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 こんにちは。清々しい朝を迎えた横浜地方であります。今日は暑くなりそう・・・。9月も半ばを過ぎたというのに、未だラボ内は冷房マックスです。 FT-401D ご出場 今後の修理予定について  二週連続で連休が入っていますが、土日のみ休ませて頂きました。休みと言っても家族サービスという仕事が立て込んでおる次第です。汗汗 この連休は例年ですとツールド東北へ出走のため石巻へ移動しているのですが、コンディション調整が間に合わず無念の辞退となりました。代わりに愚息がラグビースクールに入校したので、そちらのサポートで大忙しです。一昨日、近隣の清水建設・荏田グランドで行われた試合が愚息のデビュー戦となりました。2トライを上げてくれたのでアッパレ!であります。炎天下で観ているこちらはもうヘトヘト・・・。9月に入ってから毎朝ランパスに付き合わされる日々が続いていますが、小生にとっては約40年ぶりにラグビーボールと戯れる日々であります。そして(一応)経験者ということでコーチにも借り出される羽目に・・・。今後6年間はラグビー練習に付き合わされることになりそうです。既に手首が痛いです。(トホホ・・・) まぁ、スポーツは全般的に好きなので苦ではありません。勿論付き合えるのパス練習程度ですョ。小生は同じ年頃の子供を持つ親御さんの平均年齢+20歳オーバーなんですけどね・・。アハハ   今週末からワールドカップも始まります。初戦の×ロシア戦が楽しみですね。 FT-401D ご出場  怒濤の一月半に渡る作業が終わりました。工数内修理が困難でご返却となった個体でありますが、オーナー様の熱き想いにお応えすべく、フルレストアを施工させて頂きました。 作業前のコンディションについて  オーナー様より「不明のヒューズ溶断頻発」というレポを頂戴しておりました。拝見すると内部の埃堆積、電解溶液の液漏れが顕著で、ヒーターラインのDC短絡などにより電源投入自体が憚られる状況でした。通常ですと、お断りさせて頂いているレベルの劣化です。しかしながら、錆進行などの腐食はなく、時間を掛ければ修復できる可能性が残っており、フルレストアレベルの工数をご理解頂きましたので、施工させて頂いた次第です。 主な作業について  以下の通り実施しました。 ・メインユニット基板、PAユニット(真空管ハウス内)、スイッチ・VR類・端子類の清掃・洗浄・研磨を実施しました。(3人日) メインユニットの真空管を全数撤去し、ソケット・端子リード・ガラス管表面の埃、炭化物を除去して基板表面に堆積した埃を除去しました。 真空管ハウス内の埃除去、ソケット等を洗浄・清掃しました。※この際、6JS6C×2の外的損傷を確認。 スイッチ、VR類をパネルから着脱し、接点洗浄を実施しました。 コネクタ類の接点洗浄、研磨を実施しました。 固定ナット・ビス類に附着した炭化物を研磨除去しました。 ・以下の故障箇所を個別に修理しました。 プレート、SG電圧の低下(2人日)  規定電圧が出ていませんでした。原因は整流部の高圧ブロックコンデンサの故障によるものです。47µF-3回路/450V×1、47µF-2回路/400V×2を交換して規定電圧が掛かることを確認しました。 終段管IP電流異常 (3人日)  無負荷送信時、正常状態で60mA程度のバイアス電流が流れますが、本固体は2A以上の大電流が流れていました。励振段・終段を繋ぐカップリングコンデンサのDC漏洩が原因です。(真空管損傷)高圧キャラメルコンデンサ×1個、SG減流抵抗×1本、セラミックコンデンサ6本を交換しました。※ オーナー様からご申告頂いた「ヒューズ溶断」についても、コレが原因であったと考えます。 送信キャリアレベル調整ができない (3人日)  CW/TUNE送信時にキャリアレベルが変化しませんでした。調査の結果、バランスモジュレータの真空管7360の故障と判定しました。真空管を調達・交換実施したところ正常動作しました。 SSB時、送信変調が載らない(2人日)  マイクアンプの12AX7Aが動作していません。(フィラメント故障) 調達・交換実施したところ正常動作しました。 劣化部品の交換実施(1人日)  チューブラコンデンサ×9本、小中容量ケミコン×4本、金属皮膜抵抗×3本を予防交換しました。(コンデンサの多くは容量抜け) 調整時に特性の出なかった励振段真空管12BY7A×1本を交換しました。 総合調整(1人日)  上記作業後、IF・RFのフルトラッキングを実施しました。受信感度 -140dBm(測定限界)での復調確認、送信出力 100W @14.100MHzを確認しています。 クーリングファンの取付(0.5人日)  本機は100W機でありクーリングファンは必須です。6JS6Cの発熱状態から鑑みても、強制空冷が出来ない状態での送信は極めて危険です。メーカー純正パーツは入手困難なため、汎用ACファンをPAハウスのリアパネルに取り付けました。 欠損ビス取付(サービス)  フロント化粧板の取付ビスが欠損していました。FT-101用のビス再生品にて補充取り付けしています。 【ご依頼内容】 フルレストア 以上について作業を承りました。 【工数】 上記作業に工数12.5人日を要しました。(故障箇所診断・調達・交換・調整・検証・報告書作成・荷解き/梱包をふくむ) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 クーリングファン×1 金属皮膜抵抗×4 セラミックコンデンサ×10 高圧キャラメルコン×2 小中容量ケミコン×4 チューブラコン×9 高圧ブロックコン×3本 6JS6C×2本 12BY7A×1本 12AX7A×1本…(Read More)

 おはようございます。曇り空の横浜です。涼しくなりました。9月も半ばですね〜。今朝は寝床で脚を痙りました。足を冷やしたみたいです。まだ痛い・・・。  連投なので仕事のレポだけサラッと書きます。 IC-706MkⅡ ご出場 FT-401D 作業中・・ IC-706MkⅡご出場  こちらは総合調整のみのオーダーでした。故障箇所はありません。全体的にコンディションの優れている個体でしたが、HFの送信出力が150W以上出てました。汗汗 「IC-706MkⅡってこんなに出るんだ〜・・」と驚いた次第です。いやいや出過ぎですので、規程値+10%以内に修正しておりました。HF側ALC調整ポテンションメータに接触不良(ガリ)があるようで、出力変化が唐突です。逆に100W丁度に合わせるのが大変でした。僅かにずらすと150Wを超えてしまいます。50MHzは無調性でOK、144MHzは少々控えめな出力だったので20Wに調整しました。感度もバッチリでています。各バンドとも-140dBm(測定限界)で復調していますので問題ありません。周波数ズレも-5Hz程度で誤差範囲内です。DSP処理のSメータ、ALCレベルもソフトウェア校正で正確に表示します。全項目をアライメント調整しましたが出力以外は規定値内でした。免許さえ降ろせば暫くは現役バリバリ、第一線で活躍できるリグです。 【ご依頼内容】 総合調整・点検 以上についてご依頼を承りました。 【工数】 上記作業に工数1.5人日を要しました。(故障箇所診断・トラッキング調整・検証・報告書作成・荷解き/梱包を含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 CAIG デオキシット D5  ※1.5人日以下の軽微な作業につき、動画撮影は割愛させて頂きます。 FT-401D 作業中  頑張ってます。6JS6Cの凹みが尋常ではなかったのでクーリングにも難有りと評価しました。そもそもプレート電圧600V以上の真空管ファイナルでファンが無いというのは問題ですね。適当な汎用AC ファンを装着することにしました。FT-401オリジナルのファンは入手不可ですが、元々取付穴のピッチがインチ規格ではありません。同じ規格のFT-101用の中古ファンなら入手可能ですが、軸焼けしているリスクがあるので避けました。リアパネルに写真の様な取付穴を開けてファンを固定しています。 高圧ブロックコン、チューブラコン交換  殆どのコンデンサが容量抜けしていました。オリジナルのルビコン47μF×3/450Vが入手できたのは何よりです。メイン基板上の中容量ケミコンも交換しました。 真空管  お伝えしたファイナルの6JS6C×2については当然交換ですが、その他の球についても交換しています。受信RFの6BZ6、AFアンプの6BM8×2、検波の12A7を交換しました。受信感度はそこそこ回復しています。ハイバンド側のドライバ出力が低いので、12BY7Aも交換したほうがいいかも・・。テ コイルパック修理  送信側のコイルパックの14MHz、受信側の21MHzのコアが回りません。コイルでボビンが締め付けられているせいもありますが、固定しているゴムが溶け出して溝を埋めてしまっている可能性も否めません。コアを粉砕して取り出すことにしました。ボビンを割らないように最新の注意を払いながらの作業です。径の細いリーマーを突っこんでガリガリとコアを割ります。時々ボビンを掻き出しながらの作業、破片を取り除いたら綿棒にエタノールを浸してキレイに掃除します。細かい破片が残っていると新しいコアがスムースに入りません。無事に作業が進んでコアの交換が終わりました。ファイナルを外した状態でドライバの出力だけで波形を観ていますが、3.5MHz〜14MHzは正常に出力しています。21MHz…(Read More)

 一日遅れの「週明け号」です。昨日は午前中交通が麻痺状態、経理も出社できない状態で、急遽小生もヘルプに回りました。台風は辛うじて進路を東よりに進みましたが、記録的な風速を記録し近隣の街路樹が倒れるなど、凄まじい状況でした。汗汗 アンテナ降ろしておいて助かりました。 FT-401D 進捗 LS-102L 診断終了 今後の修理予定について  台風一過の拙宅シャックで予定通りアンテナ群の再構築を実施しました。デルタループは天辺部分を地上高15mから19mに嵩上げ、実効長も17mから27mにサイズアップしました。但し輻射エレメント(逆三角形)部分の長さは従来通り17mです。「どういう意味?」と思いますよね。デルタループの給電部に全長5mの梯子フィーダーを挿入し、往復10m分の電気長を稼いだということです。フィーダー部は平衡線なのでRFを打ち消すため輻射しません。輻射可能面積は一緒ですが、実効長を増やすことでATUの負荷を減らすことが目的でした。以前は巨大なローディング・コイルをコールド側にぶら下げていましたが、強風時に竿を傷めてしまったり、変なところに共振点が出てしまいATUが誤動作してしまうことがありました。梯子フィーダーによる実効長延長なら、共振することもなく安全です。実はG5RVを参考にしました。ついでにマストも単管パイプ(3m+1m)に変更しました。大空に聳え立つ巨大な“杓文字”を近隣の方々は冷ややかな目で眺めておられます。汗  6mもスモールループからHB9CVに交換しました。東京ビーコンがS6からS9に上がってます。更にABL+1200MHz用のディスコーンと430MHzの10エレシングルも嵩上げ完了です。 サイズアップしたデルタループの効果測定  ローバンドが明らかにゲインアップしています。地上高嵩上げ効果も当然ありますが、ATUの動作点が変わったことで効率改善したことと、インピーダンスが下がったことで電流腹の発生点が天辺に移動した様です。今まで3.5MHzや7MHzでは指向性はほぼありませんでしたが、今回の改良後は7MHzは水辺輻射が増して明らかに指向性が出ています。また3.5MHzでも僅かながら指向性が出ていることを確認しました。アンテナ構築を手伝って頂いたJI1AME、管野OMに、シャックから直線2km先の“花桃の丘”で各バンドの輻射効率実験にお付き合い頂きましたが、全バンドとも良好な結果が得られました。特に7MHzでは5W送信時、FT-817+テレスコピックの組み合わせにもかかわらず、S8のレポートを頂いたほか、各バンドでも概ねS9〜+以上の良好なデータが得られたことには驚きです。夕刻の7MHzで8エリア各局が+20dBで入感していたほか、ローカルDXのアジア方面のラグチューがS9で聞こえていました。ここ数年お目に掛かれなかった光景(事象)であります。因みに14MHz以上の各バンドも良好に動作しますが、電気長27mが波長の偶数倍に近い24MHzはSWRが2.0付近から下がりません。無線機側の内蔵チューナー併用が必須となります。それでも輻射効率は良いようで、5W送信時にS9++となった他、アンテナを左右に10度振ったらS5まで下がったとのこと。かなり鋭い指向性が出ていました。ハイバンド(1λ以上)になるにつれゲイン・指向性共に上がって行くみたいです。 コモンモード対策  強制バランスさせると必ず問題になるのがコモンモード対策です。元々コモンモードフィルターを5箇所30ポール挿入したほか、ルーフタワー周辺の同軸に径200個のクランプコアを取り得付けました。この10年で500個のクランプコアを取り付けましたが、紫外線によるケース劣化が顕著です。屋外だと3〜4年が交換の目安です。  使用した梯子フィーダーは450Ωで、メートル単価200円の英国製です。eBay等で10m巻で売られています。“ladder feeder” で検索するとヒットします。梯子フィーダーによる給電に対応すべくATU…(Read More)

 おはようございます。快晴の朝を迎えました。横浜の最高気温は35度くらいまで上昇しそうですョ。昨日は京急の事故の影響で近隣を走る市営地下鉄が大パニックでした。 HL-250UDXご出場 FT-401D 大奮闘中 TS-600 診断終了  丁度お昼前後に横浜の中心街まで出掛けていました。ラボに近い「あざみ野駅」から「横浜駅」は市営地下鉄で直接結ばれていますが、事故の影響で振替輸送が実施され、市営地下鉄の横浜駅が入場規制されていて利用できませんでした。JR側も大混雑していましたが、横浜線で長津田を経由して帰ってきた次第です。京急もよく使う路線だしビックリ・・。あれだけの脱線事故で乗客に犠牲者が出なかったことは不幸中の幸いですね。 HL-250UDXご出場  またまた東京ハイパワーのリニアアンプです。二月前にHL-250UFXを修理させて頂きましたが、こちらはほぼ同一設計でMosFETではなくトランジスタが使用されています。MRF650の調達が困難になりMosFETに設計変更されたのでしょうか? 多分MRF650の方がパワーが出やすいと思います。「送信出力しない」とのことでしたので、てっきりドライバかファイナル(2パラP/P)の故障かと思いきや違いました。TXインジケーターが点灯しないとのことでしたので、キャリコン故障も疑ったのですが、キャリコン自体は反応していました。エキサイタからの信号をセンスしてRXランプは消灯し、リレーが切り替わる音が聞こえます。??? MRF650の端子間導通を確認していますが、異常はなさそう・・。入力端子から順にRFプローブを充てて信号の到達を確認してゆくと、送受リレーの後ろに信号が出ていません。リレーの切替音は出力側の同軸リレーから出ているようですね〜。送信時に入力側送受リレーのソレノイド電圧を確認したところ、0Vのままでした。回路図を追って行くと、制御電圧をON/OFFしているRL201に辿り着きますが、ここはキャリコンのトランジスタ(オープンコレクタ回路)のベースON/OFFで制御される回路です。基板上を探しても当該のトランジスタが見つかりません。基板の裏側にもリレーが付いているので(送受リレーも基板裏側にある)、基板着脱を試みましたが、かなり大掛かりな工事となるため表面の実装パターンを追いかけて手がかりを確認することにしました。回路図を観ると、点線で囲まれている箇所が分割されているに気付きました。制御ユニットはフロントパネルの裏側にあると睨み、パネルを分解したところ「ピンポ〜ン!!」大当たりです。すぐにRL201を見付けることができました。リレーは松下製の小信号用汎用リレーで内部洗浄が可能なオープンタイプです。透明ケースなので動作状況も確認できます。送信状態にするとキャリコンに連動してリレーが動くのを確認しました。接触不良を疑い、送信時にリレーを小突くとTXインジケーターが点灯し増幅出力を確認出来ました。何となく洗浄で行けそうな気もするのですが、接点不良の症状が出ている状況を鑑みると、接触部のメッキ剥がれ(酸化腐食)が進行しているものと思われます。ここは素直にメンテナンスフリーの密閉リレーに置き換えた方がロングライフに使えそうです。オムロン製の密閉リレーに交換しました。同時にソレノイド側に並列で装着されているチャタリング対策用の220µF/35Vケミコンも予防交換しておきます。施工後、エキサイタから5Wを突っこむと200W(Hi)/100W(Low)を出力することを確認しました。 【ご依頼内容】 出力しない 以上について、修理・作業を承りました。 【工数】 上記作業に工数3.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・交換・調整・検証・報告書作成などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 RL201 松下 12V汎用リレーの代替として、オムロン製密閉式リレー×1個 中容量ケミコン ×1個 FT-401D 大奮闘中  今年最大の案件に取り組んでおります。既に通算10日以上のホームワークで対応しておりますが、ラボの進捗が8月26日入場分まで追いついてきましたので、本格的なラボワークに移しました。数ヶ月前一度修理を断念した個体です。オーナー様の強い熱意にお応えすべく、カムバックを果たした個体であります。内部の汚れも酷く、AF・PA周りの真空管、大容量ブロックコン、小容量・中容量ケミコン、チューブラコンの交換が必須な個体です。特にPAに使用されている6JS6Cは大きな凹みがあり、中和不良で発振したものと思われます。取りあえずホームワークで内部清掃は終えました。問題は3回路内蔵のブロックコン(本機は47µF…(Read More)