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 おはようございます。昨夜から未明に掛けて横浜では100mm越の大雨が降りました。拙宅庭に設置したBBQコンロのブルーシートカバーが破断するほどの猛烈な雨です。 FT-655 修理完了 Mark 修理完了  横浜市南部では土砂崩れや地下街への浸水などの被害が出ています。今日も天気は不安定です。昨日は昼過ぎから東電パワーグリッドさんが来られて、目の前の電柱上で作業されていましたが、途中から大粒の雨が降ってきたため何度も作業を中断、終いには雷がゴロゴロ鳴り始める有り様。パケット上の作業員を近隣の皆さんと共に見守った次第です。それにしても昨日から今朝にかけて振った雨は凄かったです。     二個連耐張碍子対策の件  例の二個連耐張碍子から出ていると思われるノイズについて、東電さんと何度か打合せし、まずは碍子の金属部に被せるギャップパーツによる対策から進めることになりました。前回調査の折、東電さんはウルトラホン(パラボラの付いた集音装置)による確認、あわせて小生がビームアンテナを回転させることで、電磁波ノイズの方向を確認した結果、拙宅前の電柱に設置されている碍子付近から放電パルスによるノイズが出ていると断定しました。東電さんは更に近隣半径100mを探った結果、明らかに拙宅前の電柱最上部にある碍子付近で大きな反応があること認めておられました。その結果を踏まえ、第一段目の対策工事を実施しました。高所作業車のパケットに乗った作業員が、6.6Kv充電状態の三相高圧線の碍子を揺らしたりハンマーで叩いたりすると、ワッチ中の14MHzのフロアノイズレベルが大きく増減するのが確認できました。「ひえ〜〜充電状態で作業するんだ!!」 作業前のノイズレベルS9付近で、更に50Hzの高調波と思われるスペクトラムのスジもクッキリ出ていました。拙宅から向かって反対側の線から順番に対策用のギャップ金具を取り付けて行くと、徐々にノイズレベルが下がり、高調波の線は完全になくなりました。ギャップ施工後のノイズレベルは、S5〜6の間にまで下がっています。(S4目盛り分の差) ・・一定の効果は確認できました。この状態でビームを振ってみると今まで確認できなかった方向から、従前ノイズ同様のスペクトラムが飛び込んできていることも判りました。最大の進化は、今まで聞こえなかった14.025MHz付近のCWが聞こえる様になったことです。これだけでもやって貰った価値は高いですね。天候も荒れてきたので、取りあえず第一弾の対策は終了。次は作業結果について10日程度確認してから東電さんに報告、第二弾の処置に関する打合せに移行する予定です。中実耐張碍子への交換も検討してくださるそうですが、かなり高額の費用負担(東電負担ですが)になるので即答はできないとのこと。また、拙宅の裏手にも二個連碍子で終端されている電柱があるので、次回はそちらにも同様の対策を施すか否かを検討するとのことです。以下に施工前・施工後の比較写真を掲載します。取りあえず第一弾終了。  電気消費が増えるお昼前後に再び測定してみます。 FT-655 修理完了  事象の再現性が不安定なFT-655です。結局、電源が入らなくなったのは一度だけでした。FP-22をON/OFFする間接制御部のトライアックと温度ヒューズ付きセメント抵抗を予防交換してみることにしました。以下に事象整理します。 ディスプレイが暗くなることがある (弊社では未確認) 時々電源が入らないことがある (弊社でも確認)  1については、トライアックが開通しない状態だと電流はセメント抵抗側を流れ続けるため、電流制限されることで発生する可能性がある。2については、ヒューズ抵抗が溶断しかかっていて起動電流が流れない。(ヒューズ抵抗は130℃で溶断するため、本体を動作させるための電流を流し続けることは出来ない。既に内部で溶断していて奇跡的にギリギリ導通している状態??) と考察しました。実際にこれらの部品は完全に壊れてはいませんが、対になっているため、どちらか不具合があると、片方に異常な高負荷が掛かります。これを繰り返すと終いには壊れてしまいますが、その手前である状態と考えるのが妥当ではないかと考えるに至りました。これ以外にこれらの挙動は考えにくいのです。実はこれとよく似た回路がMark V の外部電源FP-29に使用されています。FP-29の故障の9割がトライアックとセメント抵抗溶断によるもので、今回のヒントになりました。 【ご依頼内容】 AC電源使用時に挙動異常 以上について修理を承りました。 【工数】 上記修理に工数3.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・修理・調整・検証・報告書作成などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 トライアックTM1041 ×1 温度ヒューズ付きセメント抵抗10Ω/135℃ ×1 Marv V 修理完了  Mark V FT-1000MPのLCDブラックアウトです。毎度お馴染みの故障ですね。本個体は2017年2月に同様の症状で入場・修理・出場しています。今回もインバーターの故障ですが、前回はラインヒューズとサーマルヒューズの交換で修理完了していました。今回はインバーターの心臓部とも言える発振回路のコンデンサーショート(DC短絡)によるものです。コンデンサが完全に導通し、真っ黒焦げになっていました。トランジスタ自体が高熱に晒され、熱暴走で異常発振→コンデンサ故障・ヒューズ溶断に至ります。それにしてもトラブル多すぎですね。このサーマルヒューズも入手困難です。あと20本程度在庫してますが、これが枯渇したら修理困難になる可能性が・・。信じたくはありませんが、ネットでご活躍中の某修理屋さんに依頼したら、この部分をショートさせて返されたという話を複数のオーナー様から伺いました。トランジスタの発熱だけでなく、コンデンサがショートして火炎が発生する場合があり、実際に焼け焦げたユニットを何度もみています。サーマルヒューズの割愛は絶対ダメです。インバーター自体が焼け落ちますよ!!! 【ご依頼内容】 LCDブラックアウト 以上について修理を承りました。 【工数】 上記修理に工数2.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・修理・調整・検証・報告書作成などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 0.068…(Read More)

 おはようございます。薄曇りの横浜地方、午後には一雨来るかな〜〜。湿度高めで不快感MAXですが今日も頑張ります!! (タイトル間違えた・・汗) JST-245 修理完了 FT-655 入場中  今日は東電さんが例のノイズの件で対策工事に来る予定です。(でもこの天気だとリスケになるかも・・・) 先日の記事についてOM数人からも問い合わせ頂いています。同様のノイズでお悩みの諸兄が居られる様ですね。充電状態で作業するとのことですので、ノイズの変化などを動画に撮りたいと思います。少しでもノイズレベルが下がってくれることを祈るとしましょう。 JST-245 修理完了  こちらは昨日入場した個体です。「7MHz以下で送受信ができない」とのご相談です。疑わしきところはVCO 1ですね。本機は6個のVCOで1.8MHz〜50MHzを受け持っています。一番下がVCO1で、100KHz〜7.49999MHzまでを受け持ちます。ロック電圧は3.0V〜10Vの範囲内です。トップエッジ側で10V±0.1Vの範囲にあればロックします。本機のVCO1は規程値をオーバーして11.8Vを示していました。Tcで調整可能な範囲ですが、上ずれというのがどうにも気になります。自然劣化だと下ズレするはず・・・。念の為、他のVCOもチェックしました。VCO2〜VCO6は全て正常にロックしていて、何れも僅かに下ズレしていました。VCO1のVDDラインにある470µF(C35)の容量抜けを疑いサンプルしたところ案の定でした。規程値の半分程度も容量が下がっています。ヨンナナの法則通りです。これを交換してVCO1のロック電圧を規程位置誤差範囲内に調整しました。 【ご依頼内容】 LOWバンドで送受信できなくなった(要修理) 以上について修理を承りました。 【工数】 上記作業について工数3.0人日を要しました。(故障箇所診断・修理・調整・検証・報告書作成など) 【交換部品・使用ケミカル剤】 中容量ケミコン ×1 FT-655 入場中   “内蔵のAC電源が故障?”とのことでした。実はFT-655の修理実績は数台のみで、何れも回路を解析しながらの作業でした。回路図もサービスマニュアル(Technical Supplemet)も無く、手探り状態での修理だったのですが、流石にスイッチング電源ともなると、少々事情が違います。電源屋では無いのでパッと閃くものもなく、急遽会社経由でメーカーの正規ディーラーに問い合わせ、カナダの代理店から英文T/Sの原本を取り寄せたところです。因みにメーカーでは既に廃棄処分されドキュメントが残っていないそうです。FT-650/FT-655については、海外のサイトでもサービスマニュアルを探している人が多いみたいですね。なるべく原本の保存は避けたいと思っています。こんなものを溜め込んでしまうと、置き場がありません。実はFT-101…(Read More)

 おはようございます。朝夕は涼しくなってきた横浜です。日中は暑くなるとの予報が出ていました。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものですね。週末は東京ハムフェアですョ〜。 FT-101BS QRO他に着手  今朝の“箸休め”は久しぶりに無線絡みのネタです。拙宅のノイズ環境が酷い件については度々書いてきました。日に日に酷くなり、特に14MHz以下はノイズレベルがS9+なので全く使い物になりません。涙涙 給電部地上高を稼げないので致命傷です。調査の結果、拙宅前の高圧配電線終端部から強烈なスペクトラムが出ていることを突き止めました。6.6Kv線の終端部に使う二個連耐張碍子付近の放電によるものと思われます。この碍子、非常に厄介者でしてネットを検索するとヒットしまくります。デルタループ給電点の真っ正面15m の距離にこの碍子があります。因みに周辺を歩いて調査したところ、拙宅を中心に半径100m以内の5箇所にこの碍子が使われていました。耐張碍子は主に終端部や分岐部に使用されるため、交差点部などにも使用されます。ノイズ対策用の金具があるのですが効果は限定的で、中実耐張碍子への交換が望ましいところです。 ・耐張碍子に関する文献(外部サイト)  東電パワーグリッドさんがウルトラホーンを持って調査にやってきました。今後、対策の一部始終をお伝えしたいです。アマチュア無線のモチベーションを著しく下げている要因なので、何とかしたいですね〜〜〜。今日の段階で、二個連碍子の放電ノイズが確認できたので、まずは対策部品を調達してくださるそうです。6.6Kv線については区画内で三相電源を使う用途が無ければ、支線分岐部まで配電線を後退させることも検討するとのこと。東電さんの素晴らしい対応に感謝です。 FT-101BS QRO 他に着手  正に“モスボール”保管状態のFT-101BSがやってきました。内外装とも一見「新品」です。長期に渡り元箱保管されていたみたいですね。“一見”と書いたのは、使用しない状態で保管されていても、部品は自然劣化するものです。僅かですがガリがあった他、トラッキング離調を確認しました。水晶、コンデンサの自然劣化などによる特性の変化については避けようがありません。50年前の無線機ですから。まずは丸1日かけてエージング、プレート電圧の降下がないかなどを入念に調査しました。今回はQRO改造が主たる作業となりますが、改造に耐えうる状態か否かを見極める為です。QRO前に不具合が見つかれば、まずはそこを修理することを優先する必要がありますね。一次所見としては「合格」でした。これより改造作業に入りたいと思います。今回はQROキット(増設真空管・その他部品)をオーナー様よりご提供頂きました。10W機と100W機の回路図を見比べて、増設部品が足りているを確認しました。R37 18KΩ一本が足りませんでしたので、こちらで調達します。詳細は以下の通りです。 100W化改造にともなう増設・取り外しの部品一覧 増設部品 終段管:6JS6C ×1 コンデンサ:C21、C22、C73 抵抗:R5(R57から流用)、R37(欠損)、R14 その他:真空管ソケット ×1、パラ止め ×1、リードワイヤ ×1、ビス・ワッシャ×2、ガラス管ヒューズ ×1 キット以外の部品:CW-Nフィルター(XF-30C) ×1 撤去部品 コンデンサ:C138、C139 抵抗:R47、R57(R5へ流用)、R58…(Read More)

 前回の続きです。取り敢えず完成したFT-240-43(W1JR/19T)2連コモンモード・チョーク(CMC)です。夕方の都市型ノイズが多い時間帯に試してみました。  電気消費量が増えるこの時間帯は、電子レンジ、換気扇、温水器、etc..と、ノイズ発生源が一斉に稼働する時間帯です。これらの多くはコモンモード・ノイズとして受信にダメージを与えるモノも少なくありません。  外部ATUに繫がる同軸ラインは20連のクランプ・コアが同軸切替器付近に設置されています。ここにCMCを挿入することにします。コモンモード・フィルターの設置場所は一般的に給電部直前と無線機直後となっていますが、つまりはアースが分岐・集合するような場所が良いのではないでしょうか。室内機器では同軸切替器やチューナー辺りにコモン電流が集まると考えます。即ちこれらの直近にコモンモード対策を施すことが効果的と考えます。途中で同軸ケーブルを継ぎ足している場合は、その周辺にも取り付けておくとよいでしょう。 FT-114-43に1.5D-2Vを巻いたシングルのチョーク・コイルも製作  余剰となったFT-114-43も有効活用です。1.5Dのケーブルなら20ターンくらいイケそうです。それ以上巻くとデファレンシャル(ノーマル)モードに影響を与えてしまう可能性があります。写真の通り、タカチのケースに上手く収まりました。結局、W1JR巻で21ターンです。これが、ナント一番ノイズを抑制してくれます。ダミーロードを繋いで1.8MHz〜50MHzまで送信してみたところ、150wの連続キャリアを10秒入れても発熱は起きませんでした。リターンロスが無い場合の結果ですので 、100wくらいなら通せるかと・・・。       それにしても、当シャックは内側も外側もフィルタだらけ・・。トータルの挿入損失は1dB以上は確実です。(笑)  因みに、先日クランプコアの数が500個を超えました。メーカーからロットで買いたい気分です。TDK…(Read More)