おはようございます。曇り空の横浜です。“体育の日連休”をすっかり忘れていました。11月も前後半で連休が入りますが、仕事のリズムが崩れるのが困ります。自分は真夜中だろうが休みだろうが好きなときに仕事をしますけど、アウトソース先はカレンダー通りなので・・・。その三連休でありますが、倅の運動会やらオーディオ(DATデッキ)の修理等々でアッという間に過ぎました。

過去の遺物?

 嫁に“リビングの隅にあるガラクタを整理せよ!”と命令され渋々片付け始めました。TV台の引出には恐らく10年は放置されているオーディオ・テープが数百本眠っています。嫁曰く「100%聴かないんだから捨てろ」と・・・。都内に住んでいた頃、レコードやカセットを数ヶ月掛けてPCに取り込んだ記憶があります。それ以降、オーディオの電源を入れる回数が激減、今や iPhone (Bluetooth接続)をクルマの中で聴くというスタイルが定着しています。嫁の云うとおり素直に捨てりゃいいのかもしれませんが、“形のある物”には想い出が詰もつまっております。それでも8割は捨てたはず、どうしても捨てられなかったものが残ってしまいました。(捨てられない症候群・・○○屋敷化の前兆?) カセット300本程度、DAT80本であります。流石に再生装置自体をロストしてしまったオープン・テープやらLカセットは既にありません。実はカセットについては長年愛用していたKenwood KX-1100G、TEAC V-6030Sを音源のデジタル化完了時に処分したため、その時に一掃していれば未練が残ることもなかったのですが、どうしても聴きたいテープがあって、それを再生する為だけにオークションでSONY TC-KA5ESを落としてしまったのです。結果的に再生装置とともにテープも残留する羽目に。

 DATテープについては、ほぼLPレコードのコピーが入っています。30年前はレンタルレコード店が駅前に数件あって、和製JAZZを漁りまくっていました。それらのレコードの多くはCD化されていますがLPの音質の比ではありません。(もちろんLPが上)なので、DATの標準フォーマット(48KHz)で録音されたソースは大変貴重です。我が家のDATデッキ SONY DTC-ZE700は96年頃購入しましたので既に20年越し、ここ数年は年に数回電源を入れる程度で、テープをセットする度に“CAUTION”(エラー表示)が頻発するようになりました。そしてこの度、完全にテープをマウントできなくなった様でございます。これも何かの縁と思いDATの修理に取り掛かった次第です。機構部修理は無線機のそれとは訳が違います。こういう仕事をしているので、自己所有の機器についてはサービスマニュアルくらいは入手済でした。本機は機構部をシャーシから簡単に外せます。流石SONYですね〜〜。メンテナンス性を考慮した構造です。無線機もこうあってほしい・・。笑 DATはビデオデッキとよく似ていて、回転ヘッドにテープを巻き付ける構造です。マウント時に送り出し・巻き上げの両リールにテンションを掛けてロックさせるのですが、どうやら片側にバックテンションが掛かっていません。即ちテープがユルユル状態です。ベルト類に滑りはなくモーターのトルクも問題ないようです。テープがセットされるとスイッチが入ってバックテンションが掛かる仕組みのはずです。弄っていると何故かバックテンションが掛かるようになりました。どうやら機構的な故障ではなく、電気的な症状の様です。組み戻してテープをセットすると普通にマウントできるようになりました。録音・再生・早送り・巻き戻しも全てOKです。この状態で二時間ほどリスニング、テープ数本を入れ替えましたが症状が再現しません。その日はそのまま電源を切りました。翌日試すと、再びCAUTIONが出ます。30分ほど放置してテープを入れ直したら正常にマウントしました。“こりゃーケミコンっぽいな〜〜〜” やはり90年代のケミコンはダメか・・・。深夜の楽しみが一つ増えました。完治目指してトライします。

 あれれ、片付けは・・・・。

DAT修理はじめ!

アレっ、プーリーが浮いてるぞ!


(その3) 修理完了!!

 CW送信故障とのことでお預かりしました。前回お伝えした通り、抵抗一個をチップから標準部品にリプレイスして作業は終了です。この様な処置はRF部では行いません。回り込みや発振の原因になるからです。制御部(CTRLユニット)内の故障ですので、工数カットをのためこの様な処置(オーナー様とご相談済)を撮らせて頂きました。

【ご依頼内容】

  1. CWキーイング不良

以上について、修理を承りました。

【工数】

上記、故障箇所診断作業に2.5人日を要しました。 (診断・修理・調整・検収・報告書作成・映像制作を含む)

【交換部品・使用ケミカルなど】

  • R5032 0.8mm 表面実装型チップ抵抗 の代替として 通常部品(1KΩ 1/4W)を使用


修理完了!!

 ファイナル着荷待ちでしたが、UPS便でサクッと届きました。MRF422 MPが故障していた個体です。部品着脱後に手前の10Ω(3W)も落ちていることを確認しています。ここはオーバードライブしない限り落ちるようなところではありません。ココが焼け落ちると入力インピーダンスが上がります。MRF422の故障の引き金になったものと思われます。焼け落ち防止のため、耐入力3W→4Wに変更ずべく22Ω /2Wの酸化金属被膜抵抗をパラで使うことにしました。回路図上も周辺の抵抗(入出力は何れもパラになっている)に対して、ココだけ脆弱な感じが否めません。そういえば、最初にドライバ段の出力波形を観たとき、かなり歪んでいる印象でしたが、バイアスをきちんと調整した結果とても綺麗な波形になりました。スペアナでドライバ段の出力を確認したところ、ご覧の通り非常にクリアです。因みに、ファイナルはhfe=62の”low match selected”をオーダーしました。交換後軽く200Wを超えることを確認しています。パワーVR、ドライブVRともに絞らないと200Wをこえてしまい、非常に危険です。そもそもMRF422たりとて、そこまでマージンは高くありません。そもそも150Wで設計されている石です。特にドライブVRは真ん中(12時位置)を超えない方が宜しいかと・・・。SSBでも口笛で軽く200W出ます。高価な石であることは云うまでもありませんが何しろ品薄です。ドライバ段についても同様ですので、どうか無理せず労りながらお使いください。余談ですが、PA基板に大量の埃が附着していましたので、こまめに掃除機でリアのスリットから埃を吸い出してください。

今回交換した部品

オリジナルのMRF422MP low match

二階建ての抵抗は交換箇所

スプリアスの少ない綺麗な基本並が出てくる

3.5MHz

1.9MHz

7MHz

14MHz

21MHz

28MHz

【ご依頼内容】

  1. 送信不良

以上について、修理を承りました。

【工数】

上記、故障箇所診断作業に2.5人日を要しました。 (診断・修理・調整・検収・報告書作成・映像制作を含む)

【交換部品・使用ケミカルなど】

  • MRF422MP (特性選別品) 1ペア(2個)
  • 10Ω 3W 金属皮膜抵抗 ×2 の代替として、22Ω 2W 酸化金属皮膜抵抗 ×4
  • シリコングリス 少量
  • PCBコート剤 少量


今後の修理予定について

 HL-1KFX、Mark V(その2)の使用部品について、国慶節連休明けの一昨日ようやくステータスが確認できました。何れも “In Transit”と表示されるようになりました。“輸送中”を意味します。何れも郵便輸送のため、通関を考慮すると一週間から二週間程度は掛かるのではないかと思います。こちらは到着次第最優先で作業に入ります。ご迷惑をお掛けしますが、どうか諸事情ご理解ください。m(_ _)m 

 また、トランシーブ動作確認でお預かりしているTS-820とR-820についてはエンジニアが自宅持ち帰りにてテストしますので、少々お待ち下さい。

 その他は以下の通りです。

  1. HL-1KFX 優先対応
  2. Mark V(その2)優先対応
  3. アスタティックマイク 
  4. TS-830V
  5. IC-740
  6. IC-820
  7. IC-730
  8. その他の無線機など

 宜しくお願い致します。

 

 

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