IC-706MkⅡご出場 / FT-401D 作業中・・【2019/09/13】

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 おはようございます。曇り空の横浜です。涼しくなりました。9月も半ばですね〜。今朝は寝床で脚を痙りました。足を冷やしたみたいです。まだ痛い・・・。

 連投なので仕事のレポだけサラッと書きます。

IC-706MkⅡご出場

 こちらは総合調整のみのオーダーでした。故障箇所はありません。全体的にコンディションの優れている個体でしたが、HFの送信出力が150W以上出てました。汗汗 「IC-706MkⅡってこんなに出るんだ〜・・」と驚いた次第です。いやいや出過ぎですので、規程値+10%以内に修正しておりました。HF側ALC調整ポテンションメータに接触不良(ガリ)があるようで、出力変化が唐突です。逆に100W丁度に合わせるのが大変でした。僅かにずらすと150Wを超えてしまいます。50MHzは無調性でOK、144MHzは少々控えめな出力だったので20Wに調整しました。感度もバッチリでています。各バンドとも-140dBm(測定限界)で復調していますので問題ありません。周波数ズレも-5Hz程度で誤差範囲内です。DSP処理のSメータ、ALCレベルもソフトウェア校正で正確に表示します。全項目をアライメント調整しましたが出力以外は規定値内でした。免許さえ降ろせば暫くは現役バリバリ、第一線で活躍できるリグです。

HF出力を調整(100Wレンジ)
144MHzの出力も調整(20Wレンジ)
規程値36.0dBµV=-71.0dBm
規程値に調整

【ご依頼内容】

  1. 総合調整・点検

以上についてご依頼を承りました。

【工数】

上記作業に工数1.5人日を要しました。(故障箇所診断・トラッキング調整・検証・報告書作成・荷解き/梱包を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • CAIG デオキシット D5

 ※1.5人日以下の軽微な作業につき、動画撮影は割愛させて頂きます。


作業中

 頑張ってます。6JS6Cの凹みが尋常ではなかったのでクーリングにも難有りと評価しました。そもそもプレート電圧600V以上の真空管ファイナルでファンが無いというのは問題ですね。適当な汎用AC ファンを装着することにしました。FT-401オリジナルのファンは入手不可ですが、元々取付穴のピッチがインチ規格ではありません。同じ規格のFT-101用の中古ファンなら入手可能ですが、軸焼けしているリスクがあるので避けました。リアパネルに写真の様な取付穴を開けてファンを固定しています。

ファンは用意したけど、直付け不能
真空管ハウスのリアパネルに取付穴を開ける
何とか装着
こんな感じに・・・

高圧ブロックコン、チューブラコン交換

 殆どのコンデンサが容量抜けしていました。オリジナルのルビコン47μF×3/450Vが入手できたのは何よりです。メイン基板上の中容量ケミコンも交換しました。

チューブラは全数交換必須
撤去高圧ケミコン

真空管

 お伝えしたファイナルの6JS6C×2については当然交換ですが、その他の球についても交換しています。受信RFの6BZ6、AFアンプの6BM8×2、検波の12A7を交換しました。受信感度はそこそこ回復しています。ハイバンド側のドライバ出力が低いので、12BY7Aも交換したほうがいいかも・・。テ

フィラメントが点かない球も・・
12AU7はヒーター故障、6系の球は調子悪い

コイルパック修理

 送信側のコイルパックの14MHz、受信側の21MHzのコアが回りません。コイルでボビンが締め付けられているせいもありますが、固定しているゴムが溶け出して溝を埋めてしまっている可能性も否めません。コアを粉砕して取り出すことにしました。ボビンを割らないように最新の注意を払いながらの作業です。径の細いリーマーを突っこんでガリガリとコアを割ります。時々ボビンを掻き出しながらの作業、破片を取り除いたら綿棒にエタノールを浸してキレイに掃除します。細かい破片が残っていると新しいコアがスムースに入りません。無事に作業が進んでコアの交換が終わりました。ファイナルを外した状態でドライバの出力だけで波形を観ていますが、3.5MHz〜14MHzは正常に出力しています。21MHz以上はかなり控えめな感じですね〜。ミキサーの球も変えた方が良いかも?? 

送信側14MHz、受信側(F/E)21MHzはコアが回らない
こんな時の為に溜め込んだコア

 かなり形になってきましたが、何とか来週中にはC/Oさせたいですね〜〜。まだ変調チェックしていないんだな〜〜。大丈夫かな??

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