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週明けです。【2020/06/02】

 火曜日で〜〜す。6月から週明け号は火曜日に投稿になりましたぁ。暫くこのパターンで行きます!! 

 非常事態宣言が解除され一週間が経過しました。世の中はあまり変わっていません。都心部への通勤者数はやや増加していますが、多くの方がテレワークのままです。古巣の放送局でも制作スタッフ以外はテレワーク対応です。向き合いの広告代理店も同様・・・。これで仕事が回ってしまっているという事実を突きつけられた形ですね。いよいよ地方移転が始まるかな??  IT企業から先に動くでしょうね〜きっと。

 さてさて、当社(TBHD)ですが、エンジニアの爺様2名は完全離脱が決定しました。現在2.5名体制ですが何れもテレワークです。コレを機に当社も全スタッフをテレワーク化することにしました。世田谷の事務所もクローズして登記だけ残すことになりそう・・・。Uber Eatsが地元にも進出してきました。後はAmazonさえあればアドミニストレーションについては持続可能です。肝心のエンジニアワークについては、テスターにハンドヘルド・オシロと周波数カウンター、SSG代わりの簡易ジェネレーターがあれば何とかなります。ここ半年でビジネスのスタイルが確実に変わりますぞ! ついて行けるかな???

9年前の今日・・

MCをされた松下賢次アナウンサー

 9年前の6月2日、被災地支援で組織した““自転車バトラー隊””の写真展を赤坂サカスで開催しました。この時に集めた義援金はカンガルー募金を通じ日本赤十字社へ送金しています。(確か250万くらい集まったかと) 小生は副隊長としてB隊を引率、陸前高田、大船渡、気仙沼、石巻の被災地災害時臨時FM局へTBSラジオより応援コンテンツを届けました。復旧活動の妨げにならないことを考慮し、自己完結できるスタッフと装備(自転車)で現地を回りました。その時の経験が後の“ツールド東北”開催へと受け継がれました。 

 この時A隊隊長、本体総隊長の小島氏は品川から自転車で、我々は一関経由で現地入りし仙台で合流しました。当時の臨時FM局の多くはコミュニティFM局に昇格しています。

 この時に撮影した写真を展示させて頂いたのが丁度6年前の今日なのです。あの日から9年目にして人類は未曾有の危機に瀕しています。危機管理には相変わらず疎い国ですけど、諸外国に比べれば冷静に行動していますよね。序序に日常が戻ってくることを願うばかりです。

 

 

最初に訪れた陸算高田(被災30日目)
あの臭いは一生忘れません
どんな町だったのでしょう・・
一関から下ってきたら眼前には信じがたい光景が広がっていました
小生の髪の毛が黒い・・汗 (手前)
写真展会場
会場に展示されたバトラー隊の自転車(GIANT)
様々な企業からご支援頂きました

二週連続で”庭キャン”!& “Zoom飲み”

 このところ週末は拙宅の小さな庭にテントを張って一泊のキャンプをやってます。笑 これ結構楽しいです。庭にはBBQコンロを常設しているので丁度良いんです。テント内で愚息と二人、男同士の話をするんです。笑 冷蔵庫から余った食材をゲットして適当に焼くだけ・・・。酒は缶ビール2本にハイボール2本と決めています。昔なら6mリグなんですけど、今時真夜中にラグチューの相手をしてくれる人なんていません。iPad越しの同窓会@Zoomがメチャクチャ楽しいです。”still stay at home” を満喫しますぞ! 

庭キャンが定着しつつある我が家
このコンロは庭に常設している
ローカルが時々コールしてくるww
標高85mの高原の朝!w

 


ご出場

 週末越しになったIC-970でございます。こちらは金曜日に作業終了していたのですが、動画撮りが間に合いませんでした。こちらは「430MHz SSB送信変調にエコーが掛かる」という奇怪な現象についての修理ご依頼でした。144MHz側、1200MHz側では感じないのですが、430MHzは微妙に変な感じです。調べてみると、送信変調自体は正常なのですが、変調(受信復調)波形が僅かに位相ずれで遅延し、モニター音がエコーのように聞こえますね〜。この状態でハウリング気味になると更にエコーが掛かります。今時のDSP機で受信するとデジタル処理している際にバッファリングしたりするので受信側でも遅延が発生している可能性があります。と言うことで、こちらは異常ナシです。

 色々調べてみるとSSBのみ受信感度が低下していることに気付きました。S9振るはずの信号がS4しか振りません。(メーター云々ではなく・・明らかにS/N的に感度低下している) 筐体サイズ的に基本工賃が高いので、両ユニット作業するとなるとかなりの修理費用が見込まれます。実際はMAIN側だけで済みました。もしかすると送信変調にも影響してそう?? 位相ズレの原因かもしれませんね〜〜。SSBフィルタの入口(出口)にあるスイッチングダイオード(D6)で信号が減衰していました。極性導通はあるので完全に故障には至っていないようですが、ココ以外に考えられないため交換することにしました。1SS53が載っていましたが、汎用で430MHz辺りまで問題無く使える1S2076Aに交換したところ、バッチリ受信感度が回復。SUB側と同じS/Nになりました。送信変調には変化がありません。やはり関係ないようです。

 1200MHzを含め一通りチェックしました。受信感度以外問題無さそうです。メインダイヤルの動きが悪いとのことでした。裏側のネジは緩みきっていてこれ以上は回せません。Fパネルとノブが接触していたので、少しだけフロント側に出しました。

D6故障?
取りだした1SS53
メインダイヤルが固い?
全機能正常!!

【ご依頼内容】

  1. 430MHz SSB送受信 エコーノイズが発生
  2. その他

 以上について作業・修理を承りました。

【工数】

 上記作業に工数2.5を要しました。(故障箇所特定、調達、交換、調整、検証、起票、その他作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】


ご出場

 ファイナル交換と総合調整をご所望でした。同梱頂いた2SC1947への交換せよとのご指示を頂いております。まず最初に書いておきますが、持込部品の場合、施工後の結果が保証できません。この事は受付時に必ずエクスキューズさせて頂いております。トランジスタでも真空管でも、出所のハッキリしない部品を使うと思わぬ結果を招くことが多々あります。特にオークションで売られているモノ、小売店で投げ売りされているモノは要注意です。“安かろう”で飛びついてしまうとエライ目に遭いますのでご注意下さい。また「中国の怪しい業者が販売している石は手を出さない!」が大原則です。こんなコト書くと、またDos攻撃されそう・・。汗 コピー品とかではなく、明らかに検品不良でハネたデバイスを纏め買いして販売しています。中には極性が逆だったり、異なるデバイスの印字を削って、型番を印字して売っているモノも見掛けます。弊社の場合、サプライヤーから取り寄せるため着荷不良の部品は全て正常品と交換になります。(海外なので時間は掛かりますが・・汗) どうしても入手が困難等で無い限り、部品持込による修理は極力避けて頂いた方が無難です。

 前置きが長くなりました。今回は交換前の状態で3.5W出ていましたので交換不要の状態であったと思います。御所望通りに同梱の2SC1947に交換したところ、いきなりRFメーターが振り切れました。恐らく7W位出ていたと思われます。そして4〜5秒で昇天しました。症状的には異常発振と思われます。hfeが高すぎなのでしょうか? バイアスを調整する間もなく飛んでしました。汗 オーナー様に伺ったところネットオークションで入手されたモノとのことです。急遽サプライヤより正規品を調達して付け替えたところ、無調性で3.8W出て安定しています。ドライバ段以前の異常発振も考慮してスペアナで測定しましたが、近傍・2次・3次とも正常値以下です。基本波から-50dB以上抑制されており新スプリアスもクリアしていました。特に発振等の兆候は確認できません。やはり石の不良の様です。受信IFのフルトラッキング、BFO、VFOの精密調整を行いました。とても良い具合に仕上がったと思います。

ファイナル交換へ
ドライバ段の放熱シリコンも塗り直し
この直後に昇天・・出過ぎ!
ファイナル新品交換後 異常発振は認められない(念の為スペアナでチェックへ)
250MHzスパン
25MHz スパン 発振の兆候無し!

【ご依頼内容】

  1. ファイナル交換
  2. その他

 以上について作業・修理を承りました。

【工数】

 上記作業に工数3.0を要しました。(故障箇所特定、調達、交換、調整、検証、起票、その他作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】


作業中

 プロセッサに電源が来ません。色々調べていますが、DC-DCの出力電圧が低すぎます。DC-DCのバラして内部のケミコンを交換したり、色々やっています。今日明日で見切りを付けなければなりません。既に10人日オーバー・・・。勿論、修理不可の場合には診断費用しかご請求できません。?? 当然ご予算範囲も超えられません・・。涙 何の為にやっているんだか・・????? “単にお客様の喜ぶ声が聴きたいから”であります。もう少し頑張ります。by AME


今後の修理予定について

 一週遅れで作業しています。部品調達もさることながらリソースも足りません。この状況が続くと修理受付を休止せざるを得ない状況です。

  1. ICF-2001 長期対応中 作業中
  2. FT-1021MP  05/25ご入場
  3. RJX-1011  05/25ご入場
  4. TS-830S  05/25ご入場
  5. Mark V(その1)  05/25ご入場
  6. Mark V(その2) 06/01 ご入場
  7. その他の無線機など

 今日の時点で80日・70台待ちの状況、以降の“お申し込み分”については9月以降の対応になります。本当に申し訳ございません。m(_ _)m m(_ _)m

 

Tags: IC-502, IC-970, ICF-2001, 無線機修理

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