週明けです。【2019/05/27】

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 おはようございます。本当に5月でしょうか? 熱すぎます。ちょっと外で野良仕事しただけで真っ黒に日焼けしました。エアコンもフル回転ですぅ。先が思いやられます・・・。

戦利品は豪華なパンフレットと呉基地コラボの「いぶきカレー」ww

 ハイ「」観てきました。ネットで書かれていた「ネタバレ」を読んでしまっているので、粗筋を知った上での鑑賞でしたが、コミックの「」とは別のストーリーとなっていて、“まぁまぁ 良かったのかなぁ” というのが率直な感想です。諸外国への配慮も見え隠れしますけど、本質的な“問題提議”はなされています。むしろコミックを読んでいない人に向けたメッセージなのかもしれません。「某国のイージス」と比べれば荒唐無稽感はかなり薄れ、実際に起こりうる近未来の危機的なストーリー建てとでも言いましょうか。ただ「東亜連邦」なる架空の国家は全くイメージもつきません。逆に様々な問題を抱えている近隣諸国への固定観念的な感情が湧かない分、冷静に観れるんじゃないかと・・。この手のアクション映画の場合、必ず敵の視点も描写されるのが王道だと思いますが、本作品においては敵の顔が殆ど見えません。最初「コストカットの為?」と勘ぐりもしましたが、むしろ敵が見えないからこそ「メッセージが伝わってくる」のかと後になって思った次第。コンビニ店長の中井貴一さんに注目してもらいたいなぁ。この映画の言わんとしていることに気付きますよ。佐藤浩市さん、中井貴一さんともに、某国のイージスにも出演されております。アレも福井晴敏さんが絡んでましたね。エンドロールには防衛省内部局が全く掲示されませんでしたが、小生は見落としていません。ご尊敬申し上げれる提督二名の御名前をハッキリと確認させて頂きました。

 しかし「いてまえ〜〜〜〜!!」はやり過ぎ。 ww   戦利品は「いぶきカレー」です。


IC-775DXⅡ 作業終了

 あまりにも重篤過ぎて休み返上の作業となったIC-775DXⅡであります。先週金曜日の朝に「症状が確認できない・・」とお伝えしたばかりですが、ブログ投稿直後に事象を確認しました。“あれっ?  信号が弱くなったかなぁ〜” と思いきや、あれよあれよという間に全く聞こえなくなりました。MAIN/SUBを切り替えても一緒です。送受リレーで起こる接触不良なら、PTTを操作すると一時的に回復したりするのですが、そんな様子は全くありません。厄介な事象ですね〜〜。本機はRX-ANT端子(ジャンパ)が外に出ているのでココに直接SSGを繋いでみました。ココはフィルタユニットとRFユニットの間のジャンパを外に引き出されているので、SSGを繋げば送受リレーなどを迂回して直接受信回路に信号を届けることができますが、ANT端子に繋いだ状態と変わりませんでした。と言うことはリレー周りの故障ではありません。

 RFユニット内でMAIN/SUBが分岐し、それぞれPLLから来るローカル信号によって69,0115MHzMHzの1st IFとなります。1st IFの信号は更にIFユニットへ送られます。IFユニットの入力端子にSSGから69.0115MHzのキャリアをインジェクションしてみましたが、やはり何も聞こえません。更に下方でトラブっているようですね〜〜〜。ここから先は回路に直接信号をインジェクションする作業となるのですが、ほぼ表裏実装のチップ部品で構成されていて、解像度の低いパターン図を観ても全く解読できません。回路図と睨めっこしながら、顕微ルーペでパターンを追う作業に丸一日掛かりました。コイルの位置で何となく信号系のルートが読めるのですが制御系となるとカオスです。まずは信号系から詰めることにしました。受信信号はIFユニットに入るとすぐに60MHzの2nd Localと混合して、9.0115MHzの2nd IFを生成します。この先は9MHz台のフィルタやNBゲートを通って、更に低い455KHzの3rd IFへと進みます。基板の表面からアクセスできる9MHzフィルタの端子に9.0115MHzのキャリアをインジェクションしたところ信号が復調されました。範囲が絞られてきましたが、ここから先は部品に直接信号をインジェクションしなければなりません。

 3日目の朝、NBゲートを構成するダイオード・ブリッジで信号が遮断されていることを確認しました。回路図上は入・出力にそれぞれ1.2Vのバイアスが掛かっていることになっています。しかし、これが誤記であることはすぐに理解できました。4本のMA77の方向は一緒なので、順方向側の電圧が逆方向側よりも低くないとダイオードがONになりません。実測してみると、正常時(コールド時)はL4側のバイアス電圧は1.0V程度で、L5側は2.0V程度ありました。時間経過とともにL4側の電圧が上昇、最終的に7Vまで上がります。即ちダイオードは全OFF状態に陥ります。一体、何が起きているのか・・・。L4側の電源を追って行くと、NBを制御するトランジスタ群に辿り着きました。Q56はPNPなので、ベース側のGND抵抗が下げることでエミッタ→コレクタに電流が流れる訳です。無線機をコールド状態にリセットするため1時間電源OFF放置しました。コールド状態からベースの電圧変化を計測したところ、受信不能となる20分間の電圧変化は7.01V→6.95Vと僅差です。Q56のベースからGNDへ電流を逃がしているQ55の温度変化による変動と思われ、特に異常とは思えません。これでQ56のコレクタ電流が急激に増えるとは考えにくいですね〜〜。取りあえず、Q56を交換してみましたが症状に変化はありません。再びコールド状態に戻すため1時間放置しました。

 今度はMA77に着目です。こちらは装着状態だと故障判定が出来ませんので思い切って交換することにしました。MA77は既にディスコンです。弊社でMA77の代替品として使用している1SS356による代替交換としました。チップ部品の場合、一度着脱すると半田の熱で痛んでしまうケースがあるため基本的に再利用はできません。故障判定の為に取り外した部品は原則使用不可です。4本丸ごとMA77→1SS376に交換してコールド状態からテスト開始。従前の通り最初は正常に受信出来ます。“あれ? 何だか感度が上がった様な気がするぞ?” 僅かですが、SNも良くなった気がします。2時間受信しっぱなしで放置後ラボに戻りました。案の定何も聞こえなくなってます。電圧変化は最初と一緒でした。朝6時から作業を開始して既に7時間が経過しました。出口が見えません・・・。C5の0.047µFがリークすれば電圧は下がるはずだし、残りはR8(100Ω)、R7(1KΩ)の二個だけです。大電流が流れる箇所の抵抗であれば劣化(抵抗値変化)も考えられますけど、この回路で流れる電流は微々たるモノです。まずは100Ωを撤去しました。一応抵抗値を計ってみたところ、ナント70Ωまで下がってます。100Ωから70Ωに下がっているといことは、ホット時に更なる抵抗値低下が起こっている可能性は否めませんね〜〜〜。この半日何していたんだろう。汗汗 100Ωを交換したところ、ホット状態であるにも関わらず正常に受信できています。各部の電圧を測定したところ、コールド時の値のまま落ち着きました。このまま電源ON状態で更に8時間放置、正常動作を継続しています。

その他の事象について

 ATTの動作不良とのことですが、こちらは全く事象が再現しません。丸3日観ていますが問題無いようです。ATTではなくPRE2が動作していない様です。PRE1までは正常にゲインUPを確認しています。PRE2はPRE1の状態から変化しません。特にご指摘が無かったので既知の症状かと存じます。

 以上にて作業終了です。

NBゲートで信号が遮断されてる
IFユニット
ダイオードブリッジ
この辺り・・
L04とL05の谷間・・
SWダイオードのバイアスを制御するQ56
シールドケースの中だった Q56交換
Di×4を交換しても事象収まらず
コイツだったか・・フォーカス→
チップ抵抗 100Ω (実測値約70Ωまで低下)

【ご依頼内容】

  1. 受信不良 (修理完了)
  2. ATT動作不良 (事象確認できず)

以上について修理を承りました。

【工数】

上記の作業に工数3.0人日を要しました。(故障箇所診断・調達・修理・調整・検証・報告書作成を含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • チップトランジスタ 2SA1576×1
  • チップSWダイオード MA77 の代替として、1SS376×4
  • チップ抵抗 100Ω 

 


今後の修理予定について

 スケジュールがなんとか回復しました。引き続き、以下の修理を予定しております。

  1. TX-310/JR-310 長期対応中
  2. TS-790(その1)
  3. IC-729
  4. TS-790(その2)
  5. その他の無線機など

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