おはようございます。曇り空ですが気温は高め、午後には雨マークの横浜地方です。先月から比べると、この寒暖差はいったい何なんでしょうね〜。北国から南国に来たような感じデスョ。昨日の日中はラボ内の温度計が30℃を示していました。勿論、電源やら測定器やら、熱源が沢山ある部屋なので他の部屋より暖かいのですが、例年5月下旬にならないとココまではあがりません。

 香港の通販業者 409shop から荷物が届きました。このサイトは無線系の面白グッズを沢山扱っているサイトです。中国(特に深圳辺り)は。ITだけでなくRF系のメーカーが数多く点在します。当ブログでもネタにした中華ハンディ機や格安測定器など、無線(無銭)家としては興味深いものばかり。最近はSDR無線機なども多く出回っています。一昔前の中国製品は品質的に不満なものばかりでしたが、ここ数年劇的に改善されました。RIGOLやBAOFENGなどは今やグローバル企業で、日本のメーカーの多くは既に抜かれています。「中国の品物なんて信用できない!!」は時代遅れかもしれません。確かに粗っぽさが残ることは否めませんが、間違いなく、どんどん良くなってます。今回はRTL SDR(100Hz〜1.7GHz)とハンドヘルド周波数カウンターを購入しました。

その1:RTL SDR (USBドングル)

 お馴染みのSDRです。以前ワンセグ用のSDRを買って遊んだことがありますが、各段に進化しました。しかもOSXで使えるソフトも増えたため楽しさも倍増です。今回入手したものはRTL2832U上位互換のRTL2838Uを搭載したモデルで、1ppmのTCXOを標準搭載しています。初期のSDRの多くは周波数ドリフトが酷く、使い物になりませんでした。昨今はTCXOを後付け交換できるタイプもあり侮れません。フロントエンドが脆弱なのでプリアンプは必須です。ラジオを聞く分にはもこのままでOKですが、無線傍受を目的とする場合は先日当ブログで紹介した様なアンプは必須です。SDRですからソフトウェア次第でFM(ナロー/ワイド・モノラル/ステレオ)、AM、SSB、CWの他、各種DATA通信を受信可能です。 やはり性能はPCの処理能力に依存するところが大きいですね。小生の興味は「受信用」としてではなく、スペアナとしての用途でした。I/Q信号は音声データ化されソフトウェアに取り込まれるため、サンプリング周波数によって表示スパンが決まります。USBドングルタイプのRTL SDRに内蔵されるデバイスのサンプルレートは3.2MHzで、表示可能な最大スパンは±3MHz程度です。これだけあれば、近傍のスプリアスくらいは測定出来そう。しかもRBWは数十Hzまで刻めるため、送信IMDを観ることができます。SSGから信号をいれてdB表示の制度を確認したところ、電圧差を測定する分には全く問題ありませんでした。たった5,500円で買ったドングルSDRとフリーソフトの組み合わせです。これは遊べそう。。。そうそう、MacBook ProでRTL SDRを認識しない場合はPRAM/NVRAM クリアで解決します。(起動時 Option+Command+P+Rを押して、二回以上起動音が鳴ればOK ) 右下の写真はGQRXで、某430MHzハンディー機のスペクトラムを確認中の様子です。

RTL SDR (R820T2)TCXO付き

某430ハンディーのスペクトラム

 因みに、GQRXの他に、以下のページにリンクするソフトウェアに対応しています。

The BIG List of RTL-SDR Supported Software

https://www.rtl-sdr.com/big-list-rtl-sdr-supported-software/

その2:SF-103なる周波数カウンター

 SURECOM の格安カウンターです。コレ、かなりお勧めです。2MHz〜2800MHzまで測定出来るカウンターが、ナント5,500円デスョ!! 以前ヤフオクで買った中華製カウンターも同じくらいの値段でしたが、性能は段違いです。SF-103は、据え置き型の測定器メーカー製カウンター同様、GATE TIMEを設定できるほか、小数点以下6桁まで表示可能です。当ラボで使用中のKenwood製カウンターよりも高速です。(10倍くらい速い) 難を言えば感度が、やや低めというところでしょうか。-20dBmが測定限界の様です。BNCにSSGから信号を入れてみました。100Hz〜200MHzのレンジA、27MHz〜2800MHzのレンジBとも誤差は僅か(100MHzで20Hz程度)でした。入力電圧も表示され、SSGから0dBm出力時に、-7dBmを示しました。同軸のロス分を考慮していませんので正確ではありませんが、価格に対して驚きの性能と言わざるを得ません。こちらもTCXOを内蔵しており、数時間後の誤差は3Hz程度でした。そして、嬉しいことに校正する場合の調整箇所をキチンと明示してくれています。上の方の周波数に行くと誤差範囲は拡大しますが、下でキチンと校正とれれば、上の開きはかなりかなり少なくなると思われます。そして特筆すべきはバッテリーです。USB5V電源なので、パソコンでもスマホ用の外付けバッテリーでも充電可能です。電界強度計にもなるし、色んなフィールドで使えそうです。下の写真は、簡易信号発生器のXG3を繋いだ実演です。左は桁下4digit(100Hz〜200MHz)で7.020MHzを入力中です。0dBmの出力ですが、3.1dBmを表示しました。右は桁下6digit(27MHz〜2.8GHz)に切り替えて、50.1200MHzをインジェクション中です。周波数誤差はXG3側が50Hz弱ズレているものと思われます。

XG3で7.020MHz/0dBmを入力中

50.120MHzのはずだが・・XG3が僅かに離調

 因みに、上の二点を同時に購入して、約3週間で着荷しました。11,000円+αで送料込みです。SURECOMでは100MHz〜960MHzのハンドヘルド・スペアナをリリース予定とのことです。RBWが2.8KHz〜で、スパンも1GHz以下ですから用途は限定的であるにせよ、価格次第では面白いアイテムになるかもしれません。


TM-833 診断終了

詳細確認中のTM-833S

 お仕事です〜〜〜。小生のラインは常設3ライン中、唯一4GHzまでの測定器が可能な機器が揃っています。433/1200のモービル機ということで担当させて頂く事になりました。え〜っと、、、 1200MHzで時間経過後に受信が不安定になったり、送信出力コントロール(Hi/Lo切替)が出来なくなるとのことでした。前者については、丸二日観ていますがハッキリした事象を確認できません。後者については確かにHi/Loが切り替わりませんね〜。出力インジケーションが切り替わるので、APC制御回路の電圧Up/Downを切り替えるダイオード周辺が故障しているとみて間違いなさそうです。こちらは表面実装部品で、更に表面実装ICの裏側に位置するため、IC自体を着脱する必要があります。このICを着脱するのは至難の業で、工場では機械ウチされた箇所になります。即ち、メーカーならユニット交換になる内容・・・。まずはICと下のダイオードの流通在庫を調査中であります。

 上記以外に430MHzのパワーモジュール故障を発見しました。入力電圧に対して出力が低くなっており、実際にHiで送信しても3W程度しか出てきません。正常値は35Wですから、明らかに異常です。こちらは修理可能です。取りあえずオーナー様にフィードバックさせて頂きます。

430MHz終段パワーモジュール ン入力側

出力側なのに電圧が低い!!(故障してる)


TS-690、FT-757GXⅡ 診断結果待ち

 TS-690は第4ライン、FT-757GXⅡは小生の隣で検査中です。何れも今日中に診断結果が出揃うと思われます。


 明日は三田の後輩2家族が拙宅を訪れます。一人はRRS-Pi設計者のJH1RKE、もう一人は無線とは縁の無いIT企業社長のT君です。彼は今月3アマを受験するそうです。しかも講習会ではなく、晴海で一発受験するそうです。RKEとBVXは「無線を舐めるな!!」と脅しているのですが、全くガバナンスが効きません。スーパー・ファミコン・クラブ(略してS.F.C.)風情ぐぁ〜〜! と凄んでみても始まりません。「一発で受かったら無線機やるよ」と酒の席で豪語したことを後悔している今日この頃であります。 皆様、良い週末を!!!

 

Tagged with →  

コメントを残す