週明けです。【2020/10/06】

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 10月第二週目が始まりました。まだまだ半袖でOKな陽気が続く南関東です。10月21日から25日まで久しぶりに沖縄出張が入りました。この間のラボワークは浅利さんにお任せします。

 この週末は来客オンパレード。本当に楽しい時間を過ごせましたぁ。土曜日はスーパーローカルのJP1PUH、JJ1TSJのお二方をお招きし、拙宅のNゲージレイアウトで運転会を開催。ビール片手にガヤガヤとテツ分補給でありました。PUHさんとは“吊り掛け”談義を展開、小田急のHB車について語り合いました。同世代のOMですが、共に吊り掛け電車が駆け抜けた時代に少年時代を過ごしたこともあり、ペンシルバニア型台車のDT12やMT30搭載の旧国電の話で大盛り上がり。レイアウトを走る車両も50系、60系、72系、80系といった旧型国電がメインです。PUHさんは16番で素晴らしい作品を作られており、小生など足下に及びませぬ。TSJさんから「昭和の青梅・五日市線・南武線の貨物列車を再現して欲しい」とのリクエストがありました。ED16に黒タキ・黒ホキの混成編成(多分こんな感じだったのでは・・)を仕立てて外側エンドレスに、内側にはPUHさんのリクエストにお応えして10系・42系客車混成による昔の山陰線急行列車を再現してみました。TSJさんとは“片乗り入れ契約”を締結、今後、TSJ鉄道からの乗り入れが開始される予定であります。爆

しっかりB級オーディオ

 Y!オクで漁ったほぼゴミ同然のワンポイント・ステレオマイクの山が出来つつあります。ナマ録マニアの間では改造ベースとして有名なソニーECM-99であります。70年代の民生用ステレオマイクで、指向性ECMカプセルが内蔵されています。FETアンプで駆動しますが、感度が低く、逆に限界音圧レベルは低めです。デンスケシリーズの抱き合わせ商品だったのでしょう。高域は13000Hz程度ですが、当時のTC-3000SD辺りに使用するには丁度良い性能だったのかもしれません。デジタル世代にはロースペック過ぎます。が、しかし、1本1,000円程度で売られているのでマイクマニアにとっては恰好のターゲットですね。ネットにはWM-61A化する記事が沢山出ています。小生も1本仕上げたのですが、どうにも定位が宜しくありませんん。それもそのはず、WM-61Aは無指向性カプセルです。放送局の先輩曰く「フォーリーフのカプセルが良い!」とのこと。秋月にありました。早速大人買い・・。ECM-99を分解して既存のECMカプセルと周辺部品を撤去。台座は流用します。オリジナルのECM-99は単三電池駆動でソースフォロワのFETでドライブしていますが、+接地回路となっており、トランスから先の配線を−接地に変更しました。フォーリーフ製カプセルにはFETが既に装着済で、入力とVDDを繋げばマイクとして動作します。トランスの残置については検討課題ですね。ECMカプセル自体はそこそこ出力が大きい為、トランスはなくても良いように思いますが、プロトタイプはトランスを残置しました。トランスが在った方が重量バランス的に良いという意見がありますが、反面、マイクに触れるとガサガサノイズが入ります。トランスから直接拾ってしまうんですね。何本か作ってから考えようと思います。また、ECMカプセルの取付角度についてですが、定位的に音楽録音には90度が良いようです。小生は自然音・鉄道走行音などがターゲットなのでプロタイプは120度を設定しました。こちらも何本か作ってから考えようと思います。プロトタイプが完成し自宅でピアノ演奏を録音してみました。オリジナルECM-99、改造ECM-99、ECM-959V、CS-M1の4本で比較すると、改造ECM-99はCS-M1そっくりの音色です。スペック通り高域が延びた感じがしました。ECM-959Aはやや高域が穏やかな感じがしますが、バランスがよく最も自然な感じです。オリジナル ECM-99はS/Nが悪く、低域・高域とも今一つでした。WM-61Aは前にヤエスのスタンドマイクに装着されていたダイナミックカプセルと交換したことがありますが、不要な高域成分が増えるとマイクアンプで歪みます。機会があればフォーリーフ製のECMカプセルを仕込んでみたいとおもいます。

ECM-99にフォーリーフ製カプセルを装着完了!
角度は取りあえず120度から(かなり高音質)

ご出場

 先週作業の進捗をお伝えしたHL-130Uが完了しています。ファイナルは無事でしたが、バイアス回路がズタズタになっていました。またショップさんが修理に挑戦され途中で投げ出した様で、部品が欠損している箇所も・・。ドライバの手前のSMDコンデンサ10pFが見当たりません。外す必要があったのか?? ちょっと意味不明です。結局、入力側PINダイオードMI407、カップリングコン10pF、ドライバ段、バイアストランジスタを交換しました。

不具合箇所確認完了
こんな場所のSMDを何故外した?
在庫あってよかった・・
貴重なMI407交換


TS-820V ご入場

 久しぶりにTS-820が入って来ました。10W機ですが全く出力しません。受信は微かに聞こえる程度です。IFユニットとRFユニットを繋ぐTIF同軸ジャンパが何処かで断線しているようです。場所の特定は困難なので丸ごと交換しました。RFユニットまで信号が上がってくるようになりましたが、一向に出力する気配なしです。ICは流れているので終段の2001は生きている模様。12BY7Aを交換してみました。問題無く出力しま〜〜す。問題は受信ですねぇ。IFユニットのケミコンは全く手つかずみたいです。熱源付近の数本をサンプリングしましたが、微妙な感じでした。全数交換しておきます。それから周波数表示が時々おかしくなります。PLLユニット内のダイオード接触不良を起こしていました。ランド剥離していますので、修復ついでに交換しました。スイッチ、ボリューム類は接点洗浄必須ですね。フロントばらして手当てすることにします。診断は終わりました。後はオーナー様の承認をもって後半戦に挑みたいと思います。

 ところで情けないことに、久々に“感電”事故に遭遇しました。電源カット直後に300V端子を掴んでしまいました。完全に不注意です。以前、FL-2100B作業中に2400Vを食らったことがあります。 が、しかし上には上がいるんですねぇ。あるOMは66kvを浴びたことがあるそうです。電力系の皆さまには脱帽・・。鉄道会社で1.5Kv(DC)を食らった人の話も凄いと思いましたが、66kvで生きていられるなんて凄すぎる!!!!

久しぶりのTS-820
本体を建てる際に感電!!!
IFTラインを追いかけるためにユニット撤去
接触不良も考慮してフロントPも脱着(SW類へアクセス)
12BY7Aを交換
ストックは十分ありま〜す

 つづく・・


進捗

 ファイナル交換後、21MHzの不具合が見つかった個体です。こちら、LPFの不具合を疑いましたが、どうやらそうではないみたい・・。21MHz付近でファイナルが暴れ出しているのです。ファイナルの不良も考えられるので、思い切って再交換しました。ところが状況は変わりません。それどころか、21MHz試験送信中に1本飛ばしてしまいました。新品のBLF147です。涙 MPで仕入れている石はコレが最後です。イギリスのサプリヤーにMP品を発注したところ、これまた最後の1本とのことでした。NXP製の多くがhfe高めのためIDC設定は慎重に行っています。最初に入れた石も標準の調整範囲だと規程値に収めることができないため、AB級側の減流抵抗値を変更して対応しています。21MHz送信時のみIDあ15A近く流れてしまうため、ALCを緩めるとプロテクション介入して電源が落ちてしまいます。元々の故障原因も発振によりものだったのではないでしょうか? 何れにしても、何処かに原因があるはずです。発振止めはの220poFは最初に交換しています。オシロで波形を観るとドライバのBLF145から出てくる信号は比較的にキレイですが、BLF147(左右)のゲート側近くで波形サンプルすると発振気味の波形になっているのがわかります。NFB、バイアス抵抗、分圧抵抗に酸化金属皮膜抵抗が3本×2列使われていますが、ここも怪しいですね。高負荷・高温に晒されているとなると色々厄介です。CMDの高圧セラコンも全数交換したほうがイイかな・・・。


今後の修理予定について

 長期対応の大型機が数台入っています。部品到着順に作業を再開します。その他、現在ご入場中の固体は以下の通りです。

  1. KX3s  長期対応中
  2. Mark V  長期対応中
  3. TS-820V  9月24日 入場
  4. IC-351  9月24日 入場
  5. TS-940 10月1日 入場
  6. TS-830 10月1日 入場
  7. その他の無線機など

  季節の変わり目、お風邪(コロナ・インフル)にはお気を付け下さい!

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