おはようございます。曇り空の横浜です。午後は雨マークが点灯している横浜であります。測定器や半田ゴテの排熱で冬でも暖房の要らないラボ内の温度は、この時期既に30度を超えます。勿論エアコンはフル稼働ですが、今日は窓を開けた方が気持ちよさそう・・。

お知らせ

 急遽、神奈川東部地区でJARL武蔵野クラブ(城南地区有志)主催のアイボール会を開くことになりました。“JARL武蔵野クラブ(JA1YSW)”はその名の通り武蔵野を中心に活動する社団局でありますが、メンバーは東京・埼玉・千葉・神奈川・茨城・山梨・その他エリアに跨がり、総勢150名を数えます。記念局運用やフィールドデー運用、技術講習会(JAIA、JARL、JARDの方を講師として招聘)も定期的に開催する他、アイボール会(ただの飲み会)も頻繁に行われています。

 現在、城南地区(東京西南地区・神奈川東部地区)の会員拡充を画策しており、この方面に在住のメンバーや非会員との懇親会を開こうという運びになった訳であります。俱楽部にご興味をお持ちの方、単純に無線談義しながら一杯やりたいというOM諸氏も大歓迎であります。“BVXの面でも観てやろう”・・なん〜てのもOKです。気楽にやりましょう。

 あざみ野は東急田園都市線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れています。

  • 日時 平成30年5月25日(金) 19時〜 
  • 場所 居酒屋「弥太郎」あざみ野店(渋谷から田園都市線急行で25分、横浜から地下鉄で30分)
  • 会費 5,000円程度
  • 幹事 JH1XUP(前田OM)、JG1BVX(田渕 予約係)

 参加ご希望の方は小生宛にご連絡ください。アドレスはコールサイン@jarl.com です。またはfacebookでも受け付けます。


課業について

 現在スケジュール通りの進行です。“週明け号”で着手予定の修理品をリストしていますが、「ご自身の無線機がそこに記載されてから発送すればOK」と誤解されているオーナー様がおられます。受注・ご相談時の返信メールに記載している通り、修理品着荷後、着手に数週間程度を要する場合があり、作業進捗をみながら順次倉庫からラボに移動させます。修理作業は予定工数通りに進むとは限らず、思わぬトラップが幾つも隠れているため、想定を大きく超えて作業時間が大幅にずれ込む場合があります。その為、次の無線機に着手するタイミング(倉庫から移動させる時期)については、エンジニアの勘に頼るしかありません。5月第2週〜4週着荷予定の修理品の幾つかが着荷しておりませんが、順番が回ってきた時点で倉庫に着荷していない場合、予約はキャンセルさせて頂きますのでご了承ください。また修理をキャンセルされる場合は、メールでお知らせ頂きたく存じます。m(_ _)m


FT-1021X 修理完了!

要交換 Q02、Q03、Q06、R06

 出張前に着手した個体です。お伝えしている様に、PAユニット内のドライバ段周辺の故障で送信出力が得られなくなった個体であります。MRF486×2(プッシュプル)が故障している他、バイアス抵抗(R7006)の表面が焼けただれていました。メーカー・サービスによると、MRF486の片側と抵抗の故障、ファイナルの故障の恐れなどを報告していましたが、小生は抵抗の焼け具合からドライバ段のバイアス・トランジスタ(2SD822)の故障を疑いました。エミッタ・コレクタが完全に短絡しています。焼けた抵抗は1.5Ω 1/2Wであり、これが焼けるとなると相当な電流が流れたことになります。MRF486については、何れもベース・エミッタ間でダイオード崩壊していました。これらの部品を全て交換した後、ドライバ段VCC側のシャント抵抗0.4Ωの両端電圧を測定したところ、0.05V掛かっていました。トランジスのhFE次第ではありますが、本来0.032Vであるべきところです。MRF486のIcqは40mAが推奨値であり、二個分で80mAであることから0.032Vという数値が適正ですが、同程度のhFEで0.05V掛かっているということは、計算上アイドリング電流が0.125A(125mA)流れることになり、かなり危険な状態であったことが想像できます。恐らくココの離調が故障の原因でしょう。これらの部品を交換したところ、規程周波数で200Wを超える出力を確認しました。ファイナルのMRF422は頑丈な石ですので簡単には壊れません。ご安心下さい。(^o^)

全4個を撤去

撤去した部品

部品の借り置き完了

シャント抵抗の両端電圧測定(VR01調整)

 

戻しま〜す

 

200W!!

【ご依頼内容】

  1. 出力不良

以上について修理を承りました。

【工数】

上記作業に2.5人日を要しました。

※工数には診断・調達・交換・調整・養生・検証が含まれます。

【交換部品】

  • MRF486×2個(お客様お持込)
  • 2SD822×1個
  • 酸化金属皮膜抵抗 1.5Ω 1/2W ×1本


TM-V7 修理完了!!

 こちらも出張前から作業に入っておりましたが、部品到着に時間を要しました。AF回路の故障で受信復調音が再生されません。オーディオ・アンプのLA4446が動いていません。本機はV/U独立した受信回路を持ち、AF回路も2ch化されていますが、LA4446はオーディオ用のアンプで2系統のinnput/outputを持っています。入力の1番・13番ピン、出力の5番、8番の波形をオシロで確認、入力があるにも関わらず両チャンネルとも出力が無いことから、アンプ周辺の故障と断定しました。LA4446は元々カーオーディオ等で使用されたHi-Fi AMPです。S/Nにも優れておりFM機には最適なアンプと言えますが、高利得ゆえに発振しやすいため取り扱い注意であります。とっくにディスコンしており代替の石が他メーカーから出ていますが、小売はなく、大手サプライヤーから100pcs単位で販売されているため、個別修理には使用できません。今回はオリジナルのLA4446を米国から取り寄せました。古い石で中には再生品も出回っていることから、バックアップも含め複数個をオーダー。(届いたデバイスは全て検収OKです。)基板レイアウト的に両面にパターンが通っているため、半田は両面に施されていました。こうなると着脱が容易ではありません。まず、裏面(半田面)のピン列にフラックスを塗布して、乾かないうちに網線を当てながら素早く半田を吸引します。スルーホールの中もスッポリ吸い出すにはこの方法が一番ですが、どうやら反対側からも半田を増盛りされているようです。パターンやスルーホール内の銅箔を傷めないよう、低温に設定して処理しました。オペアンプ周辺のケミコンについても幾つかサンプリングしましたが、C6の100µFは液漏れしてました。その他容量抜けを確認した47µF2本も交換です。このリグ、音良いですね!! (修理完了)

14pinの半田を除去

おっと・・両面半田されている

何とか着脱

残留フラックスを拭き取ってランドを掃除

周辺のケミコンも交換

作業終了!!

【ご依頼内容】

  1. AF回路故障

以上について修理を承りました。

【工数】

上記作業に2.5人日を要しました。

※工数には診断・調達・交換・調整・養生・検証が含まれます。

【交換部品】

  • LA4446 ×1個
  • 小容量ケミコン×3個


FT-736M 残念ながら修理不可です

一応電源は入るけど・・・

 電源は入るのですが。周波数が一切表示されず、送受はおろかバンド切替も不可能です。最初AC電源の故障(DC出力異常)を疑いましたが、13.8Vを直接突っこんでも症状は一緒です。しかも、電源ONするとコントロールユニットからビープ音が聞こえます。完全にプロセッサ異常の症状です。内部は錆による腐食が広がっていて手のつけようがありません。(浸水 or 塩害??) 残念ですが。こちらは修理不可でございます。不本意な結果となりましたが、どうかご理解ください。m(_ _)m

 

 


RJX-601 / IC-502 の修理に掛かります

 6m黄金期の名機二台をお預かりしています。何れも自家薬流中の型式でありますが、まだ状態を確認しておりません。金曜日のブログまでに診断を済ませたいと思います。

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