週明けです。【2020/07/07】

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 お疲れ様です。コロナ禍の中、九州が再び自然災害に襲われています。被災地の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

 東京は再びヤバイことになってきました。「夜の街関連・・」と言ってるけど、彼等は自主的にPCR受けに来ているわけですから、自覚の無い潜在的な感染者の方が圧倒的に多いんだと思います。先週末、約半年ぶりに掛かりつけの病院に足を運んだわけですが、恐れていた診断結果が出ました。前々から書いていますけど、小生は15年来、糖尿の合併症と戦っています。やっぱりHbA1c値が上昇しています。俗に言う「コロナ太り」??、しかし・・・体重はほぼ一緒なんだよなぁ。確かに運動量は激減していますけど。そこですかねぇ・・・。医者から通院間隔を1ヶ月に戻すと宣告されちゃいました。苦笑 コロナ禍+梅雨入りで、自転車もラグビーも半ばお預け状態です。週一のコーチ業もネットで軽るーいメニューをやるだけですから。ww 


ご出場

 怒濤の週末作業でありました。お引き受け出来るかレベルすれすれの状態でした。外装に謎の油が大量に附着し、無線機の内部にまで浸潤していました。これを除去するのに丸1日掛かりました。汗 作業中に手や指に附着した油は、シトラスクリーンで洗い流すのですが、コレが効かないんです。一体何の汚れだったのか?? 電界溶液は黄色っぽいの違うし・・・。古い鉱物油が劣化したような感じでした。この油により筐体の一部が溶けています。そして内部は隙間という隙間に埃がギッシリ堆積しています。この状態で結露したら完全にアウトですね。診断前の清掃作業としては新記録更新です。ww 樹脂パーツ類は超音波洗浄だけでは汚れが取れず、一個ずつ中性洗剤を付けて手洗いで汚れを落としました。

 この様な状況ですので、スイッチ・ボリューム・端子類の接点不良が著しく、VRについては前述の通り分解整備を余儀なくされています。AF/RFについては軸が抜けてしまったため、リビルト部品(純正補修部品)と交換しました。次に本体の各部のケミコン劣化状況の確認です。中容量の470µFと100µFをサンプリングしましたが、特に劣化はありませんでした。ひょっとすると殆ど使わないで放置された無線機でしょうか? 送信出力が7Wと低め、トラッキングしても変わらずです。プローブを当ててみるとファイナル付近で激しい乱れを確認しました。2SC1972が発振を起こしています。以前拝見したIC-551でも同様の症状がありました。交換後元気よく出力しています。メーター照明に接触不良がある様で、球に触れると点滅します。このサイズの麦球は入手困難なため、白色超高輝度LED+拡散フィルムでリプレイスしました。照度はバッチリです。

 送受IF、PLLを簡易調整し、使用可能なレベルまで修復しています。時々周波数カウンターの表示が乱れることがありますが、周波数操作には影響していません。FL管の劣化故ご了承ください。LCDと異なり劣化カーブが緩やかなため暫くは状態を維持していると思います。

謎の油脂汚れ
埃の海にダイブしていか?
徹底的に洗います!!
ケミコン交換
全交換部品
パワーも回復!!

【ご依頼内容】

  1. オーバーホール

以上について作業を承りました。

【工数】

上記作業に、工数4.0を要しました。(洗浄清掃、故障箇所診断、調達、交換、調整、検証、起票、荷解き・梱包・発想、その他を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • 2SC1972 チップトランジスタ×1
  • 純正二軸二連VR 10K A ×1
  • 中容量ケミコン ×2
  • 照明電球 代替LED×1
  • 減流抵抗器 ×1
  • CAIG デオキシット D-5 少量
  • CAIG デオキシット D-100L 少量
  • エタノール 少量
  • パーツクリーナー 中量


ご出場

 先程のIC-551と同じく、内外装コンディションの宜しくない固体です。前回書いているとおりですが、メモリのリード・ライトを実施して何とか息を吹き返しました。それよりも謎のトラブル発生でちょっと緊張しちゃいました。普通に電源が入るのですが、突然電源ダウンします。なんと安定化電源の異常ランプが点滅しています!! オーバーロード警告、即ちDCラインの何処かで短絡が起きているということです。ケーブルに異常はありません。13.8Vがそのまま掛かる場所は3系統ありますが、怪しいのは二箇所かな? 一つ目は逆流防止ダイオードです。逆極性で繋いでいないので壊れるハズはありませんが、念の為確認しました。「異常ナシ」です。次はファイナルです。半導体式無線機の多くはファイナルのVCC(VDC)に13.8Vが主電源を介さずに繫がっている場合があります。特にアイコム機に多い・・・。ファイナルが故障し絶縁崩壊をおこすと、VCC(VDC)がGNDに直通することがあります。送信テストしていないので壊れるのは解せません。ダイオードから先に分岐するリード線を辿ると、PA側で短絡発生していることは明白です。PAユニットバラしました。パワーモジュールが逝っていたらご予算内の修理は絶望的です。写真の赤いリード線がVCCラインです。パワーモジュールの金属シールドとリード線の剥き出し部分が振れている様に見えます。ここを浮かしてテスターを当てたところ、短絡は解消されました。何方かがモジュールを交換された形跡があります。ちょっとこの施工方はあり得ないなぁ。浮かしただけではダメなので、シャーシにマスキングテープを張って絶縁を確保しました。

 電源は入るようになり正常起動することを確認しました。次はケミコンの劣化具合です。中容量の470µF、220µFをサンプルしたところ、容量抜けが確認できましたので、同容量・同耐圧・同メーカー製のケミコンを全数交換しました。

 送受IFのフルトラッキングとPLLの簡易調整を行いました。受信感度・送信出力とも規程値をクリアしています。周波数が2KHz弱ズレています。30年以上前の無線機ですから仕方在りません。本機はTCXOではありません。普通の水晶が裸でPLL基板に乗っています。Tcで限界ギリギリまで詰めましたが、1KHz足りません。実周波数だと1KHz下を示します。FMなら誤差範囲です。SSB/CW運用の際には、実周波数より1KHz下を示していることをご留意ください。

メモリーバッテリー交換+プログラム再インストール
リファレンス調整・・1KHz届かない
こちらの埃も凄い・・・
同容量・同耐圧・同メーカー製ケミコン全数交換
謎のDC短絡・・・
絶縁対策完了!
交換した470µ、220µF(天板に十字のあるケミコン)
パワーもバッチリ!!

【ご依頼内容】

  1. オーバーホール

以上について作業を承りました。

【工数】

上記作業に、工数4.0を要しました。(洗浄清掃、故障箇所診断、調達、交換、調整、検証、起票、荷解き・梱包・発想、その他を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • メモリ電池
  • 電池ソケット
  • CAIG デオキシット D-5 少量
  • CAIG デオキシット D-100L 少量
  • エタノール 少量
  • パーツクリーナー 中量


今後の修理予定について

 FT-625D、HL-130USX、WS-110TRの作業は長期対応にて継続中です。その他は以下の通りご入場予定です。

  1. FT-625D 長期対応中
  2. HL-130USX 長期対応中
  3. WS-110TR 長期対応中
  4. RJX-601 6月29日 ご入場 ※ 部品入荷待ち
  5. IC-703 6月29日 ご入場
  6. ICF-SW100 6月29日 ご入場
  7. APB-1200A 6月29日 ご入場
  8. Marv V 7月6日 ご入場
  9. その他 7月6日ご入場の修理品

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