TS-830S ご出場 / IC-706 点検出場 / IC-746 点検出場 / FT-1000MP ご出場【2020/05/15】

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 お疲れ様です。“緊急事態宣言”継続中の横浜地方、今日はエアコン入れています。Es出てきましたね〜♪♪

 新規の感染者数はかなり少なくなりました。しかし、これで気を抜くと隣国やイタリア・ドイツの様になります。弊社もリモートワークを継続中ですが、経理処理など代表印押印が必要で、日中はラボワーク、夕方から都内世田谷の事務所に出向く日々が続いています。昨日(正確には今日)午前2時に帰宅しました。もうヘロヘロです。税金関係やら会社に届く請求書の処理、リモートワークの作業記録などなど二時間で仕上げるつもりが、6時間以上掛かってしまいました。当面、ブログ更新はこんなペースになります。(>_<)

 嫌な話ばかりではありませんョ。週中辺りから待望のEスポが本格的に出現しはじめています。一昨日は21MHzで DX0STAYHOME (special station for COVID=19)が59+20dBで入感していました。即コールしたところ、一発で pick upしてもらえました。AMEさんに手伝ってもらって改修したTV-416Jはしっかり機能しているみたいです。昨日はお昼から夕方まで6mもフルオープンしていました。”All JA”を彷彿させるような賑わいです。久しぶりに6mで北米からの電波も確認しています。シーズン到来ですね! 今日もボチボチ上がってきているようですよ。


TS-830S ご出場

 長期対応していたTS-830Sですが、やっと作業が終わりました。入場時周波数ドリフトが顕著で受信感度も異常に低く、レストアレベルの作業となっておりました。お決まりのAFユニット(AVR)の半田クラックとケミコン不良で低電圧DCが不安定です。全箇所再半田とケミコン20個のケミコンを交換し、周波数が安定するようになりました。LSB/USBのキャリアポイントもズレていたのでしっかりアライメントしています。IFユニットの状態が悪く、トラッキングも感度が上がりません。ジャンパ線受けの半田クラックが原因でした。これらも徹底的に再半田処理しました。お決まりのロータリーSW群接点不良については、電極の磨き出しとCAIG D-100処理で改善しています。感度はバッチリ-140dBmで復調するようになりました。

 50W化改造とWARC対応についてです。本機は元々28MHzだけが50Wに抑制されていました。その後28MHz帯も2アマで100Wが許可されるようになり、それを見据えて簡単に改造が行えるようになっています。RECTのPD1、PD2を見ると、ファイナルのSG(スクリーングリッド)に繫がる電源が28MHz(PD1)だけ分圧されています。50W化の際には、逆に28MHz以外のバンドも分圧抵抗が挿入されるラインに付け替える作業となります。こちらを施工しました。WARC改造についてはRFユニットのR42番をカットすることで、送信制限が解除されます。これらを施工後、出力同調回路を調整して規程出力が得られていることを確認しました。

 余談ですが、AF-AVRユニットの半田処理作業中、虫の死骸(卵??)が半田面に絡んでいるのを発見しました。正体は不明です。汗

AF-AVRのケミコンを徹底的に交換(熱源に近いため)
汎用ケミコンを底をついたのでオーディオグレードを使用しましたw
徹底的に再半田処理
ここ・・これは・・
PLLユニットも同様に処理
ガタはないけど埃が・・
古いグリスを除去してシリコンを塗布
VRの隙間に詰まった埃も除去
フロントのツマミ類は超音波洗浄
SG電源を分圧回路(PD1)へ移設
ジャンパコネクタ類の接触が悪い CAIG処理中
WARC解除はRFユニットのR42番のリードカット

【ご依頼内容】

  1. オーバーホール(周波数不安定、感度不足、劣化部品交換ほか)
  2. 50W化改造
  3. WARC送信制限解除

 以上について作業を承りました。

【工数】

 上記作業に工数5.0を要しました。(故障箇所特定、調達、交換、調整、修復、検証、改造、起票、その他作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • 中小容量ケミコン ×20個
  • アルミット半田 100mg
  • レジスターコート 少量
  • CAIG D-100L
  • CAIG D-5
  • エタノール少量


点検出場

 PTTを押したら電源が落ちたとのことです。入場以降正常に起動しており事象自体は再発しません。電源が落ちる要因として考えられるのは、電源電圧の降下です。PTTを押して電源が落ちるとのことですので、大電流(最大出力時20A)が流れて電圧が下がった可能性を疑いました。一応、外装に油脂(タバコ脂?)と思われる汚れが大量に附着しておりファンにも埃が詰まっている状態です。内部を拝見しましたら、隙間にギッシリ埃が詰まっていました。この状態では結露時にショートして火災が起きる可能性があります。これらを全て除去・掃除しました。機能自体は問題無いようですので、点検・清掃・周波数調整のみでご返却させて頂きます。

電源も入るしパワーも出ているが・・
とにかく汚れが尋常でない
窒息寸前??
ひえ〜〜〜
結露したらかなりヤバイ
リファレンスを調整しました

IC-746M(MM仕様?)検査出場

 こちらFMの復調音が低いとのことでした。こちらで確認しましたら特に異常はありません。(一応動画を撮りました)近隣のショップさんにも持ち込まれ確認されたとのことですが、全く聞こえなくなる気配もありません。丸一日テストしましたが事象の変化はありませんでした。こちらも外装の汚れを除去(シリコン塗布処理)にてお戻しさせて頂きます。

正常に受信中(FM復調も正常)
こちらも汚れが気になります
この辺も・・
ハンドルカバーも・・
全ツマミ類をシリコン処理
汚れを落としました


ご出場

 年明けにファイナル交換させて頂いた個体です。勿論、ロードテストで異常もなかったためご出場させて頂きました。送信中に徐々にパワーダウンするという事象が発生し、電源を入れ直すと正常復旧するとのことです。プロテクション動作の介入を疑いました。拝見したところ、PAやRF系には異常はありません。PAを外してRF出力をオシロに喰わせて測定したところ、同様に新福が序序に低くなりました。IFの出力で確認したところ同様の事象が起きています。(以下写真)IFのTXVを調べた所、筐体が熱くなってくると徐々に電圧が低下していくことを確認しました。内蔵のインバータ電源が異常に熱くなります。ファンも回転していますがここまで発熱してしまうのは???です。電源スイッチ裏のコネクタをDC側(下側)に差し替えて、外部電源で起動したところ事象は起きなくなりました。当然ながらAC電源からは発熱しません。このインバータ電源はAssyユニットで回路図が公開されていません。電源製造専業メーカーから提供されているBOXユニットとみられます。メーカーAssy在庫がないのでDC電源で駆動して頂くことをお願いしました。ALCがフル開放状態だっため適正値に戻させて頂きました。同様にLocalユニットとファームウェア側も調整しています。この状態でお戻しさせて頂きます。

RFユニットの出力信号(送信始め)
1分経過・・
IF出力確認
1分経過・・
送信していないのに筐体が温度が高い?
AC電源からDC電源に切り替えたら直った・・

【ご依頼内容】

  1. 送信出力が徐々に下がる
  2. 電源OFF/ONで復旧する

 以上について修理を承りました。

【工数】

 上記作業に工数1.0を要しました。(故障箇所特定、対処作業、調整、検証、起票、その他作業を含む)

【使用部品・使用ケミカル剤など】

 ナシ

※ 軽微な作業につき、動画撮影は割愛しました。


 新型コロナ、一日も早いフル解除を願って止みません。皆さん、どうか不要不急の外出はお控え頂き、健康にお過ごし下さい!m(_ _)m

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