おはようございます。昨夜から今朝に掛け猛烈な雨が降った横浜北部であります。近隣の河川は氾濫危険水位に達し、土砂崩れの恐れなどで避難勧告が発令されました。ラボ周辺は高台に位置するため直接的な影響はありませんが、近くを走る田園都市線もダイヤが乱れているとのことでした。兎に角、屋根やテラスに叩きつけられる雨音で睡眠不足であります。南の湿った空気が流れ込んだせいか今朝はコート要らずです。

 もう金曜日です。あっと言う間に年度末・・・。かなり慌ただしくなって参りました。無線機修理の方は現在のところ、35台の予約を頂戴しております。一応、予定通りのスケジュールで進行中ですが、今週は部品待ちの案件が多いため、繰上作業で対応させて頂いています。

Amazonで見付けた0.1~2000MHzのプリアンプモジュール 

Amazonで見付けた広帯域アンプモジュール

 アマゾンは意外なモノを扱ってますョ。検索履歴を漁っているアルゴリズムがユーザーにマッチするアイテムをリコメンドしてくる機能により、どれだけAmazonの売上に貢献していることか!! 笑 いやいや、非常に助かっています。今回入手したのは、2cm×3cm程度の小さなモジュール基板です。なんと30dBのゲインを持つ超広帯域アンプです。“オシロや周波数カウンターの底上げアンプにできるかな〜”との期待でポチりました。商品名は“HiLetgo 0.1-2000MHz RF 広帯域アンプ 30dB”です。“Prime”指定商品で2日後には手元に・・・。しかも値段は驚愕の1,180円です。怪しさ満点のアイテムですが説明書も何もありません。(動作電圧すら書いていない 汗)というか要りませんね。そもそもこの手に興味がある人は、そんな野暮なことは言いっこナシです。そんなもん、5V〜9Vの間で動作するに決まってます。基板にはVCC、RF IN、OUT、GNDの刻印だけあります。RF端子はSMA(メス)が実装されているので、そのまま繋げば由。VCCとGNDにワニグチクリップを付けて、可変電圧の安定化電源に繋ぎました。SSGから-100dbmで433MHzの信号を入れたところ、キッチリ-70dBmの信号が取り出せました。(偽りなく正確なゲインにビックリです)試しに1MHz〜2000MHzまでSweepさせたところ、ななんと・・。1GHz付近までフラットな特性を示しました。1GHz〜2GHzはゲインが上昇する傾向にあります。面白そうなので、RF OUTにFT-817をRF INにアンテナを繋いで、まずは7MHzを受信したところ、S3だった信号S9以上まで振れてます。(ノイズも増大)次にAIR BANDで128.8MHzのHND ATISを受信してみました。こちらはS4の信号がS9+に上昇しましたが、ノイズが酷いです。最後は430MHzのFMです。こちらも相当の感度アップが見込めました。フロアーノイズレベルが上昇しますけど、スケルチで切れば十分実用になります。小さなケースに収めて006P電池辺りで駆動させれば、ハンディ受信機のプリアンプにもなりそう。元々の用途はUSB SDR用みたいです。因みに、8V〜からゲインが上がります。10V以上は試していませんが、9V駆動辺りが丁度良いようですね。キャリコン付けてトランシーバーで使えるようにするのもありかも。(TXスルー回路) フィルタがないのでアレですが、ノイズの少ない環境なら使えそう。その意味で言うならクローズドな測定環境の測定信号底上げなどにピッタリです。シールドケースに収める必要がありますね。1GHz以上は意味不明にゲインが上昇します。FETの型番が不明なので特性の確認はできませんが、相当広帯域のアンプです。LNAモジュールとなっていますが、まぁこんなもんですね。十分実用に値するアンプでした。

取りあえず433MHzで-100dBm入れてみる

左端から2列〜3列の間に信号が見える(スルー状態)

アンプを入れてみた -70dBm@433MHz

他の周波数も・・・-70dBm@145MHz

-70dBm@1000MHz この辺りまではフラット

何故かこの辺からゲインが上昇する @1250MHz

1600MHzで上げると・・・

2000MHz付近

HFも試してみる -70dBm@7.1MHz

-70dBm@50MHz


TR-751 その後

 前回お伝えした通りの内容ですが、DET ICはIF側にSSGで信号をインジェクションしたところ正常に機能しました。手前のIFアンプ故障で確定です。メーター照明は後回しにするとして、ケミコンについては何本かサンプリングしたところ、全て容量が誤差範囲でした。目視チェックでも液漏れは確認できません。比較的に新しいケミコンが入っている様ですが、もしかしたら既に交換済なのかもしれません。SSB/CW受信時に強電界受信後に感度が急激に下がるケースについて報告させて頂きましたが、どうやらセラミック・フィルタ前後のSWダイオードの挙動ではないかと思っています。事象発生の再現率5割程度なので、取りあえず交換して様子を観ることにします。FM IFアンプのFETは調達中です。少々お待ち下さい。


TS-790(その1)について

作業は接点洗浄のみ

 こちら、430MHzSSB受信時に復調状態が酷く交信内容を判読できないとのご相談でした。着荷時にVR類のガリが酷く、スピーカー振動の影響によるガリ発生を疑いました。フロントパネルとスイッチパネルを着脱しVR類の洗浄を実施しました。結果AF-VRのガリは無くなりましたが、RITについては摺板のコンディションが悪く完全にガリを取り切れていません。一応、ビビりに影響すると考えられるAF-VRの修復が完了したため、再度事象の確認を行いました。SSGでキャリアを入れてビート音でSSB/CWの復調を確認しましたが少々歪みがあります。交信内容を解読できないレベルではございません。恐らく復調回路前後の素子もしくはケミコン劣化によるものと思われますが、ディスコン部品故、代替部品での修理となります。その場合、動作状態は維持できても、新製時の性能を回復出来るか保証できません。現状でSSB交信を記録したWAVファイルをお客様にお送りし、見込み工数とトレードオフの結果、作業を中断するご指示を頂きました。

TS-790 のF/Pを着脱

VRユニットを取り外し洗浄

【ご依頼内容】

  1. 430MHz SSB 受信時、復調異常により解読不能

 について修理を承りました。

【工数】

  •  見込み工数 5.0人日(投下工数1.0人日) ※ 作業未達終了

【交換部品】

 ナシ


 週末ですね〜。来週以降は出張やらなんやら・・。忙しくなりそうです。良い週末をお過ごし下さい!!

 

Tagged with →  

2 Responses to TR-751 部品待ち / TS-790(その1)ご出場【2018/03/09】

  1. JA6HQQ/1 山本隆 より:

    私もアマゾンでこのプリアンプモジュールを買いました。今はまだケースに組んでいませんが、受信機のプリアンプにしようと思っています。Vccの電圧でゲインをコントロールしようと思ってましたが、クリティカルなのであれば別のアッテネータ回路を考えないといけませんね。実はまだ組んでいない理由が、バンドパスフィルターの挿入やノイズの除去の方が受信の王道ではないか?と思い始めたからです。かと言って、受信機に細かくバンドパスフィルターを用意するのもお金が掛かるしな~と、そこで思考停止中です。安価にノイズを減らす方法をいろいろ考えてみるつもりです。

    • jg1bvx より:

      JA6HQQ de JG1BVX

      山本さま おはようございます。
      アッテネーターは欲しいです。
      ノイズレベルを十分下げておく必要があるかと思います。
      受信機がしっかりしていればフィルターはなくても良いかもしれません。

コメントを残す