おはようございます。今朝も快晴です。相変わらず気温は零下を記録しております。そろそろ春に向けた気圧配置が見られても良さそうな時期ですね。昨夜は久し振りに自室のTS-930をONしたら、ビープ音が鳴りLCDがブラックアウト、その後一度周波数は表示したものの、すぐに暗転して、Sメーターが振りきって固まりました。電源は入ります・・・。

 最初の症状は明らかにPLLアンロックでしたが、その後の挙動は電圧降下の様な感じです。5V系か12V系のどこかが故障してPLL動作(VCO)が不安定になり、完全にアウトになった様な挙動です。本機は数年前、オークションで安価に出ていた状態のよさげな個体を入手して、アライメントを取り直して個人所有機として使用していた個体です。TS-940同様、経年によるVCO部の離調と、当サイトでお馴染みのドライバ段故障の恐れがあるモデルですが、勝手さえ理解していればメンテナンス性はそんなに悪くないと思っています。ところが、この個体は少々様子が異なりそう・・。故障時、僅かに焼けたカーボン臭を感じました。蓋を開けてクンクンやったところ、スピーカーの脇辺りが臭います。この下はDIGITALユニットとPLLですが、どうやらDIGITALユニットの12Vレギュレーター、5Vレギュレーター付近が怪しい・・・。ここは古いケミコンが密集しており、どこかがパンクした可能性が高いです。電源からくるはずの24V、12V、5Vのラインをチェックすると、24V以外は完全に落ちていました。(何れも1V以下)回路図を見る限り、28V系がそれぞれ分圧されて電圧を生成しています。28Vから12Vと5Vを分圧で得るというのは、少々難有りな感じですね。“ホンマかいな!”と思いながら、分圧抵抗が収められている冷却ファンカバーを外すと・・・。“あれれ、抵抗が足りない・・・!!” しかも28Vのマザーラインから12Vと5Vのラインは独立していました。どうも回路がモディファイされている様です。SIGNALユニット側のAGC電圧を確認すると案の定で、マイナス電位を表示しました。Sメーターが振り切れるわけです。完全に12Vラインが逝っているようですね・・。もしかして、TS-940に近い構成に変更されているのか?? TS-940の場合、恐らくTS-930の反省から電源部にDC-DCコンバーターを採用しており、それに準じたアップデートがTS-930の後期型で実施されていた可能性がありますね〜〜〜。プライベートなので、また暇な時に直すとします。真夜中のミッション終了! 汗

12Vが落ちてる・・・

ココ、回路図と違うし・・w

FT-102 作業に着手中

 初期の診断所見は以下の通りです。

(1)受信動作状況について

 全バンドとも10dB以上感度が不足しています。PRE SW、リアのセパレートSWなどの接触不良、送受リレーの劣化の他、IF段の半導体故障等が考えられます。。

(2)送信動作状況について

 全バンドとも、若干出力不足傾向にあります。ファイナル管、ドライバ管の球ボケ、高圧RF回路のパスコン・カップリングコン類の劣化が考えられます。また、送信変調にハムが混入していることを確認しました。ケミコン類の劣化が進行しているものと思われます。特に電源部・整流ユニットのブロックコンに関しては交換を要します。

(3)PLL周辺について

 基準周波数に大きなズレはございませんが、VCO電圧等は経年による離調が発生している可能性がございます。

 この内容全てに着手すると、レストアレベルの工数に膨らんでしまいます。古い無線機の場合「どの様に付き合っていくか」を考えておく必要がありますね。古いクルマの様なものなので、長く使うなら相当な覚悟が必要です。取りあえず(1)の受信系改善作業に着手させて頂く事になりました。更に、同梱頂いたAM/FMユニットの装着まで承りました。フロントのSW・VR群のガリ進行が顕著です。こちらは毎度の作業を施したいと思います。FT-102は最後の真空管機で、分割された二つのメーターなど、特徴的なデザインがお好みのユーザーも多いかと存じます。丁寧に作業させて頂きたいと思います。

AM/FMユニットを仮付しつつIF動作確認中

感度確認中・・

 週明けには何とかC/Oさせたいですね。良い週末をお過ごし下さい!!

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