TS-690 修理困難 / TR-1000 リレー調達【2019/08/09】

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 おはようございます。青空が広がる横浜です。この時間、まだ積乱雲は見えません。今日も熱中症に要注意ですね。

“花桃” で事件です!

 シーズン後半の “” で事件です。市民ラジオ(合法CB)8chにおいて、正体不明の怪電波が強力に入感し全く使えない日が続いています。カワサキCH101さんの調査により、丘の南東1kmのとある施設が発信元であることがわかりました。この施設に近寄ると、受信機のメーターが振りきれます。しかも、単なるキャリアではなく、FMでハッキリと音声が聞こえます。27.145MHzを使用する市販のベビーモニターではないかと思われますが、兎に角強力な電波です。ベビーモニターにはヘリカルアンテナが付いているタイプや、アンテナが筐体内に隠れているタイプなど様々有りますが、何れも電波法上の微弱電波を発する機器に該当するため、発信元から3m地点の電界強度が500μV以下でなくてはなりません。同様の事案が各地で報告されており、業者が電波法を理解せず海外製品を販売しているとみられます。発信元のある場所の北側に小高い丘があり、花桃の丘との間を遮っています。そこを超えてくる電波ですから「相当強いんだろうなぁ」と思い、興味本位に簡易的な電界強度を測定してみました。中華ラジオで話題のPL-880の登場です、本機には電界強度メーターが搭載されているのでコイツを使ってみました。意外なところで役にたつラジオですなぁ。フリラー(CBer)各局は、アマチュア無線と違って限界域のギリギリのところで受信してますから、これはエラいこっちゃなのですぅ。

ラボから直線2.5kmの地点

 発信元と思われる場所は、ラボと“花桃の丘”を結ぶ線を1km延長した地点です。車載のFT-857のゼネカバ受信モードにて27.145MHzにチューニング、28MHzに同調させたATAS-120Aにて受信しながら施設方向に向かいました。中間点の小高い丘まで差し掛かるとS7〜S9まで上昇しました。発信元から数百メートルの地点にくるとS9〜++で入感しました。人の声がうっすら聞こえる程度です。施設正面にくるとSメーターは振りきり状態になりました。ここで測定するのも何なので、施設の裏手にある集落裏の袋小路に回りました。地図上では施設の端から50m、中心部から100m程度の場所です。PL-880はFMは受信できないため電界強度の測定のみですが、ロッドアンテナで軽く36dBµVを示しました。ボルト換算すると63.1µVとなります。現行の微弱電波の定義になっている500µV@3mでは解りにくいので、昔の15µV@100mに照らすと、実に4倍以上の電界強度が得られていることになります。測定方法は簡易的なもので、基準アンテナ(1/2λダイポール)で測定しているわけではないことを考慮すると、実際は倍以上の電界強度になることは明らかです。1W以上出ていそう・・・。こんなものが市場に出回っているのに、新スプリアス云々でオールド8ch機が使えなくなるなんて、ヘンな話ですねぇ〜〜。

 因みにこの施設に対して、CHさんより““機器の使用中止のお願い””を送っています。通知から数日後に停波したことを確認しています。しかし1月後にこの有り様です。「キャバクラの呼び込みに使われている430MHzハンディ」とは事情が異なりますよね〜〜。詳しくは書けないので下の動画からお察しください。入所者の方の安全を守る為に必要な機器であることはわかりますがルールは守らないとね! というか無線に無縁な方々に電波法云々を言っても始まらないんですけど。こういうものを “売るな!”ってことです。ヤフオクやAmazonには使ってはいけない電波グッズが沢山売られています。販売行為に電波法は及びませんから、啓蒙活動しかないんですね〜〜。 2度目のお願いを準備するとのことですが、3度目はないよなぁ〜〜。花桃ローカル各局から80条通報の準備を進めることになるかと思います。

畑の向こうから怪電波が飛んでくる
この貧弱なアンテナで36dBµV は・・強いなぁ
こちらでもフルスケール

診断終了

本機の送受 RF/IF 構成

 送受ともNGとのことでお預かりしました。本機定番の故障ではないようですね〜〜。拝見したところ、確かに全バンド全モードとも聞こえません。フィルターは切り替わっているような感じがするのですが・・・。取りあえず受信から見ることにしました。送受ともにダメとなると疑う場所はPLLです。ところがPLLは一応動いていました。構成的には、73.05MHz、8.83MHz、455KHzと降りてきます。3rd localでVCOが当てられていますが、VCOの各ステージに異常はなく、正常に73.05MHzが生成されています。2nd localの64.22MHzも正常にでており、8.83MHzも正常です。ここまでが RFユニット内に構成されており、455KHzまで下がるとIFユニットに入ります。定番のケミコン液漏れ後の修理が行われた痕跡がありますね〜。やはり電解溶液が漏れ出て基板を腐食した様で、パターン面の二箇所でバイパス施工されていました。455KHzのフィルター群の手前にSSGで信号をインジェクションしても無反応です。?? 「455KHzのフィルタを切り替えるとノイズが変わるんだが・・」フィルターの出力側スイッチングダイオードの外側にインジェクションしたところ、スピーカーから復調音を確認できました。この場所は、例の電界コンデンサの真下で腐食してパターンがバイパスされている箇所の真隣・・・。455KHzフィルタ群のスイッチングダイオードが切り替わりません。ダイオードは全て生きています。バイアスの7.3Vが掛からないと回路が閉じませんが、6Vまでしか電圧が上がりません。(アノード/カソードの電位差が無い) 電圧は多少変化するので中途半端に開いたり、閉じたりと言ったほうが正確かもしれません。これを制御しているのはシリアル・コンバータ(IC3)です。制御ユニットから来る信号を処理するICですが、このICが機能していません。455KHzも8.83MHzも送受がフィルターを共有しています。フィルタ群が制御できないため、送信もできない状態でした。 こちらは現時点で部品の入手が困難です。不本意ながら修理不可の判定となりました。m(_ _)m

まずはPLLの確認
リファレンスは–OK
2nd local — OK
3rd local — OK
ということは RF – IFか?
例のケミコンが悪さした模様(修理痕 パターン迂回)
これが壊れている
調達不可能・・・残念

リレー調達

 4回路3接点のリレーを2回路3接点リレー×2に置き換えようと試みましたが、スペースが不十分で早着困難であるこtが判明しました。バラックで二個のリレーをケースにボンド漬けする訳にも行きません。4回路3接点のリレーを見付けたのですがサイズが大きく、こちらもソケット化は困難です。ベククロ(マジックテープ)固定でケースに取り付けることにしました。本日作業に掛かります。

リレー自体も大きいが・・
ソケット装着は困難・・

 週末ですが“休み返上”で頑張ります。何とかIC-375まではクリアしたい・・・。皆様よい週末をお過ごし下さい。m(_ _)m

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