FT-900 ご出場 / IC-775DXⅡ 診断中【2019/05/24】

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 おはようございます。何となく令和が馴染んできた今日この頃。横浜は薄くガスっていますが、青空が広がっています。今日は待ちに待った「空母いぶき」のロードショー初日!

 AEONシネマの “e席リザーブ” でシートを予約済、仕事がはねたら映画館にダッシュです!! ネットでは出演俳優の発言に右往左往しているみたいですけど、エンターテイメントですから深く考えるのは野暮ですョ。ストーリーは原作本とは異なる様ですが、原作のまま映画化したら自衛隊は撮影協力できませんから! それくらい考えれば誰でも解ること。観たけりゃ観ればいいだけの話ですね。楽しみにしていたので観てきま〜〜す。小生は原作コミックを読んでいますが、これがとても面白い。内閣府や防衛省幹部にも愛読者が大勢いるそうです。流石にそのまま映画化すれば国際問題に発展しかねません。某国のイージスは大手広告代理店を中心にした製作委員会方式でしたけど、本作品は「キノフィルム」単独で金集めしたみたい。というか、そういう作業は「キノフィルム」が得意とするところですね。これだけでの俳優陣を揃えているので、桁違いの制作費となっているはずです・・。どこから資金調達したのかな? ○○財団あたりでしょうかね〜〜。凄すぎます。そう言えば、先日のカレーフェスで「空母いずもカレー」を見掛けました。買い損ねましたけど・・・。


作業終了

100W化完了!

 意外にもドツボに填まったFT-900の作業でした。2SC2879MPを交換し出力ゲインを最低の状態にしてキーダウンしたところ、いきなり160W出てきました。(最初、目を疑った・・)出力制御が全く効いていません。少々パニック状態に陥りましたが、SSBに切り替えてマイクゲインを絞りぎみにして変調を載せたところ軽く100Wを超えてきます。ALCが全く振れません。本機は50W改造機なのでスイッチが50W側に切り替わっていますし、ALCゲインも絞られているハズですが・・。一体何が起きているのか?? 流石にファイナルが故障している状態では気付くはずもありません。ALCゲイン調整のVR1012、VR1014を弄っても全く反応ナシです。しかも、この作業中に交換したばかりの貴重なファイナルを飛ばしてしまいました。汗汗 ALCラインを追って行くと反転増幅回路までは正常に動作しています。ALC制御とIFアンプを兼ねるQ2016(3SK131)が触れないほど発熱しているのに気付きました。プローブを充てて波形を観たところグシャグシャに発振しまくっています。ALC側で制御を入れても全くおさまりません。停波しても数秒発振し続けています。以前修理したFT-900もココを修理した記憶が・・。ありました。この記事です。3SK131の出力側にある結合トランス(IFT)T2029が悪さをしているのか・・。IFTなので内部LC共振回路が構成されているハズです。回路図上はコンデンサの表記がありますが、定数は不明・・。IFは70MHz台なので最悪巻き直し、FCZの80MHzコイルを定数変更して流用する手もある?? 色々考えながらコアポビンをバラしました。前回は線材が溶断しIFが出力されない状態でしたが、今回は出力されているのでトランスは機能しているハズです。異常発振となると疑わしきはFETが周辺のコンデンサということになりますけど。TGをトランスに繋いでIF周波数付近を探ったところ乱れるポイントがありました。トランス内のコンデンサが壊れかけているとみて間違いなさそうです。何とかコンデンサのみ外しました。10と書かれているの10pFで間違いないでしょう。容量テスターで確認しましたが、8pF付近を示しました。やはり少々劣化しています。新しいコンデンサに付け替えてTGを繋いだところ、目定期周波数でキレイにディップしました。これならイケそうです。“チップFET”と書かれたパーツBOXを漁ったところ3SK131のレールを発見、こちらも発熱が凄かったので交換しておいたほうが無難です。IFTの後段にあるDBM(ND487C2-3R)も壊れやすい部品です。高負荷に晒されていたのでこれも交換しておく必要があります。ND487C2-3R自体はデュアルゲートのチップFETに似たパッケージです。ダイオードを収めた部品箱には見つかりませんでした。これも他の無線機で何度か交換している部品です。在庫しているのではないかと探してみたのですが、見当たりません。メーカーのカタログを見ると、ND487C2-3Rは既に廃番になっており後継のND487C2-3P自体もディスコンです。辛うじて市場に出回っているのはND487C2-3Pだけでした。前者は黒いプラスティック・パッケージですが、後者は写真の様なセラミックパッケージです。「アレ、これ最近みかけたぞ!!」 間違いなく最近ラボ内で見掛けました。それもそのはず“チップFET”の箱にありましたぁ〜〜〜〜ww 本当にこの形はFETと見間違えますね。汗 2SC2879MPの代替分はバイク便で届けて貰っています。同じ轍を踏むわけには行きません。

 時刻は既に23時を回っています。やっと作業が終わりました。今度はSSBで恐る恐る変調を載せてみることに。パワーゲイン、マイクゲインを絞り気味にして軽く口笛を吹くと、パワー計が微かに触れました。マイクゲインを12時位置まで上げて再度「口笛変調」入れます。すると、ALCメーターが元気よく反応してくれました。更にパワーを上げて行くと、しっかり50Wのところで止まってくれました。今度は問題ありません。色んなバンドでフルパワー・キーダウンしましたが正常に出力しています。オーナー様から「100Wに戻して欲しい」とリクエストがありましたので、切替SWを100W側へ・・。これだけでは70Wくらいしか出てきません。先程のVR1012、VR1014を調整して100Wになるよう調整しました。作業終了です!!

最初に装着されていたファイナルの撤去作業
せっかく装着したのに・・・壊れた(撤去中)
IFアンプが発振してる・・・
なんじゃこりゃ・・
DBMも交換
前回もコレに入れ替えたんだった
再びファイナルを交換
シリコンを塗って作業終了

【ご依頼内容】

  1. 出力異常

以上について、修理を承りました。

【工数】

以上の作業に、工数3.0人日(予定工数2.5人日)を要しました。

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • 2SC2879(MP指定)×2
  • 2SK131 ×1
  • ND478C2-3P (ND478C2-3Rの代替として)×1
  • T2029内部コンデンサー(10pF)×1
  • その他コンデンサー(0.047μF)×1
  • 放熱用シリコン 少量


IC-775DXⅡ 故障診断中

IC-775DXⅡ(その1)

 以下の様なご相談を賜りました。

電源を入れて10分くらい受信していると徐々に信号が弱くなり最後には受信できなくなります。その後電源を切って20分から30分後に電源を入れると正常に受信するが10分くらいすると弱くなってまた受信できなくなります。ATTを入れるとリレーが激しくバタバタと動きます。この現象は6dBが一番激しくて12dB と 18dB ではあまり気になりません。
信号が聞こえなくなった時に送信すると正常に200W 出ています。

 リレーの故障かと思われますが、現在症状が確認できません。暫く様子を観ます。

追記:2019/05/25 0:28 

 事象確認しました。どうやら、1st IFのどこかで信号が遮断されてます。IFに69.0115MHzを直接インジェクションしたところ受信出来ませんでしたが、一段下の9.0115MHzに突っこんだら復調されました。結構広範です。汗汗


その他の作業

 FT-900がC/Oしますので、IC-729の検査に入ります。皆様良い週末をお過ごしください。(^o^)

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