週明けです。【2019/12/23】

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 こんにちは。“年の瀬の足音”が聞こえる季節です。今朝の横浜は外気温2度まで下がり、クルマのメーター真ん中には凍結注意サインがチラリ・・・。

 本年最後の“週明け号”であります。怒濤の一週間が終わりました。弊社にとって一年で最も忙しい10日間であります。まだ決算書類は出来上がっていませんが、会計士からは特段の要請もありません。気をもんでもしようが無いので忘れます。師走は兎に角忙しいです。骨折した左薬指は相変わらずギプスで固定されたまま。修理作業には特に支障はありませんが、むしろ事務処理の障害になってます。汗汗 キーボードがまともに打てません。ほぼブラインドタッチで入力していますが、左薬指、小指がスチール板で下向きに固定されていて、左手は中指・人差し指・親指の3本が可動状態です。ところが、固定されている外側二本がCtrlキー、Shiftキーに干渉するため誤変換を頻発します。普段の1/3程度の処理能力かな? 入浴の際に包帯を解いているのですが、指を動かすと未だ痛むんです。やはり一月くらいはこんな感じですかねぇ〜。困ったなぁ。


ご入場

 久しぶりにTHPのソリッドステートアンプをお預かりしました。このシリーズも自家薬流中の得意案件であります。しかし、いつもと少々事情が異なりました。実はアンプ自体は動いているのです。“何となくパワーダウン?”みたいな感じの症状でして、完全不動状態ではありませんでした。どんな修理案件にも共通しますが、ハッキリ故障していると認定できれば故障箇所も特定しやすいのです。中途半端に動いている状態ですと、これが故障なのか元々もの個体特性なのか判断が付きにくいのです。今回の個体は80W入力に対して350W程度の出力に落ち込んだとのことでした。本機の定格出力は550Wで、100W入力時に600W程度まで出力します。空中線やエキサイタの状態によっても数十ワット程度の誤差が生じますので、半導体の草臥れ方次第で100W前後は落ち込むこともあろうかと思うところです。“微妙にパワーダウン”とのことでしたので、2パラ・プッシュプル全体の性能低下の場合は、このまま様子見でも良いところです。が・・・しかし、不具合を認定しました。

HL-550FXの増幅部を調べる

 4発あるVRF150は、前述の通りプッシュプル回路が2個並列に並んでいる構成ですが、この中の1個について増幅率が低下していることを確認しました。FETのドレインにRFプローブを当てて電圧計の振れ方を確認したところ、右側から2番目の石だけ電圧が低いことが確認できました。次に両プッシュプルのアイドリング電流を測定した結果、増幅率が下がっている石が含まれる側のアイドリング電流は、正常側の半分程度しか流れていません。(正常時 420mA→ 実測値 201mA)バイアス値がここまで変化することは考えにくく、石自体に不具合があることは明白でした。このまま使用し続ければ、1番側の石にストレスが集中するので、遅かれ早かれ逝かれます。写真の通り石には増幅率を示す数値が書き込まれていてMP指定箇所であることが判ります。正常側のプッシュプル2個については動作状態にあるので温存したいところですが、増幅率が異なる場合、アイドリング電流を調整してもRFの出力カーブが異なってくるためピークになるほど特性に差を生じてしまい、IMDは確実に悪化します。オーナー様とご相談の結果、4発とも交換することにしました。本日サプライヤに発注しましたので交換素子が到着し次第作業に掛かりたいと存じます。

石に書かれている数値は増幅率を示している
片側ユニットはIDが半分しか流れていない

今後の修理予定について

 年内は上記案件を含む3台について着手予定です。メリークリスマス!!

  1. HL-550FX ご入場 12/23
  2. TS-830 ご入場 12/23
  3. Mark V ご入場 12/23
  4. その他の無線機など

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