週明けです。【2021/10/04】
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10月になりました。蝉が鳴いてますよ。笑 マジです。実はこの週末プチ熱中症に掛かりました。昨日も気温は35度の横浜地方であります。
- NRD-92 入場中
- HL-180 ご出場
- HL-726D 入場中
- FT-736X ご出場
- HL-166V 入場中
- IC-820 検査終了
- IC-706Mk2(1)検査終了
- IC-706Mk2(2)検査終了
- 今後の修理予定について
2ヶ月ぶりにラグビー練習に出ました。心地よい風が吹く秋晴れの日曜日、9時半から二時間ほどグランドに出たのですが、帰宅後に軽い頭痛と微熱に見舞われました。明らかに熱中症の症状です。思い起こせば水分補給していなかったかも・・。生徒達には15分おきに水分チャージを促しているのですが、コーチ陣は自己管理が必要です。うかつでした〜〜〜。丸一日経ちましたが熱りが治まらず、微熱が続いています。 そういえばグランドに向かうクルマの中で、蝉の鳴き声が道端から聞こえてきましたョ。
5年ぶりにiPhoneを新調
iPhone 3以降、iPhone 8 plus までは”ほぼ2年サイクル”で買い替えてきました。小生にとっては新しいハンディ機の様な感覚です。しかし、X、11、12については全く物欲の琴線に触れることがなく、むしろiPhone 8 plus に対する愛着が増すばかり。半ば長期使用記録の更新に挑む感覚になっていたのであります。ところが、仕事の動画撮影をする機会が増えたことで64GBのストレージサイズだと常にiCloudへの出し入れが発生、バッテリーへの負荷増が日に日に増して行く状態になっていたのです。そもそもYouTube動画の撮影は想定外で、後になって128GBをチョイスすべきだったと後悔した始末です。クラウドサービスの利用はスマホに限らず日常化していますし、フル充電状態で半日程度しか保たなくなってしまった状況を考えると「こりゃ〜機種変しかないな〜〜〜」と決断に至った訳であります。そしてゲットしたのは先日リリースされたばかりの iPhone 13 ProMax 。8 plusよりも僅かに大きなディスプレーサイズですが、重量は倍近くあります。大容量のバッテリーのせいでしょう。iPhone至上最大容量のバッテリーを搭載しているとのことです。iCloudへのアクセス頻度を減らすにはローカルストレージを増量するしかありません。今回は最大サイズの1TBとしました。正直なところ5Gへの期待はゼロです。弊社や自宅のある横浜北部・川崎西部地区は4Gのままですから。それよりも完全SIMフリーのデュアルSIM機となったことへの期待が大きいです。ところで、余剰となったiPhone 8 plusでありますが、下取りに出すことも考えましたが、動画撮影などヘビーな使い方をせずにiCloudへのアクセス頻度を押さえれば電池消費が激減することが分かりました。64GBなりの使い方をすればまだまだ行けそうです。キャリアは13ProMaxに移したのでSIMは入っていません。色々調べた所、Rakuten の電話+データの契約だと月額3,000円代で済みそうです。しかも国内通話無料なのでラボの固定電話をこちらに切り替えるのも手かな〜と思っています。ということで、世代交代ではなく”スマホ二台持ち”となりました(汗)。
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気になる性能ですが、最強のチップを搭載したことよりもカメラとしての性能向上が凄いです。画像処理に相当なリソースを消費するので、CPU性能の向上が寄与しているというわけです。iPhone 13ProMaxのカメラ機能は高級ミラーレスクラスと言っても過言ではありません。12Pro 以降 ProモデルはRAWモードでの撮影が可能となり、13Pro系ではレンズも望遠・広角・超広角の三ツ目構成となりました。画素数はiPhone6S以降変わりません。即ち今まで使用していた8 Plus と一緒です。しかし明らかに描写が異なります。画像処理に相当なリソースを使っている様に感じました。因みにセンサーはフロントの3個の他、自撮り用を含め全てソニー製です。
(センサーサイズ)
機種 | iPhone13 Pro Max | iPhone12 Pro Max |
---|---|---|
広角 | ソニー IMX703(1.9μm) | ソニー IMX603(1.7μm) |
超広角 | ソニー IMX772(1μm) | ソニー IMX372(1μm) |
望遠 | ソニー IMX713(1μm) | ソニー IMX613(1μm) |
ToF(LiDAR) | ソニー IMX590 | ソニー IMX590 |
前面 | ソニー IMX514(1μm) | ソニー IMX514(1μm) |
因みにレンズもかなり力が入ってますョ。一般的な標準レンズに相当する本機の“広角”レンズは開放絞り“f1.5”、超広角レンズは“f1.8”、望遠レンズに至っては“f2.8”と、何れも明るいだけでなく、そこそこの被写界深度を確保できます。
カメラ | センサー | 焦点距離 | f値 | 画素サイズ | レンズ枚数 | 手ぶれ補正 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
広角 | IMX703 | 26mm | 1.5 | 1.9μm | 7枚 | センサーシフト方式の光学式 | 100% Focus Pixels |
超広角 | IMX772 | 13mm | 1.8 | 1μm | 6枚 | – | シャッター速度が高速、Focus Pixels |
望遠 | IMX713 | 77mm | 2.8 | 1μm | 6枚 | 光学式 | 3倍光学ズーム、Focus Pixels |
何のブログか分からなくなりそうなので、この程度にしておきましょう。爆爆 案件多いので仕事のレポに移ります。
NRD-92 入場中
怒濤の業務用受信機をお預かりしています。ご指摘の7MHz〜11MHz内の内部ビートは確認できませんでした。恐らく受信環境に於ける外的なイメージ妨害などではないかと思います。全体的に感度低下がみられます。業務機は完全にスロット化されていますので、整備には専用のエクステンションボード(通称ゲタ)が必要です。こちらは長期対応とさせて頂きます。
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hl-180v ご出場
以下の通り確認させて頂きました。
・基本動作確認
(1)送信・受信切替動作について正常に機能することを確認しました。検査時 入力5Wに対して出力 180W 程度の出力が得られていました。
(2)受信プリアンプが機能することを確認しました。検査時 プリアンプ動作時 16dB程度の利得上昇を確認しました。
・総合調整
(1)送信系当トラッキング調整 実施後、最大出力時に+20W程度の利得上昇を確認しました。
(2)受信系統トラッキング調整 実施後、25dB程度の利得上昇を確認しました。
(3)プロテクション回路調整 実施前、190W程度で作動しましたが、規程値の200Wに閾値調整を行いました。(SWR2.5以上でプロテクション介入確認)
(4)LEDメーター 校正 最大定格時の65%程度で全数表示となっていました。80%程度で全数表示するように調整しました。
・基板確認
(1)現時点で交換を要する部品はございませんが、リレーについては今後要交換時期に達した場合でも部品調達が困難になると思われます。
(2)基板の裏表ともパターン焼損、欠損などはございません。正常にご使用頂けます。
総合所見: 総合調整のみ実施しました。現時点でその他部品交換、修復等の必要はございません。
hl-726d 入場中
キャリコンが閉じたままです。プロテクション回路のICがダメみたいですネェ。汎用ICなのですが、指定パッケージのタイプは全てディスコンでして、海外調達となります。中国が国慶節で10月8日までお休みのため、休み明けのオーダー・デリバリーとなるため少々お時間を頂戴します。
FT-736X ご出場
1200MHzのパワーダウンです。ファイナルのモジュールはオーナー様から差し入れて頂きました。PLLのVCV出力低下、不安定を併発、バンドエッジではアンロックが発生していたようです。
HL-166V 入場中
ファイナル(THP247)がアウトでした。極性導通に反応しません。(写真参照) 当該部品はモトローラ製の特性選別品でオリジナルはMRF247です。ネット上に東芝の石がオリジナルとの情報が「ありますが完全なガセです。ところで、THP247を名乗るデバイスが深圳に出回っています。流出したものか、ニセモノかは不明ですが、MRF247を使った方がよさそうですね。こちらも深圳からの取り寄せになりますので、少々時間が掛かります。
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ic-820 検査終了
電源投入するといきなり送信状態になります。これは少々厄介ですね〜〜。このままでは検査もできません。まずはTXラインを切断してPAのSTBYトリガーを解除しないと、検査中に高価なファイナルまでも壊しかねません。送信8Vのラインも同様です。古いYouTube動画に似た症状の同型機の映像がありました。今回の事象とは異なり、メインユニット側のSEND/RCV回路の故障です。勿論こちらも調べましたが異常ナシです。今回の故障はコントロールユニット側でした。フロントパネルやマイク端子から入ってくるデータをA/D D/A変換しており、プロセッサの近くに表面実装のアナログスイッチICがありますが、PTTのトリガーが出っ放しになっていました。表面リフロー実装のICなので部品が入手出来たとしても相当数の工数が掛かります。メーカー修理だとAssy交換していの箇所ですね。残念ながら作業は困難と判断しました。
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IC-706Mk2GM(1)検査終了
今回は二台のIC-706Mk2GMをお預かりしています。最初の個体は”USB送受信が異常”とのことです。14MHzにラボ常備のFTDX5000MPとFTDX3000を使い泣き合わせ試験を行いましたが、送信変調は正常でした。続いて受信ですが、ホワイトノイズが妙に甲高い感じがします。LSBと切り替えてみたところ、明らかにキャリアポイントが反転しています。もしやと思いSHIFT位置を確認すると反時計方向の位置に固定されていました。センターに戻したところUSB/LSBのノイズ音程が揃いました。受信も正常です。
追伸(1):オーナー様より詳細な情報を頂きました。どうやら144MHzのSSBで発生しているようですね。再度確認させて頂きます。
追伸(2):144MHz SSBの変調も特に問題無いようでした。
IC-706Mk2GM(2)検査終了
こちらの個体は電源ON/OFFをくり返すとのことです。丸一週間テストしましたが、特に何の問題も無く動いています。但し、この症状は過去にも複数回遭遇しています。SMDケミコンが劣化してDCリークが始まっている可能性は否めません。但し、本機のDCラインには多くのSMDケミコンが使われており、交換するならこれらを全数やる必要があります。SMDケミコンの着脱には周辺の部品も撤去する必要があり非現実的なです。オーナー様とご相談の結果、検査お異常ナシにてお戻しすることとします。
今後の修理予定について
現在エンジニアさんは小生を含め3人体制、4ラインで作業しています。10月10日で年内の作業分については一旦締め切らせて頂く事にしました。先週末の時点で11月までの作業は全枠埋まりました。残りは12月上旬分になります。無線機修理は流れ作業ではないため、一台にどれくらいの時間が掛かるか予想がつきません。その為、難易度の高い案件が集中すると、その後の作業が押してしまいます。一応ご入場から2週間以内に診断を完了できる様には頑張っていますが、ラインの都合で予約が前後したり、2週以内の診断が出来ない場合もございます。クイックリペア的な対応はできませんこと、どうかご理解ください。m(_ _)m
- TS-820V 入場中(第1ライン) 長期対応 作業中
- KWM-2A 入場中(第3ライン) 長期対応 作業中
- NRD-92 入場中(第4ライン)長期対応 部品待ち
- ICF-SW77 入場中(第3ライン)長期対応 部品待ち
- HL-726D 入場中(第1ライン)長期対応 部品待ち ※深圳調達 国慶節のため遅延中
- HL-166V 入場中(第1ライン)長期対応 部品待ち ※深圳調達 国慶節のため遅延中
- FT-767 入場中(第3ライン)
- TS-700 入場待機中(第1ライン)
- TS-930 入場待機中(第4ライン)
- DX-70 入場待機中(第1ライン)
- その他 9月30日以降 ご入場の修理品