IC-375D ご出場 / FT-736 ご出場 / LA-4090 ご入場【2019/11/07】

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 おはようございます。本日も秋晴れ気温上昇中で、お昼過ぎには20度を超えそうです。

  1. IC-375D ご出場
  2. FT-736 ご出場
  3. LA-4090 ご入場

本題の前に“お願い”です!

 メールでご連絡頂く際にご自分のお名前を書かれない方が非常に多く、とても困っています。修理のお申し込みはフォームから受け付けていますので“お名前”は必須項目になっていますが、その後のやりとりでお申し込み時にご登録頂いていないスマホや携帯メール(SMSを含む)から弊社宛に送られるメールにご署名がないため、どちらから届いたメールか判別できません。日々数十件のお問い合わせを頂いているので「内容から送り主を特定する」などということは困難です。お申し込み時にご登録頂いたメールアドレスからお送り頂く場合でも、必ずご自身のお名前をお書きくださいます様、お願い致します。m(_ _)m  (かなり切実なお願い)

 最悪なのは名乗らずに「キャンセルします」とだけ書かれてくるメールです。これでは対応のしようがありません。入場中で作業に入ってしまった場合は作業費全額をご請求することになりますのでご留意下さい。

ご出場

送信から受信移行時にメーターが跳ね上がる

 全モードで調べましたが、ご指摘の事象が再現しませんでした。シャック環境で回り込みなどが発生しているかもしれません。

SSB送信時のTXゲイン低下

 USB/LSBのキャリアバランスが崩れていました。USB/LSB送信時の特性が一緒になる様、調整しました。本機は1.5KHz信号が変調の中心周波数となっており、フィルタ特性からAF600Hz以下の周波数では送信ゲインが著しく低下する傾向にあります。 またマイク特性や使用される方の声色によってもSSB送信時の出力特性が大きく変化します。現状1.5KHzの規定レベルで最大出力が得られていますので、 適宜コンプレッサの使用やリアパネルのMICトーンの調整などをご検討頂ければ幸いです。

その他、総合調整

 以下の通り症状を確認しています。

・基準周波数の離調
・IF側のBFOも精密調整
・受信IF、送信IF/RFの総合調整

 実周波数と表示周波数に300Hz程度のズレがあり、PLLリファレンス周波数、2ndローカル周波数を精密調整しました。 本機のリファレンス水晶はコールドスタートから3時間で60Hz程度ドリフトします。ホット状態になると周波数は安定します。 運用の際は十分暖機してください。

PLL(リファレンス調整に着手)
BFO調整(LSB)
BFO調整 (USB)
BFO調整 CW送信時

【ご依頼内容】

  1. 送信から受信移行時にメーターが跳ね上がる(事象再現せず)
  2. SSB送信時のTXゲイン低下
  3. その他、総合調整
 以上について修理を承りました。

【工数】

 上記作業に工数2.5人日を要しました。(診断、調整、検証、報告書作成、その他作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

 ナシ


FT-736MX  ご出場

 50MHz / 1200MHzの送信不良を含む大規模な改修をご所望された個体です。オーナー様と打合せの上、144/430機として温存する方向に転換しました。以下について作業させて頂きました。やはり水晶の劣化避けられませんね。144MHzで300Hz程度、430MHzでは1KHz程度にズレています。因みに本機の周波数ズレについてはサービスマニュアルのアライメント項目を読んだだけでは解決できません。回路詳細を読み解く必要がありますが、プロにお任せ頂いた方が安心ですね。リファレンス周波数は144MHz/430MHzとも共用部分で、430MHzは更に2ndローカルをリファレンス基準で生成しています。即ち大元のリファレンスが狂っていると430MHz側では大ズレを起こすことになるわけです。サービスマニュアルの指示手順を鵜呑みにしてリファレンス校正をせずにPLLを弄ってしまうと確実にドツボに填まりますのでご注意下さい。リファレンス校正した際にはサブループ、メインループ、VCXOの校正も必須となります。普通はV/U共有の部分なんですが、本機は50MHzと1200MHzのオプションユニットの装着を前提としたため、リファレンス以外を全て独立させる構造になっている様です。調整もその分余計な手間が掛かってしまいます。これらの作業を行って144MHz/430MHzとも基準周波数にドンピシャで合うようになりました。

 メーター照明が片球だけ点灯しています。本機は正常な状態でもメーターが暗めですから、片球だと点いていることにも気付きません。オーナー様と打合せの結果、LED化して修理することにしました。麦球はメーターの両サイドに取付穴があって、プリズムを介してメーター下部を照射する仕組みです。LEDは光軸が直線的になるためメーター内部に埋め込む場合には拡散フィルムを使います。今回の様にプリズムを介す様なケースでは光軸をプリズムに当てる必要があります。電球の取り付け台座を撤去して超高輝度白色LED×2個をグルガンで固定しました。麦球はDIMスイッチを介して給電されていますが、LEDは減流しても輝度に大きな差はありません。その為、別の電源ポイントを探りました。結果、Displayユニットの13.8Vラインから直接電源をとることに決めました。オリジナルとは異なる色味ですが、なかなかイイ感じです。周波数カウンターと同色ですね。仕上がりは動画でご確認ください。

リファレンスを出した後は144のPLLを精密調整
続いて430MHzも
メーター後部から麦球を取り出す
DIM機能迂回のため別の電源ポイントを探す
Displayユニット13.8Vラインに決めた
LEDをホットグルで固定

【ご依頼内容】

  1. 144MHz 周波数校正
  2. 430MHz 周波数校正
  3. メーター照明修理 (LED化工事)

以上について作業を承りました。

【工数】

上記作業に工数4.5人日を要しました。(故障箇所特定、調達、交換、調整、検証、報告書作成、その他作業を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • 超高輝度白色LED ×2
  • ホットグル 少量
  • ターミナル用ラグ板 ×1
  • 酸化金属皮膜抵抗 ×2


ご入場

 ダイワの100Wクラス(定格90W)UHFリニアアンプです。オーバードライブで故障してしまったとのことです。ドライバ段のVCOが6Vしか掛かっていません。?? 回路図がないので解析が必要ですね。何故か定電圧トランジスタからVCOに電源が供給されています。バイアスなら理解できるのですが・・・・。汗 何れにしてもドライバ(2SC2905)の故障は確認しました。定電圧トランジスタ 2SD717も交換してみます。また、プリアンプの修理もご所望です。こちらは回路図がないと指定部品が判りません。汎用の適当なガリヒ素FETを使ってみます。状況的にファイナルの故障では無い気がしますが、もしかすると全部逝っているのかな? 全て2SC2905ですね〜〜。サプライヤに在庫がありません・・・汗。ちょっとお時間を頂くことになりそうです。因みに、ドライバの取付ビスが一個欠損していました。

LA-4090の内部
ドライバ 2SC2905(取付ビスが無いぞ!)
ファイナル左側(2SC2905)
ファイナル右側(2SC2905)

 TS-900ラインが作業場に入ってきました。(^o^)

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