おはようございます。寒い日が続きますね〜。あの大雪以来、深夜早朝は氷点下デスョ〜。福岡案件から解放され一息つきたいところです。週末は趣味の鉄道模型を楽しんだり、鎌倉で菓匠を営む友人夫妻(愚妻の)を訪ねたりしました。久し振りに鉄道模型のネタを記しておきます。

最近は旧型国電に傾倒中です!(伊那松島か?)

 レイアウト拡張工事については相変わらず妻の許可が下りず、用地確保が難航中であります。2400mm×900mmのやや細長いレイアウト上に設置された駅ホーム部分は、有効長が20m級換算で8両(1両分がホームからはみ出す)が限界です。最近、旧型客車にハマッており、往年の急行列車を再現しようものなら軽く10両編成を超えてしまいます。デフォルメしたとしても5〜6両編成では迫力に欠けます。また、SLも増加傾向にあるのでレイアウト内に転車台のあるヤードを造りたいと考えているのですが、その為には1200mm×900mmの用地が必要不可欠。お財布的な問題も・・・。趣味は「焦らず・長く」でありますね。そんな訳で無線同様、鉄道模型の方も車両メンテナンスに精を出す日々が続いております。結局、物理的な環境がネックになっている点は、無線も鉄道模型も一緒なのです。汗汗汗 

 ところで車両メンテナンスについて少々書きたいと思います。当レイアウトでは、2週に一回レール清掃を実施しています。TOMIXのレール・クリーナーカーを周回させた後、特に汚れやすい場所は巨大な綿棒の先にエタノールを染みこませて、直接フキフキします。四六時中運転しているわけではないのに、綿棒は真っ黒になります。(一回の清掃で10本消費)理由は、車輪に附着した汚れのせいなのです。本来なら走行後に必ず車輪清掃・研磨を実施すめきでしょう。但し、これをやり出すと「走行」よりも時間を奪われます。また、愚息がレンタルレイアウトに乗り入れた車両を走らせた後は、即清掃が必要です。レンタルレイアウトは自宅にレイアウトを所有しない初心者の方も多いため、自分の車両の車輪の汚れ具合に気付いていないのでしょう。まるでウイルスが拡がるが如く、汚れは車輪からレールへ、レールから車輪へと伝染してゆくのです。また、当鉄道の場合、ヤフオク経由で入手する中古車両が多いため、これらの管理が大変です。一見しただけでは油分の附着は分かりません。そんな訳で、保有車両の一斉点検に着手した次第です。当社両区所属車の多くは、照明を搭載しているため、トレーラー車輪や電極部の導通確保も課題であります。夜な夜な部屋の灯りを消して走らせる夜行列車の照明がチカチカしては、雰囲気なんてあったもんじゃありません。車輪の洗浄も基本的には一緒で、レールクリーナーかエタノールで脱脂しながら汚れを拭き取ります。実は指先の油脂も汚れの原因になるので注意が必要。一個ずつやっていたら終わりません。以前、お香典返しのカタログギフトで貰った超音波メガネクリーナーを使ってみました。水を入れたトレーに車輪(一編成分36個)を入れて、中性洗剤を数的入れます。数十分漬け込んでからスイッチを入れます。10分たったらトレー毎取り出します。後はティッシュペーパーの上に並べて、一個ずつティッシュで車輪を摘まむように踏面を拭き取ると、汚れがキレイに落ちます。綿棒で一本一本作業するより遥かに効率的です。是非お試しください。午前中で50両ほど処理しました。動力車の場合は津川洋行のブラシタイプのクリーナーがお勧めです。こちらは、レールにクリーナーを載せることで金属のブラシに電流を流します。動輪をブラシに押しつけると動力車のモーターが回転するので、簡単に汚れを除去できます。劣化したトラクションタイヤ(ゴム輪)はちぎれるリスクもありますが、その様な状態なら交換すべきですね。トレーラー・動輪とも、油脂を拭き取り後に黒ずんだ凹みが残ることがあります。これはメッキ剥がれてきた証拠です。この様な部分に汚れが溜まりやすく、車輪交換しか術はありません。消耗品と思って諦めましょう。 余談ですが、最近のマイブームはKATOの飯田線の旧型国電のコンプリートであります。

汚れMAXなトレーラー車輪

超音波メガネクリーナーへ投入

中性洗剤と投入して→

付け置きしてから Go!!

仕上げはティッシュでフキフキ

終電板はCAIGの原液で直接お手入れ

本題に入りましょう。


HL-1KFXの修理完了

 MosFET 全数交換となった今回の修理でございましたが、この週末の作業で何とかクリアでございます。修理は由として、故障原因の検証が必要ですね。今回はMP品のMRF150正規品を使用したため、部品代は云万円に及んでいます。納品後に再び故障しないよう願うばかりでありますが、故障の原因について目星を付けておく必要がありそうです。これらについては最後に纏めておきます。さて、MRF150のリプレイス作業ですが、相変わらず骨の折れる作業でした。通常形状のコテ先ではダメでして、ナイフ形状のコテ先を付けた80Wクラスの半田ゴテ本体が必要です。作業中に周囲のケーブルや部品を誤って焼かないよう、細心の注意が必要です。兎に角、羽根が基板に直付けされたパワトラ類は厄介です。通常形状のコテ先を使用する場合はフラックスを使う必要がありますが、ナイフ形状なら一気に熱が伝わるため、素早く羽根を剥離させることが出来ます。それでも4個を着脱してランド部の古い半田を吸い取り網でキレイに除去し整地するのに約1時間を要します。この際、古いシリコングリスも拭き取っておきます。新しいグリスを十分塗布して新品のMRF150を並べて行きます。今回はhfe(gfs)の近いMP品を4個揃えました。マッチペア2個というのは普通ですが、4個全てを選別するとなるとサプライヤさんも大変です。今回は期待通りのMRF150が届きました。余談ですが、この様な石を装着する際には、羽根の端2mm〜3mm程度を折っておくとよいでしょう。石の交換時に非常に作業し易いです。東京ハイパワーの当時の施工技術は秀逸で、これらが施されているため助かります。

 さ〜て・・・装着後はバイアス調整を行います。「MP品なら関係ない??」いいえ、MP品だからこそキッチリとバイアスを取る必要があります。今回は増幅率がやや低めの石でした。パワトラは増幅率が高すぎると厄介です。発振は大敵ですから・・。しっかりバイアスを流してリニアリティを稼ぎましょう。MRF150のIdqは250mAです。ゲート=ソースは12V程度許容される石ですが、一般に3.5V程度が最適値だそうです。何故か交換前の設定は全数2.2V〜2.7Vに設定されていました。2パラ・プッシュプルの片側1ペアにそれぞれVDCが供給されており、バイアス回路も4個別々です。バイアスは、12V系ラインからレギュレーターで8Vに降圧後、逆流防止のダイオードを介してMRF150のゲートに繫がる回路ですが、ドレイン側には常時50V掛かっています。故障してドレイン〜ゲートが越流するとゲート経由でバイアス回路に50Vが流れ込みます。他の石のゲートにも50Vが印加されるため、今回の様な全数故障という事象が発生します。パワトラ損傷の多くはバイアス調整の失敗ですので、慎重にこれらを進めました。最初はバイアスをゼロに設定します。一個ずつ250mA(二個計500mA)となるよう調整、4発全てを調整しました。ゲート電圧を測定してみると、全て3.5V弱におさまりました。調整前の電圧は2.5V程度だったところから、装着されていた石は増幅率が高めであったと思われます。経験上MRF150の場合、3Vを超えた辺りからアイドリング電流の上昇が顕著になり、数ミリVから一気に数百ミリボルトに上昇する傾向にあり微調整を要します。バイアス回路のダイオードと、送信制御の2SC2815も交換しました。エキサイタを繋いで軽く(10W)押してみると、終端型出力系の針が50Wを指しました。本機の入力側には-6dBのATTが二段(合計-12dB)挿入されているため、入力は0.06倍に抑えられます。100W入力時は増幅回路に6W程度しか入りません。これで500Wを生み出す能力がある訳ですから非常に高効率です。実際には70W入力時に500Wを超えました。設置・運用時にはキチンとALCを調整してお使い頂きたいところであります。実は試験時にSEND操作を繰り返すと、何度も出力されない事象が起こりました。どうやらディテクタ回路(アンテナ端子の裏)の送受リレーが悪さしているようです。こちらは透明カバー(着脱可能)のタイプ、昨今のメンテナンスフリー(密閉型)ではありません。蓋を開けてエアダスターで固形の付着物を除去した後に、石油系溶剤(ケイグD-5)で接点を洗浄しました。その後症状は治まりましたので暫くは大丈夫だと思いますが、症状が再発するようならリレー交換をお勧めします。セラコン類の容量もチェックしておきましたが、特に異常はみられません。(発振リスクは低いと思われる)

施工前に羽根端を折っておく・・

シリコングリースは塗り直し

装着完了!

アイドリング調整完了

何だかリレーの調子が悪い・・

ディテクタユニットの送受リレー

故障原因の検証

 幾つかのパターンを考察しています。以下の通りです。

  1. PAユニット〜LPFのジャンパ接触不良
  2. オーバードライブによる過負荷
  3. 空中線回路のSWR悪化
  4. 上記のリレー不良

 以前にも書きましたが、HL-1KFXは後発機種よりもプロテクション回路が脆弱です。プロテクション機能が動作する時点では、既にファイナルが壊れてしまう様なケースが多いのではないかと思います。昔からPower MOS FETは熱暴走し難いと言われていますが、MRF150の場合アイドリング電流が徐々に上がって行く石もあるため、当たり外れが多い気がします。また、サーマルSWの設置位置もヒートシンク上のやや離れた場所にあり、本当に機能するのか疑問です。PA基板にサーマルSWを装着するためと思われる切り込みが確認できるのですが、何らかの理由で基板から離されたのでしょう・・。トランジスタなら温度補償のダイオードを石の上に這わせて熱結合させるのが一般的ですけど・・・。兎に角、IDとPrは常に監視した方が良さそうです。ALCは必ず繋いでください。

【ご依頼内容】

  1. 送信不可の修理

について承りました。

【交換部品】

  • MRF150 × 4(マッチドペア)
  • 1S2076A×4
  • 2SC1815×1

【工数】

2.5人日


FT-290MKⅡ 施工後テスト実施

 リモート作業のFT-290MKⅡが小生のデスクに届きました。これから負荷テストを実施します。良好なら本日夕方に出場(動画アップ)します。


今後の修理予定について

 TS-930Sのドライバ段が届きました。FT-290MkⅡの作業が終わり次第着手します。今週は第一ラインでTS-830S、第二ラインデFT-920、第三ラインは業務機対応、第四ラインはTS-830Vの作業を中心に進めて参ります。TS-900は水晶調達中です。今暫くお待ち下さい。

  1. FT-290MkⅡ(施工後動作テスト)
  2. TS-930S
  3. TS-830V
  4. TS-830S
  5. FT-920
  6. その他の無線機

今週も宜しくお願いします。m(_ _)m

 

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