おはようございます。心配していた降雪もなく、天気は回復傾向の横浜地方であります。今日から2月ですね〜〜。世の中的には暇なシーズンと言われていますが、ウチは相変わらずであります。

 数日前のお昼時のこと、なんとなく特小トランシーバーの電源をONにしました。非常に明瞭な受信強度でCQが聞こえてきたのです。コールサインを聞き漏らしたのですが、“ポータブル青葉区”というフレーズを聞き取りました。室内でここまで強力に入感するとなると、数百メートル範囲内とみて間違いなさそうです。引越後の整理に追われている最中で、こちらからお声掛けはしませんでした。何だかワクワクした瞬間でしたョ。

FR-101DD ご入場!

 またまた名機をお預かりしました。FT-101シリーズの受信機です。“電源が入らない”とのこと。「正常な個体からREGユニットを抜き取って差し替えたところ電源投入できたが、周波数カウンターが不動・・」だそうです。REGユニットはオーナー様ご自身で整流となどが交換されていました。これらの取り付け方法に問題はありません。また、トランスからは正常にACが印加されていることを確認しました。ところがダイオードブリッジからDCが出てきません。“そんなアホな・・” 基板のパターンを確認したところ、ダイオードブリッジのGNDと、その他回路のGNDは繫がっていません。基板をマウントした状態で始めて同電位になる構造です。ルーペで基板パターンを追ってゆくと、18番ピン(ダイオードブリッジGND)付近のパターンにクラックを発見しました。ここは目視ではなかなか見つからないところかもしれません。丁度“18”の印字位置に被るように亀裂が入っていたため、オーナー様も見つけ出せなかったのでしょう。パターンを半田ブリッジじて修復完了です。しかし、依然としてDCが出てきません。ダイオードブリッジからDCが出ています。回路的にはその先のQ4(MC6034A)で定(降圧)電圧される仕組みですが、このICは3端子レギュレーターのLM317に換装されています。ここはKサービスさんでも施工する箇所なので問題ありません。MC6034Aなど云十年前にディスコンしてます。(汗)LM317に入力ピンに電位が確認できません。また、どこかでパターンが切れているのか・・・と思いきや、ピンが半田付けされていませんでした。(ホッ) 半田付け後、正常に電源は投入できるようになりました。

接点系のガリ取りから(CAIG処理)

クラックが・・

半田でブリッジ

電源投入確認!!

 オーナー様のご説明通り周波数カウンターは表示しません。故障はユニット内の電源回路と思われます。5Vラインに電位がありません。7805の交換が必要です。こちらは現在在庫切れのため、昨日サプライヤにオーダーしました。本機は各バンドとも、ロワー・エッジの100Hz下から受信できる模様で、各バンドともSGの信号を復調しました。しかしUSBとCWはノイズすら聞こえません。明らかにBFOが出ていない感じです。BFOは先程のREGユニットに同居しているので、クラックも疑いました。最終的には水晶不動の診断です。こちらはオーナー様からFT-101装着の水晶をご提供頂く予定です。


ご入場!

 こちらは比較的にコンディションの良い固体と思われます。少々パワー不足? そもそも10W機なのでエキサイタとして使用されるのでしょうか? 修理オーダーはFズレの修正です。本機のヘテロダイン回路は144MHz〜145MHz、145MHz〜146MHzをそれぞれ受け持つ水晶により構成されています。Fズレは144MHz側のみで10KHz程度でした。バーニアダイヤルで校正可能な範囲ですが、“気持ち悪い”と感じるオーナーさもおられるでしょう。ヘテロダイン周波数は144MHz側で125.109MHzです。水晶は3rdオーバートーンで41.703MHzの水晶が使われています。流石に一般流通している様な水晶ではないので特注することにしました。こちらは3週間程度掛かる見込みです。 チョット気になったのはスプリアスです。145MHzで送信すると145.5MHz付近に基本波よりも強いスペクトラムが発生していました。基板のアース不良を疑い取り付けビスの増し締めを行ったところ事象は解消しています。ケミコンは変えた方が良さそうですが・・・。スプリアスは新基準をクリアできるレベルに収まりました。取りあえずオーダーを優先します。

ヘテロダイン周波数・・10KHz低い

スプリアス出ている・・

基板ビスの増し締め後・・

周波数を変えても問題ナシ

 今週はココまで・・・。皆様、より週末をお過ごし下さい。

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