FTDX-401 作業中 / IC-375 ご出場 / ICF-2001D ご出場 / HL-250U進捗【2020/03/12】

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 こんにちは。今日も暖かい横浜地方です。昨日は外気温が20度を超えました。桜開花が更に早まりそうです。

 先日ヤフオクでDP-57LのS字アームを落札しモノが届きました。引越の際に何処かへなくしてしまい、ストレートアームにDL-103固定の状態が続いています。先輩から譲り受けたAT-33PTGとの付け替えを楽しもうと思い、シェル交換が可能なS字アームが欲しくなりました。オークションには同時に別の出品者から二本出品されていて、先に終了した商品を自動入札で競り落とした次第です。何れも美品と記載されていたため迷ったのですが、もう一つの方は開始価格が18K円だったためパスしました。落札した方は小生が入札した際には13K円の値が付けられていましたが、開始価格は5K円くらいだった様です。ところがガッカリな品物が届きました。シェル端で下向きに1cmも曲がっているではありませんか! 使いものになりません。アルミなので万力に挟んで強引に・・なんてことはできません。いわゆる“ノークレーム・ノーリターン”表記された出品物ですが、“美品”と書かれていたので入札しました。オークションなので自己責任ではありますが、それにしても酷い・・・。プロフィールに“オーディオファン”と書かれていたので、しっかり品定めされて出品されているものと信じていたのですが・・。S字アームなので垂直方向の歪みが確認できなかったのかも知れません。オークションに貼られていた写真でもコレばかりは確認できません。外したDL-103をストレートアームに戻して再装着。ガッカリであります。出品者にクレームを伝えたところ“着払い送り返してくれ”とのことでした。確認してから返金するかしないかを判断するとのことです。ここまでは良くあるパターンですね。果たしてどうなることやら・・・。出品者の良心を信じます。

はぁ?? 使い物にならんぞ
こちらが正常なアーム
生前、増田一郎さんから頂いたMCトランス

 そんなわけで、やっぱりLPは音がイイです。“DL-103しか使わない奴がエラそうに言うな”と叱られそうですが、フラットな特性と耐久性は代えがたいですね。そもそも新品で入手できるMCカートリッジの選択肢は殆どありませんけどね。レコードやカセットが再認されてきました。小生的にはAT-32の復刻を願っているところです。貧乏学生時代にAT-33は高額で手が出ず、AT-32を使っていました。更に安かったDL-103に移行するまでの間はAT-32派でした。現行のAT-33はスタンダードタイプのAT-33PTG/2でも48K円します。アラ還の耳にはドンシャリ感が強すぎると疲れる気もしますけど、若かりし頃を思い出しながらスパイロジャイラなんて聴くのも楽しそうです。横道にそれますが小生はトランス派です。アンプはPMA-2000iiなので内蔵ヘッドアンプとDL-103の相性は悪くないはずですが、フィデリティリサーチのFRT-5がお気に入りで30年以上愛用してきました。これはバイブ奏者の増田一郎さんの浜田山のお宅に遊びに行った際に頂いたモノです。当時北村英治さんの追っかけをやっていて、増田さんにも可愛がって頂きました。オーディオ研究家としても活躍されておられ、お宅にお邪魔しては毎度色々頂いて帰ってくるパターン・・・。レコード会社の都合でお蔵入りになったアルバムの見本盤とか、当時始められたばかりのGMLレーベルで出された24金製のCDとか・・・。慶応の林くんと根本慶子さんの連弾セッションや、増田さんと小生がデュオしたMoonlight Becomes Youを収めた7インチリールを大切に保存していますが、肝心のデッキがありません。汗汗 増田さんは10数年前に脳梗塞で倒れられ、一度は復帰され有志により企画された復活記念パーティーで元気に演奏されたのですが、数年後にお亡くなりになられました。


作業中

 作業への”GO”サインが点灯です。久々の大型案件に気合いが入ります。6KD6は未使用のNEC球でリプレイス予定です。受信アンプの6BZ6は弊社に在庫があったので付け替えました。受信感度が一気に戻ってきましたョ! AF部のケミコンは目視でもヤバイ状態なので全数交換します。半田面はコテを当てただけで空砲がなりますからホール陥没が進行していますね。割れたメーターカバーですが、お問い合わせ時には交換不可とお返事しました。リビルト品のメーターが見つかりましたので交換させて頂きました。せっかくレストアするのですからお化粧直しは必須ですね。来週いっぱいで何とか仕上げたいと思います。

リビルト品が在庫していた
交換完了
受信部は6BZ6交換で復活傾向に・・
7MHz受信中 音イイです!!

ご出場

 電源投入後、受信復調音が聞こえず時間経過すると聞こえ出す・・とのこと。入場時症状が再現されず丸一日経過したのでお決まりのPLLアンロックの可能性を疑い、HPL・LPLのロック電圧を測定しました。僅かに離調しています。しかし、この程度のズレでアンロックになるのか?? 一応規程値に調整しました。HPL側のTcに緩みがあります。将来アンロックが出た際にはココを疑ってください。筐体を元に戻して電源ON・・・受信音が聞こえません。ここで症状が出るとは。ロック電圧は正常なハズです。ということはココではありません。しかも、聞こえないだけで裏では受信している様です。グリーンのLEDが点灯しスケルチがオープンになっている状態です。スケルチを回して行くとLEDは消灯します。近接よりハンディ機で送信するとメータが振り切れました。間違いなく受信しています。SSBでも同様です。即ち復調より後ろのAF回路上で悪さしているということになります。背面のメイン基板を打検してゆくと、SPから一瞬音が聞こえました。どこかで接触不良が起きているのか? AF周辺のケミコンを揺すってみるとAFアンプ横のケミコンがヒットしました。周辺のケミコンのサンプリングを兼ねて数本を着脱して検査、先ほどのAFアンプ横の470µFの底部に電解溶液の漏れを確認、溶液が基板表面からAFアンプのスルーホールに掛けて浸潤している様です。半田面を確認すると、AFアンプの付け根付近のパターンが剥がれてヒビ割れています。電解溶液が腐食させてしまったのでしょう。交換したコンデンサから切り落としたラジアルリードでパターンをバイパスしました。正常に動作している様です。

HPLがやや低め
HPL 規程値誤差範囲に調整
LPLロワー 少々高い
規程値誤差範囲に調整
打検の結果AF部周辺が怪しい
AFアンプ横のケミコンから液漏れ(交換後の写真)
470µFがパンク
右下の角をリードバイパスで再建

【ご依頼内容】

  1. 電源投入直後、受信音が聞こえず、時間経過後に復帰する。

    以上について修理を承りました。

【工数】

上記作業に工数2.0を要しました。(基本工賃、故障箇所特定、調達、交換、調整、検証、報告書作成、その他の作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • AF出力部カップリングコンデンサ アルミ電解 4.7μF/16V ×1
  • AF電源ライン平滑コンデンサ 47μF×1
  • AF電源ライン平滑コンデンサ 470μF×2
  • プリントパターン再建部材 ケミコンラジアルを流用
  • アルミット半田 少量 (部品装着・基板修復)
  • 無洗浄フラックス 少量 (部品着脱・基板修復)
  • エタノール 少量 (基板修復・洗浄)


ICF-2001 D ご出場

 電源を入れようとするとERROR 3が表示されてしまうとのことです。こちらは規程のエラーメッセージで内蔵のプロセッサから出力されています。以下の条件で出力されます。

  • メイン電池枯渇
  • メモリ電池残量低下
  • ACアダプタ未接続・または接触不良

 即ち、何らかの原因により電源が正常に供給されていない際に出るメッセージです。乾電池使用で起きる場合は電極の汚れや腐食を疑います。弊社入場時にメモリ電池が入っていなかったので、まずは単三電池を二個セットしてACアダプタで起動を試みました。しかしERROR 3は出たままです・・・。筐体内でカラカラと何かが転がる音がします。開けてみる樹脂部品と思われる欠片が出てきました。メイン基板を固定する羽根が折れていた様です。何方かが修理を試みた形跡がありますね〜〜〜。ACアダプタの電源はAF/ANTボードから取り込まれて多芯ジャンパ線でメイン基板に供給されています。テスタで確認したとことメイン基板へ電源のDC4.5Vは正常に届いていました。次にメモリバックアップ電池のラインを確認しました。こちらはプロセッサの載っているパネルユニットに繫がっています。メモリ電池電圧が3V程度ある状態でERROR 3が出ると言うことは、メイン基板を制御できないということを意味します。メイン基板を外したところ原因が判りました。メイン基板〜パネルユニット間を繋ぐフラットケーブルが先端付近で千切れていました。無理に引っ張ったのでしょうか・・・。千切れた箇所の半田修復を試みましたが導通復元は困難の様です。このフラットケーブルは本製品の指定補修部品のため一般流通していませんし勿論ソニーにも在庫はありません。千切れた二箇所(2ライン)をリードバイパスで復元しました。ACアダプタを繋いで電源スイッチをいれたところ、リセットされた150KHzで受信音と共に電源の投入を確認しました。ご依頼の修理はココまでです。 問題はその先でした・・・。

 動作チェックを行うべく、AM、FM、SWの放送波を受信しようとしたところ、受信復調音が全モードで歪んでいます。(もはや聞き取り不能なレベル)DETより後ろのAF回路上で何らかの異常があるようです。幾つかの中容量ケミコンが交換された形跡がありますが、盛り半田が尋常ではありません。多分シロウトさんが手を加えられたのでしょう。かなり酷い状態です。これらをサンプリングしつつ5本を交換しました。何れも比較的に新しく容量は誤差範囲内でした。となると、AFアンプやICアンプの故障を疑います。これ以上のサービス検査は工数オーバーです。(実はここだけで半日診てました) ERROR 3 が出ている状態では動作確認ができませんので、事前にこの事象を発見することは不可能です。ご依頼箇所のERROR 3修理のみで一旦お戻しします。

入場個体(左)小生所有個体(右)
端子基板のケミコンはOK
蓋を開けたら転げ落ちた樹脂の破片(基板固定爪と判明)
強引に引っ張った??
半田付けを試みるもNG リードバイパスで対処
ERROR 3 解消
 

【ご依頼内容】

  1. ERROR 3 が表示され電源が入らない

以上について修理を承りました。

【工数】

上記作業に工数1.5を要しました。(基本工賃、故障箇所特定、調達、交換、調整、検証、報告書作成、その他の作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

ご依頼修理に関わる部分

  • リード線 数cm ×2
  • アルミット半田 少量

ご依頼外の部分

  • 電解コンデンサ ×5本 (サービス)

※ 工数1.5以下の軽微な作業の為、映像撮影は割愛させて頂きます。


HL-250U 進捗

 追加の2SC3102代替品が本日通関の見通しです。シンガポールに発注しているのに発地は深圳でした。結局サプライチェーンは中国なのです。以外に早く届いたのには驚きです。届き次第作業を再開します。


新型コロナに行く手を阻まれた日本

 いったい出口は何処になるのやら。。。週末も“籠の鳥”状態です。偶には無線に出てみるかな・・。そうそう、7N3CCB 伊藤OMからメールを貰いました。最近はご無沙汰でしたねぇ。世田谷にいた頃はちょくちょく自由が丘でEBしていたのですが、ここ3~4年はお互いに無線熱が冷めてしまいスレ違っています。苦笑 

 Twitterのボヤキを見付けてくれてDMを頂き“感謝感激”です。最近はもっぱらバイクに填まっているとか。わかるなぁ、その気持ち・・・。小生もクルマやオーディオ、鉄道模型に傾いています。このコンディションじゃ〜ねぇ〜〜〜。

 CCB局とはバイクなら20分掛からない距離感。週末に6m辺りでラグれると良いのですが。

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