投稿 Posts by: "jg1bvx"

 こんにちは。清々しい朝を迎えた横浜地方であります。今日は暑くなりそう・・・。9月も半ばを過ぎたというのに、未だラボ内は冷房マックスです。 FT-401D ご出場 今後の修理予定について  二週連続で連休が入っていますが、土日のみ休ませて頂きました。休みと言っても家族サービスという仕事が立て込んでおる次第です。汗汗 この連休は例年ですとツールド東北へ出走のため石巻へ移動しているのですが、コンディション調整が間に合わず無念の辞退となりました。代わりに愚息がラグビースクールに入校したので、そちらのサポートで大忙しです。一昨日、近隣の清水建設・荏田グランドで行われた試合が愚息のデビュー戦となりました。2トライを上げてくれたのでアッパレ!であります。炎天下で観ているこちらはもうヘトヘト・・・。9月に入ってから毎朝ランパスに付き合わされる日々が続いていますが、小生にとっては約40年ぶりにラグビーボールと戯れる日々であります。そして(一応)経験者ということでコーチにも借り出される羽目に・・・。今後6年間はラグビー練習に付き合わされることになりそうです。既に手首が痛いです。(トホホ・・・) まぁ、スポーツは全般的に好きなので苦ではありません。勿論付き合えるのパス練習程度ですョ。小生は同じ年頃の子供を持つ親御さんの平均年齢+20歳オーバーなんですけどね・・。アハハ   今週末からワールドカップも始まります。初戦の×ロシア戦が楽しみですね。 FT-401D ご出場  怒濤の一月半に渡る作業が終わりました。工数内修理が困難でご返却となった個体でありますが、オーナー様の熱き想いにお応えすべく、フルレストアを施工させて頂きました。 作業前のコンディションについて  オーナー様より「不明のヒューズ溶断頻発」というレポを頂戴しておりました。拝見すると内部の埃堆積、電解溶液の液漏れが顕著で、ヒーターラインのDC短絡などにより電源投入自体が憚られる状況でした。通常ですと、お断りさせて頂いているレベルの劣化です。しかしながら、錆進行などの腐食はなく、時間を掛ければ修復できる可能性が残っており、フルレストアレベルの工数をご理解頂きましたので、施工させて頂いた次第です。 主な作業について  以下の通り実施しました。 ・メインユニット基板、PAユニット(真空管ハウス内)、スイッチ・VR類・端子類の清掃・洗浄・研磨を実施しました。(3人日) メインユニットの真空管を全数撤去し、ソケット・端子リード・ガラス管表面の埃、炭化物を除去して基板表面に堆積した埃を除去しました。 真空管ハウス内の埃除去、ソケット等を洗浄・清掃しました。※この際、6JS6C×2の外的損傷を確認。 スイッチ、VR類をパネルから着脱し、接点洗浄を実施しました。 コネクタ類の接点洗浄、研磨を実施しました。 固定ナット・ビス類に附着した炭化物を研磨除去しました。 ・以下の故障箇所を個別に修理しました。 プレート、SG電圧の低下(2人日)  規定電圧が出ていませんでした。原因は整流部の高圧ブロックコンデンサの故障によるものです。47µF-3回路/450V×1、47µF-2回路/400V×2を交換して規定電圧が掛かることを確認しました。 終段管IP電流異常 (3人日)  無負荷送信時、正常状態で60mA程度のバイアス電流が流れますが、本固体は2A以上の大電流が流れていました。励振段・終段を繋ぐカップリングコンデンサのDC漏洩が原因です。(真空管損傷)高圧キャラメルコンデンサ×1個、SG減流抵抗×1本、セラミックコンデンサ6本を交換しました。※ オーナー様からご申告頂いた「ヒューズ溶断」についても、コレが原因であったと考えます。 送信キャリアレベル調整ができない (3人日)  CW/TUNE送信時にキャリアレベルが変化しませんでした。調査の結果、バランスモジュレータの真空管7360の故障と判定しました。真空管を調達・交換実施したところ正常動作しました。 SSB時、送信変調が載らない(2人日)  マイクアンプの12AX7Aが動作していません。(フィラメント故障) 調達・交換実施したところ正常動作しました。 劣化部品の交換実施(1人日)  チューブラコンデンサ×9本、小中容量ケミコン×4本、金属皮膜抵抗×3本を予防交換しました。(コンデンサの多くは容量抜け) 調整時に特性の出なかった励振段真空管12BY7A×1本を交換しました。 総合調整(1人日)  上記作業後、IF・RFのフルトラッキングを実施しました。受信感度 -140dBm(測定限界)での復調確認、送信出力 100W @14.100MHzを確認しています。 クーリングファンの取付(0.5人日)  本機は100W機でありクーリングファンは必須です。6JS6Cの発熱状態から鑑みても、強制空冷が出来ない状態での送信は極めて危険です。メーカー純正パーツは入手困難なため、汎用ACファンをPAハウスのリアパネルに取り付けました。 欠損ビス取付(サービス)  フロント化粧板の取付ビスが欠損していました。FT-101用のビス再生品にて補充取り付けしています。 【ご依頼内容】 フルレストア 以上について作業を承りました。 【工数】 上記作業に工数12.5人日を要しました。(故障箇所診断・調達・交換・調整・検証・報告書作成・荷解き/梱包をふくむ) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 クーリングファン×1 金属皮膜抵抗×4 セラミックコンデンサ×10 高圧キャラメルコン×2 小中容量ケミコン×4 チューブラコン×9 高圧ブロックコン×3本 6JS6C×2本 12BY7A×1本 12AX7A×1本…(Read More)

 おはようございます。曇り空の横浜です。涼しくなりました。9月も半ばですね〜。今朝は寝床で脚を痙りました。足を冷やしたみたいです。まだ痛い・・・。  連投なので仕事のレポだけサラッと書きます。 IC-706MkⅡ ご出場 FT-401D 作業中・・ IC-706MkⅡご出場  こちらは総合調整のみのオーダーでした。故障箇所はありません。全体的にコンディションの優れている個体でしたが、HFの送信出力が150W以上出てました。汗汗 「IC-706MkⅡってこんなに出るんだ〜・・」と驚いた次第です。いやいや出過ぎですので、規程値+10%以内に修正しておりました。HF側ALC調整ポテンションメータに接触不良(ガリ)があるようで、出力変化が唐突です。逆に100W丁度に合わせるのが大変でした。僅かにずらすと150Wを超えてしまいます。50MHzは無調性でOK、144MHzは少々控えめな出力だったので20Wに調整しました。感度もバッチリでています。各バンドとも-140dBm(測定限界)で復調していますので問題ありません。周波数ズレも-5Hz程度で誤差範囲内です。DSP処理のSメータ、ALCレベルもソフトウェア校正で正確に表示します。全項目をアライメント調整しましたが出力以外は規定値内でした。免許さえ降ろせば暫くは現役バリバリ、第一線で活躍できるリグです。 【ご依頼内容】 総合調整・点検 以上についてご依頼を承りました。 【工数】 上記作業に工数1.5人日を要しました。(故障箇所診断・トラッキング調整・検証・報告書作成・荷解き/梱包を含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 CAIG デオキシット D5  ※1.5人日以下の軽微な作業につき、動画撮影は割愛させて頂きます。 FT-401D 作業中  頑張ってます。6JS6Cの凹みが尋常ではなかったのでクーリングにも難有りと評価しました。そもそもプレート電圧600V以上の真空管ファイナルでファンが無いというのは問題ですね。適当な汎用AC ファンを装着することにしました。FT-401オリジナルのファンは入手不可ですが、元々取付穴のピッチがインチ規格ではありません。同じ規格のFT-101用の中古ファンなら入手可能ですが、軸焼けしているリスクがあるので避けました。リアパネルに写真の様な取付穴を開けてファンを固定しています。 高圧ブロックコン、チューブラコン交換  殆どのコンデンサが容量抜けしていました。オリジナルのルビコン47μF×3/450Vが入手できたのは何よりです。メイン基板上の中容量ケミコンも交換しました。 真空管  お伝えしたファイナルの6JS6C×2については当然交換ですが、その他の球についても交換しています。受信RFの6BZ6、AFアンプの6BM8×2、検波の12A7を交換しました。受信感度はそこそこ回復しています。ハイバンド側のドライバ出力が低いので、12BY7Aも交換したほうがいいかも・・。テ コイルパック修理  送信側のコイルパックの14MHz、受信側の21MHzのコアが回りません。コイルでボビンが締め付けられているせいもありますが、固定しているゴムが溶け出して溝を埋めてしまっている可能性も否めません。コアを粉砕して取り出すことにしました。ボビンを割らないように最新の注意を払いながらの作業です。径の細いリーマーを突っこんでガリガリとコアを割ります。時々ボビンを掻き出しながらの作業、破片を取り除いたら綿棒にエタノールを浸してキレイに掃除します。細かい破片が残っていると新しいコアがスムースに入りません。無事に作業が進んでコアの交換が終わりました。ファイナルを外した状態でドライバの出力だけで波形を観ていますが、3.5MHz〜14MHzは正常に出力しています。21MHz…(Read More)

 おはようございます。雲の間から青空が見え隠れする空模様の横浜です。午前3時過ぎまでラボワークでし。眠い。。。。 ブログを書き書き終えたら少し寝ます。 FT-897M ご出場 FT-900 修理中止  週末の台風の影響がまだ続いていますね〜。千葉では今日現在35万戸が停電しています。こちら神奈川も鎌倉市・逗子市・葉山町で停電が続いていました。東電さんも他社からの応援を含む1万人体制で復旧を急いでいるとのこと、こちらのノイズ対策云々は暫くお預けですね。こちらの案件など、チョー暇な時に対応してくれればOKです。  昨日は午後からHFが賑やかでした。お昼過ぎにEsが発生しハイバンドが賑やかでした。アンテナ再構築の直後だったのでワクワク♪♪です。仕事の合間に10局ほどQSOさせて頂きました。夕方には50MHzもオープン、空電ノイズをともないながらでしたが、4エリア、6エリアの6局と繫がりました。9月なのに珍しいですね〜〜。  ところで、再構築後のデルタループですが絶好調であります。カラスが“ブランコ”したせいで、竿のロッドが一段落ちてしまい急遽修正しました。ついでに、AMEさんと心配していた単管ジョイントも交換しました。フィーダーの固定を解いてブラブラ状態にしたところ、SWR=2.0止まりだった24MHzもしっかり同調するようになりました。フィーダー部の引き回しには一工夫必要かもしれません。G5RVでもフィーダーは金属構造物から離すことが重要とされているので当然でしょう。半ば諦めていた3.5MHzが大幅に改善、8、7、5、6の各局と繫がりました。久しぶりにQSLカードを書いています。笑  FT-897M ご出場  全バンドでパワーが上がらない旧技適の897Mをお預かりしました。例によってドライバ段のMosFET故障です。FT-857やFT-817でも経験している修理作業ですが、この2SK2975の交換は一筋縄ではゆきません。比較的に広い面積の表面実装部品で、半田槽ドボンで溶接されており半田コテによる着脱は困難です。基板がヒートシンクになっているため、裏面の金属部がガッチリ溶接されているのです。通常、この手の部品を着脱する際はマスク着用でバーナー処理するのですが、付近にリレーやコイルなど樹脂を多用する部品が隣接しているためNGです。少々手荒ですが、センターポンチで粉砕しながら少しずつ除去するしか術がありません。この作業には数時間を要します。撤去後は溶接部をフラットに整える必要があるため、カッターで削り出します。真っ平らにしないと新品部品が載りません。この作業に終日要しました。施工面の周りに半田コブが広がっていますが、フラックス、低温低温融解半田を多用しながらの作業の為、半田のノリが悪くなっています。本来ならAssy交換となる修理なので、こちらはご了承ください。施工後、Idqを規程値に調整して、HF〜144MHzで50W、430MHzで18Wの最大出力を確認しています。   【ご依頼内容】 全バンドで送信出力が低下 以上について修理を承りました。 【工数】 上記作業に工数3.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・交換・調整・検証・報告書作成・荷解き/梱包などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 2SK2975  ×2個 レジストコート剤 低温融解半田(部品除去用) その他  余談ですが、本個体はSメーター感度が高すぎです。FT-897はDSPでSメーターを制御しているため、裏メニューでソフトウェア設定する必要がありますが、何故か規程のコマンド(A+B+C+電源ON 長押し)を受け付けません。一部のロットでコマンドが変更されている様です。バンッと振り切れるとAGCが下がるまで暫くフルスケールを表示してしまいますが、受信そのものには影響はないようです。AGCもSLOW/FASTで正常に切替られました。ご依頼箇所ではないので取りあえずそのままですが、裏メニューに入れないとなると調整できません。悪しからず・・・。(>_<)  FT…(Read More)

 一日遅れの「週明け号」です。昨日は午前中交通が麻痺状態、経理も出社できない状態で、急遽小生もヘルプに回りました。台風は辛うじて進路を東よりに進みましたが、記録的な風速を記録し近隣の街路樹が倒れるなど、凄まじい状況でした。汗汗 アンテナ降ろしておいて助かりました。 FT-401D 進捗 LS-102L 診断終了 今後の修理予定について  台風一過の拙宅シャックで予定通りアンテナ群の再構築を実施しました。デルタループは天辺部分を地上高15mから19mに嵩上げ、実効長も17mから27mにサイズアップしました。但し輻射エレメント(逆三角形)部分の長さは従来通り17mです。「どういう意味?」と思いますよね。デルタループの給電部に全長5mの梯子フィーダーを挿入し、往復10m分の電気長を稼いだということです。フィーダー部は平衡線なのでRFを打ち消すため輻射しません。輻射可能面積は一緒ですが、実効長を増やすことでATUの負荷を減らすことが目的でした。以前は巨大なローディング・コイルをコールド側にぶら下げていましたが、強風時に竿を傷めてしまったり、変なところに共振点が出てしまいATUが誤動作してしまうことがありました。梯子フィーダーによる実効長延長なら、共振することもなく安全です。実はG5RVを参考にしました。ついでにマストも単管パイプ(3m+1m)に変更しました。大空に聳え立つ巨大な“杓文字”を近隣の方々は冷ややかな目で眺めておられます。汗  6mもスモールループからHB9CVに交換しました。東京ビーコンがS6からS9に上がってます。更にABL+1200MHz用のディスコーンと430MHzの10エレシングルも嵩上げ完了です。 サイズアップしたデルタループの効果測定  ローバンドが明らかにゲインアップしています。地上高嵩上げ効果も当然ありますが、ATUの動作点が変わったことで効率改善したことと、インピーダンスが下がったことで電流腹の発生点が天辺に移動した様です。今まで3.5MHzや7MHzでは指向性はほぼありませんでしたが、今回の改良後は7MHzは水辺輻射が増して明らかに指向性が出ています。また3.5MHzでも僅かながら指向性が出ていることを確認しました。アンテナ構築を手伝って頂いたJI1AME、管野OMに、シャックから直線2km先の“花桃の丘”で各バンドの輻射効率実験にお付き合い頂きましたが、全バンドとも良好な結果が得られました。特に7MHzでは5W送信時、FT-817+テレスコピックの組み合わせにもかかわらず、S8のレポートを頂いたほか、各バンドでも概ねS9〜+以上の良好なデータが得られたことには驚きです。夕刻の7MHzで8エリア各局が+20dBで入感していたほか、ローカルDXのアジア方面のラグチューがS9で聞こえていました。ここ数年お目に掛かれなかった光景(事象)であります。因みに14MHz以上の各バンドも良好に動作しますが、電気長27mが波長の偶数倍に近い24MHzはSWRが2.0付近から下がりません。無線機側の内蔵チューナー併用が必須となります。それでも輻射効率は良いようで、5W送信時にS9++となった他、アンテナを左右に10度振ったらS5まで下がったとのこと。かなり鋭い指向性が出ていました。ハイバンド(1λ以上)になるにつれゲイン・指向性共に上がって行くみたいです。 コモンモード対策  強制バランスさせると必ず問題になるのがコモンモード対策です。元々コモンモードフィルターを5箇所30ポール挿入したほか、ルーフタワー周辺の同軸に径200個のクランプコアを取り得付けました。この10年で500個のクランプコアを取り付けましたが、紫外線によるケース劣化が顕著です。屋外だと3〜4年が交換の目安です。  使用した梯子フィーダーは450Ωで、メートル単価200円の英国製です。eBay等で10m巻で売られています。“ladder feeder” で検索するとヒットします。梯子フィーダーによる給電に対応すべくATU…(Read More)

 おはようございます。快晴の朝を迎えました。横浜の最高気温は35度くらいまで上昇しそうですョ。昨日は京急の事故の影響で近隣を走る市営地下鉄が大パニックでした。 HL-250UDXご出場 FT-401D 大奮闘中 TS-600 診断終了  丁度お昼前後に横浜の中心街まで出掛けていました。ラボに近い「あざみ野駅」から「横浜駅」は市営地下鉄で直接結ばれていますが、事故の影響で振替輸送が実施され、市営地下鉄の横浜駅が入場規制されていて利用できませんでした。JR側も大混雑していましたが、横浜線で長津田を経由して帰ってきた次第です。京急もよく使う路線だしビックリ・・。あれだけの脱線事故で乗客に犠牲者が出なかったことは不幸中の幸いですね。 HL-250UDXご出場  またまた東京ハイパワーのリニアアンプです。二月前にHL-250UFXを修理させて頂きましたが、こちらはほぼ同一設計でMosFETではなくトランジスタが使用されています。MRF650の調達が困難になりMosFETに設計変更されたのでしょうか? 多分MRF650の方がパワーが出やすいと思います。「送信出力しない」とのことでしたので、てっきりドライバかファイナル(2パラP/P)の故障かと思いきや違いました。TXインジケーターが点灯しないとのことでしたので、キャリコン故障も疑ったのですが、キャリコン自体は反応していました。エキサイタからの信号をセンスしてRXランプは消灯し、リレーが切り替わる音が聞こえます。??? MRF650の端子間導通を確認していますが、異常はなさそう・・。入力端子から順にRFプローブを充てて信号の到達を確認してゆくと、送受リレーの後ろに信号が出ていません。リレーの切替音は出力側の同軸リレーから出ているようですね〜。送信時に入力側送受リレーのソレノイド電圧を確認したところ、0Vのままでした。回路図を追って行くと、制御電圧をON/OFFしているRL201に辿り着きますが、ここはキャリコンのトランジスタ(オープンコレクタ回路)のベースON/OFFで制御される回路です。基板上を探しても当該のトランジスタが見つかりません。基板の裏側にもリレーが付いているので(送受リレーも基板裏側にある)、基板着脱を試みましたが、かなり大掛かりな工事となるため表面の実装パターンを追いかけて手がかりを確認することにしました。回路図を観ると、点線で囲まれている箇所が分割されているに気付きました。制御ユニットはフロントパネルの裏側にあると睨み、パネルを分解したところ「ピンポ〜ン!!」大当たりです。すぐにRL201を見付けることができました。リレーは松下製の小信号用汎用リレーで内部洗浄が可能なオープンタイプです。透明ケースなので動作状況も確認できます。送信状態にするとキャリコンに連動してリレーが動くのを確認しました。接触不良を疑い、送信時にリレーを小突くとTXインジケーターが点灯し増幅出力を確認出来ました。何となく洗浄で行けそうな気もするのですが、接点不良の症状が出ている状況を鑑みると、接触部のメッキ剥がれ(酸化腐食)が進行しているものと思われます。ここは素直にメンテナンスフリーの密閉リレーに置き換えた方がロングライフに使えそうです。オムロン製の密閉リレーに交換しました。同時にソレノイド側に並列で装着されているチャタリング対策用の220µF/35Vケミコンも予防交換しておきます。施工後、エキサイタから5Wを突っこむと200W(Hi)/100W(Low)を出力することを確認しました。 【ご依頼内容】 出力しない 以上について、修理・作業を承りました。 【工数】 上記作業に工数3.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・交換・調整・検証・報告書作成などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 RL201 松下 12V汎用リレーの代替として、オムロン製密閉式リレー×1個 中容量ケミコン ×1個 FT-401D 大奮闘中  今年最大の案件に取り組んでおります。既に通算10日以上のホームワークで対応しておりますが、ラボの進捗が8月26日入場分まで追いついてきましたので、本格的なラボワークに移しました。数ヶ月前一度修理を断念した個体です。オーナー様の強い熱意にお応えすべく、カムバックを果たした個体であります。内部の汚れも酷く、AF・PA周りの真空管、大容量ブロックコン、小容量・中容量ケミコン、チューブラコンの交換が必須な個体です。特にPAに使用されている6JS6Cは大きな凹みがあり、中和不良で発振したものと思われます。取りあえずホームワークで内部清掃は終えました。問題は3回路内蔵のブロックコン(本機は47µF…(Read More)

 おはようございます。昨夜から未明に掛けて横浜では100mm越の大雨が降りました。拙宅庭に設置したBBQコンロのブルーシートカバーが破断するほどの猛烈な雨です。 FT-655 修理完了 Mark 修理完了  横浜市南部では土砂崩れや地下街への浸水などの被害が出ています。今日も天気は不安定です。昨日は昼過ぎから東電パワーグリッドさんが来られて、目の前の電柱上で作業されていましたが、途中から大粒の雨が降ってきたため何度も作業を中断、終いには雷がゴロゴロ鳴り始める有り様。パケット上の作業員を近隣の皆さんと共に見守った次第です。それにしても昨日から今朝にかけて振った雨は凄かったです。     二個連耐張碍子対策の件  例の二個連耐張碍子から出ていると思われるノイズについて、東電さんと何度か打合せし、まずは碍子の金属部に被せるギャップパーツによる対策から進めることになりました。前回調査の折、東電さんはウルトラホン(パラボラの付いた集音装置)による確認、あわせて小生がビームアンテナを回転させることで、電磁波ノイズの方向を確認した結果、拙宅前の電柱に設置されている碍子付近から放電パルスによるノイズが出ていると断定しました。東電さんは更に近隣半径100mを探った結果、明らかに拙宅前の電柱最上部にある碍子付近で大きな反応があること認めておられました。その結果を踏まえ、第一段目の対策工事を実施しました。高所作業車のパケットに乗った作業員が、6.6Kv充電状態の三相高圧線の碍子を揺らしたりハンマーで叩いたりすると、ワッチ中の14MHzのフロアノイズレベルが大きく増減するのが確認できました。「ひえ〜〜充電状態で作業するんだ!!」 作業前のノイズレベルS9付近で、更に50Hzの高調波と思われるスペクトラムのスジもクッキリ出ていました。拙宅から向かって反対側の線から順番に対策用のギャップ金具を取り付けて行くと、徐々にノイズレベルが下がり、高調波の線は完全になくなりました。ギャップ施工後のノイズレベルは、S5〜6の間にまで下がっています。(S4目盛り分の差) ・・一定の効果は確認できました。この状態でビームを振ってみると今まで確認できなかった方向から、従前ノイズ同様のスペクトラムが飛び込んできていることも判りました。最大の進化は、今まで聞こえなかった14.025MHz付近のCWが聞こえる様になったことです。これだけでもやって貰った価値は高いですね。天候も荒れてきたので、取りあえず第一弾の対策は終了。次は作業結果について10日程度確認してから東電さんに報告、第二弾の処置に関する打合せに移行する予定です。中実耐張碍子への交換も検討してくださるそうですが、かなり高額の費用負担(東電負担ですが)になるので即答はできないとのこと。また、拙宅の裏手にも二個連碍子で終端されている電柱があるので、次回はそちらにも同様の対策を施すか否かを検討するとのことです。以下に施工前・施工後の比較写真を掲載します。取りあえず第一弾終了。  電気消費が増えるお昼前後に再び測定してみます。 FT-655 修理完了  事象の再現性が不安定なFT-655です。結局、電源が入らなくなったのは一度だけでした。FP-22をON/OFFする間接制御部のトライアックと温度ヒューズ付きセメント抵抗を予防交換してみることにしました。以下に事象整理します。 ディスプレイが暗くなることがある (弊社では未確認) 時々電源が入らないことがある (弊社でも確認)  1については、トライアックが開通しない状態だと電流はセメント抵抗側を流れ続けるため、電流制限されることで発生する可能性がある。2については、ヒューズ抵抗が溶断しかかっていて起動電流が流れない。(ヒューズ抵抗は130℃で溶断するため、本体を動作させるための電流を流し続けることは出来ない。既に内部で溶断していて奇跡的にギリギリ導通している状態??) と考察しました。実際にこれらの部品は完全に壊れてはいませんが、対になっているため、どちらか不具合があると、片方に異常な高負荷が掛かります。これを繰り返すと終いには壊れてしまいますが、その手前である状態と考えるのが妥当ではないかと考えるに至りました。これ以外にこれらの挙動は考えにくいのです。実はこれとよく似た回路がMark V の外部電源FP-29に使用されています。FP-29の故障の9割がトライアックとセメント抵抗溶断によるもので、今回のヒントになりました。 【ご依頼内容】 AC電源使用時に挙動異常 以上について修理を承りました。 【工数】 上記修理に工数3.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・修理・調整・検証・報告書作成などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 トライアックTM1041 ×1 温度ヒューズ付きセメント抵抗10Ω/135℃ ×1 Marv V 修理完了  Mark V FT-1000MPのLCDブラックアウトです。毎度お馴染みの故障ですね。本個体は2017年2月に同様の症状で入場・修理・出場しています。今回もインバーターの故障ですが、前回はラインヒューズとサーマルヒューズの交換で修理完了していました。今回はインバーターの心臓部とも言える発振回路のコンデンサーショート(DC短絡)によるものです。コンデンサが完全に導通し、真っ黒焦げになっていました。トランジスタ自体が高熱に晒され、熱暴走で異常発振→コンデンサ故障・ヒューズ溶断に至ります。それにしてもトラブル多すぎですね。このサーマルヒューズも入手困難です。あと20本程度在庫してますが、これが枯渇したら修理困難になる可能性が・・。信じたくはありませんが、ネットでご活躍中の某修理屋さんに依頼したら、この部分をショートさせて返されたという話を複数のオーナー様から伺いました。トランジスタの発熱だけでなく、コンデンサがショートして火炎が発生する場合があり、実際に焼け焦げたユニットを何度もみています。サーマルヒューズの割愛は絶対ダメです。インバーター自体が焼け落ちますよ!!! 【ご依頼内容】 LCDブラックアウト 以上について修理を承りました。 【工数】 上記修理に工数2.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・修理・調整・検証・報告書作成などを含む) 【交換部品・使用ケミカル剤など】 0.068…(Read More)

 おはようございます。薄曇りの横浜地方、午後には一雨来るかな〜〜。湿度高めで不快感MAXですが今日も頑張ります!! (タイトル間違えた・・汗) JST-245 修理完了 FT-655 入場中  今日は東電さんが例のノイズの件で対策工事に来る予定です。(でもこの天気だとリスケになるかも・・・) 先日の記事についてOM数人からも問い合わせ頂いています。同様のノイズでお悩みの諸兄が居られる様ですね。充電状態で作業するとのことですので、ノイズの変化などを動画に撮りたいと思います。少しでもノイズレベルが下がってくれることを祈るとしましょう。 JST-245 修理完了  こちらは昨日入場した個体です。「7MHz以下で送受信ができない」とのご相談です。疑わしきところはVCO 1ですね。本機は6個のVCOで1.8MHz〜50MHzを受け持っています。一番下がVCO1で、100KHz〜7.49999MHzまでを受け持ちます。ロック電圧は3.0V〜10Vの範囲内です。トップエッジ側で10V±0.1Vの範囲にあればロックします。本機のVCO1は規程値をオーバーして11.8Vを示していました。Tcで調整可能な範囲ですが、上ずれというのがどうにも気になります。自然劣化だと下ズレするはず・・・。念の為、他のVCOもチェックしました。VCO2〜VCO6は全て正常にロックしていて、何れも僅かに下ズレしていました。VCO1のVDDラインにある470µF(C35)の容量抜けを疑いサンプルしたところ案の定でした。規程値の半分程度も容量が下がっています。ヨンナナの法則通りです。これを交換してVCO1のロック電圧を規程位置誤差範囲内に調整しました。 【ご依頼内容】 LOWバンドで送受信できなくなった(要修理) 以上について修理を承りました。 【工数】 上記作業について工数3.0人日を要しました。(故障箇所診断・修理・調整・検証・報告書作成など) 【交換部品・使用ケミカル剤】 中容量ケミコン ×1 FT-655 入場中   “内蔵のAC電源が故障?”とのことでした。実はFT-655の修理実績は数台のみで、何れも回路を解析しながらの作業でした。回路図もサービスマニュアル(Technical Supplemet)も無く、手探り状態での修理だったのですが、流石にスイッチング電源ともなると、少々事情が違います。電源屋では無いのでパッと閃くものもなく、急遽会社経由でメーカーの正規ディーラーに問い合わせ、カナダの代理店から英文T/Sの原本を取り寄せたところです。因みにメーカーでは既に廃棄処分されドキュメントが残っていないそうです。FT-650/FT-655については、海外のサイトでもサービスマニュアルを探している人が多いみたいですね。なるべく原本の保存は避けたいと思っています。こんなものを溜め込んでしまうと、置き場がありません。実はFT-101…(Read More)

 おはようございます。今朝の横浜は快晴、暑さがぶり返してきました。ハムフェアも終わってアマチュア無線家の皆様も普段の生活に戻られることでしょう。 FT-101BS QRO + α 作業完了 今後の修理予定について  ハムフェアでは多くの方にお声掛け頂きました。また、EBを楽しみにしていたのにスレ違ってしまった方々も。。。ハムフェアって同窓会みたいなモノですね。さて、今年も散財してきたので、そのご報告から・・・。2012年頃より定点観測しているGHDさんのブースですが、今年はシンプルで可愛い縦振電鍵を二台ゲットしてきました。ご存知の方も多いと思いますが、GHDさんは”CQ ham radio”ブランドで販売される製品を含め、毎年限定品の電鍵を売っています。云万円もする立派なパドル(欲しいけど)は流石に手が出ませんが、ミニ電鍵は子供のメンコ集めみたいな感覚でコレクションできるので毎年楽しみにしているアイテムです。FT-817やピコ6に繋いでステルスQRVするのも楽しいですね。価格は5K円から7K円とお手頃です。ミニパドルも迷ったのですが、質感と可愛さから以下の2個をチョイス。左のシンプルな電鍵は打ち心地も良く、実戦投入できそうな感じです。右は丸いアクリルケースに入っていてオシャレです。小さな圧着端子を探さねば・・・。何れも余った金属素材で拵えていると思われますが、レギュラー製品にラインナップしても良さそうですけど・・。 アイコム、やるなぁ〜〜〜!!  今年のトピックは何と言ってもアイコムさんでしょうね〜〜。噂されていた35年ぶりのポータブル機を見てきましたョ。ある意味「想像通り」でしたね。IC-705 と称される無線機のプロトタイプが展示され、プレ・パンフレットを積極的に配布していたのが印象的でした。アイコムさんの本気度が伺えます。久しぶりの「物欲フルスケ!」。・・・FTDX101MPを買う気満々でいましたが「ダイナミックレンジ優先で感度を低下させている?」という噂がスーパーOMの間に囁かれており、マイナーバージョンアップを待った方が良いのではという意見が囁かれているので、少し見極めようかと思っていた矢先でした。固定機とポータブル機ではお財布が異なりますけど、現状の運用スタイルではポータブル機の稼働率が圧倒的に高く、固定機は宝の持ち腐れとなるか・・? “断斜里・・断斜里・・”と言いながら、決断できずにいる今日この頃。スミマセン横道にそれました・・。 IC-705の話に戻します。本機の特長を整理しますと・・・。 25MHz以下はダイレクトサンプリング ボックスタイプの形状は国産初!!(KX3などと同じ) HF〜430MHZをオールモードでカバー 出力10W(電源接続時) Bluetooth搭載 タッチパネル搭載 バンドスコープ(スペアナ)搭載 ID-51、ID-31とバッテリーを共用化 D-STAR 搭載  と、これだけでも大きなトピックです。比較対象は言わずと知れたFT-818となるわけですが、何れのポイントにおいてもFT-818は完全に凌駕されてしまいますね。FT-817/817は薄型ゆえ可搬性には優れるものの、ディスプレイが見にくかったり、バッテリー容量が少なかったり、古さを感じざるを得ないません。KX3の登場以来、欧米・中国の無線機メーカーは、KX3のコピー機(みたいなリグ)をリリースしています。既にポータブル機のスタイルはボックスタイプが主流だと言っても過言ではありません。一部の正規代理店経由の製品を除き、日本では免許申請の際に5MHzの制限処置が施されていないとTSSでも保証が受けられないなどのハードルの高さから、ネット通販が流通の主流となった現在でも、これら海外製のリグのブレイクには至っていませんよね〜。というか、KX3(等)の存在さえ知らない人の方が多いかも?? アイコムさんは頭が柔らかいですね。確実にブレイクしますよ。コレ一台あれば全て出来ちゃいますから。ひょっとするとFT-991Aの立ち位置も危ういぞ!! どうやらATUは外付けになるみたいですね。GAWANTやWonder Loopが簡単QRP運用の主流になりつつありますから、別にATUは無くても良いかもしれません。ATU動作させると一気にバッテリー減るし(KX3の場合)。どうせならKX3…(Read More)

 おはようございます。朝夕は涼しくなってきた横浜です。日中は暑くなるとの予報が出ていました。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものですね。週末は東京ハムフェアですョ〜。 FT-101BS QRO他に着手  今朝の“箸休め”は久しぶりに無線絡みのネタです。拙宅のノイズ環境が酷い件については度々書いてきました。日に日に酷くなり、特に14MHz以下はノイズレベルがS9+なので全く使い物になりません。涙涙 給電部地上高を稼げないので致命傷です。調査の結果、拙宅前の高圧配電線終端部から強烈なスペクトラムが出ていることを突き止めました。6.6Kv線の終端部に使う二個連耐張碍子付近の放電によるものと思われます。この碍子、非常に厄介者でしてネットを検索するとヒットしまくります。デルタループ給電点の真っ正面15m の距離にこの碍子があります。因みに周辺を歩いて調査したところ、拙宅を中心に半径100m以内の5箇所にこの碍子が使われていました。耐張碍子は主に終端部や分岐部に使用されるため、交差点部などにも使用されます。ノイズ対策用の金具があるのですが効果は限定的で、中実耐張碍子への交換が望ましいところです。 ・耐張碍子に関する文献(外部サイト)  東電パワーグリッドさんがウルトラホーンを持って調査にやってきました。今後、対策の一部始終をお伝えしたいです。アマチュア無線のモチベーションを著しく下げている要因なので、何とかしたいですね〜〜〜。今日の段階で、二個連碍子の放電ノイズが確認できたので、まずは対策部品を調達してくださるそうです。6.6Kv線については区画内で三相電源を使う用途が無ければ、支線分岐部まで配電線を後退させることも検討するとのこと。東電さんの素晴らしい対応に感謝です。 FT-101BS QRO 他に着手  正に“モスボール”保管状態のFT-101BSがやってきました。内外装とも一見「新品」です。長期に渡り元箱保管されていたみたいですね。“一見”と書いたのは、使用しない状態で保管されていても、部品は自然劣化するものです。僅かですがガリがあった他、トラッキング離調を確認しました。水晶、コンデンサの自然劣化などによる特性の変化については避けようがありません。50年前の無線機ですから。まずは丸1日かけてエージング、プレート電圧の降下がないかなどを入念に調査しました。今回はQRO改造が主たる作業となりますが、改造に耐えうる状態か否かを見極める為です。QRO前に不具合が見つかれば、まずはそこを修理することを優先する必要がありますね。一次所見としては「合格」でした。これより改造作業に入りたいと思います。今回はQROキット(増設真空管・その他部品)をオーナー様よりご提供頂きました。10W機と100W機の回路図を見比べて、増設部品が足りているを確認しました。R37 18KΩ一本が足りませんでしたので、こちらで調達します。詳細は以下の通りです。 100W化改造にともなう増設・取り外しの部品一覧 増設部品 終段管:6JS6C ×1 コンデンサ:C21、C22、C73 抵抗:R5(R57から流用)、R37(欠損)、R14 その他:真空管ソケット ×1、パラ止め ×1、リードワイヤ ×1、ビス・ワッシャ×2、ガラス管ヒューズ ×1 キット以外の部品:CW-Nフィルター(XF-30C) ×1 撤去部品 コンデンサ:C138、C139 抵抗:R47、R57(R5へ流用)、R58…(Read More)

 おはようございます。朝夕はだいぶ涼しくなりましたねぇ。就寝時は久しぶりにクーラーOFFにしました。秋にシフトして行く感じがしますね。週末はハムフェアです。ウォーリーを探すように小生を探してみて下さい。wwwww FT-101ZSD ご出場 今後の修理予定について  FT-101ZSDの修理作業のため、週末はラボに籠もりきりでしたが、日曜の夕刻にテツが集まって拙宅で走行会(と称する飲み会)をプチ開催しました。といってもたったの3人です。(汗汗) メンバーは近くに住む航空会社時代の上司(元航空機関士の爺様)とお孫さんです。先日開催された国際鉄道模型コンベンションでバッタリお会いした折「9mmのレイアウトがあるので遊びにきてください!」とお誘いしていました。昼に電話を頂き「孫がレイアウト観たいと言っているから伺ってもいい??」・・。お孫さんと云うのでてっきり愚息くらいかと思いきや、同じ会社に運航乗員として勤務しはじめたばかりの青年でした。ちょっとビックリしながら拙宅に招き入れた次第です。爺さん(上司)はHOやOゲージ専門、お孫さんはNゲージャーなんだそうです。自衛隊も含め、船乗りや飛行機乗りに「テツ」が多いのは有名な話ですね。小生が若かりし頃から30年以上に渡り、上司・部下(或いは先輩・後輩)というよりも、趣味仲間としてお付き合い頂いています。奥様やお嬢さん(小生同期)も客室乗務員として同じ会社に勤められていました。この爺様はクルマ好きとしても有名で、ご自慢の愛車でヒストリックカー・ラリーのミッレミリアにも参加されるほどです。(クルマは昨年免許返納されたそうです) 音楽の趣味も一緒で古いレコードを何枚も譲って頂きました。因みに無線には全くご興味無しとのこと。笑笑    爺様に敬意を表し、今宵は昭和30年代〜40年代の国鉄を再現すべく、茶色い電気機関車群にDF50 (国際鉄道模型コンベンションで調達)、旧型客車と20系客車でレイアウトを埋めてみました。三人の大人テツに愚息も加わり冷房の無い6畳間は熱気むんむん、缶ビールとオレンジジュース片手に夜は更けました。(昭和30年代にツインシンプルカテナリーは無いぞっ!w) FT-101ZSD ご出場  週末休みを返上、FT-101ZSDの修理・減力改造を完了しました。上蓋を開けると、驚愕の状況が露わになりました。内部が埃に覆われています。1000V近い電圧が印加される箇所があり、埃に結露すると火災のリスクが高まります。このまま作業を続けるわけには行かないので、まずは内部の清掃から取り掛かることにしました。また、RECT Bユニットの埃がケミコンから漏れ出た電解溶液に附着して基板にこびりつき、一部基板を腐食させていました。これらは交換時にエタノールで除去、基板パターン面をキレイにしてからレジスタでコーティングしています。施工前・施工後を比較してご覧下さい。 ヒーター回路の修理  ご依頼の減力改造については、着手前に改造の可否について見極める必要がありました。本個体は内外装ともコンディションが悪く、そもそも正常に動作しない状態にあります。まずはヒーター回路の故障です。12BY7A(励振段)、6146B×2(終段)のヒーター回路は並列に繫がっていますが、3本の真空管全てのフィラメントが点灯しません。断線かショートを疑いました。回路を切り離して電源電圧を測定したところ正常でした。真空管を外してGND抵抗を測定したところ、電源に近い何処かでGND短絡が発生していることを確認、調べて行くと12BY7Aの電源側にある0.047µFがリークしていることを突き止めました。コンデンサを交換してヒーターが正常に動作する様になりました。 減力改造開始  やっと本題に入れます。まず、改造要件を整理しましょう。当該 FT-101ZSD(OF160736号機)は100W化改造が施された個体であり、10W化再改造に際し、終段プレート電圧の降圧(DC800V→DC310V)、終段スクリーングリッド電圧の降圧(DC210V→DC160V)、励振段バイアス回路のR1016の短絡処置を要します。補足作業として、撤去する終段管用のプレートキャップ並びにコイルは不要になるため撤去します。また、真空管減数にともないヒーター回路に6Ωの抵抗を挿入、終段出力回路に15pFの補正用コンデンサの増設を行います。  本機は100W化はされているものの、改造時期が早かったようで28MHz帯の出力制限が施工されています。即ちスクリーングリッド電圧が10A・10B・10C・10Dの各バンドに於いて低くなっています。ココを他のバンド同様の電圧が掛かるように改造しておく必要があります。何故なら、10W化した際に10A・10B・10C・10Dの出力が更に低下してしまうからです。ヘンな話ですが、10W化改造するのに一旦100W化改造をする必要があるということですね。汗汗   上記施工後に、全項目をフルトラッキングしました。送受共に正常に動作しています。1.9MHz〜21MHz…(Read More)