週明けです。【2020/02/10】

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 横浜のお天気は“晴れ”、午前9時の外気温は3℃です。明日は建国記念日なので連休取られてる方も多いかな?

 週末は久しぶりに“・ライブラリ”を整理しました。70年代後半から90年頃までの間に録りためたカセットテープの整理です。「ハイレゾの時代にカセット??」。汗 

 “ナツメロ”や“エアチェック”が殆どです。前者は今更購入するものでもないので何となく捨てられずにいました。後者はFM番組です。数にして60分テープ85本あります。FM東京(現 東京FM)の「渡辺貞夫、マイディアライフ」は欠かさず聴いていました。実家を離れた87年頃までは毎週タイマーをセットして、オープンリールやβ Hi-Fi(これをオーディオに使っていた人他にいます?w)に番組を丸ごと収録、カセットテープに編集コピーというパターンでありました。市販されないライブ収録中心の貴重なコンテンツを、小林克也さんのナビゲートで毎週土曜日の深夜にOAされていた番組です。既に40年以上前のテープもあり懐かしく聞き入ってしまいました。ソニーのBHF、TDKのAD、マクセルのUD、同世代の方には懐かしいアイテムでしょう!。 当時は日立(Lo-D)のD-90Sをメインデッキとして使用していました。3ヘッドでBIAS、EQの調整が可能、テープ毎に微調整する手間が逆に楽しかったです。当時はドルビーON派ドルビーOFF派に二分されていましたが、“3ヘッド機の場合キッチリ調整してドルビーONというのが王道”と未だに信じています。ww カセットデッキは何台も世代交代して、今はソニー のTC-KA5ESがメインデッキです。定期的にアジマス調整して常に最良のトラック・コンディションを維持しており、大昔に他のデッキで収録したテープもベストな状態で試聴可能です。やはりアナログオーディオが好きです。とは言え物理メディアは場所をとるし、この先のことを考えると“段斜里”対象になるなぁ。その前に1000枚を超えたCDをどうにかしないと。クラウドサービスのお陰で容量は気にせずAACでロスレスアーカイブ化を進めていますが時間がありません・・。

 カセットはどう頑張っても20KHz前後で頭打ちになります。因みに所有している音源は9割がJAZZです。スペアナで周波数分布を観ると、16KHzを超える信号は殆どありません。弦の倍音などは20KHzを超えますけど、JAZZでそんなコンテンツはほぼないなぁ。収録に使うノイマンのU-87とか、それほど周波数広くないし・・・。70年代に流行ったダイレクトカッティングや、2トラック76cmのマスタリングは殆どマーケティングのキーワードだったし、音源を測定しても20KHzを超えてくるようなシーンはまずありません。(クラシックコンテンツはあります)ましてやFM放送は15KHz以下です。実際にハイレゾコンテンツを再生してスペアナで観ても、小生が聴くようなコンテンツに16KHz以上の成分は殆ど検出されません。そもそものデジタル黎明期に収録されたコンテンツはマスタリングで22KHz以上は完全にカットされています。そんなもんをハイレゾ化して再販しても無意味ないんだよなぁ。だけど聴いてみると違うなぁ・・。(この話は次回)

 ハイレゾは96KHzまたは192KHzでサンプリングしていますから理論上の天辺は48KHz以上あります。しかし、鼓膜の可聴最高周波数は20KHz程度です。人間の耳に高域は聴きにくくても、臨場感や心地よさは鼓膜ではなく肌で聴くんだそうです。仮にそうだとしても小生には16bitの量子化ノイズの方が耳障りです。但しハイレゾの24bitにもなると量子化ノイズの聞き分けが困難になるそうです。情報量に換算すると3.5倍〜6.5倍を大きくなります。最もアナログ(原音)に近いとされる1bit(SACD/DAD)も大差はありません。あれ、カセットの話から外れちゃった。結局デジタルが良いって話? 

 2010年頃、オープンリールを処分する際に、2トラ38の10号リールに収録した音源をDAT(48KHz)に全てダビングしました。後悔先に立たずです。クラウドを使う発想があれば全てAACかFLACでロスレス保存したのですが・・・。最後のDATデッキの調子が悪いです。CAUTION頻発でまともにマウントしません。ベルトが滑ってしまい回転ヘッドに巻き付けできないみたい。その内修理します。回転ヘッド系は仕方ないですね。

BHFにSA-X ともに40年以上前のテープw
最後のカセットデッキTC-KA5ES、上段はDATのZE700、こちらもソニーDATの最終機種。

  話は戻って、70年代のナベサダは最高です!! 面白い実験をしてみました。往年のアルバム「マイディアライフ」をLP版、CD版、ハイレゾ版で聞き比べてみました。続きは次回に書きます。


ご出場

 名機 FT-1011 のご入場であります。「お婆さまに買ってもらった思いでのリグ」とのことです。そういうストーリーを知ってしまうと修理不可フラッグは立て難くくなります。汗汗 「電源投入不可」とのことでした。FT-1011といえば過去にREG周りを修理した経験もあるため、今回も真っ先にそちらを疑った次第です。本機はAC/DC両電源に対応しているため、DCで試すことでトランス周りかREG周りかを篩いに掛けることができますが、本個体は何れもNGでした。REGユニット以下の故障の可能性が高まった訳です。REGユニットにはトランスで降圧・整流された13.8Vが入ってきます。(DCの場合は直接入ってくる)REGではICで使用される5V系・±12V系が生成されますが、何れも正常に出力していました。電源ラインの何処かに支障があったとしても、13.8V、5V、±12Vが同時にダウンすることは考えにくく・・・。電源スイッチを入れても真っ暗のままです。しかし、明らかに回路に電源は回っています。AFボリュームを上げるとアンプのノイズが微かに聞こえてきました。RFゲインを回すと、真っ暗なSメーターの奥で針がスーッと動きました。回路図を観るとDisplayユニットにバックライト様のインバーター回路を見付けました。FT-1000MPなどの回路とそっくりです。Mark Vで頻発するブラックアウトはLCD部のみで制御部は生きています。インバーター部が独立しており制御部に影響が及ばないからでしょう。本機の場合ユニット上に制御プロセッサが載っているためユニット上の電源ラインでトラブると全ての操作ができなくなる様です。インバーター部は激しく発熱するためPAユニットと並んで高負荷な部分です。フロントパネルを着脱し、裏側に装着されているDisplayユニットを外して当該箇所に近い2個のケミコンをサンプリングしたところ、何れも大きく容量抜けしていました。これらを交換したところ、周波数表示と制御部の機能が回復しました。しかし、Sメーターは真っ暗なままです。メーターBL部のヒューズ型電球が球切れしていました。ガラス管ヒューズ型の電球で、昔のテープデッキ(VUメーター)に使用されていたものです。ヤエス系だと他機種にもありますね。偶然在庫がありましたが、そろそろ底を付きそうです。

Displayユニットに的を絞る
2個の同容量ケミコンをサンプル
一般的な85℃耐熱では心もとない 105℃耐圧に交換
あれれ・・メーターが・・
ヒューズ型電球が切れてる
修理完了・送受とも問題ナシ

【ご依頼内容】

電源が入らない

【工数】

上記作業に工数3.0を要しました。(故障箇所特定、調達、交換、調整、検証、報告書作成、その他作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤】

  • 220µF/35V アルミ電解コンデンサー(耐熱105℃)×2
  • ガラス管ヒューズ型12V電球 ×1


今後の修理予定について

 週末トリオの900ラインを拝見しました。ヒーターONでヒューズが飛びました。ファイナル側かドライバ側のコンデンサがリークしているのではないかと思われます。少々お時間を頂きます。m(_ _)m 

 同じくTS-930についてはサーモスタットが逝かれている様ですね〜。もしかするとファンのモーター軸が固着して大電流が流れてしまったことが原因かもしれません。こちらもパーツ入手が困難なためお時間を頂戴します。

 HL-250Uの2SC3102について、やっと部品調達の目処がたちました。週後半には作業に掛かれそうです。(深圳から欧州のサプライヤに切替)

 その他、以下について順次作業に入ります。

  1. トリオ900ライン 入場 2020/01/27 長期対応
  2. TS-930 入場 2020/01/27 長期対応
  3. HL-250U 2020/01/20 長期対応(部品入荷待ち)
  4. TS-690 入場 2020/01/27
  5. TS-790 入場 2020/02/10
  6. RJX-601 入場 2020/02/10
  7. RF-2200 入場 2020/02/10
  8. Mark V 入場 2020/02/10
  9. その他の無線機等

 今週もヨロシクお願いします。m(_ _)m

 

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