IC-756Pro 検査終了 / RJX-601 ご出場 / FT-850 作業中 【2021/06/26】

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 曇り空の土曜日です。ここ数日電波のコンディションはマズマズですね〜。RJX-601で8エリアのFMが59オーバーで入感していましたョ。

 前回触れた2台のFT-690MkⅡの整備が終わり、更に「リグコレ」モスボールFT-690MkⅡも数年ぶりに引っ張り出して整備、数百Hz fズレていました。やはり本シリーズは半年に一度は整備が必要ですね。(ww) 昨今TCXOが当たり前に搭載されていますし、今時のリグが側にあれば泣き合わせ調整だけでOKかもしれません。久しぶりに調整すれば使ってみたくなるのは人の常、ここ数日Esが出現していて、6、4エリア方面が開けていたタイミングにGPに繋いで素の2.5Wで送信したところ、下関と宮崎の局が一発で拾ってくれました。変調も問題無さそうです。最近は当たり前にKwを躊躇なく出す局が増えましたが、2.5Wでもコンディション次第では十分遊べると言うことを思い出して欲しいですね。因みに拙宅の固定局シャックは200W(技適機)の免許を頂いていますが、余程のことが無い限り50W位に下げています。一番は高価なファイナルを労りたいという主旨ですけどね・・・。爆 このところ立て続けにRJX-601の整備ご依頼をお受けしていますが、FT-690MkⅡ同様、こちらも複数の自己所有機をコレしていて、こちらも久しぶりに引っ張り出しました。8のFM局が59で入感!。往年の6mポータブルに触れるとと遠い記憶が蘇ります。

ハンディ+スマホでデコードしたISSからのSSTV画像

 もう一つのトピックは国際宇宙ステーションからのSSTV受信に関する話題です。今日のクラハ本放送でも話題に上がると思いますが、只今ISSが地球軌道上からARISS(Amateur Radio on the International Space Station)サービスを実施中で、145.8MHz(FM)でダウンリンクの電波を受信できます。SSTV復調可能なスマホのアプリをダウンロードして、ハンディ機の横に置いてボリュームを調整すると、スマホのマイクから拾ったピーヒョロ音をデコード、ISSから送信された画像を観ることができます。小生はiPhone(iOS)のCQ SSTV というアプリを使いました。SSTVといえば面倒なパソコン設定が付きものというイメージでしたが、デコードだけなら手軽に楽しめそうです。子供達へのハム啓蒙にはもってこいかもしれません。因みにこの画像は今朝受信したデータです。ハンディ+スマホだけにしては上出来? 


IC-756Pro 検査終了

このICが故障しています

 50MHzだけ送信しないという珍しい症状です。送受ともできなけければVCOアンロックとか、割と解りやすい故障なのですが、送信だけとのことでした。送受ともHF〜50MHzまで同じ回路を通っており「50MHzだけ」となると送信LPFの故障以外に考えに難いです。お預かりして確認してみると、どうやら受信感度も異常低下しているのが判りました。送受で50MHzの障害が出ており、感度低下のみである程度受信できている状況を考慮すると、RFのBPF以外に考えられません。確認していゆくと入出力のスイッチングダイオードにバイアスが掛からないことを確認しました。BPFのダイオード群を制御しているのはIC904です。IC904の各端子出力を確認したところ、50MHzを受け持つ16番ピンの出力がありません。他のチャンネルも電圧が疎らで、他の周波数帯でもダイオードが開ききらないバンドがあることが判りました。IC904自体は入手可能ですが、交換工数・部品調達費用などを考慮すると、合理的な修理代とはなりません。オーナー様にご確認をお願いし結果的に修理は断念することと致しました。


ご出場 

 メンテナンスパックを御所望です。後期型の比較的綺麗な固体でした。ケミコン類は特に問題なさそうです。いつものメニューを施工し、最後にメーター校正を実施するべく、Sメーター・Poメーター校正用の半固定VRを回そうとしたところ、接着剤がガッチリ固まっていて回せません。止む無く、二個とも着脱して接着剤を削り落とす作業をしました。何とか処置できて、校正もバッチリOKです。2SC1306はやや草臥れている感じがしますが、ピークで何とか3Wは出てくるので由としました。現在2SC1306は国内市場で入手困難となっています。NEC刻印があるものでも形状が微妙に異なっている、所謂ニセモノが相当数出回っているのと、中堅どころのサプライヤーが平気でニセモノ(パッケージが明らかに異なる)を販売しています。これらは一応出力するもののAM時の尖塔電力が伸びません。(明らかに違う石) その様な状況ですので、まだ壊れていない石を交換するわけには行きませんね。取りあえず全て規程値に調整してご出場です。勿論、CALとFMナロー化対策は実施済みです。

久しぶりの601です
いつもの部品を交換して行きます
回りません・・・涙
接着剤をバーナーで溶かします
無事に調整終了
交換部品はコレだけでした。(部品状態は良好)

作業中

 出力しないとのことです。こちらはファイナルかドライバーの故障を疑いました。ところが本当に全く出力しません。ふつうファイナルやドライバが故障している場合、僅かに(数ミリワット〜数ワット程度)出力しているものです。ところが、全く信号がANT端子から出てきません。RFユニットの2SC1973の出力がやたら弱いのですが、それでもPAユニットに信号は届いています。ALCが開放状態になっており「何か手を付けた感」があります。取りあえずSSGから14MHzのキャリアを 直接PAに突っこんだのですが全く増幅しません。PAは3段構成で、2SC2166 – 2SC3133×2 – 2SC2879×2という組み合わせです。2879は弊社内に僅かにMP品の在庫がありますが、2SC3133は在庫ギレです、こちらについても市場品薄状態であり、代替となるトランジスタもありません。壊れていたら少々厄介でした。信号をRFプローブで追いかけたところ、PA初段の2SC2166のコレクタ側に信号が出ていません。壊れているのかと思い、トランジスタを着脱確認したところ、完全にコレクターエミッタがショートしていることを確認しました。この壊れ方だと、上流側にもダメージがありそうです。VCCの電圧を測定したところナントほぼ0Vです。またベース側(バイアス)にも送信時全く電圧がありません。VCCとベースバイアス(途中分流・分圧)へ定電圧・電流増幅用のPNPパワートランジスタを介して電流が供給される仕組みですが、 このPNPも完全にアウトでした。当然そうなるでしょうね〜〜。 その様な訳でこの2SA1283も交換しました。VCCとバイアスが正常電圧になったことを確認しました。送信テストを実施したところ14MHzで10W程度しか出ません。先程、RFユニットの出力が低いと書きましたが、どうや送信IFのバランスも崩れていそうです。ALCは開放のまま、TX Driveも弄られています。もしかして、これを弄っていて2SC2166が逝ったのか?? ちょっと不明な点が多い個体です。少々お時間を頂戴したいと思います。ファイナルかドライバも片肺なのか???

やはりPAの故障だが・・
これか・・
コイツを交換
2SC2166と2SA1283を交換しま〜す

 そんなわけで、週末に突入しております。少々体調が悪い日々が続いていますが、未だにワクチンは案内すら届きません。神奈川は最悪です!!

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