週明けです。【2021/04/28】
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お疲れ様です。連休前最後のブログ更新になりますので、深夜ですけど頑張って書きます。
段斜里と言いつつ屋根上のアンテナが増えてます。(汗) 今回は自作バーチカル・ロングワイヤーに続き1200MHzのアンテナを増設しました。以前よりY!オークションに出品されている1200MHz ループアンテナが気になっていて、“清水から飛び降りる”覚悟でポチった次第です。何種類かあるようですが、何れも同じ方の作品です。小生が選んだのは11エレの小型ビームです。これで13dBiというから驚きですね〜。近々マストを交換するので今回は仮設置ということで、取りあえず一番低いところに付けてみました、アンテナ追加にともない8DFB×10mも導入。マスト交換後は勿論トップの14mHの位置に移動させます。現在は11mと比較的に低めではありますが、当地は標高85mの小高い丘の頂上から3mほど下がった傾斜地で、房総半島、三浦半島、伊豆東海岸にはダイレクトに届くロケーションです。逆に北東から北西にかけては100m級の多摩丘陵を背負っているため。30mクラスのタワーを建てない限りダイレクトには飛びません。一応11mでも斜面側には障害物はナシ。大山辺りにぶつけると何かが起きるのか?笑 TS-790G時代はコンテスト参加くらいしか1200MHzには出ませんでしたが、IC-9700導入後は何となくヤル気になってます。
インプレッションが先にですね。ww このアンテナ10K円以下で落札しましたが勿論新品です。自作とは思えないほどしっかりした造りに驚きました。二分割になっていて前後のエレメント繋いでネジ留めするだけで完成。無調性で1295MHzはSWR=1.02程度でした。この上が13エレなんですが、11エレでもかなり指向性が強く、僅かに動かしただけでSが大きく揺れます。試しに見通せる方面にあるレピーターを幾つかカーチャンクしてみたところ、伊豆遠笠山RPT(推定110km)が 59+10dB(IC-9700)で返ってきた他、神奈川県内の稼働中レピーターは全て反応しました。これは予想通りです。千葉県は船橋、木更津から応答がありました。逆に距離的には近いのですが稜線に遮られている都内のレピーターに届かずです。これも想定通りでした。10K円以下で、しかも造りも良く、固定で十分使用できる ビームアンテナでした。
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先週の【
CQCQ アマチュア無線部屋
】を振り返る
先週は「新人さんいらっしゃ〜い!」でありました。エストニアに留学中の3アマ取得された学生さんが登壇され、「こちらで開局するにはどうすればいいか?」との質問がありました。日本とエストニアの間には相互運用協定がないため、すんなり開局という訳には行きません。FCC エクストラを保有されているお二方(7K1BIB、JJ2ONH)が丁寧にアドバイスされ、隣国で米国資格のFCC エクストラを受検されることをアドバイスするなどして、今回もしっかりカムバックポイントをゲットです。高校時代に無線部に所属していたとのことですが、ご自身で開局された経験は無いそうです。今後もフォローさせて頂ければ幸いです。因みに、モデレーター各局がお奨めした開局用の無線機はヤエスVX-3(144MHz/430MHz)でした。低価格で学生さんのお財布にも優しく、掌サイズでスマホよりも小さい「世界最小」の量産トランシーバーです。ニューカマーの特にYL局にお奨めしたい1台。小生も必ず携帯しています。CQオームさんで20K円で買えますね。このサイズのD-STAR機が出たら即買いしますw。
TS-870S ご出場
感度不足・Sメーターの振れが弱いとのご相談です。RFユニットのAGCアンプ(3SK131)を二個交換して修理完了です。90年代に登場したフルDSP機です。AGCやNBの制御をDSPが行っていて、少々クセがありますが、基本性能は申し分ありません。本機はSメーターの校正などもDSPが行う為、指定周波数を寸分の誤差なく受信できなければならないため、DDS REFの調整も必須となります。感度も戻って、Sメーターの振りもご覧の通りです。-140dBmの測定限界チェックでも優秀な感度を示してくれました。
RJX-601(その1 #55990)ご入場
今回は連続して 2台の初期ロット機が入って来ました。一台目は外装Bランクの個体です。こちらはメンテナンスパック+αとのことでしたが、受信挙動異常とAMの送信変調異常を確認しています。前者は送受リレー分解・清掃で症状は無くなりました。後者については、まず変調アンプの2SC1226(プッシュプル)を交換しました。本機はAFアンプとAM変調器が共用回路になっていて、AF音もやや低く感じられたのでココを疑いました。周辺のケミコンも予防交換してAF音はかなり改善された感じです。しかし、相変わらずAM送信変調が薄く正常個体と比較すると明らかにヘンです。残すは終段の異常のみということで、ファイナルを着脱してhfe測定したところhfe=10以下で殆ど針が振れません。パワーは3W近く出ているのですが伸びしろが全くないため、変調が潰れている様です。こちら終段・ドライバ段(予防)の交換が必要ですね。ファイナル手前のR85は15Ω指定ですが、ここが2Ωしかありませんでした。そもそも、ここはバイアス電圧維持の為の抵抗で、これ以上だとRFがロスしてしまい、これ以下だとバイアス電圧が維持できなくなります。そもそも、ここをトランス結合にしてしまっているところが??なんですけど、部品点数、製造工数を考慮した回路設計だったのでしょう。分圧抵抗を計算すると12V時に0.6V掛かる計算ですが、送信時は吸い込み効果でマイナス電位になります。従ってAB級動作しているわけではありません。そもそも終段コレクタ変調ですから、わざわざAB級動作させる必要もありません。リニアになっている必要はない場所です。ここをチューニングすると変調の味付けができそうですね。少々お時間を頂戴します。
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RJX-601 (その2 #33094)ご出場
こちらはメンテナンスパックのみです。外装はかなり草臥れている初期ロットですが、中身は以外なことに離調も僅かでした。音が聞こえないとのことでしたが、VRのガリが顕著でしたね〜。暫く放置状態だったみたいですので、リレーも分解整備しました。CAL水晶を51MHzに交換、FMナロー化対策してチェックアウトです。送信変調も大変キレイでした。
こちらは定番メニューにつき動画撮影は割愛させて頂きます。
その他、入場中の進捗について
・NRD-95PT
粛々作業を進めています。完全に力業の領域に入ってます。あとは時間との勝負、GWはコレに集中させて頂きます。
・FT-101E / FL-2100B
こちらは、既に中身の作業を終えていますが、検証作業待ちの常態です。NRD-95PTの作業が終わりましたら検証作業に入ります。
・FT-101E フルレストア
こちらも、中身の作業はほぼ終了です。検証の結果問題が無ければ、外装ケースのみ鈑金に出します。こちらは連休明けの作業となります。
・ICF-6800A
本日第3ラインに検査入り予定です。
・ICF-2200
本日 第2ラインに検査入り予定です。
・上記以外の入場中(4/22以降入場)の修理品について
弊社は4/29日から5/5までの間はGW休暇とさせて頂きます。次回のブログ投稿は5/7を予定しています。Clubhouseの予告については、Twitterで発信しますのでフォローをお願いします。
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