TS-690 ご出場 / RJX-601 ご出場 / TS-790 ご入場/ HL-250u 進捗【2020/02/14】

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 お昼です〜〜。温かい日が多くなった横浜です。花粉が飛び始めたみたいで涙目です。寒暖差が激しいと体調崩し気味。例の“アレ”には気をつけましょう。

ありがとうございます♪♪

 昨日、DATを修理させて頂いたOMがラボに来られました。古くからの仕事・無線仲間でありますが、音楽趣味でもお付き合い頂いています。先日ブログに書いた“カセットテープ”ネタに刺激されてご自身のライブラリーを掘り出してきてくれました。共に古いJAZZが好きでコンテンツのやりとり(著作権上は貸し借り・・笑) させて頂いております。“DAT修理の御礼に”とRed Nobo、Artie Shawの絶版コンテンツをカセットに入れてお持ち頂きました。“今時なら FLACかAACにしてメモリで渡す”なんてコトをするのかも知れませんが、“カセットの話題が出たので”ということらしいです。(w) OMが長年使われているTEAC のV-6030Sは10年前に小生が整備させて頂いたモノです。新しく見えても四半世紀前の製品になります。そのデッキで録音されたテープとのこと。嬉しさ2倍であります。OM曰く、ブログの記事を読むまで“カセットの存在を忘れていた”そうです。

 お持ち頂いたテープに収録されている作品のオリジナルはSP盤時代のもの(1950年前後)です。音源は再販LPからだそうですが、いずれも70年代に出回っていたもので、CD化すらされていないようです。そんな時代のコンテンツなのでハイレゾ化されるはずもないかな?。そもそもニーズがないか・・。何れもスイング時代に活躍した名プレーヤー、バイブのRed NoboはBenny Goodmanコンボでの演奏が有名ですね。Artie ShawはBenny Goodmanのライバルだったクラリネット奏者です。しかも殆どLP化されていないはずのGramercy 5(クインテット)の作品じゃありませんかぁ! 週末にゆっくり聴かせて頂きます。ありがとうございました。こちらからは世良譲さん、藤家虹二さんでお返しします。ww 北村英治さんなら博物館並に所有しています。

 そうそう、一昨日の夜にPat Methenyの訃報が届きました。じゃないぞ!! 

 おっと、大変な過ちを・・・亡くなったのはMethenyじゃなくて、キーボードのLyle Maysでした。何を早とちりした・・! 林OM 感謝です!!  しかし、ブログアップして数秒でメールが着たのでビックリしました。 助かりました!! Lyle Maysの冥福を祈ります。

 さあ、今日も忙しい一日になりますョ


ご出場

修理完了!

 “出力しない”とのことでした。TS-690VにPAユニットを後付けした100W機であります。最初ファイナル故障を疑ったのですが、電源の電流計が大きく振れていたので、“こりゃ〜怪しいぞ”ということで プローブ検査を省力、いきなりPAの出力ジャンパ同軸にRFメーターを繋いだところガツンと出てきました。LPFユニット中ですね。全バンドともダメでしたので、一番外側のリレーを疑いました。ソレノイドに12Vを掛けるとソレノイドが動く音は聞こえるのですが、何となく静か・・・。同じ松下製のリレー部品箱から持ち出して同様に電源を繋ぐとリレー音がハッキリ聞こえます。これを交換してみることにしました。すると、14MHz以外は送信可能な状態となりました。14MHzのLPF in/outにネトアナを繋いでみたところフィルター自体は正常です。Cの焼損や基板焼損はありません。in/out何れかのリレーが悪さしているようです。先ほどと同様の試験を行いました。ここは連動していしまうので、外さないとチェックできません。out側のリレーから外して確認しました。こちらは正常です。out側を外しているのでin側は基板装着状態でソレノイドのチェックができました。リレー音はするのですが導通していません。こちらも交換しました。その後、各バンドで正常に動作することを確認しています。AT-450(オプションの内蔵ATU)の装着をご所望とのことでしたので、こちらはサービス実施しました。一応、動いているみたいです・・。

 ご依頼のには“50MHzの修理は除外”とありましたので、検査は省略させて頂きました。受信時に不規則なノイズが入ることがありました。ノイズ源は恐らくIFユニット内(AF側)だと思います。再現性が低いのと「受信は正常」とありましたので、こちらについてはご報告のみです。例の470µFが交換されていますが、元に装着されていたケミコンの足を切って、その上にケミコンの足を延ばす形で半田付けされていました。「メーカーサービスさんの仕事?」ちょっとよくわからないのですが、基板の裏が液漏れで腐食していなければ良いのですが・・・。

PAからRFメーターに直接でしてみると→→
出力しているじゃん!!
コレが壊れていた!
ATU装着完了!

【ご依頼内容】

  1. 送信不良
  2. AT-450装着

 以上について修理・作業を承りました。

【工数】

上記作業に工数3.0を要しました。(故障箇所特定、調達、交換、調整、検証、報告書作成、その他の作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • 小信号リレー ×2
  • AT-450 (持込部品)×1


ご出場

 メンテナンスパックのご用命です。非常にコンディションの良い個体ですね〜。最後期ロットかな? ケミコン類の劣化もなく、VFOも殆ど狂っていません。IFトラップもきちんと調整されていました。離調点はRFの出力同調とIFフィルタ(AM/FM)です。出力はキャリア最大点に合わせてしまっており、これだとAM変調が潰れてしまいます。俗に言う「マイナス変調」というやつです。変調入力すると出力が下がってしまう事象ですが、テクニカルガイドにも記載が無いのでそのままキャリア最大点に調整しまう方が多いみたいです。RJX-601は深みのあるAM変調がウリですからマイナス変調になってしまっては勿体ないです! ここは変調を入れながら調整すると上手く行きます。キャリアで3.5W、ピークで6.5Wまで出る様になりました。キャリア出力は多少下がってもピークが延びた方が受信側ではキレイに聞こえます。受信の455KHzフィルタ周りはSSGでAM変調を入れながら調整します。厳密にはスイープさせながらフィルタ単体で調整するのですが、中心周波数自体があてにならないので、受信波(SSG)で合わせた方が現実的です。ここは小生の耳を信じて下さい! ww 感度ども僅かにUPしました。FMナロー化、CAL 51MHz化、接点類の洗浄はきちんと実施しています。半田クラックが多少有りましたが修正しています。末永くお使い下さい。 こんなにキレイな個体は珍しいです。

まずは接点系のクリーニングから。 CAIG登場!
CALの51.000MHz化 水晶交換
FMナロー化完了後、トラッキング開始
闇夜に光るRJX-601!!
キャリア最大出力
ピーク出力(延びてます)

【ご依頼内容】

  1. メンテナンスパック

以上について作業を承りました。

【工数】

パック規程工数

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • CAL用 水晶発振子 ×1
  • FMナロー用 抵抗 1/4W×1
  • CAIG デオキシット D-5
  • アルミット半田 

 ※パックメニューにつき、動画撮影は割愛しました。


ご入場

 こちらも「愛情」を感じる一台であります。1.2Gまで搭載したTS-790Sです。ラボにも同一モデルがありますが、最新V/U機よりも好きです。1.2Gに出られるバリューは大きいですね。こちらの固体は430MHz運用中に電源ダウンしたそうです。拝見したところパワーモジュールに不具合がありそうです。Out側ピンにRFプローブを付けると針は振るのですが入力側よりも電圧が低いです。この時、安定化電源の電流計が32A付近を指しました。(50W機ではあり得ない数値) M67728のVDDを開放したところ、TX時の電流は数Aになりました。ドライバのモジュールは正常に動作しています。ファイナルM67728の故障と診断します。因みに小突くとパワーが出るときがあります。この際には電流値は正常になります。RFモジュールの末期的症状ですね。交換しかありません。電源が落ちたのは素子内部の反射増大による“異常電流”のせいかと思います。こちら国内に在庫がありません。深圳か米国か・・、何れからの調達になりますが、深圳についてはサプライチェーンが機能不全状態にあります。メールの返信がありません。実は他の案件も含めて、調達が大変なことになっています。汗汗 少々お時間を頂戴したく存じます。

TS-790 ご降臨
異常電流もモジュールの動作不良が原因

作業進捗

 長期対応で作業継続中のHL-250Uであります。こちらも2SC3102のペアとシングル合計5個を調達中です。サプライヤは深圳ではありませんが、影響が世界中に飛び火している様です。シッピングの連絡が未だに来ません。代替のRD60HUFも底を付いているので2SC3102の到着を待つよりない状況です。ご覧の通り、既に交換対象の石は着脱済です。こちらも少々お待ち下さい。

故障した増幅素子は全て撤去済み
撤去した2SC3102

 これからMark VとRF-2200クーガーを拝見します。 

 そろそろマスクが無くなりそう。洗って使い回ししています。汗  良い週末をお過ごし下さい。m(_ _)m

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