週明けです。【2021/03/30】
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お疲れ様です。年度末進行のラボはBCLラジオに右往左往の一日でありました。汗 一日遅れのブログになってしまいゴメンナサイm(_ _)m。 そうそう、今日はオールド・リグ・ファンにはとても大事なお知らせがあります。
- 新スプリアスに関するパブコメ募集について
- 先週の【
CQCQ アマチュア無線部屋
】を振り返る
- JRL-3000F ご出場
- MODEL 0550G 進捗
- RF-2200 ご入場
- FT-757GXⅡ ご入場
- FL-2100B/ FT-101E 進捗
- その他進捗
先週末は軽井沢へ行く予定でした。金曜日の朝に自宅を出て1時間ほど渋滞中の一般道を走りましたが、途中で同乗していた家族の体調が悪化し、急遽旅行を取り止めました。来た道を戻って家に着いたのがお昼過ぎです。数時間後家族の体調は回復・・。こんなこともありますね。汗 翌日は近くの三ツ池公園に散歩がてらのお花見へ。例年より人は少なめでしたが、隣国の方が宴会をやられていました。ニュースとか見ないのか、価値観が異なるのか・・。こちらは日除け替わりの簡易テントの中で弁当とお茶で大人しく過ごしましたョ。(あっ、430にQRVしたなぁw)
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新スプリアスに関するパブコメ募集について
総務省から以下の通達が発せられました。以下の内容です。(以下、総務省サイトより原文転載)
不必要な電波(不要電波)をできる限り低減させることによって、電波利用環境の維持、向上及び電波利用の推進を図るため、2003年(平成15年)の世界無線通信会議(WRC-03)において、無線設備のスプリアス発射の強度の許容値に関する無線通信規則(RR)の改正が行われました。
国内においては、この改正を踏まえ、無線設備のスプリアス発射の強度の許容値に係る技術基準等の関係省令及び関係告示を改正し、平成17年12月1日から新たな許容値(以下、新スプリアス規格という。)を適用し、経過措置として、令和4年11月30日まで改正前の許容値の適用が可能としています。
これまでに、国内の約276万局(携帯電話等包括免許を除く。)のうち、約210万局(約8割)は新スプリアス規格への移行が行われているところですが、新型コロナウイルス感染症による社会経済への影響等により、新スプリアス規格への移行に遅れが生じることが想定されます。
引き続き、新スプリアス規格への移行を継続し、各免許人等へ働きかけを行う一方、このような社会経済情勢に鑑み令和4年11月30日とする経過措置を当分の間に改めることとし、別紙1及び別紙2
のとおり、関係省令及び告示の改正案を作成しましたので、意見募集します。
旧技適の無線設備などは要件を満たしていない場合、来年末以降使用不可になるというのがアマチュア無線家としての認識でした。コロナ禍の影響により新スプリアス体制へのスムースな移行が困難になったということは理解できます。肝は「当分の間」の解釈ですね〜。「無線通信を愛好する法律家協会」の事務局長(弁護士)である、山内OM(7K1BIB)にたずねたところ、「コロナ禍が終息したら」という意味だろうとのことでした。(あくまで御見解)
この新スプリアス問題について間違った認識を持たれている方が多いようですが、そもそもITU(国際電気通信連合=日本も加盟)が開催している世界無線通信会議(WRC)に於ける決議事項であって、メーカーや業界団体が新しい無線機の販売促進を目的として推進していることではありません。「無線機メーカーの策略だ!」などと、とんでもない解釈をされている方が多いのが残念です。
ICT化が進み世界的に電波枠が枯渇している中で、不要輻射を少なくするというのは当たり前の話。即ちITUに加盟する各国でも同様の動きがあるわけで、日本だけで起きていることではありません。従って、遅かれこの問題は解決を強いられることになるため、「当分の間」について都合良く解釈することは難しそうですね。総務省はこの件でパブリックコメントを求めています。国によってはアマチュア無線局を対象から除外する動きもあるようなので、この際パブコメでアマチュア無線家の立場をアピールするのもアリかと思います。例えば、HF帯などは多くの業務無線局が撤退済(補間手段として残っているが・・)です。また、高調波が妨害を与える恐れのあったVHF帯のアナログTV放送も終了しています。V/Uの規制強化は頷けるのですが、HFの規制は要らない気がしますねぇ。PHV車やソーラーパネル、LED電球のノイズの方が遥かに通信に悪影響を与えていますョ。アンテナと無線機の間にLPF入れて30MHz以上(50MHz以上)をカットすればいい話だと思います。
先週の【
CQCQ アマチュア無線部屋
】を振り返る
先週のクラハはJJ2ONH(加納OM)による“移動運用”についての話題を中心に大盛り上がり、スナック部屋が終了したのは25時15分。「春だ、移動だ、お外でQSO」というキャッチーなタイトル(?)でしたが、無線と無関係な方々も覗いて行かれます。少しでもニューカマーやカムバックの掘り起こしになればという思いで全モデレーターが奮起しているところであります。予告通り「JI1GXV(松永YL)の城山湖移動レポート」もOAできました。流石プロのアナウンサーはベシャリが違いますね〜〜。今回からJS1UEN(山口OM)の「週間空模様 condx レポ」もスタートしました。こちらは毎日移動運用されているUENさんならではのコーナーです。スポーツ紙の釣果欄みたいな感じでしょうか。“お空の潮目を読み解こう”というのが狙いです。ONHさんの「DX CLUSTER / JP CLUSTER 解説コーナー」も聞き逃せません。釣りも「ボウズ」ばかりではテンション下がりますよね〜。無線も一緒です。初心者の皆さまも潮目を見ながら無線遊びの醍醐味を愉しまれてくださいね。
ところで、 CQ アマチュア無線クラブ
の正規メンバー数は140名、メンバー承認待ち40名の計180名となりました。現在社団局開設の準備に入っています。クラハ参加者は全世界に散らばっており、何処で免許をおろすことになるのかな??www ハムフェア(開催するのか?)までには形にしたいですぅ。
JRL-3000F ご出場
長期対応で入場中だった1Kwリニアアンプがご出場です。サブ電源の故障でしたが、無事に修理完了しました。
TE SYSTEM MODEL 0550G 進捗
長期対応中の個体です。ファイナル4発の撤去を終えました。残念ながら全損です。MRF492は2SC3102などに比べると壊れ難い気がするのですが、やはりオーバードライブは禁物です。(特にFT8) 補修部品は既に出荷済との連絡が入りましたが、輸出国側の通関に時間が掛かっています。カーゴなので成田に着きますが、キャリアーから連絡が来て、だいたい中2日で着荷となります。4月の中旬までに着きそうな予感・・・。当初予定よりも早まりそうです。
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RF-2200 ご入場
こちら、第二ラインで小生が担当している”ナショナルクーガー”です。ロッドアンテナ先端欠損、ダイヤルインジケーター位置ズレ、その他フルレストアのオーダーを頂きました。ロッドアンテナは入手困難なため、先端部にゴムキャップを早着しました。これで引出は多少楽になりました。ダイヤルインジケーター位置ズレですが、ギヤが外れて滑った様ですね〜〜?? 元に戻しました。その他として「CALが不動」を確認しました。シールド内のケミコンが液漏れしているので要交換です。その他のケミコンをサンプルしたところ、100µF/6.3Vは全数交換が必要です。また電源部の2200µ/10Vは破裂して火を噴いた模様。黒く焼け焦げていました。33µF以上のケミコンは全数交換したほうが良さそうです。
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FT-757GXⅡ ご入場
こちらは第4ライン(リモート)で作業中です。SSB送信時に変調が歪むとのことで、事象も確認しています。ファイナルのバイアスが殆ど掛かっていなかったみたいですが、AB級動作させないと歪んでしまいますね。もしかすると、2SC2879 p-pのバランスが崩れている可能性もあります。通常、メーカー修理の場合には必ず特性選別品(マッチドペア)を使用しますが、既に2SC2879のMPは出回っていません。偶にオークション等で見掛けますが、流石に出本がハッキリしない部品は取り寄せ不可能です。弊社の在庫リストに1ペアのみある様ですので、取りあえず準備をしています。手前の2SC1971もちょっと怪しいとのことです・・。こちら少々お預かりすることになりそうです。
FL-2100B/ FT-101E 進捗
こちらも第4ライン(リモート)担当中です。FL-2100Bは焼損落ちしたRFCに使用する酸化金属皮膜抵抗の入荷待ちです。FT-101Eについてはほぼほぼ、修復が完了していますが、変調の乗りがイマイチで、PROCもしくはAFの半導体類の交換が必要かも・・とのことでした。
その他の進捗
現在、長期対応で、FR-101D、NRD-95PTをお預かりしています。こちら先行の案件終了後にライン入りの予定です。
- Aperture: ƒ/1.8
- Camera: iPhone 8 Plus
- Focal length: 3.99mm
- ISO: 20
- Shutter speed: 1/481s