JST-245D ご出場 / RF-4900 ご出場 / FT-290 ご入場 / CQ-P6400 ご入場【2021/01/22】

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 今日もこんな時間(あああ日付が変わっちゃった)になってしまいました。ここ数日3ラインフル稼働でアマ機修理に充っています。

 時間が時間なのでサクサク行きま〜す。

JST-245D ご出場

 年明け早々にJST-245Hを拝見しました。今回は100Wの”D”モデルです。外装コンディションは上々、まだまだ現役続行して欲しい個体ですね。

“AM SSB CW 復調不可”

 入場時、症状再現に至りませんでした。PLLの不具合を疑いましたが、特に異常はなく正常に動作しています。電源ON直後、キューンという変調音が出てきます。これは電源インバーターから出てくるノイズですが、その他にDSP由来と思われる規則的に変異するビート音が僅かに聞こえましたが、数時間エージングしたところ再現しなくなりました。復調に関しては何ら問題無く聞こえています。予防処置としてTX/RXユニットの劣化ケミコンを交換、IFトラッキングを実施しました。

“周波数ズレ”

 極僅かですかREF OSCがズレています。20MHz REF OSCの精密調整を行い、目的周波数でLSB/USBともキャリア受信時にゼロビートになっています。但し、本個体はTCXO非搭載のため温度変化による離調は否めません。

“オプションフィルター取付”

 CWフィルター3個を取り付けました。施工後正常に動作しています。フィルターベイにオプションフィルターを取付、フィルターDIPをONにしました。

“FM センターズレ”

 DISCメーターの校正を実施しました。こちらも僅かですが離調していました。当ラボのSSGはGPSから10MHzのREFを取っていますので、イリジウム並の精度が出ています。

“送信出力確認” 

 DIPスイッチが調整モード(50Wに抑制)されていたので、正常位置に切り替えたところ、140W出ることを確認しました。


ご出場

 ナショナルRF-4900の海外モデルです。国内モデルとの相違点はFMの周波数域だけでしょうか。地上波アナログからデジタルに転換し、旧アナログ1ch〜3chが中波放送局の補間FM放送枠として再免許されたため、90MHz〜108MHzは魅力的な周波数になりましたね。さて、本個体ですが外装コンディションはまずまずで、短波(SW2〜SW8)のみが全く受信できないとのことでした。入場時、確かに3MHz~30MHzは全く聞こえません。スライドスイッチのガリを疑い、大量のCAIGを流して洗いましたがダメです。後述しますが、スイッチ類・VR類も酷い状態でした。回路図を確認したところ、2MHzのIFからAFまではMW、SW1、FMと回路を共有しています。となると、SW2〜SW8(7バンド)のRF〜2MHzの間で何らかの異常があるということ。局発4OSCは出力に多少の差があるものの機能しています。とまた、RFもMIXer手前までは波形が見えています。「となるとMIXer周辺か??」 トランジスタの異常を疑い着脱してhfeを確認したところ正常値を示しました。VCCも正常です。局発の信号は結合トランス経由で入ってきてはいますが、妙に歪んでいてコレでは正常に混合できない?? 周囲を打検したところ、SPから発振音が聞こえました。ケミコン異常か半田クラックの可能性が大です。周囲にコテをあててゆくとホール陥没する箇所や空砲音がはじける箇所が多々ありました。結局、基板2枚の全半田を再処理しました。ケミコンは予防を含め複数個を交換しています。短波が復活したので、全バンドフルトラッキングしたところ、“超高性能なBCLラジオ”が戻ってきました。


ご入場

 受信感度が異常に低下している個体です。SSGから信号入れてみましたが、ザッと20dBほど感度が不足しています。S9振るはずのところが針が振れません。フロントエンドがやられているみたいです。FETが無いのでサプライヤーにオーダーしました。

FT-290検査開始
受信アンプが逝ってるかな?

ご入場

 懐かしいNECの6m AM/FM機です。小生が開局したころ店頭に並んでいました。玄人好みなモデルですが、業務機のような造りで好感が持てます。ナショナルのRJX-601は当然ながら松下製の半導体が殆どですが、ファイナルの2S1306とMODアンプの2SC1096×2はNEC製で、コレらはこのCQ-P6400にも使用されています。同じFM/AM機ですが、こちらは精度の高いVFOに加えHC-50/U用の追加水晶スロット(固定CH用)を6スロット備えています。目を惹くのはRFの後ろにあるLPFです。写真の通りしっかり作り込まれている良いリグです。一通りチェックしましたが、唯一気になる点は出力不足でした。既に40年以上の年月を経た個体ですので、フルOHとしてお引き受けします。

懐かしいリグです
全体的にコンディションはよさそう・・
LPFの造り込みが素晴らしい
やはりお馴染みの石が使われている

今後の修理予定について

 以下の修理品をお預かりしています。部品到着の都合等で十番が前後する場合があります。

  1. FT-901DM 長期対応中
  2. FT-290 1/18 入場
  3. CQ-P6400 1/18 入場
  4. IC-375D 1/18 入場
  5. RJX-1011 1/18 入場
  6. IC-R7100 1/18 入場
  7. RJX-601 1/18 入場
  8. その他の無線機など

 週末はFT-290、IC-375の作業に着手します。m(_ _)m

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