おはようございます。今週は晴天続きの横浜であります。気温は平年並みでしょうか。いよいよ11月最終日を迎えました。地獄の師走に突入であります〜〜〜〜〜。第二週は測定器校正のため操業停止しますんで、宜しくお願いします。

コネクタが足らんぞ!ww

 一昨日ご紹介した「水晶発振子カウンターキット」を組もうと思いパーツをプロットしました。回路図・取説はありませんが、基板に部品名称が印刷されているので難なく“プロット完了!”・・と思いきや、部品(コネクタ)が足りません。「出た〜〜〜!!」  流石、超廉価番の中華キットです。コネクタなので代用は効くか・・。まぁ、そんなこんなもんでしょう。笑 これ、何処に被験部品を挿すんだ?? wwww

 

 さて、週末の作業もてんこ盛りです。サクサクご報告させて頂きます。

TS-820SのOH、CWフィルター装着

 ピッカピカのTS-820Sをお預かりしました。アルミ製のダイヤルノブKB-1が装着された個体です。OHをご希望ですが、ケミコン類は殆ど交換済みでしたので、送受信のアライメントを中心に作業を進めました。内容は以下の通りです。

(受信調整の部)

  • コイルパック調整 受信感度最大 
  • IFトラッキング調整 受信感度最大 
  • RIT調整 センター
  • USB/LSB/CWキャリアポイント調整 
  • PLL(VCO)アライメント 
  • NB調整 
  • Sメーター校正 40dBμV = S9

(送信調整の部)

  • コイルパック調整:最大値
  • バイアス調整:60mA
  • キャリアサプレッション調整:良好
  • 終段中和調整

(施工の部)

  • 接点洗浄・復活処理

 受信部調整の結果、-140dBm(測定限界値)での信号復調を確認しました。
 送信部調整の結果、最大出力は80W〜100W程度です。(正常値マイナス20W程度)

 倍電圧整流回路の高圧ブロックコンデンサの容量は正常でした。トランスの二次側電圧が定格より100V程度低下し、整流後のプレート電圧が負荷時DC650V以下まで落ち込むんでしまうことが原因と思われます。状態の良い個体の場合、負荷時にDC800V以上掛かり、真空管のコンディション次第では120W〜150W出てきます。こちらについては“トランスの巻き直し”または“交換”を要します。偶にオークションでトランスだけ出品されていますが、二次側の800Vタップがちゃんと出ているか事前に確認しないとイケませんね。同様のトラブルはケンウッド製(トリオ製)の古いリグに多いんですが、過去にTS-930、TS-940の線材巻き直しをトランス屋さんにお願いしたことがあります。トランス屋さん曰く“芯材の交換が必要”なんだそうです。トランスは心臓に相当するパーツです。中古機を購入される場合は事前に確認できると良いのですが。因みに、トランスがへたると高負荷時にトランスからブーンと音が出たり、リップルが増大してスピーカーからハム音が出るので判別できます。

内部も比較的キレイな状態

ファイナルが傾いている・・直します

コイルパックを調整し感度回復

CWフィルタ装着

無負荷時700Vは低すぎる

負荷時650V以下では出力も低下する

高圧ブロックコン(その1)容量正常

高圧ブロックコン(その2)容量正常

【ご依頼内容】

  1. 総合調整
  2. CWフィルタ取り付け

以上について作業を承りました。

【工数】

上記作業に、工数2.0人日を要しました。(故障箇所診断・内部清掃・接点洗浄・調整・ケミコンサンプリング・報告書作成)

【交換部品・使用ケミカル剤など】

  • CWナローフィルタ追加装着 (お客様持込)
  • CAIG D-5
  • CAIG D100L


スケルチ故障!!

AF周辺ブロック図

 前回、PLLアンロック・バックライトのLED化でお預かりした個体ですが、サブ側のスケルチが開きっぱなしになってしまうそうです。今回は追加作業として取扱わさせて頂きました。本機のスケルチ制御はプロセッサが行っています。FM IF ICとデモジから出力されるAF信号をICスイッチ(IC28)で切替えてAFアンプへと送られます。その手前のミュートSWのIC28でオン・オフする仕組みです。IC28はHi状態でSWが閉じる仕組みでして、トリガーはDSPから出ています。DSPの52番pinがメイン側、53番pinがサブ側のトリガー出力で、フロントのスケルチツマミを回すと、何れのチャンネルも正常に電位がオン・オフされることを確認しました。ところが、メイン基板へのフラットケーブルの端子には電位が現れません。どこかで寸断されているようです。写真のプロセッサは1cm四方でピンピッチは0.3mm程度で、顕微ルーペで基板を追って行きましたが、パターン上の障害は見付けられませんでした。この基板は表裏実装されており、パターンも表裏を行ったり来たりしています。表→裏のスルーホールを小突いたところ導通するようになりました。ココが悪さしていたんですね。パターン幅は0.2mmですので修復は困難です。表→裏・裏→表の二箇所のスルーホール間をリード・バイパスして迂回させる工事を施しました。写真の通りです。

施工前

施工後

【ご依頼内容】

  1. SUB側スケルチの不具合修理

以上について作業を承りました。

【工数】

上記作業に、工数1.5人日を要しました。(故障箇所診断・修理・調整・報告書作成)

【交換部品など】

  • リード線 5cm
  • グリーンコート(コート剤)


 今日はMark Vがライン入りしております。第2ラインは、只今放送用機材の整備に入っており、アマ機整備は小生のラインのみで対応しております。今週末は休み返上で対応しないと、間に合わな〜〜〜い!! 皆様、良い週末をお過ごしください!!m(_ _)m

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