AP-M1 ご出場 / FT-726 ご出場 / HL-200BDX 検査出場 / Drake R7 入場中 【2020/06/12】

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 こんにちは。木曜投稿に間に合わず金曜日になってしまいました。m(_ _)m 今週は少々効率低下しています。

 久しぶりに拙シャックのレイアウト変更を実施しました。リモートワークが完全に定着しつつあり、狭いスペースを有効活用すべく試行錯誤の結果、シャックの机でも修理作業が行える様になりました。これで効率アップ!! と、行きたいところですが、今週は難作業案件が入り苦戦中であります。先日、オークションで落としたFTDX5000MP(2台目)が到着しました。1台目(MP無し)はモスボール状態で保管しています。実はSM-5000を狙っていました。FTDX5000を現役復帰させるのあたり、ステモニは必須だったのですが、いつの間にかディスコンしていて、FTDX5000MPのセット売り分しかストックしていないということ知り、SM-5000付きで出品されていた中古機に手を出した次第です。MP本体は単独リセール可能なので25万円ならお得かもと思い、軽い気持ちで入札したところナント落札してしまいました。個人ではなくリサイクル業者さんなので消費税がが付くのですが、それでも十分リーズナブルです。商品説明にはSSGや終端RF計を使用して基本機能をチェック済と記載があり、写真から特に目立つキズも確認できませんでした。肝心のSM-5000もEL-LCDの照度がやや暗い感じはするものの実用になると判断した次第です。落札後に即決済して4日後に商品が到着しました。FTDX5000MPはいちおう200W出ていて、ATUやサブVFOなども正常に機能している様です。50MHzのIPO1、AMP1のSメーター現示がやや低いのですが、感度自体は出ているのでメーター校正のみ裏メニューで弄りました。しか〜〜し、肝心のSM-5000の方はあきまへん・・・。

 これは酷すぎる! 商品説明の写真はEL-LCDをアップで撮影しているため露出が補正されていました。“小生としたことが・・” 夜間、部屋を暗くして本体側のLCD照度を下げてどうにか確認できるレベルです。EL-LCDはバックライト・レスの為、この状況だとAssy交換しかありません。修理代は新品定価の半額程度になります。新品が手に入らない以上、もうどうすることもできません。FTDX5000本体は、ほぼ新品に近い個体があるし、DMU-2000経由でディスプレイに出すという手もありますが、DSU-2000もとっくにディスコンです。須賀川は完全に101シフトですからね〜〜〜。FTDX101MP をパスした理由は、アイボールした人には教えます。www 

シャック入替中
SM-5000 見えないよ!

 そして、これからシャックの断斜里を始めるのですが、5000 & 3000のコンビに対して他のHF機はもはや出る幕もありません。特に殆ど電源を入れないTS-870については、“シャックの肥”です。同世代のライバルはFT-920、IC-756Pro辺りになりますが、DSP搭載という意味では先進的なリグでしたが、FTDX5000 & 3000のそれとは比較になりません。デザインは秀逸です。そして、真空管機のTS-520、TS-820、TS-830、FT-101Eは一旦シャック棚横のロッカーに移動です。お盆休みにでも整備後してモスボール保管ですね。SM-5000はシーズン終了後に戻ってくる予感・・。汗 で、修理代はオークション出品者が負担してくれるのかは不明・・。かなり期待薄です。負担して暮れるそうです。意外に良心的なご対応に驚いています。


ご出場

 AMEさん担当の案件です。MIZUHOのオーディオ・プロセッサです。こちらはDSPではなくディスクリートのイコライザになります。お預かりしたAP-M1ですが電源スイッチに不具合を確認してます。何度かON OFF繰り返せば使えますがスパッと切り替わりませんでした。こちらのSW 分解 接点の磨き出し、ケミカル塗布により接点復活させました。”bandwidth” “frequency” のそれぞれVR 缶を開いてみましたが特に汚れもありませんでした。オーナー様が洗浄剤で処理されており、摺板などはキレイな状態です。カーポン膜のアルコール洗浄とCAIG D-100Lにて機能を復活させました。ケミコンも外観チェックでは特に問題なさそうです。フォンジャックも接点の磨き出しをしました。結果、正常動作を取り戻しております。但し、新品になった訳ではございません。現状でできる限りの整備をしておりますので、再発の可能性は否定できません。定期的なメンテナンスをお奨めします。

スイッチ接点が怪しい
カーボン皮膜は大丈夫そう?
案の定真鍮の表面に酸化皮膜が
ケミカル処理しました
残念ながらこれ以上分解不能
使用感は良好です! 昼間の7MHzでチェック

【ご依頼内容】

  1. VR・スイッチ等の機能不全

 以上について作業を承りました。

【工数】

 上記作業に工数3.5を要しました。(VR×2・スイッチ分解、調整、検証、起票、その他の作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • CAIG デオキシット D-100L 少量
  • エタノール 少量


ご出場

 送受信切替不全? 送受不全? オーナー様から頂戴したメモ書きに首を傾げながら拝見しました。FMは送受可能でSSBが送受不可・・・、ちょっと??な状態です。確認したところ、確かに送受切替がスムースに行かないケースがありました。事象的に送受リレーの接点不良を疑います。こちらは分解して接点を洗浄したところ、症状再発しなくなりました。“修理はこれで完了?”と思いきや、144MHzの送受ができません。明らかにPLLアンロック的な症状です。本機は各バンドユニットの局発用にPLLを搭載しています。430MHzは正常・・・。144MHz側のユニットを分解してリファレンスが出ているかオシロでチェックしたところ、雑音する見えません。電源が来ていないのです。ユニットに刺さるコネクタにはしっかり13.8Vが見えています。?? アンロックどころかPLLが動いていないというコトのようです。78L05の前後にある発振防止用の低容量ケミコン5個をサンプルしたところ、一つDCリークしているモノを発見しました。予防を含め全部交換したところPLLユニット全体に電源が通じ、144MHzの全機能が回復しました。この様な状況の際にはフルオーバーホールして同容量・同耐圧のケミコンを全数交換すべきところですが、今回のご指示は対症療法です。また、144MHz側は2KHz程度リファレンス離調していました。こちらは調整可能範囲に規程値誤差範囲が来ておらず、700Hzほどズレています。CWの場合はオンフレ待ち受けは困難なレベルですね。SSBの場合は「モゴモゴ」と聞こえるはずですので、RITなりVFOリチューンで対応は可能でしょう。相手側も反対側にズレている場合は別ですが・・・・・。これらについては水晶交換が必須です。勿論特注となります。取り急ぎ、オーダー範囲のみ修理を完了させて頂きます。受信感度は申し分御座いません。SSB変調もキレイに出ています。

あれれ、色々壊れているぞ!
2m側のREFが全く出ていない
本格的な修理に突入・・
PLL内部のリレーで電源をON/OFFしている
リレーは接点洗浄後にD-100Lで手当
取りあえず5個変えた

【ご依頼内容】

  1. 送受不全

 以上について修理・作業を承りました。

【工数】

 上記作業に工数2.5を要しました。(故障箇所特定、調達、交換、修繕、調整、検証、起票、その他作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • 小容量アルミ電解コンデンサ ×5
  • CAIG デオキシット D-100L 少量
  • エタノール 少量


検査出場

 久しぶりにHL-200BDXをお預かりしました。使い勝手の良い200Wリニアであります。このクラスはニーズあると思うのですが、新品ではRM ITALYぐらいしか無いですね。中国製の怪しいアンプはLPFレスのため、余程キレイな波形で押さないと新スプリアスをクリアできません。東京ハイパワー以外にも各社作っていたんですがね〜。アマ市場がシュリンクしたというより、200W機の中古が大量に出回っているというのもあるかな? 

 さて、本固体はリレーのチャタリング発生とのことでした。当ラボで徹底的に検査したのですが、全バンド、全モードとも事象が確認できません。至って正常に動作しております。チャタリングの原因は“プロテクション閾値離調”または“電源電圧降下”の何れかです。前者については正常値でした。となると疑うべきは後者です。オーナー様にお聞きしましたら、30Aの電源を使っているとのことでした。13.8V駆動の200Wリニアに30Aは小さすぎます。PEPでは300Wに届くこともあろうかと存じます。コレクタ損失で単純計算すると600Wですから、電流は43A流れることになります。安定化電源の諸元には「連続」「瞬間」の表記がありますので、定格をご理解頂き、十分な電源容量を確保頂く事をお奨めします。100Wクラスのトランシーバーでも30A電源では厳しいですから。

 とくことで、こちらは検査のみでお戻しします。


Drake D7 ご入場

 以前、同じオーナー様より同型の別個体をお預かりしました。周波数カウンターの故障であったかと記憶しています。今回お預かりした個体はLEDセグメントの一部が欠けています。実際に局発の周波数も出ていないため、受信そのものがNGな状態です。故障範囲の特定の後に個別の故障箇所診断となりますので、規程の診断工数では判断できない領域にあります。一度オーナー様とご相談のうえ今後の作業について検討させて頂きたいと存じます。

何とかしたいのだが・・
カウンターだけでなく局発もアウト!

 これからNRD-545、FT-920の診断に入ります。皆さま、お健やかな週末をお過ごし下さい。m(_ _)m

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