おはようございます。久しぶりに本格的な雨が降っている横浜です。雨音を聞いたのは何ヶ月ぶりかな?? 一昨日は20度まで気温が上がったのに、今日は冬に逆戻りですね〜。暫くは三寒四温が続くのでしょうか。

 さくさく行きます!。

FR-101DD の重篤修理完了!!

 危篤状態のFR-101の修理が終わりました。中古機とのことですが、外装コンディションがメチャクチャ良い個体です。メーカーの検査タグもそのまま付いてます。w これを何とか復活させたいというオーナー様の気持ちが伝わってくる個体でした。

 お復習いですが、“電源投入不可”・“Fカウンター不動”・“USB/CW不動”・“受信感度大幅低下”・・・その他、というてんこ盛りの内容です。

 お伝えしている通り、電源投入不可についてはREGユニットの基板クラックが原因でした。こちらは修理済です。ヘテロダインやVFOは生きているので何とかなるだろうとの軽い判断で修理を続行、多くのトラップが潜んでいたのですが何とかクリアできたみたいです。

 FR-101DDの特長でもある直読式の周波数カウンターが動かないようでは話になりません。先ずはカウンター修理を優先しました。正直なところICが逝ってたら厳しかったと思います。ICのVDDに電位が観られません。5Vラインの絶縁状態をチェック。レギュレーターの13.8Vは掛かっていました。7805の故障と判断して交換したところカウンターは完全復活。VFOの回転に応じて周波数も変化するようになりました。

 続いてUSB/CWの修理です。ホワイトノイズすら聞こえません。BFOからキャリアが出ていない様です。BFOは最初に修理したREGユニットに同居しています。同様のクラックがないかチェックしましたが、それらしきは見当たりません。VCCは掛かっているし、BFO切替(モードSW)の際にトランジスタのエミッタがGNDに落ちることも確認済です。トランジスタのECB極性テストは問題ナシ・・。そんなわけで水晶を疑い、オーナー様からFT-101に装着されている同ユニットをお送り頂き水晶の入替を画策したのですが、結果的にはトランジスタの劣化が原因でした。以前、2SC372Y(シルクハット)の動作不良に振り回されたことを思い出し、代替の2SC1815Yに差し替えたところ正常にキャリアが出るではありませんか!!! 遠回りしましたがUSB/CWも元に戻りました。

 FカウンターとUSB/CWが戻れば後はトラッキング調整でOK? ・・・そうは行かないのがオールドリグです。各バンドでそれなりに受信可能なものの、20dB以上感度低下しています。RFなのかIFなのか故障箇所を探らねばなりません。RFユニットからRF AMPユニットまでは正常に信号が届いています。RF AMPユニット3Sk35が2個載っていて、手前が受信アンプ、後ろがヘテロダインMIXなのですが、ここも異常はなさそう・・・。IFには例の2SC372が沢山使われています。ここは山勘、2SC372を全数交換(2SC1815Y代替)することにしました。受信感度は大幅に改善してキチンと聞こえるレベルに復活です。

 ヘテロダインの水晶はかなり草臥れている様で、周波数が最大で50KHz程度離調していました。調整可能な範囲で処理していますが、カウンター校正する際はCALを時計の9時方向辺付近に設定する必要があります。ドリフトも大目なので大目に見て上げましょう。50年前のリグですからw。

クラックが・・

半田でブリッジ(電源復活)

COUNTER UNITのレギュレータを疑う

7805を交換

デジタルカウンター復活!!

IFユニットの調整(FT-101の下駄が使える)

FT-101 / FR-101修理の必需品

交換部品

【ご依頼内容】

  1. 電源投入不可修理(2人日)
  2. デジタルカウンター修理(1.5人日)
  3. USB/CW 不動修理(1.5人日)
  4. 受信感度低下修理(1.5人日)
  5. その他

【工数】

上記作業に、6.5人日を要しました。(故障箇所診断・調達・修理・検証・報告書作成などを含む)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • NJM7805 × 1個 
  • 2SC1815 × 4個 (2SC372の代替として)
  • 小容量ケミコン × 1個 
  • CAIG デオキシット D5 中量


受信感度低下 ご出場!

 「受信感度が下がった様な気がする」とのことです。リレー接点不良の疑い有りとのことで、交換リレーも一緒にお送り頂きました。諸々検査しましたが、リレー自体の接点不良は確認できませんでした。長年使用されてきたオーナー様でないと感じない「差」なのかもしれません。トライしたのは、ANT=RFユニット=IFユニットを繋ぐ同軸ジャンパの接点磨きだしと、IFフルトラッキングです。前者はCAIG D-100をプラグにハケ塗り、後者はサービスマニュアル通りの調整です。作業前のSメーターの振れを記録しておくことにしました。これらの作業に加え、BFO、リファレンス、PLLの精密調整・確認を実施しました。実際IFについては“ほぼ”完璧な状態で、トラッキングエラーは皆無です。状態的にはかなり良いコンディションを維持している固体のようです。作業の結果ですが、約10dB程度の改善が観られました。感度補正を確認後にSメーターの校正を実施しています。SSGから測定限界値の-140dBmの信号を入力し、プリアンプOFFの状態でも復調が確認できました。感度はかなり優秀だと思います。

ケーブル磨きだし前 →

処理後

【ご依頼内容】

  1. 感度低下について修理
  2. その他

【工数】

上記作業に2.0人日を要しました。(故障箇所診断・修理・検証・報告書作成)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • CAIG デオキシット D5
  • CAIG デオキシット D100


 本日のレポートはここまで。午後は雨も上がりそうです。

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