FT-102 作業再開【2018/07/13】
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おはようございます。既に30℃超えの横浜であります。今日も酷暑となりそうです。熱中症に気をつけましょう。昨夜は医療IT系の集まりに出席のため目黒雅叙園へ出向きました。今時これだけ派手なパーティーをやる業種は医療系だけかもしれません。弊社も医療IT系のお仕事が増えてきました。製薬会社の基調講演はチンプンカンプンでしたが、懇親会の旨い料理は大満足。(そっちかよ!)
FT-102作業再開です!

さてさてラボワークです。FT-102の部品が揃い始めたので再びデスクに上げました。FBR211系の12V/24Vの代替品の交換装着を始めています。富士通FBR211はオムロンG2Eとコンパチですが、何れも入手困難になりました。同じピンアサインでケースサイズも酷似するHSINDA(台湾)の小信号リレーが届きました。HSINDA製リレーはエレクラフト製品にも使われていますが、弊社では使用したことがありません。念の為、連続開閉テスト(秒8回)を一時間実施し、前後の抵抗値を測定しました。特に問題なさそうです。当たり前ですが、取り外したFBR211より遥かに安定しています。G2E互換リレーはアイコムも使用しているので重宝しそうです。
RFユニットは本体から取り外してあるので、サクサク作業を進めましょう。半田クラックもありそうなので、全ホールに半田を充てて行きます。気泡が破裂した箇所が何カ所もありました。中が空洞になっている証拠です。リレーは送受切替とプリアンプの出口側、計3個を交換しました。RFユニット内のケミコンは大丈夫そうです。因みにRFユニットを着脱する際は、フロントパネルを外し、PLATE調整バリコンやバンド切替ロータリーSWなどのシャフトを外す必要があります。特にバンド切替ロータリーSWは二箇所に継ぎ手が挿入されていて、取り外し・取り付けの際にはコツが要ります。分解状態のウチに接点洗浄を実施しました。接点にCAIG D5をハケ塗りしておきます。FBR221Aも交換準備しましたがリレー自体の故障はなく、周辺を再半田処理したところ良好に機能するようになりました。
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RFユニットを元に戻してSSGから信号を入れてみたところ、受信は良好な状態に回復しました。ロータリーSWの接点位置が微妙にズレているのでアライメントを取り直します。これから各部の精密調整に入ります。本体の修理は今週中に完了の見込みですが、外部VFOの修理が未だですね。もう暫くFT-102との格闘が続きそうです。
週明けにはFT-655(その1)の診断結果が出ます。今週はここまで。良い週末をお過ごし下さい。m(_ _)m
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