RJX-601 メンテナンスパックご出場 / ヤエス製ローテーター修理(w)【2019/09/19】

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 おはようございます。秋晴れの横浜地方です。冷房は付けずに窓全開です。それでも少し暑いですね・・・汗。そもそもラボ内が暑いんです。

 改造デルタループの続報です。大した話じゃありませんので適当に流して下さい。ww G5RVのデルタループ版とでも言いましょうか、平衡フィーダーで電気長を延長した”JG1BVX”デルタループでありますが、その後以下の様な実験を行っています。

バランによる特性の変化

良好な特性を示したWINDCAMP製の4:1

 実効長の延長でATUの負荷が激減したことはお知らせしている通りです。100Wでも3.5MHzでフツーにQSO出来るようになりましたし、受信感度も大幅に改善しました。ノイズレベル自体は以前と余り変わらないのですが、ノイズの上に浮かんでくる信号が確実に増えています。アナライザを繋いで測定していみると、ローバンドのインピーダンスはかなり高めです。4:1のバランをATU内に仕込むことも検討しましたがスペース的に断念しました。手持ちの4:1バランはWINDCAMPのウインドムアンテナに付属してきたものがあるので、これを試してみたところ非常に満足の行く結果が得られています。アナライザでRx(写真参照)を測定したところ概ね200Ω以下に収まっています。逆に下がりすぎるところもありますが、CG-3000は数Ωから同調するのとのことなので問題ないでしょう。これならATUのロードは極僅かで済みます。リモートの受信機をインターネット経由で立ち上げて、当シャックの送信状態を確認したところ、アンテナ改造前にS1以下(RS=41)だったものが、フィーダー給電後にS2に改善、バラン挿入後にS4〜5に改善しました。(何れも3.5MHz CW 50W でVVV EXを送信)これは驚くべき結果ですね。他のバンドについては、7MHzも改善がみられました。14MHz以上は未確認ですが、何れの周波数もSWR=1.5以下に収まっています。バラン無しだとATUを動作させても24MHzのSWRが落ちません・・。このバランは移動用に使う予定なので、常設は避けたいところです。ヤフオクで安いバランを入手して同様の実験を行ったのですが同じ4:1バランなのにローバンドがダメです。200Ωの抵抗を平衡出力側に付けてアナライザで測定したところ、5MHz以下の特性が出ていません。コアが小さいのか・・・。一応1.0MHz〜50MHz対応と書いてあるのですが、???です。UNADILLA社のW2AU 4:1 LLというバランの評判が良さそうなので早速HROにオーダーしました。

フィーダー線の構造物干渉について

 設置前から気になっていたことです。師匠のスーパーOMに相談したところ「フィーダー部でRFは打ち消し合うから問題無い」とのご意見でした。あくまでも理論上の話であり、実際にはフィーダーの片側にのみ金属物との電界が形成される場合もあるので、一概に「打ち消し合う」は通用しないことはわかっています。上の実験を行った際に、フィーダーを色んな架空状態に移動させてSWRの変化を記録してみました。大ざっぱに言うと、タワーから最大限に離した状態、タワーにベタ付きさせた状態、をそれぞれ記録した結果を写真に撮っています。多少の影響は確認できましたが、特性が大幅に変わることはないようで、むしろ周波数によってはSWRが良好になるポイントもあります。まさに“タワードライブ”状態でしょうか。(笑)この状態で送受信に影響しているかというと、少なくともマイナスゲインにはなっていないみたいです。暫く実験してみます。

HF〜54MHzまでのRxを測定
SWR=10以下の周波数はATU負荷は低め (フィーダーはタワーに沿って降ろした状態)
フィーダーを金属構造物から離した場合(特性に大きな変化ナシ)
このバランは残念な結果に・・・ヤフオクで購入

メンテナンスパックご出場

 後期型の個体をお預かりしました。外装はそれなりの状態ですが、内部の劣化はなくVFOの大ズレを除けば送受とも良好でした。チェック項目のAFケミコン、マイクアンプのタンタルコンにも劣化はありません。マイクはケンウッド製を同梱頂いていますが、純正棺桶と特性がことなるため一概に比較ができませんが、硬めの心地良い変調ですね。VFOは発振周波数が自体がハイエッジ側基準で1300Hzほどズレていたので校正しています。50.000MHzで誤差ゼロ、54.000MHzでも誤差許容範囲内で。あまり詰めてトラッキングすると51.000MHz辺りでズレてきますから、ほどほどで・・。CALは水晶を交換して51.000MHzで出るように改造しました。こちらも毎度お馴染みのメニューですが、FMのナロー化対策を施しています。ナロー化と言っても完全にナローになるわけではく、ダイオードリミッタのバイアスを掛けることでデビエーション自体の抑制を行っています。出力特性ですが、こちらも良好でした。キャリアで3.5W、AMピークで6W出ててきます。RITセンター調整、基準電圧調整、接点洗浄を行って作業完了です。受信については、AMで-130dBm、FMで-133dBm前後で復調音が確認できました。優秀です。

VFO校正済・CAL周波数変更後
サンプリング箇所は全て合格
キャリア出力 3.5W
AM変調時出力 5W(60%変調時)

【ご依頼内容】

  1. RJX-601メンテナンスパック

以上について承りました。

【工数】

規程工数(パックメニュー)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • R80 1/4W抵抗  定数変更
  • CAL 水晶発振子 交換  定数変更
  • CAIG デオキシット D-5 少量

※定番作業につき映像撮影は割愛しました。


ヤエス G-450XL コントローラー修理

 リスト漏れのあった案件です。m(_ _)m 軽微な作業でしたので差し込み対応させて頂きました。CCW側に動かなくなったとのことです。ローテーター本体、ケーブル断線などはチェック済とのことでした。ローテーターやクランク昇降機などの機械製品については修理をお断りしているのですが、コントローラーの故障であるむねをオーナー様が診断済とのことでしたのでお引き受けした次第です。確かに、CCW側ボタン操作に対して電圧が出力されていない様です。SW自体の故障ですね〜〜〜。こちらはメーカーにも部品が無いようですので、分解整備を試みました。レバーの裏側にある樹脂製の軸受けが割れて、テコが金属板を押せなくなっています。しかも接着剤で修理された痕跡があります。(中古で入手されたローテーターコントローラーとのこと)この状況から瞬間接着剤での修復は困難と思われ、割れた部分を針金で縛って樹脂で融着させる方法を採ることに・・・。適当な針金が無く、また硬すぎてもNGなので、1/4W抵抗のリード切れ端を四角い輪に成型して半田で閉じました。これを割れた樹脂の上に被せて瞬間接着材で固定したところ、上手く行ったようです。ローテーター本体が手元に無いため、動作確認はできませんが、CCW端子にキチンと電圧が出るようになったので問題ないかと思います。

ローテーターコントローラの修理
スイッチレバー裏側の樹脂が割れている・・

【ご依頼内容】

  1. CCW端子に電圧が出ない

以上について修理を承りました。

【工数】

上記作業に工数1.0人日を要しました。(故障箇所診断・修理・調整・検証・荷解き/梱包・報告書作成・その他を含む)

【使用部品】

  • 針金(抵抗リード流用)少々
  • 瞬間接着剤

※軽微な作業につき映像撮影は割愛しました。

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