IC-551D 作業着手 / ICF-2001Dご出場【2020/01/29】

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 おはようございます。一晩雨が降り続けました。今朝は青空が広がる横浜地方です。今朝は急激に気温上昇中です。何だか変な気候ですなぁ。

 一昨日、ブログ更新後にDDoS攻撃をくらいサイトが断続的にダウンしました。武漢のコトを書いたからでしょうかね〜。WAFレベルを上げ、一時的に海外IPをフィルタリングして対処しました。事実が拡散することが嫌なんですかね〜〜〜〜。アクセス元を追跡したところ、US以外にノルウェーやブラジル、ウルグアイなどから大量に突かれていました。何処の国から攻撃されたかは明らかであります。当サイトはほぼ国内からのアクセスしかないのでIP遮断しても影響無いんですよ〜〜。(ご苦労さん) 今後500エラーが出たら攻撃されていると思って下さい。


作業着手

 ドライバの2SC1972を交換して異常発振は止まりました。PAを切り離して出力させたところ安定して10W出てきました。PAを繋ぐと瞬間的に最大出力は上がりますが数秒後にパワーダウンします。ファイナル側のバイアスが不安定なことを確認しているので、石の故障を疑いつつ、多の可能性について探ったところ、バイアストランジスのエミッタからファイナルのベースに至る経路の直流抵抗値を計ったところ数十Ωを示しました。途中RFCが入っているだけで直流的に抵抗が加わるような部品は存在しません。スルーホールやパターンに不具合があるようですね〜。PAをバラして確認したところ、バイアストランジスタのエミッタが半田付けされているランドと基板裏側を繋ぐスルーホールの導通が不安定です。ホールを半田で埋めたところ導通が回復しました。PAユニット上の2個のケミコンはサンプリングがてら予防交換しました。PA基板を元に戻してFMで出力テストしたところ不安定な挙動はおさまり、60W以上の出力が確認できました。ファイナルは交換しないで済みそうです。変調テストしたところ未だノイズが乗ります。メインユニット側のケミコン交換を進めることにします。

PAユニットを着脱中
パット見、異常はないのだが・・
ココに抵抗が出ているなぁ(半田不良?)
PAのケミコン2個は予防交換

ご出場

 元祖“同期検波”ラジオです。オーナー様は“周波数ズレ調整”、“同期検波調整”、“受信感度調整”をご所望でした。PLL1周波数(FM/AIR側PLL)の調整を実施しました。誤差範囲内にありました。FM89.30MHz受信時、測定点において100MHz±30Hz 誤差範囲内です。 VCO2 フリーラン周波数調整について規程の方法で実施しました。 続いてVCO1 周波数調整・トラッキング調整を実施しました。測定点において90.000MHz±500KHz 誤差範囲内です。PLL2(全体PLL)の調整を実施しました。規程範囲内にありました。AM 1st IFフルトラッキングついて規程の方法で実施しました。AM/AIR 455KHz IFフルトッラキングついて規程の方法で実施しました。AM/AIR 2nd local OSC周波数確認 測定点において、 55.390MHz± 1KHz 誤差範囲内 AM SYNCOSC を調整しました。(+2KHz程度離調) FM IF フルトラッキングについは規程の方法で実施しました。

 本機はSSBの復調に同期検波で生成されるキャリアを使用しておりBFOはありません。即ち同期検波がズレるとSSBの復調周波数(キャリアポイント)も離調してきます。どうやらSYNC OSCの温度精度が低下している様で、ホット・コールドで数百Hz差があります。SYNC OSC内のTcで調整しましたが、容量限界位置にあるためこれ以上の追い込みができませんが、コールドで200Hz未満、ホットで100Hz未満の誤差です。仕様上は±1KHzが誤差範囲内となっているので、数値的には合格していますね。水晶が正規周波数を発信している場合、同期検波使用時に中心周波数から100HzアップさせるとUPPERが表示されるのですが、本機はコールド時に200Hz以上に設定しないとUPPER表示が点灯しません。30分暖機させると100HzでUPPERが点きます。これ以上の精度出しにはSYNC OSCの水晶を交換する必要がありますが、実用域(誤差範囲内)であることをご理解頂きたく存じます。感度でありますが、AM IFトランスの一つが僅かに離調していました。こちらの調整で僅かにS/Nが向上しています。全体的に感度が若干低下している様に思います。こちらは特定の部品交換で改善するものではなく、機器全体の劣化にともなうものです。実用上は問題ありません。FM/AIRについては規定レベルの精度・感度が出ていました。ソニーの同時期に販売されたFMラジオに使用されているCF(セラミックフィルタ)については劣化している場合が多いのですが、本固体では異常は見られませんでした。以下にホット時の同期検波動作状況を記録した写真を掲示します。

IFユニットを着脱中
主要部調整にはシールド撤去・臨時のジャンパー(治具)を製作して行う
中波放送帯 同期検波(ホット時)正常動作(UPPER)
中波放送帯 同期検波(ホット時)正常動作(LOWER)
短波帯での同期検波動作(UPPER)
短波帯での同期検波動作(LOWER)

【ご依頼内容】

  1. 周波数ズレの修正
  2. 同期検波関連の調整
  3. 受信感度低下の調整・整備

 以上について作業を承りました。

【工数】

 上記作業に工数3.5を要しました。(規程精密調整の為の準備作業、規程調整作業、検証、報告書作成、その他作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

 なし


 今日はここまで!

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