週明けです。【2019/09/17】

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 こんにちは。清々しい朝を迎えた横浜地方であります。今日は暑くなりそう・・・。9月も半ばを過ぎたというのに、未だラボ内は冷房マックスです。

 二週連続で連休が入っていますが、土日のみ休ませて頂きました。休みと言っても家族サービスという仕事が立て込んでおる次第です。汗汗 この連休は例年ですとツールド東北へ出走のため石巻へ移動しているのですが、コンディション調整が間に合わず無念の辞退となりました。代わりに愚息がラグビースクールに入校したので、そちらのサポートで大忙しです。一昨日、近隣の清水建設・荏田グランドで行われた試合が愚息のデビュー戦となりました。2トライを上げてくれたのでアッパレ!であります。炎天下で観ているこちらはもうヘトヘト・・・。9月に入ってから毎朝ランパスに付き合わされる日々が続いていますが、小生にとっては約40年ぶりにラグビーボールと戯れる日々であります。そして(一応)経験者ということでコーチにも借り出される羽目に・・・。今後6年間はラグビー練習に付き合わされることになりそうです。既に手首が痛いです。(トホホ・・・) まぁ、スポーツは全般的に好きなので苦ではありません。勿論付き合えるのパス練習程度ですョ。小生は同じ年頃の子供を持つ親御さんの平均年齢+20歳オーバーなんですけどね・・。アハハ 

 今週末からワールドカップも始まります。初戦の×ロシア戦が楽しみですね

えっ、儂もコーチやるの??_
本日デビュー戦
ブルーシャークスの現役選手に指導を受ける愚息
やはりピッチは気持ちイイ!!

ご出場

 怒濤の一月半に渡る作業が終わりました。工数内修理が困難でご返却となった個体でありますが、オーナー様の熱き想いにお応えすべく、フルレストアを施工させて頂きました。

作業前のコンディションについて

 オーナー様より「不明のヒューズ溶断頻発」というレポを頂戴しておりました。拝見すると内部の埃堆積、電解溶液の液漏れが顕著で、ヒーターラインのDC短絡などにより電源投入自体が憚られる状況でした。通常ですと、お断りさせて頂いているレベルの劣化です。しかしながら、錆進行などの腐食はなく、時間を掛ければ修復できる可能性が残っており、フルレストアレベルの工数をご理解頂きましたので、施工させて頂いた次第です。

主な作業について

 以下の通り実施しました。

・メインユニット基板、PAユニット(真空管ハウス内)、スイッチ・VR類・端子類の清掃・洗浄・研磨を実施しました。(3人日)

  1. メインユニットの真空管を全数撤去し、ソケット・端子リード・ガラス管表面の埃、炭化物を除去して基板表面に堆積した埃を除去しました。
  2. 真空管ハウス内の埃除去、ソケット等を洗浄・清掃しました。※この際、6JS6C×2の外的損傷を確認。
  3. スイッチ、VR類をパネルから着脱し、接点洗浄を実施しました。
  4. コネクタ類の接点洗浄、研磨を実施しました。
  5. 固定ナット・ビス類に附着した炭化物を研磨除去しました。

・以下の故障箇所を個別に修理しました。

  1. プレート、SG電圧の低下(2人日)
     規定電圧が出ていませんでした。原因は整流部の高圧ブロックコンデンサの故障によるものです。47µF-3回路/450V×1、47µF-2回路/400V×2を交換して規定電圧が掛かることを確認しました。
  2. 終段管IP電流異常 (3人日)
     無負荷送信時、正常状態で60mA程度のバイアス電流が流れますが、本固体は2A以上の大電流が流れていました。励振段・終段を繋ぐカップリングコンデンサのDC漏洩が原因です。(真空管損傷)高圧キャラメルコンデンサ×1個、SG減流抵抗×1本、セラミックコンデンサ6本を交換しました。※ オーナー様からご申告頂いた「ヒューズ溶断」についても、コレが原因であったと考えます。
  3. 送信キャリアレベル調整ができない (3人日)
     CW/TUNE送信時にキャリアレベルが変化しませんでした。調査の結果、バランスモジュレータの真空管7360の故障と判定しました。真空管を調達・交換実施したところ正常動作しました。
  4. SSB時、送信変調が載らない(2人日)
     マイクアンプの12AX7Aが動作していません。(フィラメント故障) 調達・交換実施したところ正常動作しました。
  5. 劣化部品の交換実施(1人日)
     チューブラコンデンサ×9本、小中容量ケミコン×4本、金属皮膜抵抗×3本を予防交換しました。(コンデンサの多くは容量抜け) 調整時に特性の出なかった励振段真空管12BY7A×1本を交換しました。
  6. 総合調整(1人日)
     上記作業後、IF・RFのフルトラッキングを実施しました。受信感度 -140dBm(測定限界)での復調確認、送信出力 100W @14.100MHzを確認しています。
  7. クーリングファンの取付(0.5人日)
     本機は100W機でありクーリングファンは必須です。6JS6Cの発熱状態から鑑みても、強制空冷が出来ない状態での送信は極めて危険です。メーカー純正パーツは入手困難なため、汎用ACファンをPAハウスのリアパネルに取り付けました。
  8. 欠損ビス取付(サービス)
     フロント化粧板の取付ビスが欠損していました。FT-101用のビス再生品にて補充取り付けしています。
真空管・リレー・ブロックコン撤去・清掃開始→
施工後
RFユニット上部作業中 →
施工後
VR着脱洗浄
スイッチユニット着脱洗浄
Fパネル 汚れ落とし・研磨 →
ナット炭化物研磨除去後
リア端子類 研磨・炭化物除去
交換部品(その他多数)
DCリークしているキャラメルコンと焼損抵抗を交換
激しく膨張しているチューブラ
12AX7A、7360、12BY7A
6JS6Cが激しくパンク
3.5MHz 100W
7MHz 100W
14MHz 100W
21MHz 100W
28MHz 50W
フルレストア完了!!

【ご依頼内容】

フルレストア

以上について作業を承りました。

【工数】

上記作業に工数12.5人日を要しました。(故障箇所診断・調達・交換・調整・検証・報告書作成・荷解き/梱包をふくむ)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • クーリングファン×1
  • 金属皮膜抵抗×4
  • セラミックコンデンサ×10
  • 高圧キャラメルコン×2
  • 小中容量ケミコン×4
  • チューブラコン×9
  • 高圧ブロックコン×3本
  • 6JS6C×2本
  • 12BY7A×1本
  • 12AX7A×1本
  • 7360×1本
  • CAIG デオキシット D-5 230ml
  • CAIG デオキシット D-100 1本
  • エタノール 少量
  • モール 数本
  • その他


今後の修理予定について

 大型機のラインはTS-830がそのまま上がってきます。小型機はRJX-601の作業に入っています。また、大型リニアアンプのTL-933もスタンバイ中です。只今9月5日入場の修理品を作業中です。9月16日着荷予定の修理品に届いていないお品物があるようですが、予定通りに入場していない場合は作業順序が入れ替わりますので、ご理解ください。

  • RJX-601
  • TS-830S
  • HL-725D
  • TL-933
  • FT-101E
  • その他の無線機など

 

 

 

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