FT-901 作業進捗 / ICF-2001D ご入場中 / Mark V ご入場中【2021/01/15】

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 お疲れ様です。最近はブログ投稿が終業後になってます。この方が仕事に“全集中”できます。

 色々なデマが流れているようですが、”BVX”は入院もしていなければ感染もしてませんよ〜。この先どうなるかはわかりませんけど、今のところ小生と家族は普通に生活を送っております。デマというのが7MHzのSSB全国放送で語られていたそうで、あるOMさんからDMを頂いて知りました、小生が聴いたわけではありません。w もしかして前回の記事コメントが一人歩きして“尾ひれ”がついたのかも知れません。まぁ、そんなデマも有名税と思っておきます。爆 それよりも再びエライことになってきました。こうなるとマジでロックダウンしたほうが良いんでないかと思う今日この頃です。因みにTwitterでボチボチぼやいてますんで、そっちで生存確認して頂ければ幸いです。

 ラグビーのファイナルマッチもこのままでは中止になりそう。トップリーグですら大量にコロナ出しているし、アマチュアリーグなんて活動できやしません。通達で2月7日までは練習も中止になりました。自宅の庭でスクリューパスを教えることにします。

 今週は怒濤の4日間でした。ワークの進捗報告に入ります。


作業進捗

 本格的な作業に突入しているFT-901DMでありますが、紆余曲折しながらもなんとか電源が入るようになりました。倍電圧整流回路のダイオード2個のショートを確認し、予防も含め全数4本を交換しましたが症状は治まらずでした。電源は復旧したはずと思いACから電源ONしたとたんんに「バチッ」と何かが弾ける音がしてブラックアウト、電源ヒューズの溶断であります。オーナー様から「DCで起動すると電源は入るがHEATERを入れると落ちる」と伺っていました。ACでは有無を言わずヒューズ溶断です。なんか解せないまま半日回路図と睨めっこ・・・。因みに、FT-101シリーズ、FT-901シリーズともにDCコンバーターがオプションであります。本機には元々装着されていたようです。DCで起動できるためノーマークだったのですが、実は故障の根っこはココでした。低圧回路の13.8VはDCがスルーで供給されていますが、真空管周りは180V、300V、800Vと高圧DCを必要とするため、自励発振で80Hzを造りだし、9.5Vと1.5Vの二次側タップに供給して高圧交流を作り出しています。AC供給の場合、この9.5V、1.5VタップにACが出ていますが、正常時はコンデンサーとトランジスタ(ダイオード)で絶縁されているため何も起きません。ところが、DCコンバーター内部のT20A6(スイッチングトランジスタ)二個が完全にショートし9.5Vと1.5Vの端子が両方ともショートしていました。一次側に100Vを掛ければ大電流が流れヒューズは瞬断します。コイツを撤去したところ電源が復旧しました。このT20A6は大昔にディスコンしていて全世界に存在しません。初期のDCコンバーターには2SB206が使われていたようです。こちらは何とか入手できるものの、T20A6のヒートシンクには収まらない様です。”equivalent”な石を探しましたが、見つかりません。2SB214という石が見つかりましたが、こちらもサイズが合いません。取りあえずDCコンバーターは後回しにして、先に進むことにします。球は先日届いた6146Bのマッチドペアに交換しました。ヒーターをONにしたところ、RECTユニットから煙があがりました。“今度はいったい??” RECTユニット抜き出したところ金属皮膜抵抗1本が黒く焼け焦げていました。12BY7AのSGに300Vを供給する整流回路内です。12BY7Aを抜いてSGの7番ピンにテスターを刺してGNDとの絶縁抵抗を計ったところ、完全にショートしています。調べて行くと、PA手前の貫通コンデンサ近くの0.047µFがショートしている事を突き止めました。何だかトラップだらけです。こりゃー一筋縄ではいきません。手持ちの5KV耐圧の0.0047µセラコンに交換しました。焼け落ちたRECTの390Ωはサプライヤーから急遽取り寄せで装着、再度電源を入れたところ、今度は正常に電源が入りました。一応ノイズは聞こえてきます。アンテナを繋いだところ信号を復調しはじめました。しかしRFゲインを最大にしてもSメーターが下がり切りません。真ん中辺りで停まってしまいます。Sメーター調整VRを回しても反応しません。AGCがダメっぽいです。Sメーターも振れますのでゲインが下がっているだけのように思います。半田クラックかケミコンでしょう。どうせケミコンは全数交換しますので、これも後ほど・・・。肝心の送信は如何なものか?? HEATERを入れると僅かにバックライトが暗くなりました。これは正常な挙動です。ダミーロードを付けて恐る恐るMOXさせてみたところ、Icが全く流れません。・・想定の範囲内です。道半ばですので、引き続き頑張ります。

ヒューズ飛ばしまくり
コレが原因か・・
300Vラインもショート・・
ここまで戻ってきた!!

ご入場中

 昨日ラインに上がって来ました。“USB/LSB(同期検波)使用時にノイズが入る”、それと、“DC端子が使えない・・(触れるとERROR 3 )が出る”・・とのことでした。メモリ電池が入っていないため、単三×2本を装着してからACアダプター装着しました。こちらは純正のソニーの6Vタイプです。特にERROR 3は出ません。このERROR 3というコードは、電池残量低下、電源異常時に発出します。DCの接触不良でも頻発しますが、純正のACアダプターなので愛称がよかったのか、特段何も起こらずに正常に動いています。ロッドアンテナを伸ばして受信開始です。AMもFMも頗る調子良く入感・復調しています。ANT端子にラボの15mHのロータリーダイポールを繋いだところ7MHzのQSOがクリアに入ってきます。この際、LSBとCWを試しました。その後、6055KHzの短波放送を受信しましたが、ノーマル(WIDE/NARROW)でも同期検波でも正常に受信できました。数十分モニターして、そのまま電源を入れたままラボを出ました。今朝ラボ入りして再びAMからアマチュア帯まで隈無く聴きましたが、個体由来のノイズは聞こえません。近隣のインバーターノイズは無線機同様に盛大に入って来ますが、ANT端子を外せばノイズは皆無になります。この後、ANT端子を75Ωで終端してノイズレベルを測定しましたが、全バンド特に気になるところはありませんでした。5MHz〜6MHzのホワイトノイズがやや高めですが、本機はこの周波数帯の感度が最も高いため正常な挙動です。SGから限界信号、20dBµV、30dBµVを入れて確認しましたが、同期検波(SSB)で異常な挙動は確認できませんでした。オーナー様にこの状況をご説明しましたが、ご納得頂けないご様子です。週明けまでテストしますが、異常なければ出場処置とさせて頂きます。

壊れていないような気が・・
ERROR 3はココが汚れていても出る
絶好調なので・・
お掃除してますw

ご入場中

 常連のお客様からの修理後依頼です。2019年にも類似事象で修理させて頂きました。前回は送信・受信ともNGということでした。本機の既往症とも言える症状で、送信波が受信フロントエンドに回り込んで、送受ともに自爆させてしまう症状でした。今回は受信のみNGということです。実はこの症状、チューナーユニット内の受信リレー周りの故障が原因です。良くあるケースとして、本機は強電解に極めて弱いというウィークポイントがあります。対策としてRX回路にバリスタを入れたり、ラインFHを挿入するなどの対策を施すことが多いのですが、瞬時にRFが回り込むとLPF手前のピンダイオードが焼け落ちるのです。前回同様の箇所が落ちていましたが、チューナー側は別の場所が壊れていました。受信リレーを制御するトランジスタスイッチです。こちらもコレクタ側にRFCが直列に入っていて、DC成分だけを通しす仕組みになっているのですが、200Wを超える強大なスペクトラムが回り込むと一瞬でRFCを飛び越えていまいます。この10年の間に、LCD故障と共に何台同じ場所を修理したことか・・・。RFユニットのPINダイオードとLPFのトランジスタを交換して受信可能な状態になりました。この状態で200W(FM)で送信テストを行っています。再び送信波が回り込まないか確認してから「ご出場」とします。

前回修理したPINダイオードだが・・
焼けてショートしたか・・
交換しました
チューナーメインユニット
こちらが前回の修理箇所(基板焼損の為バイパス)
今回の故障箇所はこちら
表はこれだな・・
他は大丈夫か・・

今後の修理予定について

 上記3台の他、現在ご入場中の修理ご依頼品は以下の通りです。非常事態宣言が出ていますので、週末も外出は控えようと思っています。

  1. FT-901DM 長期対応中
  2. ICF-2001D  作業中
  3. MARK V 作業中
  4. TS-60V 1月14日 入場
  5. JST-245D 1月14日 入場
  6. RF-4900 1月14日 入場
  7. その他の無線機など

 週末は不要不急の外出は控え、宅内で無線でも楽しみましょう!! 良い週末をお過ごし下さい。m(_ _)m

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