IC-820 診断終了 / HL-200V/50 ご入場【2019/11/27】

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 おはようございます。今朝の横浜は雨、気温は10度を下回りました。いよいよ11月最終ラウンドであります。朝からエンジン全開であります。

2019 Winter バージョンのアンテン群w

 低気圧の影響でここ数日雨マークが点きっぱなしの南関東地方です。そんな中、月曜だけ少し晴れました。前々から予定していたアンテナ交換工事が完了したので、その備忘録です。またまたJI1AME局(MKさん)にお手伝い頂き、ルーフタワートップのデルタループ取り外し、ロータリーダイポールを取付けました。この5年間、6.5mサイズのグラス竿は補修を繰り返しながらも雨風(台風)に耐え、よく頑張ったと思います。今回は片側が根元で折れてしまいました。予備の竿もありますが、この際 “違うアンテナ” も試したくなったというのが本音です。今回はナガラのTV-416J(7MHz、14MHz、21MHz、28MHz、50MHz)に換えることにしました。なんと40余年に及ぶアマチュア無線人生で始めてのロータリーダイポールです。ルーフタワーは長方形の敷地中心から長辺側に3mほどシフトした位置に立っていて、全長10m 強(回転半径約5m)のロータリーダイポールを水平設置してしまうと、確実に隣家上空に侵犯します。(これが都市近郊の現実!)TV-416Jは、水平・120度・90度を選べるのですが、環境的に90度以外は選択不可能みたい・・涙。

 マストベースの部分を室内で組み立てて、エレメントは屋根上で片方ずつ取り付ける工法を採りました。接合部は例のテナコートでバッチリ処理!!。Twitter で「頭でっかち・・」などのご指摘を頂戴しておりますけど、低い位置にダイポールを取り付けてしまうと屋根に接近してしまいNG。3mクラスのルーフタワーに3mの単管マストですから、バランスは十分確保されています。ルーフタワーはベランダのコンクリ床にボルティングしているので屋根上で4方にステーを張るより遥かに頑強です。見終えにくいのですがステーも出ています。今まで一周17mのデルタループが上がっていたのでTV-416Jが小さく見えますね〜。

7MHzは確実にゲインアップした!!

 7MHzは確実に送受信とも良くなりました。14MHzも最近聞こえなかった夕刻のロシア語ラグチューがガンガン入っているので、効率が良くなった様に思います。21MHz以上はシーズン中じゃないと判りませんね。50MHzについては、TV-416Jの直下に残した2エレHB9CVと変わりません。受信に関しては の方がややノイズレベルが低く、東京ビーコンは同じくS9+10dBで入っています。送信は未確認です。7MHzのSWRはSSB側(ハイ側)にエレメントをセットしましたが、CWバンド付近で下がりきります。色んなアンテナ同居させているせいかも・・。ATUを併用すれば気になりません。良いんです、聞こえれば。。。笑

ローバンドとWARCはどうする?

 割り切ってHF+50MHzの5バンドのアンテナに切り替えたのですが、やはり3.5MHzと18MHzが気になります。デルタループの残骸と外付けATUで何かできないか考えました。空間的に縦方向に大きなアンテナを展張することは困難になりました。前々から試したかった水平スクエア・ループも考えました。敷地の四隅に竿を建てて一周40mのループをATUでドライブする構想です。ハイバンドには不向きですが、ロータリーダイポールと切り分けできれば問題ありません。取り外したデルタループの竿をそのまま地中に突き刺すことも考えたのですが、6.5mの竿では家の屋根よりも低く家屋がループのコアになってしまいます。苦肉の策として、使用していないルーフタワー横のサブ・マストから釣り竿を横出し、水平方向(地上高5m)のデルタループとして試してみることにしました。いわゆる「アパマン釣り竿アンテナ」のループ版です。笑 10数年前にはマンションの5階からこのスタイルでQRVしておりました。ちょっとだけ道路に飛び出ますが、ご近所迷惑にはならないでしょう。不都合があれば3分で撤去可能ですし・・・。サイズは従前の17mのままで、取りあえず平衡フィーダ給電でATUに繋ぎました。1.9MHz〜29MHzまで全て同調可能です。

 地上高で5m以上差があるTV-416Jと7MHz、14MHzで比べてみました。やはりTV-416Jに軍配が上がるのは予想通りです。ところが、3.5MHzは以前の垂直デルタループよりも良く聞こえる気がします。不思議なことに時間帯によってはバンド外のTV-416Jの方が良く聞こえることもあるのですが、3.5MHzのコンディションが上がってくる夕方から深夜にかけては、地上高の低い水平デルタループの入り(受信)がよくなります。8N70FFJ局(山形県南陽市)が3.5MHzでCQを出していたので呼んでみたところ、一発でピックアップ頂きました。これは使えそうですね〜〜。 18MHzはFT8しか聞こえてこないので少々様子見です。オフバンドですが18.040MHz(USB)の中国語の気象通報はS9+10dBで聞こえてきます。今度はフィーダー給電からソータバラン給電に換えて試してみようと思います。

 そんなわけで、HFのアンテナ構成が大きく変化しつつあるJG1BVXであります。取りあえず2019 Winter Versionのアンテナ群であります。

TV-416Jに交換完了 (MKさんが作業中)
「頭でっかち」と言われてもなぁ・・w
デルタループが捨てきれず・・
ご近所的にはOK?

診断終了

 お隣で作業していたIC-820の検査結果についてのご報告です。こちらメイン側で受信不能とのことでした。実際にSSGで信号を入れてみると微かに聞こえていました。100dBµVというかなり強い信号です。復調回路は動いているということですね。ということはPLLの故障ではありません。RFから故障箇所の切り分けを行って行くと、IFのQ31(3SK131)が増幅していない事が判明しました。強電界で故障する場合、フロントエンド側の素子が壊れるのが普通です。何故、こんなド真ん中の素子が逝っているのか??です。一応3SK131を交換しましたが、状況に変化はありません。素子にVDDはキチンと掛かっています。回路上ソース側には500Ω弱のインピーダンスがありますから数ボルトの電位があるはずです。ところが何故か0V・・・。もしやゲート側にバイアスが掛かっていないのか・・・。回路的には2.7V掛かっていることになっていますが、実測値はマイナスを示しました。AGCに絡むラインのはずですが・・。カウンタレジスタの出力がありませんでした。リフロー実装のチップICです。部品自体もディスコンで手に入りません。因みに、SSBとCWも送信できないことが判りました。こちらも制御系のトラブルですが、深追いはっしていません。申し訳ありませんが、修理は不可能です。m(_ _)m

IFアンプが動いていないのでQ31を交換したが・・
そもそもゲートにバイアスが掛かっていない(中央が3SK131)

ご入場

 昨日より小生が拝見しています。2mの200Wクラスリニアアンプですね〜。SD1477という珍しい石がプッシュプルで入っています。この石、ドライバ無しでいきなり200Wへ増幅しますから相当利得が高いことになります。それだけ発振しやすいという事に加えて、特性の揃ったマッチドペア品である必要があります。装着されている石にもhfe値が手書きで書かれています。回路的にも個別にアイドリング調整できません。交換となると2個同時となりますね〜。というかマッチドペア品が見つからないのですが・・・。とりあえず故障箇所の診断から進めましょう。RFプローブで検査した際に、片側の石の出力が半分くらいに減っているのを確認しました。オシロで観ると波形も崩れています。位相ずれが起きると、プッシュプル合成の際に打ち消し合ってしまい、出力しないのですが・・・。実際に石を着脱しないと詳細は不明です。何方かが以前修理されたのでしょうか「盛り半田」が目立ちます。リニアの基板は放熱対策されているため、半田の熱もヒートシンクに逃げてしまい。盛り半田されていると中々溶けてくれません。(汗)あと、ヒューズ回路もジャンプされていました。これは禁じ手です!! 他にも色々不明な処理の痕が目立つ個体です。(*^_^*) 「盛り半田」を除去するのに数時間掛かり、どうにかSD1477一個のベースとコレクタを開放しました。テスタで絶縁を確認したところダイオード崩壊を起こしていますね〜。全壊ではないのですが144MHzという周波数を考慮すると「故障」ということになります。もう一発もこれから撤去しますが、ご覧の様に周辺の部品も「盛り半田」で付けられているので撤去に時間を要します。本日中の診断終了を目指します。

盛りまくられた半田・・なかなか溶けない
やっと片側の端子を開放
これは何故???
あれれヒューズホルダーをジャンプしているぞ
エミッタ=ベース(絶縁崩壊?)※端子開放
ベース=コレクタ(ダイオード 崩壊確定!)※端子開放

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