週明けです。【2020/12/22】

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 一週間ぶりのブログです。年に一度の事務処理もなんとかクリアしました。週末からラボは平常営業中です。最後の一週間ですぜ! おっと、Xmasじゃないですかぁ!!

 ここ数日、ATUドライブの水平デルタループによる3.5MHz +WARC運用をやっています。Twitterのボヤキをお読み頂いたOM諸氏より「水平??」「真上にしか飛ばないんじゃないの??」などと揶揄されておりますが、18MHzではFT8で北米、オセアニア、アフリカの各局と繫がっていますョ〜。論より証拠、当局の常設アンテナは水平ダイポールを除くと7MHz / 14MHz / 21MHz/ 28MHz/ 50MHzの Vダイポール、50MHzの 2エレHB9CV、V/UのGPとディスコーンのみです。即ちWARCや3.5MHz以下にQRV出来るアンテナは、この水平ループのみです。3.5MHzについては50Wで栃木県茂木町、宮城県栗原市他から59+のレポートを頂きました。(何れも23時~24時)WARCについては仕事中の”ながらFT8“です。Wの他、YOやZLにも飛んでいたのは驚きです。何故かというと、このアンテナは屋根よりも低い地上高8m程で、写真のとおりお向かいの家と拙宅に挟まれた空間に付き出しています。NNANAで見てみると、18MHzはほぼ1λとなり、正面方向への輻射が強まります。勿論、上空への輻射もあるのですが、地表の影響で多少パターンが変異しているかもしれません。相手の受信環境に頼っているとは言え”ループ恐るべし!”であります。因みに1/2λのダイポールを12mHに設置した際には、精々ローカルDX程度でした。この時間帯、呼び合っている各局は立派なアンテナで出ているんだろうなぁ、、、なんてコトを考えながらニヤニヤする小生ありました。まぁFT8ですからねぇ。笑 それより、7K1BIB局からのコールにはビックリしました。TU…

ATUドライブの水平デルタループ(電灯線より遥かに低い)
二階の窓より少し高い位置に設置

 恒例の集中作業(決算、測定機器一斉校正)が終了し、予定よりも早めにラボワークを再開しました。


FT-901DM ご入場

 電源(AC)を入れるとヒューズが溶断するとのことです。また、DC使用時には電源は入るのにヒーターONで電圧ドロップするとのことです。検査の結果、RECT Bの倍電圧整流ダイオード4本の内2本が短絡しています。高圧ブロックコンの容量異常にともなう異常発振の可能性があります。DC使用時も使う回路のため、トランス二次側の高圧タップが短絡するため、ACヒューズ回路を電流が流れないためヒューズ溶断は発生しませんが、DC-DCコンバーターは異常高負荷に晒されるはずです。このこととヒーターON時の電圧ドロップは事情が異なりそう・・。ここを修理しないと他の確認ができません。取りあえず真空管をチェックして行きましょう。ヒーターONで電圧ドロップが気になります。6146Bは見た目キレイなGE製のMP品が装着されていました。着脱して真空管テスターで確認してみたところ、1本は針が振れません。アレレ? 電極が汚れているのか?? 再び装着したところ今度は今度は針が動きましたが、すぐに針が戻ってしまいました。ヘンな挙動です。揺らすと再び針が振れ始めました。エミッションモードにすると完全にアウトな表示です。なんと、フィラメントがグリッドに接触しているではありませんかぁ!!! こりゃ〜要交換です。オーナー様に確認したところGE球をご所望とのことですので、MP品を取り寄せることにしました。全段のRECT Bの修理と同時にブロックコン100µ/500V×2、RECT A、RECT Cの大容量ケミコンも交換します。その他の基板も全再半田及び不良ケミコンのサンプリング交換を実施することになりました。電源トランス以外はほぼリフレッシュします。大掛かりな作業となるため、別ラインを確保して作業体制を構築しま〜す。

ゲタでRECT A 確認中
本機にもゲタは必須アイテム
これはこれで要手入れ!
どうやらココが怪しい(倍電圧整流回路のダイオード二個のショート確認)

IC-706Mk2G 修理困難

 ”送信できない”とのことでしたが、入場時”送受信”を確認しました。キッチリ各バンド50W出てきます。ところが5分と経たない間に送信できなくなりました。この際、TX/RXインジケーターのLEDが点灯しないことを確認・・・。こりゃ〜明らかにPLLアンロックです。最初130MHz以下のみアンロックしていたのが、数分後に430MHzを含む全バンドに及びました。PLLを確認したところ、VCOのロックボルテージが全く上がってきません。VCOは三つ搭載されていますが、どれもダメとはどうなっているのでしょう。最初、VCOの電源ラインを疑ったのですが正常に電位がありました。故障の可能性があるんのはQ491とVCO側のバリキャップですが、全バンドということは3個纏めて壊れているおでしょうか?? いやいや、最初145MHzと430MHzは動作していました。それが時間経過と共にアウトになったということは・・・。小生の経験から”VCOの故障はと言えばバリキャップというのが8割方のハズ”なのです。場数だけは踏んでいるので・・汗 そこでバリキャップの絶縁状態を確認することにしました。しかし、本機のVCOはよく見るとバリキャップ間にはLしかなく、DCを遮断するCが入っていません。即ち装着状態で確認は不可能です。Lowerレンジを受け持つD301とD331はVK1470を使用しています。145MHz以上の周波数はD361が受け持ちますが、こちらはMA304Bというバリキャップです。何れもディスコンですがVK1470については何とか調達はできそうです。ところがMA304Bについては世界中どこを探してもヒットしませんでした。製造元のパナソニックに照会したところ「20年前に製産を終了している」との回答です。VCOのバリキャップは周波数範囲が狭い場合は近似値のバリキャップで代替も可能ですが、ワイドレンジとなるとそうはいきません。L331が上からテスターリードを充てられる位置にあるので、ここでGND短絡を確認、これは残念な結果になりました。PLLの修理の泣き所にハマってしまったようです。申し訳ありませんが、お手上げです。(T_T)

VCOのチェックから
TP401の電圧が上がらない・・
全く変化ナシ
VCO全体図 全バンドダメと言うことは・・
CP401の電圧が変化しないとなると
D301、D331、D361の何れかが故障(短絡)

ご入場中

 毎度お馴染み「メンテナンスパック」のリクエストです。特に目立った故障はなくIF離調による感度低下、送信出力低下を確認しました。受信IFトラッキング、CAL周波数の変更(水晶交換)、FMのナロー化対策改造、VFOのアライメントを終えたところです。これから送信トラッキングを実施します。ケミコン類の状態も良好です。

RJX-601入場中
まずは規程部品の交換から

今後の修理予定について

 RJX-601の後は年内最終作業となるICF-SW77が待機中です。 いよいよ年の瀬が見えてきました。

  1. FT-901DM 12月10日入場 長期対応
  2. RJX-601 12月10日入場
  3. ICF-SW77  12月10日入場 (年内最終作業)

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