週明けです。【2020/04/13】

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 雨模様の横浜です。日本列島を低気圧がすっぽり包んでいる感じですね。そろそろ月中に差し掛かります。ネジを巻き直しまーす。

 非常事態宣言が発出され初めての週末でした。愚息のラグビーも学校も5月まで延期になり、小生と愚妻のリモートワークも2ヶ月を超えました。何だかフツーになっています。言いつけ通りに「不要不急の外出」は避けていますが、人間ですのでず〜っと家に籠もっていると体が鈍ってしまいます。拙宅前の公園で愚息と楕円球のパス練習をやったり、近隣をサイクリングしたりして過ごしています。籠もりがちになると、ヤフオクやAmazonをチェックする時間が増えてしまい想定外の散財が増えているような気がするなぁ。苦笑 運送会社さんには感謝しかありません。

キャンプ場ではありません!

 土曜日に愚息がプチ家出しました。「もう限界だョ!つまんない!!」・・物置からコールマンのテントを引きずり出し、庭の隅に設営しはじめました。土曜日は少々冷え込みましたが意外にテント内は暖かいみたいです。色々持ち込んで気分転換している様でした。“宅キャンか〜ありだなぁ”。深夜にカップノードルを差し入れて一緒にゲームを楽しみました。笑 愚息はそのまま寝袋に入りました。親父はそのまま家屋へ撤収!!


小進捗

型番とサイズが違うぞ! 本当に500Vか??

 HL-250Uに使用するMLCCが届きました。しかし確認するとサイズが小さすぎてNGです。どうやらサプライヤーが間違えてしまったみたいです。どうみてもこのサイズで500V耐圧は担保されないだろうなぁ。やはりMouserさんじゃないとダメだ。


ご出場

 ご自身で修理に挑戦され上手く行かなかったとのことです。スルー状態だと正常に受信しますがプリアンプが動作しません。本機はスロット式のユニットが採用され、業務機前とした佇まいです。RFユニットを抜き出して半田面を凝視します。本機のRFユニットは普通部品とSMD部品が両面に広がっていて、オーナー様が手を入れられた部分は半田面のSMDと思われます。当該のQ3001と思われる部品を発見しました。SMDが基板から浮いている様に見えます。エミッタ側が完全に浮いてますね〜〜。汗 周囲の半田を吸い取って一旦Q3001を撤去します。故障モードは出ていないので石自体は大丈夫そうですね〜〜。オリジナル部品撤去の際にランドを剥がしてしまっている様です。コイルの足に直接半田ブリッジすることにしました。石は正常に載ったはずですが、プリONにしても感度が上がりません。入り口側のD3002の導通を確認したところ正常に極性導通します。SWダイオードでバイアスが掛かると信号が流れるハズです。0.7V前後でONになるはずで、プリアンプ選択時に正常電位まで上がることを確認しました。しかし信号が流れてきません。強電解で相当な電流が流れたのでしょうか、1SS205を取り外して汎用のSWダイオード1S2076Aに置き換えたところ正常に信号が流れ、プリアンプが動作するようになりました。念の為、D3001(スルー側)も予防交換しておきます。

 メモリバックアップ電池の交換もご所望です。こちらはFパネル裏のコントロールユニットに設置されているCR2032羽根付き(3本足)の特殊タイプです。こちらはFパネルを本体から取り外してユニット自体を撤去して半田面からアクセスする必要がありました。この形状のCR2032羽根付きは入手困難です。汎用の羽根付き電池に交換修理しました。写真の様にマイナス側羽根を折り返して基板表面に直付けする方法としました。これで基板を着脱することなく表面から電池交換ができます。次に交換するのは10年先かな?

ライブラリから引っ張り出してきたSM(海外名FT-650)
ここか・・
ふむふむ・・
あらら・・・
Q3001を撤去・付け直し D3002を交換
本体とFPの間にあるモルトが腐食してボロボロに・・
触れただけで崩れます。全撤去(掃除機で吸い取り)
電池交換開始
CR2032羽根付き(3本足)を撤去、汎用羽根付きに交換
樹脂パーツの洗浄・シリコン塗布
小ツマミ類も・・
キレイになりました

【ご依頼内容】

  1. 受信プリアンプ不具合
  2. メモリ電池交換

 以上について修理・作業を承りました。

【工数】

 上記作業に工数 を要しました。(故障箇所特定・調達・交換・調整・検証・起票・その他作業)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • 1SS205の代替として 1S2076A ×2交換
  • CR2032 羽根付き(特)の代替としてCR2032 羽根付き(汎用)×1交換

※ Fパネル部品洗浄前に撮影


plus

 メインダイヤルが反応しない個体です。Ir(赤外線)リモコンでは正常に動作していますから制御部のプロセッサは動作していますね。Ir受光部からTTL信号に変換され制御部で処理されますが、エンコーダーの信号も同様です。となると、エンコーダー不良を疑うのが正論なのですが・・・。エンコーダーを確認したところDC端子に電位がありません。DATAシートで確認すると+5Vが規定電圧でした。制御部プロセッサには正常に+5Vが来ています。ケミコン類を確認しましたが目視では確認できませんでした。基板上部に設置されている1.2Vのニッカド電池下の電極に溶液が付着しているのを確認しました。液漏れの痕です。電池自体は交換されているようですが、液漏れした箇所がそのまま放置されています。エンコーダーに繫がる4本のライン(電源・A端子・B端子・GND)が直下を通過していることが判りました。基板腐食でプリントパターンが寸断されている様です。この症状に至る前に“周波数が勝手に上下した”とメモされていました。恐らく腐食進行中に “パターン接触” → “完全寸断” に至ったのでしょうか。表面に残った溶液はアルコールで除去しましたが、基板に浸潤している溶液については場所的に修復困難なため、DCは他のポイントからリードバイパスして供給することとしました。丁度オプションのノッチフィルタが装着されており、そこから+5Vを引っ張ることにしました。施工後、正常にダイヤル操作できることを確認しています。腐食して途絶えたパターン部の横にパルスライン(A端子・B端子)も通っているの浸潤した溶液が悪さする恐れがあり心配です。ここを修繕するには基板自体の解体が必須で、Assy交換以外に術がありません。とりあえず動作復旧を優先させて頂きました。因みに別のオーナー様から同じモデルの修理ご依頼を承っており、今週も再び同機を作業予定です。

スーパー”A”氏 動画デビュー

 弊社のスーパーエンジニア「スーパー “A”氏」が動画ナビゲーター“デビュー”です。今まで全チェックアウト案件の仕上がり動画のナビゲーションを小生が行ってきました。今後はできるだけ担当者がナビゲーションできる様になればいいなぁと思っています。スーパー“A”氏の担当は主に小型機や受信機です。今後とも宜しくお願いします。

AR-7030 plusに着手
意外にもスカスカ・・
エンコーダーを外してみる
こちらですが・・一応部品の取り寄せは可能
+端子に電圧が出ていない
この下のパターンが切れているっぽい!?
迂回路を引っ張ってDCを供給
ノッチユニットから供給することに

【ご依頼内容】

  1. メインダイヤル操作不能

 以上について修理・作業を承りました。

【工数】

 上記作業に工数 を要しました。(故障箇所特定・調達・交換・調整・検証・起票・その他作業)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • リードバイパス用AW線 3cm
  • 熱収縮チューブ 1cm


TS-830S ご入場

 久しぶりにTS-830を拝見しております。当ラボでは自家薬流中のモデルであります。暫く使用していなかったのでしょうか、接点類のコンディションが悪いです。本機特有の症状である「周波数ドリフト」が顕著です。シャーシGNDの接点不良や基板の劣化が顕著です。状態的にフルレストアレベルのOHが必須です。全基板の再半田とケミコン交換、GNDポイントの磨きだし、リレー洗浄、SW・VRの接点洗浄・修復が必須です。本機は手を入れれば相当良い状態になると思いますョ。球は元気みたいです。50W化改造のリクエストも頂いていますが、何だか勿体ない気がします。オーナー様からの指示待ちです。

TS-830S 外装はまずまず
FドリはこのユニットのGND不良が濃厚
ケミコンは換えた方がイイかと・・
こちらのチューブラも
IFユニットのケミコンも同様
他のリグで試したところ球は大丈夫そう・・

今後の修理予定について

 IC-21については電源ケーブル・マイクの別送をお願いした関係で作業順番が入れ替わっております。

 メーカーの補修対応品と異なり旧式機の場合故障特定に1日以上要することが多く、部品調達可否決定にサプライヤからの返答を加えますと更に日数が掛かります。メーカーサービスを引き合いに出すお客様が多いみたいですが、手元に補修用部品があれば即答できますけどね・・・。因みにメーカーサービスだと工数0.5日が診断・見積のキャップ(業界用語で「限界」を意味します)です。

 先日、3日前に入場したばかりの修理案件について「○○の修理はいったいどうなっているんあだぁ!」とお怒りモードで電話されてこられたお客様がおられたそうです。弊社は工数キャップが掛かっている“ヤッつけ作業”は行はないません。また新型コロナで円滑な部品調達が困難な状況です。補修用部品としてストックしているわけではありませんので、どうかご理解頂きたく存じます。m(_ _)m 

  1. HL-250U 長期対応中
  2. TS-830S 長期対応中
  3. Drake R7 04/03 入場
  4. IC-21 04/03 入場 
  5. FT-102 04/03 入場
  6. FT-1000MP 04/13 入場
  7. FT-850 04/13 入場
  8. AR-7030 plus 04/13 入場
  9. その他 04/13 入場分 

 以上の順番で作業させて頂きます。

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