サイトアイコン 二子玉日記

週明けです。【2021/08/10】

 オリンピックが終わってしまいました。賛否両論ありましたけど、まぁ良かったんじゃないかと思います。すぐ近くでやっているのに観に行くことができなかったのは本当に残念でした。ラグビーは不甲斐なかった・・・涙

 会社は明日からお盆休みに入りますが、小生は一週間ズラしてお休みを頂くことにしました。コロナ禍も二年目に突入し所属エンジニアも在宅ワークが板についてしまい、会社としてのお休みが無意味になっているので、今年からは個人裁量で休みを宣言することにした次第です。コロナと言えば、先週二回目の職域接収を打ってきました。一回目は翌日から少し倦怠感があった程度ですが、今回は丸三日間身動きできないほど重い副反応に見舞われました。当日は筋肉が少し痛む程度でしたが、翌朝から38度越の発熱、解熱剤を飲んでも全く治まる気配がなく、最終的に39度近くに上昇しました。この状態が丸一日続いて3日目の午前中に38度弱に下がってようやく回復しました。マジで辛かった。3回目は本当に勘弁して欲しいです。

 そんな訳で副反応の熱に魘され意識朦朧とする中、金額もよく見ずにAmazonであるものをポチってしまいました。実はこのブログ、10年前まで自転車と徒然写真がメインだったのですが、いつの間にかブログに変わってしまいました。笑 本来会社のサイトをブログ化すべきなのですが二つもブログを書く時間的余裕がありません。汗 いつのまにか個人ブログが会社に占拠されてしまったというのが正直なところです。以前はオールドやM42の作例を掲載しアーカイブも併設していました。そういえばカメラはK-5以降新調していません。CP+も何年も顔を出していないです。時代はAPS-Cからフルサイズへ、一眼レフからミラーレス一眼へ流れが変わったんでしょうか。この辺は実は完全に浦島太郎になっていて、10年間越のブランクは実に大きい!! 

 ということで、意識朦朧とする中、寝床でポチってしまったのは、”PENTAX K-3 Mark iii Black Premium Kit” でありました。リリースは4月なので既に4ヶ月経過していますが、最初の2ヶ月はバカ売れしたそうです。昨今の“電子デバイス・サプライチェーン崩壊にともない次回ロット増産の目処が立たず”とのことで「在庫残数のみ早い者勝ち」という、閉店キャンペーンによく似た”煽り”に乗せられたというのが事の顛末であります。爆  

 以前から気にはなっていたフルサイズのK-1をパスした理由は、“差ほど被写界深度に違いがない”ことと、“無駄に画素数が増えるのはストレージ・リソース不足を招くだけ”との見解に加え、防湿庫奥に眠る“645”の存在も・・・。ブローニーは未だにフィルムを作っていますから、その気になれば引っ張り出せます。結局アウトプットがブログやInstagramであることを考えるとAPS-Cで十分なんです。逆に何故K-3 Mark iii に惹かれたかというと、AFの速さとファインダー視野率にありました。従来のペンタAF(SAFOX-xx)はお世辞にも速いとは言えず、常に他社の後塵を拝してきました。ところが今回は違うというのです。しかも旧式のMレンズなど絞り”A位置”を持たない名球の数々も絞り連動で使えると言うのです。いつか暇なときにSuper Aに装着して使うつもりで温存してきた防湿庫内のレンズ達を、絞り込み測光ではなく疑似開放測光で使えるとなればこりゃ〜行くしかない。何故 “疑似” かというと、レリーズ直前に絞り込まれて測光しているからです。KAfマウント以前の銀塩ボディは絞り位置を読み取る機構がついていて、シャッター半押しで適正露出が得られました。以後は測光方式が複雑化して時代にそぐわなくなくなりistD以降のデジタル機からはこの機構が省略。K-3 ii 以前のデジタル機でもMレンズやマウントアダプタを介してM42が使えましたが、何れも絞り込み測光のためファインダーが暗くなりました。K-3 iiiでは視野率105%とファインダーが見やすいため、F8くらいに絞り込んでも苦にはなりません。なので絞り込み測光でも十分行けます。因みにM42や一部のKマウント互換レンズを使用する際は絞り込み測光となります。かなりマニアックな使い方ですが、恐らくKマウント信者の多くが“レンズ資産の有効活用”が課題だったりするんじゃないかな? 

 あ、書き忘れました。AFは確に速いです。と言っても、所有レンズで体感出来るのはSDM搭載、またはPLM搭載機だけ。カメラ内モーター使用のFAやDA初期の球はあまり変わらないかな? そもそも航空写真や鉄道写真以外ではマニュアルフォーカスを多用します。今後リリースされるHDレンズはPLMが標準になりそうなので先行投資ということでOK。

 ナニワカメラさんがYouTubeに纏めているのご紹介しましょう。

 カメラ新調を機に、以前のカメラ関係コンテンツを整理してみました。トップリンクにKマウント・M42マウントのレンズコレクションと作例のアーカイブを纏め直してみましたョ。かなりニッチな領域なので殆ど興味をそそらない内容だと思います。小生の脳内備忘録を兼ねていますのでスルーでOKです!。爆

 昔は“ボディに金を掛けずにレンズに金を掛ける”が王道だったのですが、中古市場(オークション)でB級クラスの球を入手し、本体に金を掛けるというスタイルが定着しつつあります。撮像素子についてはそろそろ飽和状態になりつつあり、これ以上の画素数は不要との意見も多い様で、2500万画素オーバークラスであれば向こう10年以上使えそうです。現に2007購入のK-7や、2009年購入のK-5は1000万画素〜1500万画素クラスですがこちらも十分現役サブ機で使えますョ。もしかするとAPS-C最後の一眼レフになるやもしれないとの危機感に押されてしまった結果が衝動買いです。 ・・・てなわけで、高級無線機が買える金額が一瞬で消えました。 意識朦朧って怖い。汗汗 

 動画をもう一本・・・。

 そんなわけで仕事がだいぶ立て込んでしまっています。夏休みに入る前にどんどんやらねば・・。


TS-940S 入場中

 Twitterに少し載せましたが、またまた輸送事故発生です。こちらお送り頂いた際、運送会社側の手違いにより発生した事故と思われますが、状況的に荷台からコンクリート地面に落下したものと診て間違いないでしょう。(重量級のですから梱包が柔でもこうなってしまいます。汗) 電源ユニット・ヒートシンクカバーが拉げ、内部の空冷ファンがモーターごと陥没してしまっています。底板はご覧の通りです。相当な衝撃ですね。基板やフロントパネルは無事でした。会社のHPにも梱包例を写真付きでお示ししていますが、重量級の個体を送られる際には呉々もお気を付け下さい。特に25Kgを超える個体はヤマト便(保険付き)で送られることをお奨めします。勿論、それ以下の重量でも保険が使えるヤマト便を推奨します。(弊社HPに記載の梱包例

 こちら運送会社とお客様の間で和解成立済み、”鈑金叩き出し”を含む作業としてお引き受けしました。中身の故障は以下の通りです。

  1. 送信出力異常低下
  2. ATU故障
  3. 電源電圧ドロップ(弊社検証)
  4. オーバーパワー
  5. 鈑金叩き出し(追加)

 以上3つになります。

 1.については、LPF回路の故障を確認しました。IC2付近のR30が焼損しています。本機のLPF制御には二個のICが使われています。何れもVDD40V級の高圧ICになり、実際20V〜28Vで使用されます。ここの定電圧トランジスタのバイアスに使用されている1/2Wの抵抗が焼けていまた。こちらを交換したところLPFは全バンドで正常に動作するようになりました。

 2.については、ATUバリコンモーターの一個が固着して動きません。モーターの電極に導通がなくコイルが焼け切れている様です。そもそも軸固着が原因ですが、こちらはアイコムやヤエスの様に汎用ステッピングモーターでの修理ができません。オーナー様とご相談の上、ユニット毎を撤去しATU回路を完全にバイパスするように改造を施しました。

 3.については、以下4.に起因します。1の修理で出力は得られるようになりましたが、ALC設定が開放状態で200W越の出力がでてきます。流石に電源が耐えられません。かなり高負荷状態で使用されていた様で、28V系の大容量整流コンデンサ3個全てが容量異常、一個は既に破裂しかけています。これらを交換して電源ドロップは直りました。

 4.については、全箇所の補修が終わったところで再調整を行い、規程出力に戻します。恐らく1の故障でパワーダウンが発生、それを補うためALCで出力を調整されたのではないかと思料します。ファイナルが飛ばずに済んでよかったです。

 5.については、ケースのみ第4ラインに送って作業します。8月一杯掛かるか見込みです。

え〜〜〜〜!
こりゃ〜酷い
ファンがめり込んでる
万力で固定してテコで引っ張るか
LPFのリレーが正常に切り替わらない
どこだ・・・
フラックスが取り切れていない箇所が沢山ある
コイツだった
ATUが不動
モーターバラしたけど片側はコイル切れてます
電源部のブロックコン、今にも爆発しそうな膨れ方
こりゃ〜ヤバイ

減力改造

 DナシのFT-897です。こちらは100Wから50Wへの改造となりました。定番の指定箇所作業と作業内容証明発行のご依頼になります。無事に作業終了です。

規程出力確認(1)
規程出力確認(2)
規程出力確認(3)
規程出力確認(4)

点検のみ

 出力正常なのに相手方でリーダビリティが低下しているとのご相談でした。原因はMicゲインの低下だった様で、入場前にお客様で解決済みです。僅かに周波数ズレがありますが誤差範囲内でした。SSB等で長く送信した際、スムースに受信に切り替わらない(TX状態継続)事象があるとのことでしたが、こちらはマイクのPTTスイッチに粘りがあったことが原因と思われます。分解してCAIG洗浄してからはスムースに切り替わります。異常ナシとしてお戻しさせて頂きます。

せっかくのご入場なので・・
調子良くなりました

今後の修理予定について

 只今、入場拠点を機種毎に分けています。従来アマ機は全て横浜事業所の取扱でしたが、一部製品については上尾事業所入場となっています。ご案内の際に従来と異なる住所をお伝えしていますので、何卒ご留意ください。「近いからこちらがイイ」とかは選択頂けません事ご理解ください。あくまで社内の都合です。m(_ _)m 従来は小生が営業フロントを兼務していましたが、弊社からのご連絡・対応は担当者が直接対応させて頂きます。

 既に”お盆進行”にシフトしている製造業でありますが、前述の通りコロナ禍対応で例年の様な一斉休暇とはせずに、担当者が個々に裁量でお休みを頂く方式に変更させて頂きました。小生は来週16日から20日までお休みを頂戴します。何卒ご理解の程お願い申し上げます。尚、横浜事業所のアマ機ラインは全員お休みさせて頂きます。

  1. ICF-2001D  入場中 (第3ライン)
  2. ICF-SW77 入場中 (第3ライン)
  3. TS-940S(その1)入場中 (第1ライン)
  4. TR-9000  入場中(第1ライン)
  5. RJX-1011 8/5 ご入場(第1ライン)
  6. Mark V 8/5 ご入場(第1ライン)
  7. FR-101D(その1)8/5ご入場
  8. FR-101D (その2)8/5 ご入場
  9. その他  8/5 以降ご入場の無線機など

 今週もヨロシクお願いします。m(_ _)m

Tags: FT-897, FT-900, K-3iii, Kマウント, TS-940, 無線機修理

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