IC-746 ご出場 / HL-1K6 作業入り【2018/08/01】

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 おはようございます。8月に入りましたぁ。今朝は快晴です。先日は右足付け根でしたが今朝は左足にキテますぅ。全く困ったもんです。楽しみにしていた新橋鰻会への出席も断念であります。ビールも禁止され、、、どうやって夏を乗り切るんだぁ!? 

 一昨日は病院から横浜スタジアムに直行、既に試合が始まっていました。杖を突きながら(・・・)階段を上がり始めると、スタンドから大歓声と共に「若き血」の大合唱が。丁度4点目が入ったタイミングでした。同級生等がいる場所に近づくことは困難なので、空席のある一番後ろの高いところを目指し階段を上り始めると、応援指導部の子が肩を貸してくれました。空いてる席なら何処でも良いと伝えると、学生席の端に案内されました。ww 8回・9回とピンチもありましたが、7-5で母校が逃げきり勝ち。甲子園へのキップを手に入れました。現役生達と歌う勝利の校歌(塾歌)は感慨無量です。(涙腺崩壊) 既に甲子園への応援バスが仕立てられたとの連絡がありました。仕事が立て込んでおり早々に甲子園ツアーは断念。今回は春と異なり自力で強豪が揃う北神奈川県大会を制しての甲子園出場であります。対戦カード次第ですかね〜〜〜。頑張ってほしい!!! 

 さてさて、仕事に精を出します。こんな時に限って重量級が続きます。トホホ まずはIC-746(こちらは軽量w)の作業レポから。記事の後半でFT-1021Xのその後についても中間報告します。

50MHzのみ送信不可??

 “不思議な事象だなぁ”と思いながらIC-746の診断作業に入りました。本機はHF〜144MHzまでQRV可能な固定機です。オーナー様によりますと「50MHzのみ内蔵SWR計が振り切れ・・送信出力ナシ」とのことでした。拝見した結果、HFも全バンドアウトです。もしかすると確認された際にSSBでPTTを押されたのではないかと・・・。本機はHF〜50MHzはIF・RF・PAを完全に共有しています。ALCも振り切れ状態であることから、反射波カップラー(ディテクタ)の後ろからANT端子に至る何処かが故障していることになります。フツーに考えると、リレーやライン上のコンデンサを疑います。本来、PTTを押した時点で送受リレーが切り替わるハズですが、IF側から微かな音はするものの、ANT端子手前のリレーは動いていない様子です。CTRLユニットを取り出してリレーソレノイド側のTX時電圧を測定したところ0Vのままです。TX時にDCが印加されるラインは電位が確認できました。ソレノイドの開閉は13.8Vで行われ、ON/OFFはデジタルトランジスタのコレクタ開閉で行われますが、ベース・バイアスが来ていません。上流に遡ると、64ピンのプロセッサICに辿り着きました。「ゲゲ、ロジックアウトか??」 ということはチューナーのTHRUリレーも動かない??? ・・・案の定でした。ICのVCC端子にテスターを充てたところ電圧が確認できません。電源ユニットから14V(13.8V)は正常に届いています。レギュレーター(7805)で5Vに降圧する仕組みですが、入力側に電位がありません。完全に絞り込みました。14Vラインとレギュレーターの間は保護ダイオードのD13しかありません。導通が無いことを確認しました。場所的に普通部品の実装が可能ですし、保護ダイオード的な目的を果たせればよいので、汎用のシリコンダイオードを代替装着しました。CTRLユニット上の全リレーが正常動作することを確認、HF〜50MHzの送信波が正常にANT端子まで届いています。8時間程度連続運転し断続的に送受信を繰り替えし異常がないことを確認しました。D13故障の原因は不明ですが、保護ダイオードとしての役目を果たしましたね。ICが壊れていたら修理不可能でした。

RIT 動作がおかしい・・

 RITボリュームのガリが原因です。こうなると交換がベストですが部品入手が困難です。密閉型なので内部に石油溶剤を注入してカーボンなどを除去することも難しい・・・。1cm角のサイコロ状に切ったスポンジにCAIG剤を染みこませ、VRの隙間に充てながら何度か溶剤をしみ出させたところ、ガリが消えRITが正常に動作するようになりました。一時的な回復であり再発する可能性は否めません。(サービス実施とさせて頂きます)

拝見しております
TRCに電位が確認できない
D13が導通していない
三端子レギュレーターの手前
チップダイオードを取り外し
汎用シリコンダイオードに交換

【ご依頼内容】

  1. 送信出力が確認できない
  2. RIT動作不良

以上について修理・作業を賜りました。

【工数】

 上記作業に3.0人日を要しました。(故障箇所特定・交換・検証を含む)

【交換部品】

 1S2076Aを代替使用


6m 真空管リニアアンプを拝見中!

ブヨブヨに膨れあがったブロックコン

 久し振りの登場です。HL-1K/6であります。東ハイのハイエンドリニアは真空管時代からメンテナンス性が良いですね〜〜。こちら出力ダウンとのことです。球ボケも考慮する必要がありますが、そもそも電圧が上がらないと真空管は出力しませんね。100µ / 500VWのブロックコン6個が破裂寸前です。まずはココから攻めようと思います。こちらも部品入手に時間が掛かりそうです。長期対応フラッグを挙げて挑みたいと思います。


症状再発・再入場(その後)

 ラボの隅で連続電源投入中の個体です。オーナー様ご指摘の症状が一週間以上経過してやっと確認できました。確かにアンロックが再発しています。しかも今度は違うバンドでも・・・。VCCの電圧は出ています。そして、受信音に明らかなノイズ混入を認めます。この状況は前回確認できませんでした。各IFステージの局発波形にノイズは見られないのですが、MODE DDSから戻ってくる波形にノイズを確認しました。ということは、CWやSSBだけ。。。 何となく故障箇所が見えてきました。

 本日のレポートはここまで・・。 今日も一日頑張りますョ。金曜日に乞うご期待!!

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