週明けです。【2021/12/14】
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師走も真ん中に差し掛かりました。2021年も残り3週間をきりましたょ。「このまま平穏な正月を迎えさせてくれ〜〜〜!!!!」
先週から完全にデスクワークモードに入っています。因みに、他のエンジニアさんは通常通り作業してます。例年この時期は横浜事業所のラインを止めてデスクワークに集中する期間を頂いています。お陰様で何となく出口が見えてきました。来年1月以降のご予約については今日(12/15)12時頃から再開させて頂きます。
bmwコレクションに320iをアーカイブ

DからF10 535iが帰ってきました。先日58,000kmに達し来年2月に法定点検を迎えますが、前倒しでエンジンオイル交換、ATF交換(諸事情により中止)、ヘッドライトの内部結露対策工事(諸事情により中止)冬タイヤ装着、一部内装のモディファイを掛かりつけDに依頼していました。ATFはオイルパンの交換も必要になるため交換部品調達後の作業になりました。Dでの対応を諦め「トルコン太郎」設置店に持ち込んで交換することとします。
因みに今回の代車はg20系の320i でした。昨今のベーシックモデルは各シリーズとも2リッター4気筒ターボ(B48B20A)を中心としたラインアップがしかれています。これまでE90系、F30系と3世代の3シリーズを体験してきましたが、今回のG20系の320i(184ps/30.6kgm)は2リッターとは思えないほどトルク感で、初速から50km前後までの加速は、3リッター6気筒ターボのN55(306ps/40.8kgm)を積むノーマルF10 535iを凌駕するほどでした。本モデルからマフラーは左右二本出しとなり、一昔前の最上級グレードを彷彿させるバックシャン(笑)です。この2リッター4気筒ターボは330i(258ps/40.8kgm)など上級モデルにも搭載されています。「320iと330iが同じエンジン?」と思われるかも知れませんが、最近はこの様なことは珍しくありません。セッティングにより出力特性を変えているんですね。勿論それだけなら高い330iを買う人などいません。足回りを始めたとした走行系の装備自体が全体的にアップグレードされているのが330iです。実は格下の318i(156ps/ 25.5kgm)も同じエンジンが搭載されています。「同じエンジンなのに意図的にパワーを絞ったりって・・・」小生には納得が行きませんけどね。冷静に考えてみると、それぞれ環境に合わせたチューニングを施していると考えれば腑に落ちます。即ちパワーバンドが違うので、街乗りが多いなら320i、高速ロングランが主体なら330iという様なチョイスになるんでしょう。流石に320iと318iの棲み分けはよく分かりません。4気筒と6気筒の差なら、エンジンの重さやフィーリングが明らかに違うし差別化になりますけどね〜〜。燃費も僅かに320iが優れています。更に言うなら、330iの燃費が同じエンジンの中で一番イイみたい。恐らく過給圧の違いだけだと思います。それなら318iを買ってDMEチューンして330i並のパワーを引き出すという手もありそう。0-100km は318i が8.2秒、320iが7.2秒、330iが5.9秒です。318と330で約2秒の差ですね。加速なんて慣れてしまえばすぐに物足りなくなるものなので、最初から気にしなければ良いだけ?(そうもいかないか 笑) 結局はシチュエーションや好みの問題です。どのモデルを選ぶかはユーザーニーズ次第です。とにかくこのB48というエンジンが素晴らしいってことです。320iの低速トルクは凄まじく、軽くアクセルを踏んだだけで50km付近までは強烈な加速をみせます。中間加速以降の延びは 318i→320i→330i と上級になるにつれ差が出てきます。街乗り主体なら明らかに318i、320iで十分でしょう。最上級グレードのM340iは3リッター6気筒ターボとなり、リアルスポーツモデルの”M3″に迫るレスポンスです。M3との価格差から考えればM340iもかなりお得感がありますね。とは言え1000万円クラス。そう考えると走り屋的には4発ターボ最高級グレードの330iがベストバイな気がします。今までBMWはストレート6と決めつけていましたが、4発がここまで熟成してくると価値観を変えざるを得ません。因みにこのB48はMINIやスープラにも搭載されている他、M135搭載のB48A20Eに至っては302psに達します。BMWのエンジンは先代のN系同様、1気筒辺り500ccのシリンダーブロックを基本として、3気筒から6気筒までがディーゼルを含めシリンダー等を共有化しています。車種ラインナップに比べるとエンジンラインナップが少ないんですね。
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ということで3日間お世話になった320iを返却、F10 535iがガレージに戻ってきました。BMWコレクションにアーカイブしま〜す。笑 夏タイヤからブリザック VRX3に換装しましたが、ホイールは純正の19インチホイールで夏タイヤと一緒です。今回初めてタイヤホテルを契約、夏タイヤを預けることにしました。2月の法定点検まで期間はスタッドレスです。
nrd-92 ご出場
PLLの部分アンロックは本機の持病なのかもしれません。現在入場中のNRD-93でも同様の事象を確認しました。ゼネカバ受信機なので極小範囲のアンロックにはなかなか気付きませんよね。
nrd-515 ご出場
同じくJRCの受信機です。飛び抜けて感度が良いというわけではありませんが、周波数安定度は業務機ですね。
LOWE hf-150 ×2台 ご出場
受信機のC/Oが続きます。こちらはイギリス製の民生用BCLラジオです。小さな筐体に似合わず超高性能です。特に限界付近の感度(再現性)は特筆すべきものがあります。2台オーバーホールしましたが、1台は電源ON/OFFが不安定でした。原因はSW付きVRの故障です。こちらは指定部品の調達が困難なため、同一メーカーの類似部品による代替修理とさせて頂きました。
TS-830S ご出場
こちらはフルオーバーホールさせて頂きました。ケミコン類の大量交換の他、PROCスイッチの分解整備、筐体内部の錆取り(部分的)などを中心に作業しています。
ft-107 ご出場
受信部の修理を承りました。全体的に感度向上しています。ATT 動作不良はリレー交換にて解消しました。
今後の修理予定について
長期対応中の案件を除き、年内作業分は以下を残すのみとなりました。横浜事業所はICF-2000D、TS-820S(検査待ち)の2台、上尾事業所受持のFRG-8800、FT-101E、ICF-PRO70、TS-770、FT-102については年内の出場を目指します。
- KWM-2A 入場中 長期対応 作業中(上尾3)
- RJX-661 入場中 長期対応 ライン空き待ち(横浜2)
- FRG-8800 間もなく出場
- FT-102 入場中 出場検査不合格 ライン戻し (上尾1)
- FT-101E 入場中 部品待ち(上尾3)
- TS-770 入場中 部品待ち 作業中(上尾3) —— 部品調達に時間を要しています。
- ICF-PRO70 入場中 部品待ち 作業中(上尾3) —— 部品調達に時間を要しています。