボの外では鳥が囀り始めました。晴れてくるのかな? いよいよ平成最後の年度末月に突入であります。勤労者の皆様、ともに頑張りましょう!!  日々ブログ更新やら報告書作成に酷使しているMacBook Pro (Retina, 15-inch, Early 2013) の挙動がヘンです。バッテリー切れではないのに突然ブラックアウトします。涙 自慢のRetinaディスプレイにもドット落ちがあります。内蔵スピーカーの片側はコーンが破けているのかビビリ音が酷く、ヴォリュームを上げられません。4個あった樹脂脚の3個は欠損してます。その他ダメージ多数・・・。換える換えると言いつつ月日が経過しています。今回ばかりは待ったナシです。iCloudにバックアップしてますけど、起動不能になると仕事が出来なくなります。趣味で使う無線機とは違い仕事の道具ですので、割り切りは必要ですね。今まで使ってきた何れのMacより貢献してくれた1台です。退役後はハイレゾ用のサーバーにでも使いますかね〜〜。仕事に影響しそうなので、今回ばかりは待ったナシ・・。 FT-625D 修理完了!  お伝えしている通り、外装は「モスボール」から取りだしたような、インスペタグ付きの個体です。電源投入までは問題ありません。受信感度もそこそこ出ています。ところがPTT操作すると100%電源が落ちます。しかもパワーをMINIに絞りきった状態やSSBでMicを絞った状態でも同じ・・。兎に角PTTラインが作動すると電源が落ちるのです。・・・ もう一つは周波数離調です。こちらはヘテロダインの水晶が劣化していきているのでしょうか・・  PTT操作→電源落ちの件・・まず、リレーを外してみました。(ついでに分解して洗浄)リレー以外はトランジスタのコレクタ開閉回路に繫がっているだけです。リレーの先(スイッチ側)は、“RFの送受切替”“TX8V回路”“TX13.8V”回路などが繫がっています。疑わしきは13.8Vです。案の定13.8VがGNDに落ちていました。その先にはBOOSTER UNIT(PAユニット)があって、ドライバ段・ファイナル段のVCCへ供給されます。始はRF増幅素子のコレクタ・エミッタ短絡を疑いました。BOOSTER UNITを撤去して内部を確認したところ、ドライバ及びプッシュプルのファイナル共に故障している様子はありません。しかし、強烈なカーボン臭が漂っています。ドライバ段のVCC端子を兼ねる貫通コンデンサーの近くに黒い煤が附着しています。貫通コンデンサの内側から基板に引き込まれる黄色いリード線のビニール皮膜の一部が焦げて中の銅線が剥き出しになっていました。ピンセットでリード線をずらすと、その下が真っ黒いカーボンで覆われ、焼けた部品が原型を留めていません。どうやらタンタルが焼け落ちたみたい。タンタルの故障モードはケミコンと違い “イキナリ短絡のステーキ状態” に陥ります。(親爺ギャグか・・!) 相当な火炎が出たのでしょう。周りの部品や基板面も真っ黒です。毎度書きますが、カーボン(炭素)は導体です。即ち部品に附着するとDCを通してしまう恐れがあります。まずは、周囲数センチ四方の部品を全撤去して、パーツクリーナーでカーボンを落とします。基板はガラスエポキシ製ですので、紙エポ基板の様に焼け落ちることはありませんが、両面基板のパターンを跨ぐように附着したカーボンは除去しなければなりません。エタノールを綿棒に染みこませ、丁寧に掃除します。タンタルだからって安心はできません。むしろタンタルの方が厄介なのです。場所的にアルミケミコンで代替可能です。カーボン附着が酷いセラコンも交換しました。  周波数ズレの件・・・周波数カウンターの基準周波数を出しているOSCとヘテロダインの離調でした。水晶も流石に40年を超えると精度が落ちてきます。ドリフトはそんなに気になりません。というより、かなり優秀だと思いました。BFOも含めIF全ステージと全発振回路の精密調整を実施しました。 【ご依頼内容】 総合調整・点検・故障修理 以上について修理を承りました。 【工数】 上記作業に3.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・交換・調整・検証・報告書作成などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 MUSEアルミ電解コンデンサ 10μ/35V (タンタルコンデンサの代替として) 0.01μF セラミックコンデンサ AW線 10cm CAIG D-5 その他 FT-847…(Read More)

 おはようございます。曇り空の横浜、今朝は冷え込みましたぁ。10日ぶりに床暖を入れてます。何となくテンションが下がる天気ですね〜。  RRS-Piのユーザーである熊本のOMから「第18回 西日本ハムフェアー会場ブースにて、RRS-Piの実演をやります!」とのご連絡を頂きました。熊本地方を中心にRRS-Piがブレイクしているようですョ。当ブログの常連OMも6エリアの方が多いので、情報が入り次第お伝えして行こうと思います。 パイプ煙草の話  今朝の与太話はパイプ煙草です。紙巻き煙草は25年前に卒業しましたが、パイプだけはどうにも止められません。煙を肺に入れないパイプ煙草は口内粘膜からニコチンを吸収します。小生の場合は喫煙後は必ずウガイするので、そもそもの摂取量は少なめでしょう。(ニコチン中毒ではない)キャンプやポタリングなどのアウトドアや、日々の休憩時間に偶に噴かす程度・・。ラボは禁煙ですので、無線機に脂が付くことはありませんのでご安心下さい。パイプ自体は10本ほど所有しています。その中のお気に入り3本は全てBC(ブッショカン)ブランドです。気分や刻み煙草の種類によって分けてます。引越の際に愛用の煙草ジャーを壊してしまいました。紙巻き煙草は葉を乾燥させますがパイプやシガーは適度な湿度を要します。冬場は特に乾燥しやすく無開封の煙草でも乾いていまうため、保湿器を入れたジャーに移して保管します。MELLOW BREEZE(赤)が好みですが、この煙草は乾燥してしまうと燃焼温度が上がりすぎてしまう傾向にあり舌にビリビリ来ます。これも最近入手困難で地元のたばこ屋が店仕舞して以来、銀座菊水まで出向いて仕入れています。買い置きしていた無開封のモノを開けたら案の定でした。煙草ジャーが無いのでAmazonで漁っていたら国内有名メーカーの柘製作所から安価なモノが出ていました。早速ポチリ・・・。翌日には手元に届きました。1,296円です! 煙草はドンドン値上がりしているのに、柘さんは頑張ってますね〜〜。アマチュア無線の世界と似ているかな。乾燥してしまった煙草は香り成分も失われているので、レモンの皮や好みのウィスキー・ブランデーなどを軽く注いで密閉蓋を閉めます。10日経ったら様子をみてみましょう。  さて、今朝も平行作業中の案件の中間報告からスタートです。 FT-847 電源ライン故障  こちらプラス・マイナスを逆さに繋いでしまったとのことです。カルテには「トランジスタ焼損のため取り外し済み」とありました。何処を外されたのか判らないと二進も三進も行きません。この様な時は必ず取り外した部品も一緒にお送りください。また、弄ってしまった箇所の写真なども添付頂けると助かります。メーカーですとAssy交換(ユニット交換)で片付けますが、我々はそうも行きません。故障箇所の特定→個別部品交換となり、故障箇所の特定が出来ないと診断作業でエライ工数を喰うことになります。しかも表面実装のチップ部品の場合、外されてしまうと“有ったのか無かったのか”判らないケースが多々あります。今回は比較的に分かりやすい箇所だったので作業続行させて頂きました。サブラインをON/OFFするスイッチング・トランジスタが並ぶ箇所のうち、撤去済のトランジスタ(Q1140)とその真隣にあるトランジスタが故障した模様です。こちらで撤去したのはQ1139 2SA1870で、コレクタ=エミッタが完全にショートしていました。この先の素子についても故障している可能性が否めませんが、絶縁値的には問題なさそうです。まずはココを修理してみないことには??です。更に付近のPCBやパターンが焼損しPCBについては炭化導通しています。恐らくトランジスタ焼損時の火炎によるものと思われますが、焼損箇所のパターン再建は不可能です。従って、チップ部品のQ1140は使用できません。通常形状のPNPトランジスタで代替、バラック配線するしか手はありません。また、Q1139は品薄品のため入手に少々時間を要します。取りあえず部品の到着待ちです。 FT-625D PTTを押すと電源ダウン・・・  モスボール状態で保管されていた(?)一見コンディション良好な個体なのですが、MOX ONすると電源が落ちてしまいます。オーナー様曰く「送受信未確認」とのことですのでお気づきでは無いようですね。PTTライン自体はオープンコレクタ回路のGND短絡とリレー制御のみを行う回路ですから、直接悪さをするとは考え難く、現にMIX OFF時には正常に受信動作しています。RL01を取り外してMOXを操作したところ電源は落ちません。と言うことは、TX DCラインがGNDに落ちてしまっている可能性が高まります。13.8Vが直接掛かる箇所は終段・ドライバ段だけですので、次に疑うのはBOOSTER UNIT(PAユニット)内です。VCC端子(貫通コンデンサ)からDCラインを切り離してチェックしたところ、VCCが完全にGND短絡していました。終段かな?? 絶縁値は0Ωを示しているため、整流回路にも相応のダメージが及んでいる可能性があります。今時の無線機の場合、保護回路が働くかライン・ヒューズ溶断で回路を保護するんですけど、FT…(Read More)

 おはようございます。平成30年最後の投稿となります。晴天の横浜の気温は午前10時現在で6度です。昨夜は家族が倒れ、夕方から深夜まで救急搬送先で過ごしました。ちょっとバタバタな年越しになりそうです。 FT-847 RJX-601 HL-206V  後期高齢者の父が脳梗塞で倒れました。初期の軽度な梗塞ですんだのですが、救急搬送先にそのまま入院することになりました。救急指定の大病院なので、救急外来は混雑しています。最初「ウチでは診れない・・」と言われたのですが、少々喧嘩して強引に突破しました。結果的に、キチンと診てもらうことができて良かったとは思うのですが、病院は日々同じ様な対応しているんでしょうね〜。7年前には同じ脳梗塞で母が倒れ、処置が遅れたことで脳幹まで梗塞が広がり他界しました。その時の苦い経験があるので、強行突破する決意で挑んだ甲斐はあったようです。年の瀬の厄落としになってくれることを祈るばかり・・・。 FT-847 電源入らず・・   故障修理でお預かりしました。以前にも入場記録のある個体です。今回は電源が入らなくなったとのことです。ヒューズ溶断の後、交換しても復帰しないそうです。調べたところ、電源の間接制御回路のトランジスタ(NPN)のベース側に電位がありません。電源SWが閉じられると、プロセッサに5Vが供給されTTL出力がトランジスタを押してリレーのソレノイドに電流が流れる仕組みです。メインユニットの裏面にある78L05UA(表面実装)の出力電圧2.3Vしかありません。これではプロセッサは起動できませんね〜〜〜。レギュレーターの出力側、即ち5Vの低電圧ラインにGND短絡はみられません。直接5Vを印加させても問段なさそうなので、実験用電源器から+5Vを加圧したところ電源が入りました。電流値に異常はありません。78L05UAの故障によるものと判定しましたが、何故78L05UAが故障したのかが謎です。簡単に交換できる場所ではないので、故障原因が不明のままでは問題アリです。DCラインのヒューズが落ちたことも解せません。内部でショートしない限り落ちない場所です。レギュレーターの故障要因としては異常発振が考えられます。レギュレーター前後のコンデンサも交換しておいたほうが良さそうです。汎用の78L05なら在庫しているのですが、表面実装型の部品はありません。サプライヤに発注済です。今日着けば年内にお届けできるのですが、・・微妙です。 追記:2018/12/29 21:33  78L05と周辺のコンデンサを交換したところ電源は入るようになりました。送受信とも問題無いようです。その他、ファン騒音が酷いとのことでしたので、前後ファンを分解清掃しました。後部ファン(小型)については軸受け部にシリコングリスを塗布、前部ファン(中型)は流体軸受けのため、ミシン油を適量注しました。施工前よりは静かになりましたが、元々静音ファンではないので多少の音は残ります。通常の騒音レベルまでは下がっていると思います。放熱効果が低下するようなら交換をお奨めします。  フロントの汚れも目立ったので、樹脂パーツ類は着脱して超音波洗浄しました。その他気になるところはサービス対応しました。 【ご依頼内容】 電源が入らない ファン異音 以上について修理・作業を承りました。 【工数】 上記作業に工数2.5人日を要しました。(故障箇所診断・調達・交換・調整・検収・報告書作成などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 78L05UA ×1 0.01μF 16V 表面実装型コンデンサー ×2 シリコングリス 適量 工業ミシン油 適量 CAIG D-5 少量 RJX-601 メンテナンスパック + 照明LED化  こちらは定番中の定番なので内容は割愛します。オーナー様ご指摘の様に変調がやや浅い気がしました。しかし、これは個体差もあるので故障とは言えないレベルです。AMに関してはファイナル周りの同調がとれていないので、+変調になっていませんでした。調整後、キャリア3.5W、AMピークで6W出ることを確認しています。また、VFOダイヤルが意図的にズラされていました。これはNGです。VFOの調整はOSCのコイルとトリマーで行わなければなりません。50MHzはメモリ位置に揃っているのですが、54MHzはVFO…(Read More)

 おはようございます。薄曇りの横浜地方、今朝は冷え込みました。平成最後の年の瀬まで余すところ10日となりました。仕事関係の忘年会は一段落、学校・友人関係の宴がチラホラ残っていますが、ラボはそれどころではありまへん。 RJX-1011 FT-847(その1) FT-847(その2) WP-273H  ラボの引越が正式に決まりました。来月の後半を予定しています。それに向け色々準備しなければなりません。余剰の測定器やら無線機・周辺機器の処分も始めなければ・・。そんな訳で来月も中旬以降は変則的な対応になりそうです。これで作業効率が改善すれば良いのですが・・・。 RJX-1011 初入場!!  今朝はてんこ盛り、与太話ぬきで本題に入ります。当ラボ初お目見えのリグが上がって来ました。松下電器株式会社 謹製 RJX-1011であります。小生も約40年前に一時所有(もとい借用・・)していました。重厚な内部はまるで測定器のような構造です。他の無線機メーカーとは全く異なる思想で造られていることは一目瞭然。業務用無線機を数多く手掛けていた松下通信ならではといった感じですね。本機はHyGainブランドにOEM供給され米国でも売られました。(本個体はOEM版です) 50MHz専用機でデザインが一緒のRJX-661を並べたカタログ表紙に思いを馳せたOMも多いのではないでしょうか。とにかく、怒濤の超高級機であったことは間違いありません。  「突然聞こえなくなった」とのことです。ラボで最初に電源を入れたとき、ノイズすら聞こえないためAFアンプの故障かと思いました。スイッチを弄っていると微かにノイズが聞こえてきました。SSGから30dBµVの信号を突っこむと各バンドでS2程度振ります。しかし、RFゲイン最大でもS2近く振れています。ノイズが聞こえないのはAGC故障のせいか? いやいやそれだけではありませんね〜〜。送信もアウトです。しかもヒーター電源をONにして1分くらい経過すると激しいノイズが出てきました。終段付近で発振しています。低圧のDCに高圧が掛かった痕跡も見付けました。中・大容量のケミコンは全数交換必至でしょう。送受アウトなことからVFOやPLL周りを探って行くと、局発出力が異常に低いことが判りました。受信感度が低いのはコレが原因か・・・。丸2日掛けて判ったことはつぎの通りです。 (1)主要因の故障以外に、ATT、NOTCHなどのスイッチ類接触不良、並びにRF部のリレーに接点不良が発生。   これらが導通している状態では僅かに入感。 (2)PLL出力が規定値に1/10程度しかない。その為、送受信共に正常動作しない。    受信感度 40dB以上低下   送信出力 最大100mW 程度 (3)終段付近に発振の兆候を確認。(ヒータースイッチONから暫くするとノイズ発生) (4)全体的にケミコン類が劣化。(特に中容量・大容量ケミコンは全数交換が必要) (5)内部のモール材(緩衝用クッション)が劣化(粒化)し、各ユニットに散乱。  これだけでも結構な内容です。構造的に、各ユニットにアクセスするのは至難の業。全分解必至の状態です。長期対応の重篤フラッグが上がる案件ですね。 FT-847(その1)減力改造・総合調整・バンド拡張改造(追加対応)  お馴染みのFT-847のメンテナンスです。12月は3台の847をお預かりしています。今朝までに2台仕上がりましたのでご報告したいと思います。まずは「その1」から。  減力改造箇所は毎度の通りですが、本機は追加で総合調整とバンド拡張工事を施しています。写真を中心にご報告します。 【ご依頼内容】 FT-847 50W化減力改造(改造箇所証明資料付き) 総合調整 その他 7.1MHz / 3.7MHz 拡張帯送信制限解除改造 以上の作業を承りました。 【工数】 減力改造パック工数+2人日を要しました。 【交換部品・使用ケミカル剤など】 減力改造用チップ抵抗×3個 バンド拡張用チップ抵抗×1個 ※追加オーダーのバンド拡張については動画に記録していません。 FT-847 (その2)減力改造+樹脂パーツ類洗浄  「その2」についても減力改造のオーダーです。まだまだ現役のFT-847…(Read More)

 おはようございます。昨日は夏のような日射しで日中は25度を超えた横浜であります。夜中に雨が降り薄曇りの朝を迎えました。気温は高めです。寒暖差で体調を崩さないようにしましょう!!  今日から記事にアンカーを貼ることにしました。「オメ〜の与太話なんて聞きたくね〜よ!!」という声もチラホラあるとか、ないとか・・・。 FT-847S リポート TS-120V リポート 本日のネタ  今日のネタは特小トランシーバです。最近フリーライセンスラジオに傾倒しておる小生でありますが、アルインコ DJ-P24L、アイコム IC-4300L、同 IC-4350Lが届きました。実は先日倅に“特小トランシーバ遊び”を体験させたところ興味を持ったようです。我が家は娘が1アマ、嫁が4アマを持っています。娘については高校3年生の時に大きなエサをぶら下げて免許を取らせましたが、悲しいかな大失敗!!。免許は取ったものの一度も開局することなく今日に至っております。どうも毛嫌いしている様でして。嫁についても開局はしたものの小生以外とQSOしたことがありません。無線を生業としている家庭なのに何たるコトでしょう。倅ぐらいはキッチリ洗脳しようと、コトある毎に“無線を見せて”きましたが、「無線って何が面白いの? スマホでいいじゃん!!」と返される始末。  ところが、先日倅の友達数人が我が家に遊びに来たときのこと・・。近隣の大きな公園で“隠れん坊”をやるというので、「それなら無線使ってやったら面白いぞ!」と特小トランシーバを持たせました。最初はPTT操作もままならない状況でしたが序序に送信のコツを覚えたようで、いつの間にか上手に使いこなしていました。メルカリで4台 5,000円で購入したケンウッド UBZ-L3がこんなシーンで活躍するとは思いませんでした。この機を逃す手はありません。一気に洗脳すべく、先ずは比較的に飛びそうな現行の特小機を何台か揃えて、倅と遊んでみることに。そんな訳で、上記のアルインコ DJ-P24L、アイコム IC-4300L、同IC-4350Lを大人買いした次第です。ww  YouTubeにこれらの比較動画が載っています。何れも受信性能が中心ですが、ロングアンテナ搭載機種の中では何故かアルインコ製のモデルが好評価となっています。送信については如何なものか、科学的に調べてみたくなりました。良いアイテムがあります。“SURECOMのSF-103”は電界強度が測定できる周波数カウンター、それぞれのトランシーバから同一条件で送信した際の電界強度を測定しました。また、周波数の近いアマチュア無線機としてヤエスのVX-3(Lowパワーモード)のデータも参考計測してみました。面白い結果となったので記しておこうと思います。電波暗室内での試験ではありません。あくまで趣味レベルのテストであることをご理解願います。  尚、特小トランシーバはレジャー周波数の3ch(アイコム 14chに相当 422.2245MHz)に設定、トランシーバと測定器の距離はピッタリ1mです。アンテナの高さも影響しますが、ホイップアンテナの給電点は“ほぼ”同じ高さです。送信出力はご存知の通り全て10mW(のはず)です。アマ機のVX-3は430.02MHz 0.1Wです。測定距離の1mは、波長70cmとした場合に1/4λ × odd-nに近い距離なので理想的です。本来なら、各周波数毎に距離を設定すべきですが、趣味レベルなのでお許しください。実際に数センチ単位で±2dBm程度変動します。(あ〜結構大事かも)  こんな結果となりました。 1位 アルインコ DJ-P24L 1m 電界強度:-13dBm、422.2242MHz…(Read More)

 おはようございます。横浜は快晴のお天気。11月も残すところあと3日だというのに暖かいですね〜。間もなく小生にとっては地獄の12月に突入。測定器の校正と決算処理に加え、ほぼ2日おきに忘年会です。あ〜〜〜憂鬱・・・。  最近はクルマのネタばかり。先日「偶には“鉄道模型”ネタを書けよ!」とお叱りを頂戴していました。レイアウトの移設(2F作業場→1F応接)を検討中で車両の調達を一時的に控えているのと、仕事と家事で趣味の時間が取れないことも影響しています。(アマチュア無線も同様)土日は家族サービスに奪われてしまい自分の時間はゼロに近い・・。クルマのネタは日々の生活に組み込まれているので自然と出てきます。笑 ボチボチ行きますんで・・・m(_ _)m。 “水晶発振周波数カウンタテスターDIYキット”が到着!  怪しさ満点のアイテムが届きました。手軽に水晶発振子の周波数が測定出来るらしい・・“水晶発振周波数カウンタテスター”のキットであります。ナント479円でした。「えっ、桁を間違えていないかって・・??」いえいえ、479円です。しかもAmazonで購入しました。商品は中国から届きましたが中身はこれだけです。しかもヨレヨレのビニール袋には部品と基板しか入っていません。“回路図なし??” 昼休みに組んでみますけど、これって秋月とかアインテンドウで売っているモノと一緒か? だとすると、かなりお得なんですけど。  “トリオ製の古い発振子”のチェックに使おうと思っています。取説すらありません。Made in Chinaも二極化してきたな〜〜〜。まぁ、ダマされてやりましょう!! MR-900E 点検・調整  東野製“144MHzリニアアンプ”です。小振りな筐体ですが、10W入力で80W以上の出力が得られます。古い製品で資料も皆無なため手探りでの作業となりました。とは言え、シンプルな構成ですから基板を上から眺めれば回路図は頭で描けるレベルでした。入力10W時70Wの出力を確認しました。この際VSWRが2.0前後に上昇するため、リニアアンプの入出力同調回路の離調を疑いトラッキング調整を実施した結果、以下の通り改善を確認しました。 ①定格入力に対する出力特性について  入力10W時、85Wの出力を確認。VSWR値:1.2以下。(正常)   @145.000MHz(定格Input:10W=Output:80W) ②送受切替時のリレー動作について  FM/SSB切替遅延、送受切替ともに正常。(正常) ③最大負荷の持続特性について  連続最大出力運転(2分間欠送信試験実施)時、 最大出力 −3.5W 程度の出力低下を確認。   (増幅素子劣化の疑いがありますが、交換を要するレベルではありません) ④SSB送信時のIMD特性について  IMD=25dB @145.000MHz USB Input:15W (正常) ※エキサイタ FT-991使用   ※ 当該個体は、入力5W〜11W…(Read More)

 おはようございます。今朝も30度越の横浜から失礼申し上げます。朝からエアコンの設定を最大にして作業場に入りました。手元の室内温度計は38度であります。外より暑いかも・・・。30度以下に下げないと室内熱中症になっちゃいますぅ。  ご報告が多いので、与太話抜きで本題に入ります! HL-1K/6 故障箇所判明!  出力低下・電源投入不可などのトラブルで入場中の本機であります。前回のプロローグで「電圧低下」について触れました。本機は待機時2.4KV、送信時に2.1KVのHVが出ていなければなりませんが、本個体は待機時1.6KV程度しかありません。倍電圧整流回路のブロックコン異常を疑い6個全ての端子をオープン状態にして容量を測定しました。外見上かなり膨れているように見るのですが、容量はキチンと出ていました。(概ね 106µF前後)他の部品にも異常は見当たりません。そうなるとトランス・・・。二次側の350Vタップは無負荷時400V程度出ているはずですが・・・。案の定でした。端子開放状態で260V弱しか出ていません。一次側は100V端子が複巻されており、正常に100Vづつ印加されていました。芯材の磁器飽和と思われ、こうなると芯材を交換して巻き直すしかありません。この作業はウチではできないため、オーディオ系のトランス屋に修理依頼するしかありませんが、本体から着脱してトランスだけを持ち込まなければならず、巻き直しができるかについては持ち込まないと診断できません。TS-930、TS-940辺りに使用されているトランスでも度々起こる事象で、何度か巻き直しをお願いしたことがあります。この作業だけで5万円前後(仕入れ)掛かってしまい、着脱・組み付けにも1人日は掛かる為、仮に修理不可の場合でも作業工賃が発生してしまいます。弊社には4CX250をテストできる機材がないため、正常電圧が掛かっている状態でないと球ボケの有無も確認できませんので、更なる追加工賃・部品代が発生する可能性も否めず・・・。一旦作業を保留しております。 FT-847 受信不良??  「430MHzが電源回り込みで受信不能」・・・と伺いました。“RF回り込み”なら理解できるのですが、“電源回り込み”の状態が何を指しているのか不明です。しかもメーカーに修理依頼して「修理不可」で返送とのこと。430MHzの受信については特に問題は無いと思われます。SSGでSSB・CW・FMで受信確認している様子を動画に撮ってオーナー様にお送りしました。送信についても、規程出力を確認しています。もしかして他の周波数かな?? こちらもペンディングですね。汗 HL-150B 再入場!?  先月お戻ししたHL-150Bが再び入って来ました。施工箇所の不具合かと思いきや違いました。(汗)前回もパターン焼損していましたが、今回もまた別の箇所でパターンが焼け落ちています。ACCにTXVが掛かるラインで、その先はACC端子です。焼損箇所は基板が炭化して導通しちゃってます。前回施工したD29は無事でした。一体何が起きているのか? まずは修復を優先しますが、故障原因の特定が必要ですね。  作業に追われております。今日はここまで。皆様、良い週末をお過ごし下さい。(^_^)v…(Read More)

 国民の義務を果たしたため寝不足であります。しかし、最後の5分は何だったんだろう・・。試合相手のポーランドも思惑が一緒というか・・・。あんな試合を観たのは初めてです。ゲームの結果はともかく、次のステージに進めることになったことは嬉しいですね。横浜は今日も晴れてます。梅雨明けかな?  今日からブログのランディングページを、新着記事に変更しました。“修理進捗”が知りたい人にはこちらの方が便利なのかと思います。さて、プレミアム・フライデーの午後は久し振りに秋葉原詣でを予定、その後は浜松町の「魚金」で取引先との暑気払い会であります。もう、そんなシーズンですね。サッカーも前に進んだし、梅雨も明けたし、きっとビールが旨い。 FT-847 減力改造終了  お馴染みの作業です。いつも通りの作業をさせて頂きました。やはりFT-847は使い安くて良いリグです。受信系が脆弱で、強い信号が飛び込むとフロントエンドやIFアンプが壊れることも多々あります。また、IFT溶断が厄介・・・。即ち、シャック内で他のリグから送信した強烈な電波を直接受信したりしなければ大丈夫です。しかし、これがアルアルなんですよね〜〜〜。お気を付け下さい!! お預かりしたことは、非常にコンディションの良い個体です。本機は100Wでの継続使用が出来なくなっていますので、50W機への改造を希望されるOMが多く、ラボには月一入って来ます。430MHzが50W出るのが魅力でしょうか。工事箇所証明書(PDF)を添付してお戻しします。 【ご依頼内容】 FT-847 50w化 減力改造(作業証明書付き) 以上について、作業を承りました。 【工数】 規程工数(セットメニュー) 【交換部品】 2.2KΩチップ抵抗(0Ω置換)×3個  ※規程メニューにつき、映像撮影(YouTube)は割愛します。 FT-100 異常無しです!  「全バンドで出力しなくなった」とのことでお預かりした個体です。よくあるTX IFアンプ故障を疑ったのですが、ご覧の通り元気に出力しています。「送信時に照明が暗くなる」とのコメントも付いていました。気になるのは電源周り・・若しくは空中線路の異常です。Hi SWR時にも異常電流が流れるため、電源によっては電圧降下が起こります。取りあえず、ラボチェックでは問題ナシとの診断結果です。全体的にややパワーダウンしていますが、この程度はTXゲイン調整で調整可能です。430MHzは少々草臥れているかな? オーナー様と協議の結果、無着手にてお戻しすることになりました。診断のみで、よかったです!! National COUGER RF-2200 降臨!!  珍しいラジオが入って来ました。懐かしや “松下電器 ラジオ事業部” 謹製  RF-2200 であります。天辺に付いたスコープ(バー)アンテナが特長的なデザインのBCLラジオであります。中波帯・短波帯6波・FM帯の8バンド構成です。バブル世代のOM諸氏はここから無線の世界に入った人も多いのではないかと思います。(小生も・・) 本個体は外装コンディションが良好ですが、接点系のガリが目立ちます。また、バンドセレクタでSW1を選択すると、一瞬、感度が下がります。SSGから信号を入れてみると、オーナー様のご申告通り、SW1〜SW3は異常に感度が低いことが分かりました。FMもメーターが振りません。  まず、SW1が一瞬聞こえなくなる原因は、セレクタのスライドスイッチの接点摩耗でした。こちらはCAIG D-5とD-10で処理し、機能回復させました。更にSW1〜SW3の感度低下はBPFの離調と、455KHzのIF離調が原因でした。こちらは調整で性能回復しています。FMは受信できているのですが、メーターが振らず、更にボリュームを上げると発振して酷い雑音を発します。基板を小突くと一瞬回復するため半田クラックを疑いました。所々ひび割れが発生しており、半田自体も少々薄付けな気がするので、増し盛りしたところ、半径50km県内のFM局全局がメーター振り切りで入ってます。  オーバーホール箇所は、上に書いた半田クラックの修復と電源部の2200µF…(Read More)

 おはようございます。今朝も曇り空です。少々は涼しいでしょうか。自転車にはこのくらいが丁度良いかも・・・。今朝のウォームアップは10kmのショートコースでした。午後の外回りも自転車です。鶴見辰吾かっ!!  UKからMOONRAKER Whizz Loop V1が届きました。送料込みで$84.95です。予定よりも一週間早く届いたのでビックリ。早速FT-817とKX3に繋いで試しました。昨日はお昼前後にコンディションが上昇していたようです。仕事中なので屋内でのテストのみでしたが、それなりに性能は確認できたかと。。タバコケースの1/3程度のプラスチックケースに収められた同調部に全長165cmのホルマル線が付属しています。取り説は無く写真のプリントが一枚のみ、NET $70弱なのでこんなもんですね。同調部は横にM型コネクタ(雄)が付いていて、直接無線機に接続します。FT-817のリアコネクタに繋ぐと丁度良い塩梅です。購入したのは14MHz〜50MHzをカバーするV1と呼ばれるタイプで、他に7MHz〜29MHzをカバーするV2があります。QRPでローバンドに出ることはないので、迷うこと無くV1をチョイスしました。多分、WoderWandがオリジナルで、こちらはOEM製品と思われます。国内でも某輸入代理店で取り扱っていますが、倍の値段なのでパス。  無線機に繋いで、付属のホルマル線を端子に繋いでループを形成すると直径55cmの円を描きます。ホルマル線の径は太めで、Loopの形状はなんとか維持してくれます。金属疲労でそのうち使えなくなると思いますが、これなら幾らでもリプレース(交換)できますね。Ni-Ti製の超弾力線にリプレースしましょうか・・。それはさておき、まずは試してみましょう。14.200MHz付近にVFOを合わせて受信してみます。同調部のツマミを回して受信感度が最大になるポイントに合わせます。かなりシャープな感じです。波長20mに対して1/10以下の実効長ですから磁界動作となっているはず。屋内ですが7エリアからのCQがS7〜S9で聞こえてきます。同様に18MHzに合わせてみると、更に多くの局を受信出来ました。50MHzのSWRは高めですが電波が飛べば問題無いでしょう。QRPですから・・・。笑 KX3の内蔵ATU併用で概ね1.3以下に落とせます。気にすることはありません。無線機本体を持ち上げて方向を変えてみるとSが大きく変化するので、指向性は出ているようです。コメットのBNC75(カウンターポイズ取付)と比べたところ、明らかに感度は向上します。また、50MHzの東京ビーコンを受信したところ、ロッドアンテナやホイップでは全く入り内信号が、Whizz Loopではハッキリと解読できるレベルの信号で入って来ました。KX3に取り替えて、内蔵のATUを併用してみました。そもそも受信性能はKX3…(Read More)