おはようございます。未明にスマホが激しく鳴動、何事かと思えば彼の国によるミサイル発射のニュース速報でした。2ヶ月ぶりですが何だか緊張感が薄れてきました。大湊基地の鼻先に落下した様です。ホタテやイカ釣りの漁船も航行している海域です。この高度からの自由落下速度は、1,000km/h(v=√2gh:空的抵抗を無視すると)を超えます。この速度では迎撃もできません。冗談じゃね〜〜よ!! 先週に引き続き週明けに出張で飛行機に乗ります。お願いですから大人しくしていてくださいな!!

 今朝も少々忙しいです。アマ機関連の作業は現在3ライン稼働で対応中ですが、FT-757、TS-520、NRD-515、FT-1000と4台の作業を並行して実施中です。今朝は既に出場検査を終えたNRD-515レポートと故障箇所を認定したFT-1000についてお知らせしようと思います。

NRD-515  PLL故障修理完了

 Digital VFOのループ異常で動作しなくなったNRD-515の修理が完了しました。位相検波(PD)にフィードバックされるはずの信号が手前のバッファIC、ミキサーAMP(Dual-Gate MosFET)から出力されませんでした。中国の業者が保有しているとのことで、納期を打診してきましたが返答がありません。オーナー様より同じくPLL故障で使用できなくなった同機種の前期型モデルをご提供頂き、IC、FETを抜き取って移設することで、この部分の修理を完達させました。その他AGC周辺のケミコンを交換して基準電圧を正常化したところ、Sメーター振り切れ症状も改善しました。

移植したシンセサイザーユニット

問題の箇所

ピッチの異なるICはこの様に処理する(爆)

一応動いてるのでPLLリファインへ

基準周波数ズレ→

規定値に校正

PBT →

規定値に校正

ΔTUNE →

規定値に校正

2nd Local→

規定値に校正

BFO(CW)→

規定値に校正

 実際の周波数は表示から200Hz程度ズレていました。リファレンスとBFO(CW、USB、LSB、RTTY)を調整して誤差範囲に追い込みました。

【ご依頼内容】

  1. Digital VFO 故障
  2. 1st Loop 故障
  3. AGC回路故障

以上について修理・作業を承りました。

【工数】

5.0人日

【交換部品】 

FET、IC×4(ドナー個体より移植) 小容量アルミ電解コンデンサ 20個

 感度・S/Nとも申し分ありませんが、BFO微調用の半固定ポテンショメーターが少々緩くなっています。振動でズレる恐れあるので、ネジロック剤で処理しました。また、コールド状態ですとエンコーダーがエラーを起こす傾向があります。こちらは数分で正常になりますが、JRC機の多くはVRやエンコーダーが密閉式の部品を多用しており、デバイス内部のメンテが困難です。こちらはオーナー様に事情をご理解頂きました。


FT-1000 AF歪み

FT-1000作業かかれ!

 酷い音です。ボリュームを絞ると聴き取れますが・・・。このクラスの無線機は重量が半端じゃありませんから、デスクで縦にしたり横にしたりという作業は骨が折れます。(リアルな意味で手首を疲労骨折しました・・汗)従いまして、事前にどこに手を入れるかをサービスマニュアルで確認し、シミュレーションした上で作業に掛からねばなりません。ブロック図を追いかけてみますと、AFパワーアンプ(10W)の手前に何段かバッファがあり、途中でライン出力が分岐しています。ここで故障範囲の切り分けができることを祈ります。ライン出力は3.5mmのステレオ・ミニジャックです。ここにヘッドフォンを繋いで受信を確認したところ、MAIN/SUBとも正常に聞こえました。恐らく、AFフィルタ後ろのトランジスタ・アンプまでは正常と思われます。ラインレベルとなるとオシロでは波形確認が困難ですが、VOL/BALのアンプ後ろで波形を捕らえることができました。内蔵のマーカーでビートを出して、受信復調した700Hz前後のサイン波です。AFボリュームを回すとノイズの中で僅かながらサイン波が増減する様子が覗えます。更に後ろのオペアンプ(バッファ)の出力側では、10dB程度増幅された波形をキャッチしました。

AFユニット着脱

 多分ここまでは正常です。最終段のパワー・オペアンプの入出力で異常が現れました。入力に対して、増幅された出力波形を確認しましたが、AFボリュームを回すにつれ波形が崩れます。どうやらこのステージが壊れているようです。機能停止状態ではないので、VDCや出力側ケミコンの故障も慮すべきところ。周囲5個のケミコンをサンプルしたところ、出力カップリングの470µFの容量抜けを確認しました。ケミコンが劣化しているということは、半導体もしれなりにダメージを受けていると思われます。パワーオペアンプを発注しました。数日で着荷する見込みです。

TS-520 の出場検査に入ります

 常連オーナー様よりお預かりしているTS-520Xの100W改造機を拝見しておりました。今日明日、出場ラインで動作確認を行った上で、映像撮影・ブログご報告の準備に掛かる予定です。

FT-757GXのCMOS交換

 本日部品が届きます。IC交換ですので少々お時間を頂戴したく存じます。

 

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